HTB「イチオシ!」内のニュースからの速報です! 道東を代表する釧路川の、市街地の中心部であり観光名所としても知られる弊舞橋付近に、野生のラッコがプカプカ浮いているのが発見され、釧路市内ではちょっとした騒ぎになっています。
読売新聞の記事 釧路川に野生のラッコ出現、性別不明で名前どうなる?
wikipediaによると、 イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳類の一種・ラッコは、千島列島・アラスカ・カリフォルニア州などの北太平洋沿岸に生息し、北極海の氷域が北限だそうです。 またラッコは最高級の毛皮として珍重されるなど、乱獲が進んだため、20世紀初頭には絶滅寸前まで減少しましたが、1911年に国際的な保護条約が締結され、その後生息数は徐々に回復しているそうです。 ‐環境省レッドリスト絶滅危惧IA類(CR)指定‐
さて、釧路川に突如として姿を現したラッコは、気持ち良さそうに泳いでいるところを、釣り人により発見されました。ラッコはツブ貝などを、例のごとく器用に割って食べていたそう。 それにしても、釧路川河口(汽水域)にツブ貝が棲んでいるのですね! あ~ラッコがうらやましいぜ!
ラッコという名前は、アイヌ語の "rakko" に由来するのだそうで、この点からも北海道との関わりを匂わせますね。
そう! かつて北海道の襟裳岬周辺などにはラッコが生息していましたが、明治時代の乱獲によってほぼ絶滅しました。このため、明治時代には珍しい動物保護法「臘虎膃肭獣猟獲取締法(明治四十五年四月二十二日法律第二十一号)」が施行されたほどです。
今も時折、千島列島などから来遊してくるラッコ(チシマラッコ)が、北海道東岸で目撃されることがありますが、かつてのように定着するまでには至っていません。 釧路川にラッコが来るのも、とても珍しいそうです。
ラッコと言えば、アワビやウニを、毎日大量に喰らう、ミシュランもびっくりな大食漢なメガグルメっぷりも有名ですが、充分にエサは足りるのか、一方で食害被害などで悪者扱いされないか、 などなど、めずらしいニュースを聞いて舞い上がるも、心配事がつぎつぎに浮かびます。
ニュースでは早速「くぅちゃん」と呼ばれていましたが、多摩川に出現したゴマフアザラシの「タマちゃん」フィーバーのような人気になるか? 出るか、「霧の弊舞橋とラッコ」まんじゅう? これを機会に、野生のラッコの生態を知るきっかけになると良いですね!
それにしても、このラッコちゃんを通して見た、釧路川河口の水は清んでいます。
にほんブログ村
テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報
|