北海道川原版 2008年04月
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ヌマチチブ

Author:ヌマチチブ
川は身近な自然であり、北海道の歴史を物語ります。
そんな北海道の川の素晴らしさを、わかりやすく、老婆心も交えつつ、お伝えしたいと思います。

間違ってる箇所も多々あると思いますので、よろしければ教えてくださるとうれしいです。
どうぞ、ごゆるりと・・・
………………………………………
ヌマチチブとは、日本中に広く分布する頭が大きくずんぐりしたハゼ科の魚。顔を中心に無数に斑点があるのが特徴。
いわゆる雑魚で、「釣った」と思った瞬間、ガッカリ感と笑いを誘う、憎いあんちきしょー!

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北海道川原版
北海道の川のイベント、施設、川魚、植物、アウトドアや歴史、自然写真。 川原から北海道をめぐる情報ブログです。
爽快!豊平川でマラソン
まるで、
おまわりさん達の、規則正しいマラソン訓練を見ているようだった長野聖火リレー。

こちらのマラソンは、物騒な雰囲気とは程遠く、水辺の爽やかさを堪能できます。
豊平川は上流に、第11回札幌オリンピック冬季大会の閉会式会場でフィギュアスケート・アイスホッケーの競技会場となった、元真駒内屋内競技場・現真駒内セキスイハイムスタジアムのある真駒内公園に沿って流れ、園内を流れる真駒内川と合流後は、広大でレジャー・スポーツが楽しめるよう整備が施された豊平川緑地が広がります。

真駒内セキスイハイムスタジアムと真駒内川(注・手前の建物の奥がスタジアム)
昨年の真駒内セキスイハイムスタジアムと真駒内川

札幌の、このオアシスを生かして、マラソン大会が行われます。


アコムプレゼンツ日刊スポーツ 豊平川マラソン 5月5日(月)
真駒内セキスイハイムスタジアム 9:50スタート

真駒内公園から豊平川河川敷を走る、平坦でさわやかなコースで、
今回から「豊平川ラン&ウォーク」から「豊平川マラソン」へ大会名を一新しました。

ゲストに道産子タレント里田まいさん、2006年大阪国際女子マラソン2位の小幡佳代子選手が出場するそうです。
道内のマラソン大会開幕を告げる春のマラソン! 気になるお天気は~?

石狩、空知、後志地方の5月5日のお天気は・・・曇りときどき晴れ太陽
気温17度でマラソンには最適な気温ですが、降水確率30%
午前中に小雨が降るかもしれませんねぇ~

真駒内公園内から豊平川の河川敷で完結するので、交通規制もないかと思います。


また、豊平川では7月13日(日)にもマラソン大会が予定され、今度はフルマラソンだそう~
現在、出場者の申し込みを行っています。

第3回 豊平川マラソン(豊平川左岸および右岸を走る平坦なコース)
2008年07月13日(日)開催(申込期間:2008年04月10日~2008年06月13日)
http://www.sportsentry.ne.jp/event.php?tid=15419

愛好者のみなさん、日頃の成果を試すチャンスです!

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さすが!
本日、外出中に、遠くから目に飛び込んできた光景。
白い桜の大木

ひと際目を引く立派な白色の桜の大木が数本連なってるのを発見~
携帯カメラで、しかもお天気が悪く、その美しさが伝わらないという残念な結果!
太白? 白雪? この品種の桜が好きです!

都会の中、大きく開いた枝ひとつひとつに、たわわにつく満開の花。なんとも艶やか!
白花の八重桜でしょうか? それとも太白? 白雪? やっぱりソメイヨシノかな。
 
横に這うような枝が色っぽく、葉がついてないから、花が鮮明ですね~情緒豊かでした。
さすが、木のプロ!

じつはここ、北海道森林管理局の宿泊施設の敷地内の桜です。
さすが樹のプロ! この育ちの良さ、お見事!


なかなか敷地に入ることはできませんが、各国の領事館の庭園とか、行政機関の施設に見事な桜をみることがあります。

有名どころは、寒地土木研究所千島桜並木ですね。
すでに22日から、5月6日まで、一般公開されています。
http://www.ceri.go.jp/h20sakurakoukai/newpage2.htm

ホームページによると、今日の千島桜は花が僅かに残る程度だそうです。
精進川の両岸を彩る、春限定の薄紅色の川辺です。

寒地土木研究所 札幌市豊平区平岸1条3丁目1-34

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水たまりの妖精って?
さぁさ、今年もこの日がやってきますよぉ~

札幌市豊平川さけ科学館の
サケ稚魚放流体験 2008年5月4日(日)5日(月) 10時~15時
昨年の真駒内川での稚魚放流体験

画像は昨年の放流風景。これはごくごく一部で、写ってないところに、ズラーッと人が列をなしてます。
 
会 場/札幌市豊平川さけ科学館 札幌市南区真駒内公園2-1 tel 011-582-7555
さけ科学館横の真駒内川

さて、さけ科学館では毎年20万匹のサケ稚魚を豊平川に放流するそうです。
稚魚たちへのエサやり体験や、イトウのエサやり体験などなど、地域の自然と生命のつながりを五感で学ぶ趣向を凝らしたイベントや展示は好評! 何よりも、大人も子どもも、無邪気な心で楽しめるのが最高です~

同時開催/さけの絵をかこう! 5月5日 さけ科学館実習館


そんなさけ科学館のGW。目玉はサケの赤ちゃんだけではないようで、、、

キタホウネンエビという生き物をご存知ですか?
この、おめでたい名前の水中生物は、世界でも石狩と下北半島にしか確認されていないミジンコの仲間だそうです。雪解け時期にできる水たまり(融雪プール)にこの時期だけ姿を見せます。
なんだか、流氷にくっついてくるクリオネを想像しますね!
<参考資料>
(石狩自然誌研究会・メンバーからのフィールドレポート
http://www.infosnow.ne.jp/~ks/inhs/fieldreport0601-06.html
札幌サケ情報blog エビじゃない生き物2種
http://www.sapporo-park.or.jp/blog_sake/index.php/2008/04/21/389/

さけ科学館のHPやブログによると、
体長1cmほどですが、体をさかさにしてゆったりと泳ぐ姿は、100%いやし系~
「水たまりの妖精 ホゥちゃん」と、キャッチコピーをつけちゃったそうです。

1cmというと、サケの赤ちゃんよりずっと小さい。ますますクリオネを想像してしまうのですが、、、

豊平川さけ科学館で5月6日まで展示中で、ついにその正体を現しています!!!
うぅーーーっ、今年も行ってしまいそうだ。ぜひとも癒されたい~

札幌市豊平川さけ科学館のHP、学芸員さん達が綴る、わかりやすく温かなブログ「札幌サケ情報blog」で、水たまりの妖精 ホゥちゃんの愛らしい姿が見られます。

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千歳川のこいのぼりフェスティバル
回を重ねるたびに、どんどん人気が高まっています!

第5回 こいのぼりフェスティバル

4/23(水)~5/12(月) 75匹のこいのぼりが千歳川と石狩川合流地点の下流で、千歳川をまたいで泳いでいます。中にはコイじゃない、江別市ならではのヤツメウナギのぼりもあるはず!
ちびっ子達、見つけてねぇ~
千歳川のこいのぼり~ あれ? 端っこはコイじゃないよぉ

写真は昨年のこいのぼりフェスティバル(写真提供/pekoさん)

お楽しみイベント 5/10(土) 10:00~14:00
●イベント:人形劇、紙芝居、子ども映画会、こども洋舞、レスキューマンショー、太鼓演奏、なかよし広場、パトカーと記念撮影・衝突体験・防犯グッズ展示等、住宅防火展

そしてそして~
千歳川カヌー体験乗船会を今年も開催!
会場は江別河川防災ステーションの船着場で、夏から秋には小学校の船上体験学習が行われています。
だから、快適なカヌーを体験できます。
(道路が整備される前は、石狩川の港でもありました!)

ほかには、飲食コーナーや特産品&花苗、作物苗等販売、江別特産のスイーツやこじま本店からはヤツメ料理が提供されるかも!

会 場/江別河川防災ステーション(江別市大川通6 電話:011-381-9177)

なお、江別市HPの第5回こいのぼりフェスティバルページにて、江別の特産品が当たる抽選会の応募券が掲載されているので、プリントして切り取って使ってください。
http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/event/koinobori/koinobori.html

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きれいな川と暮らそう基金
気温が上っていくと、比例して増えてくるもの、、、それは

洗濯物~ 

まぁ乾きも早いし、何よりも晴れの日は気持ち良いので、冬よりは苦にならない家事のひとつですね。
現代の高性能な洗剤は、ミクロ単位で洗浄力が格段に向上し、かつ泡や洗剤カスが残らないよう、環境に配慮したものにどんどん進化しています。

そう、家庭から出る生活排水は、いずれ川に戻されます。
食器洗いも、お味噌汁などの残り汁も、すべて川へ・・・
改めて、わたし達の暮らしと川は、密接につながっているのですね。

洗濯用洗剤の王道ブランド、その名もライオン・トップは、地球温暖化防止に貢献する「トップエコプロジェクト」に取り組み、2007年度「第16回地球環境大賞」を受賞しています。

そのひとつが、
きれいな川と暮らそう基金
http://top.lion.co.jp/eco_project/01.htm

「きれいな川と暮らそう」基金とは社団法人 日本河川協会を通じて、水環境を守る活動です。学校やサークル、市民団体などに対し、その活動を募集し、審査により選出された団体へ費用面の支援を行うものです。

2008年4月~6月の洗剤「トップ」の売り上げの一部を、支援費用として提供します。
4月18日現在まで、1,688,889円が積み立てられています。

これに伴い、平成21年度の支援対象団体を7月から募集するそう。
募集要項、詳細等は近日中に発表される予定です。
http://www.japanriver.or.jp/kireinakawa/

同時に、「ぼくの、わたしの、川の絵コンテスト」実施中!
http://top.lion.co.jp/eco_project/03.htm

また、ライオン㈱は「日本水大賞」「日本ストックホルム青少年水大賞」も支援しています。
<関連情報>
(社)日本河川協会 http://www.japanriver.or.jp/
日本水大賞 http://www.japanriver.or.jp/taisyo/index.htm
日本ストックホルム青少年水大賞


「日本水大賞」では、われらが北海道代表の「NPO法人 カラカネイトトンボを守る会 ~あいあい自然ネットワーク~」が、石狩川が育んだ泥炭の湿原を守るナショナル・トラスト運動!(篠路福移湿原の再生)で、見事、環境大臣賞を受賞しています!!! パチパチパチパチ・・・
http://www.host.me-h.ne.jp/tombo/

*両賞の受賞者一覧は、つぎのURLで見られます。
http://www.japanriver.or.jp/taisyo/no10/jyusyou_itiran.htm

わが家はアタック派でしたが、
これを機にトップにブランドチェンジして、水辺の保全活動に汗を流していらっしゃる方々を、間接的に応援したいと思います。

テーマ:お勧め商品 - ジャンル:その他

ポンプで水を高台へ
先日、高台に広がる住宅街の、坂の途中に、頑丈な柵と壁に囲まれた異質な施設を見つけました。
ポンプ場

高台用のポンプ場

わたし達が日常使っている水道水は、ただ蛇口をひねれば出てくるものではなく、ダムや川の水源から壮大な旅を経て、授かるものですね。
札幌市水道局のホームページ「札幌の水道」」にて、水道の水が届くまでがイラスト入りで紹介されてます。
http://www.city.sapporo.jp/suido/c03/c03third/02_01.html

解説によると、
この施設は、高台地域へ水を送るためのポンプが備えられている施設です。
ここから水は、一時的に溜めておく高区配水池に送られ、配水管・給水管で家庭に届けられます。

ポンプは上水道以外にも、汚水を下水処理場に送ったり(下水道ポンプ場)、田畑に水を送ったり(農業用水ポンプ場)、雨水を直接川に流して浸水を防除する(雨水ポンプ)など、用途によって使われています。

そもそもポンプとは、羽根状の回転子・歯車のかみ合わせ・噴射などの機械エネルギーを使って、圧力を高めたり減圧したり、移動させるのに用いられます。動物の心臓も一種のポンプといえるそう。
ポンプによって、低い位置から高い位置に水を送ることが、可能になるわけです。

もっとくわしい説明は、wikipediaポンプ

ちなみにポンプとはオランダ語だそうです。(Pomp)
東京都が集中豪雨や台風による水害対策のために建設を進めている、地下貯水施設(和田弥生幹線)の巨大ポンプは凄いそう。

まさに現代生活を支える心臓ですね!

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

水不足?
3月から現在に至るまで、
北海道は例年にない、暖かい日がつづいています。

昨日19日は、東海上から張り出した高気圧に広く覆われ、内陸部を中心に気温が上昇、
美唄市で24.2℃、芦別市24.1℃、岩見沢市23.9℃、富良野市23.8℃、旭川市23.7℃、そして札幌市でも20.6℃を記録、さながら初夏の陽気でした。この暑さは23日(水)までつづく見通しだそうです。(札幌管区気象台より)

雪解けが早かったため、氷割りの作業も少なく、北に暮らす民としては快適な日々を過ごしているのですが、、、
この1ヶ月程早い雪解けは、のちのちボディブローのように暮らしに影響を与えそうな気配です。


4月16日(水)に行われた北海道開発局・局長定例記者会見の中で、「今冬の少雪に伴う河川やダムの状況」が報告されました。

石狩川の伊納という旭川下流では、3月にすでに融雪が起こっているような状況が確認され、川の水量は例年に比べて少なくなるのでは、と予想されるそうです。
またダムは、4月1日時点で平年よりも低い積雪深。金山ダム、滝里ダム等では雪が融けているそうです。
定山渓ダムは、この時期、例年なら1億1,300万m3程の雪が残っているはずなのに、今年は8,600万m3しか残っていない。

積雪はあとで使える水の量を表します。つまり雪は自然のダムの役割を果たし、今年は懸念される状況なのです。

北海道のほとんどのダムは、雪解け水を溜めておいて、それを水が盛んに使われる夏に農業用水や水道として、徐々に放流していきます。今の時期にダムに水が溜まらないと、夏に渇水、また今後、少雨がつづくと全道的な渇水が心配されます。

※以上、北海道開発局・局長定例記者会見「今冬の少雪に伴う河川やダムの状況」を編纂

なお、山にはまだ雪が残っているので、高温になったり雨が降ったりすると融雪洪水が起こる可能性があるので、引き続き注意が必要とのことです。


・・・なんとなく、素人の考えですが、
先日見たキタコブシは、いつもに比べて花びらが小さく、少なかったような気がしました。
水を十分吸ってないということでしょうか。

すでに札幌市内では、開花した桜もあるそうです。
高温つづきで水量が少ない今年の桜の変化なども、花見の時に注意して見たいと思います。

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キタコブシの思い出
まるで、春休み中に誕生日が来てしまったため、みんなに祝ってもらえないような、
一等賞で咲くキタコブシの名所に行ってきました。

ハイ! なんてことはない大通公園です。
夏の陽気の今日の大通公園

大通公園には、案外、キタコブシが多いのです。桜に及ばないまでも、もうちょっと注目されてもいいのに。

クララが立った! キタコブシが咲いた!
今年も一等賞!

今日の札幌は、上着がいらないくらいの暑さでした。
だれかが見てると思ったら、、、啄木でした。めっちゃ見てる!
大通公園の啄木像。工事の重機を背景に詠う~

旧拓銀本店・北洋大通ビルの解体・工事現場の重機を背に~

ベンチの設置作業も旧ピッチで行われていました。
洞爺湖サミットのための、お色直しでしょうか。
ニューベンチ登場!


さて、この大通公園のキタコブシには思い出があります。
子どもがはじめて覚えた花がキタコブシで、
「コブシ! コブシ!」と、小さな指を指してわたしに教えてくれました。
だんだん華やいできています

わが子ながら、なんて風流~
きっと保育園のお散歩時に、先生に教えてもらったのでしょう。

内弁慶の人見知りで、毎朝、保育園の玄関先で、「行きたくない」とダダをこねた、わが子。
ずっと一緒にいてあげられなくて、春一番に咲く自然のこの花を教えてあげられなかった、ちょっと寂しい思いが、
キタコブシが咲いた! クララが立った!

キタコブシを見るたびにめぐります。

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南幌町の幌向運河
南幌町市街地の八号沿線(国道337号)に、こんな看板が立てられています。
運河・駅逓ロードを表す看板

運河・駅逓ロードは、沿線住民や小学生がボランティアで清掃や管理を行い、駅逓や幌向運河周辺を住民の手で守ろうと始めた運動です。

そう、南幌町には北海道開拓を物語る幌向運河が今も健在で、国の有形文化財・旧幌向駅逓所が保存されています。
先日、幌向運河の西八号運河沿いを、ちょっと散歩しました。
幌向運河・西八号運河

今も地域の大排水なので、水はちょっと汚れているかな。

幌向運河は、北海道の四大運河(または石狩流域四大運河)のひとつとして、明治29年に開通した旧夕張川と江別川を結んだ10.7kmの運河で、排水と物資輸送に使われました。

むかし夕張川は、千歳川に合流する千歳川の支流でしたが、治水改修のため、石狩川に直接切り替えられました。夕張川が千歳川に合流して、石狩川に到達するまでを江別川と称され、夕張川の旧川=旧夕張川は今も残されています。

西八号運河にかかる橋。ここは、旧夕張川から運河が八号道路をまっすぐ伸びる途中です。
西八号運河に架かる橋

旧夕張川の取入口と江別川の落口との落差が相当あったり、途中に各所高低があったので、スムーズに船が運航できるよう閘門(こうもん)式運河にした、全国でも珍しいものでした。
有名なパナマ運河より18年も前に開通し、一躍注目されたそうです。旧幌向駅逓は、幌向運河の船着場につくられたものです。

閘門(こうもん)とは、
2個1組の水門を設け、その間の水をポンプで汲み上げたりして、進行方向の水位と同じになるよう調整する構造で、いわば水のエレベーターという感じでしょうか。

しかし、相次ぐ洪水で埋まったり、壊れたりして2門しか使えず、今は残っていません。
夢物語ですが、現存していたら、どれほど活性化に役立ったことでしょう。
乗ってみたいです、水のエレベーター。

運河に出られる階段。
運河への階段

フキノトウがいたるところに顔を出していました。
運河周辺に咲いたフキノトウ

もう少し経つと、運河両岸は緑で彩られ、のどかな田園都市の景観を演出します。

小樽運河は、沖合いを埋立て陸との間につくった荷揚げのための埋立て式運河ですが、この幌向運河は内陸を開削してつくられた貴重な産業遺産といえます。
西八号運河4

もう一方の幌向運河は、田んぼの中をまっすぐ伸びます。機会があれば紹介したいと思います。

幌向運河・西八号運河

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灌漑へ
北海道は、桜の開花がまた早まったようです。
来週から、ぼちぼちと、薄紅に染まっていくのでしょう~

こんなに春が駆け足で訪れると、農作業も早まりそうですね。
(田園都市・南幌町の春景色)
田植えを待つ春の田

今、北海道の川は融雪期で水位が高く危険ですが、
もうすぐ田植えがはじまる灌漑(かんがい)期になると、川の水は大量に耕地に供給されます。
川で、こういった遮断構造物を見たことはありませんか?
(常呂川第二頭首工・北見市)
常呂川第二頭首工1

頭首工を含む堰(せき)は、川の流れを堰き止め水位を上げることによって、田に水を送る用水路への取水を容易にする施設です。

取水口です(多分)
常呂川第二頭首工4

一方、生産地の田は、雪が融けると田起こしをして土をやわらかくし、準備が整ったところで、川から水をひいて代掻きに入ります。
田植え前の水を張った田を代田(しろた)、苗植えを終えた田を代満(しろみて)というそうです。
田には用水路や排水路がある

灌漑期になると、水位が大変低くなる川もあるようです。
非灌漑期は、取水口のゲートなどを閉じて、そのまま川に流します。
本州では、ハクチョウなどの渡り鳥が飛来するため、非灌漑期でも田に水を張る「通年通水」をしてる地域もあるようですね。

また、水田は川の水を取り込むことから、遊水地のような治水効果、
ドジョウやホタルなどの生物の生息の場、そして湿地の役割も果たすようです。

このように、川を農業や発電等に使うことを利水といいます。
ダムをはじめ、川には暮らしや産業に使うための施設がたくさんあります。
そういうものを見つけ、「何だろう?」と思って調べていくと、違う世界が広がったりしますね!

以前、どなたかのお話の中で、水の高度利用をしつつ、かつ、川にはつねに水を流しましょうという日本独自の河川法が昭和39年に定められたというのを聞きました(平成9年改正)。つまり、水は使うけれど、川は川であるべきという法律で、世界では珍しいそうです。

過剰な利水により、下流が枯渇してしまった国が多いそうです。
日本の農業と土木の考えや技術は素晴しいですね。
用水路


*本日記は、wikipedia「堰」「田」を参考にまとめましたが、なにぶんにも農業未経験&土木知識のない素人のため、間違った箇所があるかと思います。前もってお詫びするとともに、ご指摘願えれば幸いです。

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残念! 金滴が民事再生法申請
大変残念な、
かえすがえすも残念で、つくづくもって残念な、
驚きのニュースが飛び込んできました。

金滴酒造が民事再生法申請 老舗、売れ行き不振asahi.com 2008年04月15日10時20分)
http://www.asahi.com/business/update/0415/HOK200804150001.html

金滴酒造は、新十津川町の成り立ちに大きく関わり、地域に根ざした、まさに十津川郷の魂の象徴なのです。

そもそも新十津川町は、
明治22年、奈良県の十津川村に起こった大洪水の被災者が開拓したまちです。

移住の時に受けた、全国からの恩に報いるため、開拓が成功するまで酒宴を禁止することを決め、北海道での米作りに挑み、その当時、北海道で一番豊かな農村を築き上げました。

「自分達が口にする酒は、自分達の米で、自分達がつくろう」

こうして誕生したのが金滴なのです。
幕末時、天誅組として歴史に名を馳せた十津川郷士の、天晴れこの心意気!

新十津川町の開拓については、
以前の日記「被災から開拓へ~新十津川町」に簡略ですがまとめていますので、よろしければご覧ください。


朝日新聞の記事によると、
金滴酒造は清酒の製造、販売は今後も継続したい意向だそうです。

いろいろと大変だと思いますが、
なんとか、この歴史深い酒造を、建物ともども残してほしいものです。

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美唄市と石狩川
石狩平野のほぼ中心に位置する美唄市は、
原始の石狩川の自然環境が今も残るまちです。

開拓以前の石狩川流域には、
石狩川の氾濫が繰り返されることによって広大な湿原が広がり、背後には湖沼が点在していました。

なんと、その湿原は、釧路湿原をしのぐ約770平方kmの規模だったというのですから、驚きです。
石狩川にはイトウやチョウザメが泳ぎ、湿原にはタンチョウが飛来したそうです。
*参考文献/北海道開発局石狩川開発建設部「石狩川下流自然再生計画書 」
http://www.is.hkd.mlit.go.jp/09kawazukuri/01jigyo/11shizensaisei/index.html

北海道開発局では、釧路湿原・鵡川河口の干潟・サロベツなどにつづき、
いよいよ、わが国第3位の長さを持つ大河・石狩川の自然再生を、専門家や市民などと推進し、まず当別川合流点に湿原を再生します。

その石狩湿原の名残りが美唄湿原で、東西に約540m、南北に約440mの小さな規模で、まわりを田畑に囲まれていますが、道内の湿原の多くが海岸近くに位置するのに対し、美唄湿原は内陸の低地帯で、泥炭性という特性を持っています。
美唄湿原 美唄市開発町開発南
JR美唄駅から、道道33号月形美唄線を西へ5kmほど

そして、かつての湿原の背後に点在した湖沼は、ラムサール条約に登録されている宮島沼にみることができます。
宮島沼では、現在、マガンが飛来中です。
宮島沼

*画像提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTO http://photo.hokkaido-blog.com/

たっぷり雁観会 4/19(土)17時~ 20(日)6時頃
マガンのねぐら入り&ねぐら立ちの両方をいっぺんに楽しめる観察会(参加者募集中)

みんなでマガンを数える会 4/26(土)16時~19時頃
夕方、周辺の田んぼから一斉に宮島沼に戻ってくるマガンをみんなで数える(参加者募集中)

その他、マガンに関するイベント情報は、美唄市のHPへ
http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/23_center/23_event.htm

宮島沼水鳥・湿地センターでは、
5/31まで「宮島沼写真展」開催中
美唄市西美唄町大曲3区 tel 0126-66-5066

4月12日(土)~5月上旬 のマガンがいなくなるまでの間、開館時間を 9時~18時半に延長し、休み返上で開館するそうです。
また、マガンの見頃の期間(4月12日(土)~いなくなるまで)は、早朝も館内トイレが使用できます。

くわしい情報は、宮島沼水鳥・湿地センターHPで確認してください。
http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/23_center/23_center.htm


また、かつての屈曲を繰り返す石狩川の姿は、石狩川の旧川=三日月湖です。
美唄市に残された菱沼では、「なかむらワーク」という、農村地域の活性化を進める市民団体が、手作りカヌーや屋形船をつくって、菱沼遊覧などの試みを実践しています。
菱沼 美唄市中村町周辺
http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_nogyo/wagamura/contest/02/exchange/2h_03/index.html


国内の湿原面積の約8割以上が北海道に集中する湿原王国・北海道。
かつて道内三大湿原といわれた、釧路湿原とサロベツ原野と石狩湿原のうち、最大の石狩湿原は開拓のため縮小の一途を辿りました(参考「北海道雑学百科ぷっちがいど」)。

嗚呼~その頃は、「湿原のタカ」といわれるチュウヒがハンノキに停まり、
ダイサギなど白いサギやタンチョウが、その大きな羽を優雅に広げていたのでしょうか。
その頃の環境に少しでも近づけたら、素晴しいですね!

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蝦夷山わさび
スーパーに、これが出回っています。
生姜じゃなくて山わさび!

蝦夷山わさびは、山わさび(西洋わさび)で、東ヨーロッパ原産。日本へは明治に入ってきました。
春と秋にとれます。

わさびといっても、
あの緑色の本わさびではなく、見ての通り、白く、すり下ろすとしょうがのよう~
しかし辛味は豪速球の本格派! 一口でいきなり鼻にツーンときます。

札幌のスーパーには、野幌原生林産と芦別産が多くみられました。
お買い上げしたのは芦別産です!

通販でも購入可能!
【野幌原生林の恵みで育った逸品】にっぽんのワサビ通におすすめの自然派♪北海道産 生えぞ山わ...

もう病み付きで、毎日、いろんなものと食べてます。
ちなみに昨夜はナスとピーマンの焼き物でいただきました。

その中でも、
九州にお住まいのエゾトミヨさんから教えていただいた、有田名物「ごどうふ」と蝦夷山わさびという、北と南のコラボレーションを紹介します。エッヘン! ごどうふは手作りです。
北海道と九州のコラボやぁ~

ごとうふは、にがりの替わりに片栗粉で固めた豆腐で、
これがまた、プリンのような食感で、口に入れるととろけます!

このやわらかな食感に、蝦夷山わさびのハードロックな辛さ。
「とろけるぅ~」
「辛っ!」
「とろけるぅ~」
「辛っ!」   ・・・・・・・・・

この繰り返しで、まぁ~味覚がフル稼働した次第です。

蝦夷山わさびは、昔は田んぼのあぜ道にたくさん生えていたそうです。
明日はお蕎麦でいただこうかなぁ~ 
しょう油漬けにして、ご飯に盛るのもイケルそう~

ラップに包んで保存すれば、2ヶ月ほど持つそうです。

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2008くりやま老舗まつり
さぁ~
いよいよ水辺も動き出しますよぉー!

今週末あたりから、道内の川ではサケの稚魚放流がはじまります。
河川愛護団体の主催が多いのですが、一般参加できるところもあるかもしれません。
自治体発行の広報誌などのイベント情報を、チェックしてください。

そして、呑ん兵衛?が1年待ってたお祭りが、今週末の土日に開催されます。
場所は、栗山町の夕張川河畔!

2008くりやま老舗まつり
20年4月12日(土)10:00~16:00まで入場可能
20年4月13日(日)10:00~15:00まで入場可能

場所 夕張郡栗山町錦3丁目周辺(JR栗山駅から徒歩10分)
入場料 すべて無料

くりやま老舗まつりとは;
『第20回 北の錦酒蔵まつり』と
『第10回 谷田製菓 きびだんごまつり』の総称です。  

小林酒造の、国の登録有形文化財「北の錦の酒蔵」が、このお祭りだけ開放されます。
(昨年は2日間で1万8千人を動員)
小林酒造倉庫群


お待ちかね!
「北の錦」無料試飲も、もちろんあります。
杜氏が育てた麹でつくる、絶品の甘酒コーナーも終日無料で飲み放題!
北の錦の酒蔵

この日だけの限定酒特別販売もあります。

お子様にはこちらのおまつり~
小林酒造の数軒先には、“日本一のきびだんご”で有名な谷田製菓の店舗&工場があり、この老舗まつりでは製造工場が一般開放されます。

その他、北海道のおいしいグルメも堪能できる屋台や催し物もいっぱい。
※くわしいイベント内容は下のURLに掲載されています
http://www.kitanonishiki.com/kitanonishiki/news/index.html

この日は特別に、札幌~栗山間の中央バス高速バスが増車!
栗山温泉も回る、循環バスもあります。
※バス時刻表は下のURLに掲載されています
http://www.kibidango.co.jp/chirashi/08oshirase.htm

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一番桜、松前城
日本気象協会が4月1日に発表した、
2008年桜開花傾向予想」によると、

北海道で一番早く桜が開花するのは、道南の松前町で4月21日、例年に比べると9日早い予想です。

250種もの桜が、1カ月以上も咲き継ぐ「北の小京都」と呼ばれる松前公園は、北海道一、桜が美しい場所です。
北海道唯一の松前城が現存されているからでしょう。

独立式層塔型3重3階(外観復元)の城・内濠・桜のコントラストが見事!
桜の名所、松前城と内濠

「写真提供サイト 風景写真館」 http://nature.aru.co.jp/

松前城は、
平山城で、地名をとって福山城とも呼ばれ、日本で最後期に建設された旧式城郭です。
旧城内一帯が国指定史跡、築城時から現存する本丸御門が国の重要文化財に指定されています。

函館五稜郭同様、江戸幕府が北方警備の強化を目的に、松前藩に命じて築城しました。
当時の幕府は、新しい城を造ることを禁止していたので、きわめて異例なことです。
それほど、ロシアの南下政策は、幕府にとって脅威だったのでしょう。

地図を見ればおわかりの通り、松前町は北海道最南端に位置しています。
敵が攻めて来た時、すぐに上陸可能な位置とも言えます。
築城計画の際、ここではなく、地形的に要害となりうる函館市の函館山にすべきでは、という意見が出たのも当然のことでしょう。

お城というと、お殿様がセレブライフを過ごすためのものと思う方はいないと思いますが、
城とは、防衛拠点であり、戦闘拠点であるとともに、食糧や武器や資金の集積場所です。
日本のお城はヨーロッパに比べて小さいものが多いですね。体格差でしょうか・・・

さて、函館ではなく福山に建てられた松前城。
wikipedia松前城の解説では、城下の商人の反対や予算上の都合で、松前氏居館の福山館を拡張したとあります。

しかし、歴史小説家の司馬遼太郎著「街道をゆく・北海道の諸道」の中では、違う見解が述べられ興味深い。
司馬氏は、米のとれなかった北海道で松前藩は、ニシンやサケなどアイヌとの交易で財政を賄っていたため、アイヌからの攻撃を恐れ、函館山を嫌ったのでは、というのです。
本州には逃げやすい場所ですからね。

現在、松前町役場の裏に流れる大松前川と、西の小松前川が、松前城の外濠の役割を果たしました。
たぶん内濠も、両川のどちらから水を引いたのでしょう。
大松前川に架かる馬坂橋から城へ向うルートは、城下からの藩士の登城ルートのひとつだったそうです。

外国からの攻撃に備えて築城された松前城ですが、
ご存知の通り、同じ日本人によって落城されます。

明治元年(1868年)戊辰戦争の最後の決戦・函館戦争時、旧幕府軍の土方歳三が700名ほどを率いて松前城を攻撃。
築城時の指摘通り、わずか数時間で落とされるという、もろさが露呈しました。
土方が意表をついた搦手門のあたりには、弾痕が残っているそうです。

オランダに留学し、国際法を学んだ榎本=旧幕府軍は、住民を巻き込まぬよう配慮したり、捕虜の松前兵にも津軽行きの便宜を図ったり、お墓を建てて弔いました。
それまでの封建日本にはない新しい考えです。

この辺も、今も榎本&土方の人気の高さの理由なのでは。
(この日記は、wikipedia松前城を引用しています)

桜松前公園 松前郡松前町字松城
平成20年 第61回松前さくらまつり 4月29日(火)~5月18日(日)

なお松山町では、桜の見頃は開花発表から4~7日としています。


テーマパーク「松前藩屋敷」 4/10~11/3 *有料
松前郡松前町字西館 TEL:01394-3-2439
http://www.e-matsumae.com/sakurakk/hanyasiki/sisetu.htm

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水穂大橋
札幌市中央区大通東10丁目の市道南郷通線、豊平川にかかる水穂大橋
視界に飛び込む瑞穂大橋

橋長150m、幅員20.0mで、古くからある一条大橋と東橋の中間につくられ、昭和61年10月完成。

構造形式は、「バスケットハンドル型ニールセン系ローゼ桁橋」という、むずかしい名称がついていますが、いわゆるアーチ橋です!

wikipediaで紐解いてみると・・・


ニールセン・ローゼ橋;
補剛桁とアーチ部材の双方で曲げモーメントを分担する補剛アーチ橋をローゼ橋といい、アーチ部材と補剛桁がほぼ同程度の部材厚を持つことが外見上の特徴。ローゼ橋にはアーチ部材と補剛桁の間に斜めに張ったケーブルを配置した形式があり、これをニールセン・ローゼ橋という。

バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋;
ニールセンローゼ橋のなかで、アーチクラウン部(アーチの最高点)で2本のアーチ部材の間隔を絞り込んだ形式を、その形状をバスケットの取っ手に例えてバスケットハンドル型ニールセンローゼ橋と呼ぶ。景観に優れ、斜張橋と並んで1980年代より架橋例が増えている。


なるほど、
目に飛び込むほどの迫力と美しさは、バスケットと、ニールセンと、ローゼによるものなのですね!

まったく同じ「バスケットハンドル型ニールセン系ローゼ橋」では、
神奈川県道64号伊勢原津久井線の途中、宮ヶ瀬湖上に架かる大棚沢橋があります。

単純桁橋のような上部構造がシンプルな橋は景観に溶け込み、
吊り橋や斜張橋、そしてローゼ橋のように、上部で張力などにより支える構造の橋はシンボルになりますね!


秋には水穂大橋付近で、サケの遡上が見られます。
瑞穂大橋


*オマケ

水穂大橋といえば、
CREATIVE OFFICE CUEの代表取締役社長、ミスターこと鈴井貴之企画・脚本の、地域限定ヒーロー『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』のロケでも有名ですね!

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低山の魅力
記録的な風雪被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。


唐突ですが、
北海道最高峰といえば、大雪山国立公園の旭岳で2290m。
第2位の十勝岳は2077m。 夕張山地も、なかなかに険しい。・・・が、

旭岳ですら、日本の高い山ベスト100にも入っていません。
参考:wikipedia 日本の山一覧

北海道の山岳の特徴は、比較的低い山が幾重にも連なっていることだそうです。
そういった点も、北海道独特の雄大な景観を形作っているのでしょう。

水源地につくられるダム湖に、たくさんの人々が訪れ、観光地として成立してるのも、比較的行きやすいアクセス環境だからですね。

低くたって、緯度が高いため森林限界に達する標高が低く、高山植物に出会ったり、高山帯の雰囲気を味わえます。(北海道経済部観光のくにづくり推進局「北海道のアウトドア」より抜粋)
かつ、わが国生態系の頂点に君臨するヒグマがいます!


そんな低い山が特徴の北海道。
さらに低い、記録的に低い、愛らしいほど・狂おしいほどに低い山を探してみました。
坂下野球場

(これは札幌市豊平区の月寒公園にあるスキー山。子どもの頃の遊び場!)

低山倶楽部 北海道の低山』
低山倶楽部は、超低い山の魅力に取り憑かれた隊長が、全国の低山を制覇した結果が克明に紹介されています。

低山の原則;
「標高50m未満の山」(ただし都道府県最低峰などは別格)
「国土地理院発行25000分の1地形図に山名表示あり」

北海道の低山 低山倶楽部選出

第1位 円山(豊徳) 13.4m

第2位 天覧ヶ丘(浜小清水) 14.3m

第3位 巾着山(風蓮) 16.0m

第4位 飛鳥山(江別市) 17.5m

第5位 紅葉山(石狩市) 17.8m

第6位 御供山(釧路) 18.6m

第7位 丸山(浅茅野) 35.0m

第8位 丸山(問寒別) 62.2m

第9位 鈴蘭山(早来町) 64.2m




いかがですか?
お近くの低山、または、登ったことのある低山はありましたか。

そもそも、これらの低山が「山の定義」をなしているのかという議論は別として、
管理人は、江別市の飛鳥山に登ったことがあります。

低さ第4位であろうと、飛鳥山は野幌丘陵(古砂丘)の名残りで、市内に2箇所しかないうちのひとつ!
近くの小学校のスキー学習の場で、山の下にはむかし競馬場がつくられ、人々の娯楽の場でもあったそう~
飛鳥山はレース観覧の特等席だったことでしょう。

ほかの山もきっと、まちの人々に愛された心温まるエピソードがたくさんあると思います。
なによりも、小さな子どもと一緒に登れ、頂に到達すると、プチな達成感や爽快感も味わえる点が低山の魅力だと思いませんか?

・・・ただし、低山に登って息がきれてしまったことは内緒です。

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立ち上がれ、お米!
ガソリンは期限付き?で値下がりしましたが、
1日から軒並み値上げラッシュ! ト・ホ・ホ

食料品に関しては昨年から徐々に上っていて、今じゃあカップラーメンも手軽に食べることができやしない。札幌市では学校給食費が値上げされるらしいし。
給食費払わないモンスターペアレントも問題だけれど、
せめて義務教育は、鉛筆一本もって行けば、受けられる国であってほしいものです。

この物価高、給与に比例するものではもちろんなく、ハイパーインフレ状態に近いっていうのだから、怖いじゃないですか!
何ゆえ、上ることばかりしか策がないのでしょう~


こうなったら、アレをどんどん使いましょう。
そう、牛乳まで値上げしてる中、安定価格を保つ優等生、日本産お米!

これは旭川市近郊の東川町の米粉を使ったシフォンケーキ「絹の淡雪」
驚きのふわふわ&しっとり感だそうです。クゥ~食べたい!

米粉(こめこ)は、「ライスパウダー」や「穀粉(こくこ)」とも言われ、麦粉グルテンを添加すればパンや麺に変身!
もちろん、そのまま使ってもしっとりしたパンになり、密かなファン多し!
ちなみに、うるち米を原料にしたライスヌードルは「ビーフン」

だって、もともと、お米は美味しいんだから、形を変えても美味しいに決まってます。
小麦は「粒だと不味いから粉にした」、という話を聞いたことあるし、小麦アレルギーをお持ちの方もいます。

これは秋田小町をつかったお米パン! アレルギーの方も安心~


現在、日本では米粉技術を、日々開発してるそうです。
米粉製品を学校給食に取り入れる自治体もあり、北海道では、先に挙げた東川町に、これまた有名な米どころ美唄市も米粉に取り組んでいます。
http://www.city.bibai.hokkaido.jp/komeko/

北海道米粉マップ(道内の取組事例)はつぎのURLへ
http://www.maff.go.jp/hokkaido/komeko/jirei/jirei-main2.htm

米粉はまだまだ輸入小麦に比べて高いのですが、需要が増えればもっと安くなるでしょうし、食糧自給率の向上やお米農家が増えてくれることを考えれば、将来のために有効ではないでしょうか。
もちろん、小麦だって国産が増えてくれることを願います。

嗚呼~ こんなことを、ただのフツーのオバちゃんがあれやこれや気を揉まなきゃならないんだから。。。
福田首相、洞爺湖サミットまで持つのでしょうか?


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