いよいよ待ちに待った、北国の春到来!
北海道は本州と違って、春は百花繚乱。北国の春は爆発だ! 梅も桜も、なんもかもが一斉に咲き乱れます。
もう顔を出してるフキノトウ―― 雪融けが待ちきれず、雪の間から顔を出す春の使者ですね。
フキノトウはフキの花のつぼみで、葉が出る前にフキノトウだけがぽっかりと地上に出現します。 寒さに耐えるよう、ツボミに苞(ほう)が何重にも取り巻かれています。 春の食材として、天ぷらが有名ですね。独特の香りとほろ苦さが春来たり!の味です。
そしてそして、春の水辺を代表する花といえば、ミズバショウ=水芭蕉
ミズバショウは花であって、花にあらず! サトイモ科の多年草本で、湿地に自生し、発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。
じつは、これが花に見えるので、花の仲間に入れられるのです。 細長い花の穂を包みこむ姿から、通称「ヘビの枕」とも呼ばれるそう。 葉は花のシーズンが終わると80cmまで成長します。 ミズバショウという名は、葉がバショウに似て、しかも水辺に生えるからだそう。 北海道では、湿地に行けば必ず咲いています。 開花時期は4月中旬から1ヶ月間ほど。ゴールデンウィークが見頃です。
【北海道ミズバショウの名所】 それでは、北海道の代表的なミズバショウ群生地を紹介します。
*網走湖畔 網走から女満別(大空町)にかけて、国内最大級の52haの群生地が広がり、天然記念物に指定されています。国内三大名所のひとつ。 網走郡大空町女満別湖畔
*芽室町伏美湿原 約1000株のミズバショウは、町の天然記念物にも指定され、毎年4月末頃~5月上旬に一般開放されます。 芽室町伏美17線49番地
*石狩市マクンベツ湿原 石狩河口橋の堤防沿い約40ヘクタールの湿地帯に咲き誇り、北海道の自然環境保全指針で道央圏の「すぐれた自然」に指定されています。 石狩川生振築堤北側
*函館大沼国定公園 大沼公園駅から銚子口方面に向かう3.5km地点から、東大沼キャンプ場までの湖畔沿いに100株を超えるミズバショウが咲き乱れます。 亀田郡七飯町大沼町
今では希少とされるミズバショウ群落をつくるのは、ハンノキという、北海道を代表する河畔林なのです。 湿地に自生する自然林です。
全然知りませんでした。。。 わたしは花木についてはまるで素人で、ガーデニングも枯らす女とブイブイ言わせています。 あ~ 情けない!
河畔林が豊かなところに、ミズバショウが咲き誇る・・・ やはり自然はつながっているのですね。
今年は、水辺に生きる花木を、もっと勉強したいと思います。
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