北海道川原版 日本の川風景
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ヌマチチブ

Author:ヌマチチブ
川は身近な自然であり、北海道の歴史を物語ります。
そんな北海道の川の素晴らしさを、わかりやすく、老婆心も交えつつ、お伝えしたいと思います。

間違ってる箇所も多々あると思いますので、よろしければ教えてくださるとうれしいです。
どうぞ、ごゆるりと・・・
………………………………………
ヌマチチブとは、日本中に広く分布する頭が大きくずんぐりしたハゼ科の魚。顔を中心に無数に斑点があるのが特徴。
いわゆる雑魚で、「釣った」と思った瞬間、ガッカリ感と笑いを誘う、憎いあんちきしょー!

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北海道川原版
北海道の川のイベント、施設、川魚、植物、アウトドアや歴史、自然写真。 川原から北海道をめぐる情報ブログです。
令和元年・中島公園は桜の水辺
令和元年の10連休最終日、淡い期待を持って鴨々川が流れる中島公園を散策してきました。

白と水色が癒しの空間にマッチします。
令和元年の豊平館

令和元年の中島公園と桜1
しだれ桜か、何とか間に合いました。

令和元年の中島公園と桜2
外国人かと思われる方々も桜を楽しんでいました。

令和元年の中島公園と桜3
水辺に舞う桜の花吹雪、日本庭園から。

令和元年の中島公園と桜4
水辺に舞う桜吹雪としだれ桜。

令和元年の中島公園
滝の水音に、季節外れの暑さが和らぐ。

札幌の桜の名所といえば円山公園が真っ先に挙げられますが、水辺と桜の両方を堪能できるのは、ここ中島公園の大きな魅力。
もともとこの公園は鴨々川の中州に造られたため、園内を蛇行するように川が流れているのです。
開拓期は、近くを流れる母なる豊平川上流から木材を流した網場があり、ここから下流は、運河として活用された創成川となります。

札幌の歴史の地でもある中島公園は、紅葉と水辺も見事!
これが大都市の中心にあるのだから、札幌は美しい都市だと思います。
浮き城
今日は昨日よりも快晴! 雲ひとつありません。
2008.7.26の青空
週末だというのに平日と変わらぬ時間に起き、食事を作りーの、起こしーの、急かしーの、送り出しーの、片付けーの。。。
朝からてんてこまいだったので、昼過ぎにベランダにて、ゆるりと読書にふけりました!

読んでいるのは、「戦国エンターテインメント」「今年度ナンバーワン」という呼び声高い、
和田 竜/のぼうの城
のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜

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土曜の朝のTBS情報バラエティ「王様のブランチ」にて絶賛され、著者である和田さんが舞台となった行田市に足を運んで、忍城(おしじょう)の跡などをレポーターとともに歩いていたのを見て、めずらしくBOOK OFF に入るのを待たず、子どもと共同購入しました!

行田市郷土資料館のホームページによると、
忍城の築かれた場所は、北は利根川、南は荒川にはさまれた扇状地で、小さな川が乱流するとともに、伏流水が寄り集まった広大な沼地で、そこに残る島や自然堤防をたくみに利用して、忍城が築かれたそうです。

まさに水の要塞・浮き城(忍城)。
物語は、北条家征伐で支城を攻める石田三成(豊臣軍)が、忍城を攻めあぐね、秀吉十八番の水攻めを思い立つ。
迎え撃つは、農民から親しみを込めて、でくのぼうの「のぼう様」と呼ばれた城代・成田長親。

水に浮かんでいるような城、
事務方のイメージが強い三成の珍しい水攻め、
そしてそして、、、農民を手伝って田植えをしては疎ましがられた成田長親って何者?

語りつくされた感のある戦国時代にあって、とても新鮮なテーマです。
何よりも水好きには、たまりません!
最近やっと読み出した「のぼうの城」
もっと読みたいのに、ファイターズ戦も気になるしぃ(結局、西武に逆転負けよ~)、まぶたが重くなってくるしぃ。

まぁ、ゆっくりじっくり読むことにします。
そういえば去年の夏も、同じように織田軍に一泡吹かせてやった『尻くらえ孫市』(司馬遼太郎)を読みましたっけ。これも痛快!

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千歳サケのふるさと館で四万十川展
日本最後の清流、日本三大清流の一つと形容される、渡川こと四万十川―

川が好きな者、川に興味がある者にとっては、一度は訪れてみたい聖地ですよね!
高知県津野町の不入山を源に、山間を縫いながら318もの支流を集め窪川盆地に入り、最後は太平洋に注ぐ、川の長さ196km、流域面積2,270km2の、高知県最大の河川です。

何故、最後の清流なのか、、、
四万十川は、高知県で最も長い川でありながら大規模なダムがなく、山間部で澄んだ山清水が流れ込みます。また、沈下橋という欄干が無い橋が47も架けられ、人工的な香りがしない眺めも、清流の名を一層高めるのでしょう。

四万十川と沈下橋
四万十川と沈下橋
画像提供/プロカメラマン撮影の無料写真素材・フリー画像素材のリンクスタイル
撮影者:鈴木 隆志さん http://www.linkstyle.co.jp/p-throb/profile.html

正確には、四万十川は市街地で生活排水が流れ込むため汚れ、発電用ダムで多くの水量を抜かれてしまうそうですが、その後、水量豊富な梼原川や随所にある湧水が合流し、元の清流に戻るという。
本川の清流を、支川の清流が蘇生させるのですね。なんて神秘的・・・

そんな四万十川の豊かさを享受し生きる人々。この時期はアユ漁が最盛期でしょうか。四万十川は、アユの他にウナギ・テナガエビ・モクズガニの漁の他、青海苔の産地としても知られています。
おっと、ゴリ漁も有名ですね! ゴリとはヌマチチブのことです、、、あうぅ~

このように四万十川は、魚類はじめ多くの生物の棲家で、人々の生計も支えています。
中でも魚類は130種類も生息し、「アカメ」という怪魚もいます。しかしながら、地球温暖化の影響なのか、ここ10年間で1.5倍の195種類にも増えています。

そんな四万十川の魚の変化も含め、最後の清流に生息する50種を超える魚類がやってくる特別展示が始まります。

2008千歳サケのふるさと館 夏季企画展
四万十川展 2008変わりゆく最後の清流

7/19(土)~8/31(日) 9:00~17:00
千歳サケのふるさと館 千歳市花園2丁目312 道の駅「サーモンパーク千歳」内
*企画展は無料ですが、入館料がかかります。
大人 800円・高校大学生 500円 ・幼児 無料(団体料金有り)
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/index.html

四万十川展では、この10年間で増えた魚種も展示される予定です。
(例)オニボラ・ハリセンボン・コウライモロコ・ムギツク・ナンヨウボウズハゼ etc
また、伝統漁具の展示コーナーやDVDコーナーもあります。


海水に棲むと思ってたハリセンボンまでいるとは。
高知県は、なかなか行きたくとも行けぬ場所ですからね。
魚を見て思いを馳せるのも良し、夏休みの自由研究もなおのこと良し!

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陸奥国の山河
夏草や 兵どもが 夢の跡

かつて、みちのくの政治と文化の中心だった、奥州藤原氏が築いた平泉の文化遺産の数々…。
最近では、残念ながら国際記念物遺跡会議(イコモス)から世界遺産登録の延期勧告を受けましたが、日本中から注目されました。

素晴しい文化と歴史、そして自然が東北にはありますね!
ちょうど子どもが旅行に行き、下手ですが写真を撮ってきてくれたので、はずかしながら掲載します。

まずは、岩手県東山町にある「猊鼻(げいび)渓」の屋形舟下り
げいび渓の遊覧

猊鼻渓は2kmの渓谷で、そそりたつ絶壁のあいだを、北上川支流・砂鉄川の清流が流れていきます。
大正14年に名勝に指定され、日本百景に数えられ、船頭の唄う「げいび追分」を聞きながら、「藤岩」「凌雲岩」「少婦岩」など、90分の間に15の奇岩がつぎつぎに現われ、深山渓谷の世界へと誘います。

ここは毘沙門屈
小さな洞窟に毘沙門天が奉られている


人懐っこい魚が船を追いかけてくるそう。
魚が船を追いかけてくる

げいび観光センターのHPでは、「舟下りの動画」が見られたり、船頭さんの「げいび追分」を聞くことができます。
(有)げいび観光センター http://www.machinet.jp/geibikanko/

子どもの話ですと、船頭さんには「佐藤さん」が多かったそう。女性の船頭さんもいらっしゃるそうで、風情ある川文化が脈々と継承されてるのは、素晴しいと思いました。

そして、青森県十和田市の名勝・奥入瀬渓流
銚子大滝だと思うのですが、子どもの写真では豪快さが伝わってきませんね(汗)
奥入瀬渓流、銚子大滝?

これは阿修羅の流れか、白金の流れか、、、ちょっとわかりません。
奥入瀬渓流の流れ

このように、流れ・流れに、趣きある名称がつけられてるのも、日本文化ならではですね。

十和田市の奥入瀬渓流ガイドマップにくわしく掲載されています。
http://www.net.pref.aomori.jp/~towada/koutsuu/oirase/keiryuu.htm

北海道開拓のために入植したのは、新潟の北越殖民社を筆頭に東北出身者が多く、北海道と東北はつながりが深い。自分の母方も青森です。
むかしからの文化が息づく東北に惹かれるのは、やはりDNAのなせる業か、、、
今度はわたしも行ってみようと思います。

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春に発つ!マルタの動画
北海道は、凄まじい勢いで雪解けが進んでいます。

降雪量も多く、寒さも厳しかった今年の冬でしたが、雪解けは東北並みですね!
氷割りをする暇もなかったのでは。(結構、氷割りが好きだという人は多いですね)

そうかと思えば、釧路では流氷が海岸まで押し寄せ、ちょっとした流氷フィーバー!
釧路にずっと住んでる人でも、流氷はめずらしいそうです。
ちなみに気象庁では、流れている状態なので、「接岸」とは発表してませんけど。

・・・そんなこんなの春到来。

そうそう、川辺の野草にはご注意をば!
ガマの根かと思ったら「ドクゼリ」だったという事故もありましたから。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080313-OYT8T00085.htm

その前に、雪解け時の河川敷には近づかぬように。


気が遠くなるほどの前フリでした、、、

毎週日曜8時放送の「どうぶつ奇想天外!」(TBS)で、首都圏の川の再生がよく取り上げられます。
世田谷にカワセミが営巣してるなんて、ビックリ仰天でしたよ。

東京を流れる多摩川は、魚類の種類が多いですね~
(京浜河川事務所HP 多摩川の魚類)
http://www.keihin.ktr.mlit.go.jp/whole/illustrated_book/fish/index_tama.htm

今の時期、多摩川にはこの魚群が産卵のために押し寄せているのでしょう。
「マルタウグイの瀬つき」 (YouTube動画 約3分)


マルタはウグイの仲間で、マルタウグイとも呼ばれます。
姿の良いマルタ

川で産まれて河口の汽水域や内湾などに降海する回遊魚。お年頃になると川を遡上し、瀬に産卵します。

とにかく姿の良い魚ですね。しかも大きいのは40cm程にもなるので、サケの遡上にひけをとらないかもしれません。
もちろん、堰などの障害物もジャンプします。

ただ、超えられないと、やっぱり堰の下流側で産卵がはじまり、卵が育たなかったり、降海型のウグイやエゾウグイもやってきて、かなり混雑するようなのです。

北海道では残念ながら、これほどのマルタ群を見る機会はないと思われます。
それでも5月頃から夏まで、数が少ない北海道のマルタも川を遡上します。
そっと見守ってあげたいものです。

秋がサケなら、
春夏はマルタを含めた、ウグイ属の躍動の季節です。


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北海道川マップ

豊平川ガイドマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
石狩川ガイドマップ
(財団法人石狩川振興財団より)
天塩川マップ
(北海道開発局旭川開発建設部より)
釧路湿原周辺拡大地図
(北海道開発局釧路開発建設部より)
尻別川利用マップ
(北海道開発局小樽開発建設部より)
鵡川河口干潟の自然
(苫小牧地方環境監視センターより)
常呂川流域親水マップ
(北海道開発局網走開発建設部より)
網走川流域親水マップ
(北海道開発局網走開発建設部より)
空知川ガイドマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
幾春別川りばーマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
雨竜川りばーマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
砂川遊水地周辺マップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)

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