人形を愛した男の物語

　先日、PCショップのパソコン工房のセール情報を見ていたらゲーミングキーボードが2580円で売られていたので買って来ました。

　今まで私はどんなゲームも安物のメンブレンのキーボードで何も気にしないでプレイしていました。

　MMOやマインクラフトしかやらないので、そんなにキーボードやマウスの応答速度だの遅延なんてのは気にもした事が有りませんでした。

　昔は有名メーカーのちゃんとしたゲーミングキーボードはとても高価ですし、英語配列しか無かったりしてとても敷居が高かったのですが、最近では1万円以下でも良い物が沢山有るようです。

　そんな中で今回購入したキーボードは2580円です。

　今まで使っていたメンブレンのキーボードより安いです。

　しかもメーカーはエレコム

　エレコムがゲーミングキーボードやマウスを販売していたのは知っていたのですが、エレコムがゲーミングデバイス？って思ってしまって興味も有りませんでした。

　しかし、2580円となれば試しに買って見ても良いかな？って気持ちにもなるので買って見ました。



　購入したのは「V-custom VK200C」

　俗に言う65%キーボードです。

　ちょっと珍しい65%キーボードなのに日本語配列です。

　フルサイズキーボードしか使って来なかった私に使えるか不安ではあったのですが、面白そうだったので購入。

　キースイッチはカチカチ言う青軸です。
　これしか売ってなかったので他のキースイッチの仕様も有るようですが、選べませんでした。

　パッケージデザインはもう少し高級と言うか？品のあるデザインにしてくれた方がお店から家に帰って開けるまでのワクワク感が増すと思うのでもう少し頑張って欲しかったかな？って思います。



　蓋を開けるとキーボードは紙に包まれていて、ちょっと開封した瞬間にテンションが上がりました。

　ゲーミングキーボードは趣味とか遊びで買う方が多いと思うので、こう言う楽しみは大切だと思います。



　本体の見た目は意外と普通のキーボードです。
　キーの印字のフォントがちょっと変わっているのとキーが少ないので小振りです。

　Ｔｙｐｅ-CのUSBケーブルはパラコードケーブルでしなやかでとても良い感じです。

　この他に交換用のキーキャップとキーキャップを外す為の工具、ステッカーが入っていましたが、興味無かったので箱に入れたまま仕舞ってしまいました。



　無線マウスのレシーバーを挿すのに便利なUSBハブが付いていました。
　ここならマウスの直ぐ隣にレシーバーが来るので電波が良く届きそうです。



　早速マウスのレシーバーを挿して使っています。
　PC本体のUSBポートが節約出来るのでとても良い機能だと思います。


　キースイッチがクリッキーな青軸なので、タイピングするとカチカチと言う音と感触があって使っていて楽しいです。

　音が気になる環境だとこのキーボードは不向きだと思うのですが、一人でゲームをやってカチカチやっているのなら問題は少ないと思います。

　初めて使う65%キーボードなのですが、思っていたより普通に使えるなと思いました。

　F1～F12が無いのでファンクションキーを押しながら同時押しになるのがちょっと不便ですが、慣れるとそんなに苦にならないと思える程度の手間です。

　ネットサーフィンとゲームをするだけなら全然問題は感じません。
　チャットを多用するゲームだとかなり辛いかも知れません。
　仕事で数値の入力が多かったり、一日中文章を入力しないとならないような用途だとかなり苦労しそうです。


　ゲーム、ネットサーフィン、動画視聴と言う私の普段のPCの使い道では小さくてカチカチした音と感触が面白いしで、とても良い物だと思いました。

　初めてまともに使ったメカニカルキーボードでしたが、これはもうメンブレンの安いキーボードには戻れないなって思いました。

　このキーボードも安売りされて随分安く買えましたが、本来はもっと高いキーボードのようなので、細かい部分の作りはとても確りしています。
　キーキャップは印字が消えにくい2色成形ですし、キースイッチは金属の板に固定されているようでずっしりと重くて剛性感が有ります。
　ゲーミングキーボードと言えばARGBのライティング機能かと思いますが、このキーボードには搭載されていません。
　キーボードが派手に光ると鬱陶しいと思ってしまうので、私の場合は余計なものが付いていなくてその分安く買えるなら良いと思います。

　小さくて確りとした作り、そして手頃な価格で大満足です。

　もう一つ刈って置けば良かったなぁ～って思ってしまいました。

　キーボードを何個も持っている人の気持ちがちょっと分かりました。
　メカニカルキーボードは深い沼が広がっていそうです。