奇妙な世界の片隅で 4月の気になる新刊と3月の新刊補遺
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4月の気になる新刊と3月の新刊補遺
発売中 新島進編『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社 3300円)
3月30日発売 『ナイトランド・クォータリーvol.24』(アトリエサード 予価1870円)
4月5日刊 マシュー・バトルズ『図書館の興亡』(白須英子訳 草思社文庫 予価1320円)
4月12日刊 『新青年』研究会編『新青年』 名作コレクション』(ちくま文庫 予価1760円)
4月12日刊 エリザベス・ハンド『過ぎにし夏、マーズ・ヒルで エリザベス・ハンド傑作選』(市田泉訳 創元海外SF叢書 予価2530円)
4月13日刊 高原英理編『少年愛文学選』(平凡社ライブラリー 予価1320円)
4月14日刊 アレックス・パヴェージ『第八の探偵』(鈴木恵訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1254円)
4月14日刊 キャロル・スタイヴァース『マザーコード』(金子浩訳 ハヤカワ文庫SF 予価1386円)
4月14日刊 ヴィクトリア・マス『狂女たちの舞踏会』(永田千奈訳 早川書房 予価2640円)
4月21日刊 エドガー・アラン・ポー『赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)』(吉田健一訳 中公文庫 予価1100円)
4月22日刊 ブライアン・W・コリンズ『365日、1日1本毎日ホラー映画』(仮題)(入間眞、有澤真庭訳 竹書房 予価3645円)
4月26日刊 フィリップ・プルマン『ダーク・マテリアルズⅠ 黄金の羅針盤 上・下』(大久保寛訳 新潮文庫 予価各781円)

 『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』は、E・T・A・ホフマン、E・A・ポー、レーモン・ルーセルなど、ヴェルヌと関わりのある作家とヴェルヌについて書かれた評論集です。ヴェルヌに影響を与えた作家、与えられた作家に関心のある人には面白い本では。

 エリザベス・ハンド『過ぎにし夏、マーズ・ヒルで エリザベス・ハンド傑作選』は、ネビュラ賞や世界幻想文学大賞の受賞作4編を収めた抒情SF作品集とのこと。

 アレックス・パヴェージ『第八の探偵』は、作家が主人公で、7篇の作中作が埋め込まれたメタ的なミステリだそう。これは面白そうですね。

 キャロル・スタイヴァース『マザーコード』はSF作品ですが、あらすじが面白そうです。「バイオ兵器が致死的感染症となり、世界中に広まった! 人類滅亡の危機に、〈マザー〉ボットによる人類養育計画が発動するが……!?」


テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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Author:kazuou
男性。本好き、短篇好き、異色作家好き、怪奇小説好き。
ブログでは主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
ブックガイド系同人誌もいろいろ作成しています。



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