大河ドラマ「篤姫」第49話「明治前夜の再会」 宮崎あおい 瑛太 稲森いずみ 堀北真希 中嶋朋子 北大路欣也 小澤征悦 原田泰造 片岡鶴太郎 堺雅人
無血開城の日が近づいた江戸城では、天璋院(宮崎あおい)が大奥の住人たちとの 別れを惜しんでいた。静寛院(堀北真希)は、徳川宗家が再び江戸城に戻れるよう 朝廷に嘆願するつもりだと言う。そしてついに天璋院たちが江戸城を去る日が やって来た。天璋院は、大奥で過ごした懐かしい日々の思い出に浸りながら、 一人、大奥中を歩き回る。いよいよ支度が整ったとき、花を活けている本寿院( 高畑淳子)を見てふと思いつき、残っている女中全員に命じる。皆で花を活け、 大奥中をいっぱいの花で飾るようにと。滝山(稲森いずみ)は、天璋院がいた からこそ大奥は混乱もなく無血開城を迎えられたと言う。自らの運命を知った 大奥が、天璋院をここへ呼び寄せたに違いない、と。天璋院は大奥を閉じる役割が 自分に与えられた天命だったのだと悟る。京では帯刀(瑛太)が岩倉(片岡鶴太郎) らと会い、薩摩藩が他藩に先んじて版籍奉還を行うつもりであることを告げる。 一方、江戸では、一橋邸に移った天璋院のもとに、静寛院がやって来る。静寛院は 江戸を去り、京へ帰ることを天璋院に告げる。次々と人が去っていくことを寂しく 思う天璋院のもとに、突然思いがけない人物が現れる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本放送はとっくに終わって総集編が放送中だ。
前回の江戸城無血開城決定で歴史としての話としては終わり。 後は完全な「後日談」のようなもので、歴史の流れとしては必要性がないので、 「このまま書かないでもいいかな」と思ったけど、 せっかくここまで48話分書いてきたので、ちょっとだけ書いておきましょう。
天璋院と滝山らの会話 「家族を持て と仰せなのは滝山様についても同じなのですか?」 「勿論じゃ。そちには是非とも夫と子どもを持つ喜びを知ってもらいたい」 「今更そのような」
滝山を稲森いずみが演じているので、わかりづらいけど、この時点で滝山は 60才を超えているんですよ。 ※まあ そもそも史実における滝山は慶喜の将軍就任時には既に御年寄職を 辞したとも言われていますが。
かたや この時、40代の勝海舟を65才の北大路欣也が演じているんですけ どねぇ。演者の年齢という問題は難しいところです。 徳川家茂を松田翔太が演じてしまったために「この大変な時期に、こんな子供 を将軍にしたのか」っていう部分は伝わらないですから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回のドラマにおけるメインはタイトルどおり 小松帯刀とのの「明治前夜の再開」
私の書いた記事から
島津本家の幼女になる際、江戸に行く際(将軍家輿入れ)に継ぎ、3回目か。 そもそも篤姫と尚五郎の恋話なんて根も葉もない話なのに「お別れ話」を3回も 引っ張るのは凄いな。しかも第11回で「七夕の再会」をやったばかりなのに また再会 話。その時もそうだけど、将軍家輿入れ前の姫と、その姫に恋心を抱いて いる男を長時間二人っきりで会わせるなんてあり得ないでしょ。囲碁とはいえ。 しかもそれが「島津斉彬が気を利かす」というレベルでやっているのが凄いよね。 あまりに同じような展開で、脚本に芸がなさすぎ。 これからは、さすがに難しくなるだろうけど、この脚本家ならいかなる無理な設定 をしてでも再会を果たさせそうなのが怖い。今度は江戸開城あたりかな?。 http://kazuuun.blog79.fc2.com/blog-entry-1374.html
この予想は的中したけど、私は甘かったわ。その前にも逢わせたんだよね。
第37話「友情と決別」
家茂に天璋院は 「久光殿とは物別れに終わりました。でも、一つだけ心残りがあるのです。それを 果たすため公方様のお力添えを頂きたいのでございます」 小松帯刀に将軍の登城命令が。 登城した帯刀の前に現れた天璋院。 「もう こそこそするのは嫌になりました。正々堂々と会いたいと思ったのです ここは大奥です。皆、私の家族。以前のように話して下さい」 「そうですか。あなたは まだお一人という事はありませんよね?」 「妻を娶りました」 「お相手はどのようなお方なのですか?」 「近です」 「そうですかお近さんと 二人が夫婦になられるなんて縁というのは分からないもの ですね」 「それと私は名を小松帯刀と改めました」
※尚五郎が小松家の養子に入ったことだけ知っていて、お近さんと結婚したことは しらない。それはいいとして。 「帯刀」と名前を改めたことを知らないのに、どうやって あの登城命令書が出さ せたんだ。あれには「小松帯刀」と書いてあったよ。 まあ、それ以前に 将軍が、直参でもない、外様大名の家来(陪臣) 帯刀に 登城命令書を出すなんてありえないけどね。まして、大奥に招くなんて。 天璋院は「ここは大奥です」って堂々と言ってたけど。 「またあなたと会えますように」 「お会いできます。必ずや」 ってことは・・・また、会わせるつもりかいな。 http://kazuuun.blog79.fc2.com/blog-entry-1791.html
「永遠の別れ」のように言って、こう しょちゅう会わせるというのは どんなものだろうか? しかも、史実云々以前に、あり得ない設定で再会させるんだから。 (その点、今話での再会が「一番あり得る再会」だったかもしれない)
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