さすらい講師の極私的日常関西のグルメと紀行・音楽・芸能・社会時評時々毒舌も会計士なの？

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NHK 土曜ドラマ「監査法人」　第2回「８００億円の裏帳簿」
健司（塚本高史）が監査を務める大手食品メーカー・飛鳥屋の倉庫で火事が起こる。
しかし財務諸表には火災損失の気配さえ見られない。会社の説明では、倉庫管理は
別会社「あおなみ興産」に依頼しているという。健司は飛鳥屋と「あおなみ興産」
の間に不審な経理処理を見つけ、茜（松下奈緒）は倉庫で飛鳥屋の売れ残り在庫を
見つける。さらに800億円もの裏帳簿を入手し、飛鳥屋が巨額の不良債権を隠す
ために「あおなみ興産」を利用していた実態をつかみ、その裏にはメインバンク
東都銀行が指示した疑いがあった…。

塚本高史、松下奈緒、豊原功補、勝村政信、清水章吾、綿引勝彦、竜雷太、橋爪功

ドラマとしては面白い部類なんだけどねぇ

前回も思ったけど　
やっぱりこれ会計検査じゃないわ。国税調査か検察の捜査でしょ。
一会計士がやることではない。

もう一点は松下奈緒の言葉のきつさだね。一応の上司に対して言葉が乱暴すぎる
「あんた」呼ばわりだもんね。吉野と山中には何か特別な関係でも？
正義感だけで突っ走る若手と、良心と義理やしがらみの間で苦悶する吉野の
対比という点ではドラマとして面白いんだけど。
そういえば理事長と若杉も義理の親子関係なのかな？

それにしても
なぜ、飛鳥屋の社員は会計士の携帯電話の番号を知っていたのだろうか？
裏帳簿を会計士に見せていたけど

以前　食肉偽装のミートホープ社のことで記事を書いた
http://kazuuun.blog79.fc2.com/blog-entry-284.html
「内部告発」って難しいんだよね。それは告発者が当該企業から解雇などの処分
を受けないように「告発者を保護」すればいいというものではない。
それは企業の存続が前提での話。場合によっては、その一つのスキャンダルで
企業存続自体が危うくなるかもしれない。そこそこ大きい企業であっても。
その企業が倒産すれば当然　告発者だけでなく社員全員が解雇されることに
なる。これはその人に余程の正義感がなければ出来ないことである。
自分が生活の糧を失うわけだからね。
だから、「内部」告発ではなく「内部の情報に詳しい元社員」の告発
（悪く言えば自分はもう会社と無関係）となるんだよね。

次回のタイトルは「粉飾の連鎖」
東都銀行の監査へ・・・話が面白くなりそうだ。

2008/06/28 12:39｜映画・ドラマ｜▲

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