こんにちは。
今回紹介するのは、石垣島の離島、西表島の中でも最も美しい滝「クーラの滝」を撮影した風景写真です。
目次
クーラの滝について
クーラの滝は、八重山諸島石垣島の西表島北部に流れるクーラ川上流にあります。
その詳細な位置は、西表島の北部にある上原港から東へ。海中道路を渡った先にクーラ川が流れており、クーラ橋の脇のジャングルをクーラ川に沿って上流に登ること数十分。落差5メートル程の美しいクーラの滝が現れます。また、観光ツアーに参加する事で、クーラ川を上流に向かってカヌーやSUPで昇る事もできます。
クーラの滝を撮影した動機は?
西表島最大の落差を誇るピナイサーラの滝
ちなみにですが、クーラの滝が西表島で最も美しい滝と語るのは、風景写真撮影を趣味にしている自分の持論です。と言うのも、西表島で最も有名な滝と言えば、言わずと知れた「ピナイサーラの滝」ですよね。その雄大な景色を求めて、滝壺まで冒険するさまざまなツアー会社が運営しています。
自分は西表島渡航を計画した当初、ピナイサーラの滝の冒険ツアーへ申し込もうとしていました。しかし、自分が求める景色は絶景の風景写真です。西表島を流れ落ちる滝について調べていると、数多くの滝が存在しますが、クーラの滝を見つけた瞬間一目惚れしました。
滝壺周囲の空間的な美しさ、美しい滝の流れ(形状)。その姿をソニーαとNDフィルターを使って表現したいと思いました。また、過去に西表島のクーラの滝を、写真撮影視点で書かれたコンテンツが無かったかった為、是非この目で見て情報を世界に発信したいと思いました。
あとは、ピナイサーラの滝に行くと滝壺に飛び込む観光客続出ですからね!笑
基本情報
- 所在地:沖縄県 八重山郡 竹富町 字上原
- アクセス:上原港から車で約5分(入口)
※クーラの滝壺へのアクセスは、遭難や事故のリスクがある為ツアーを利用を推奨します。
撮影したクーラの滝の写真
α7III+SAL2470GM2
午後の蒸し暑いジャングルの中を進むと、30分も経たずに滝の音が聞こえてきました。
対面したクーラの滝
α7III+SAL2470GM2+NDフィルター
こちらが西表島で最も美しい滝「クーラの滝」の姿です。
正面ではなく、やや側方から撮影していますが、滝壺が想像以上に広く、三脚ごと滝壺に突っ込んでシャッターを切りました。
今回自分達は、クーラ川沿いではなくジャングルの中からクーラの滝を目指しました。その為、滝の脇にある斜面から降りながら滝壺に降りました。この後、クーラの滝が最も美しく表現できる構図を探します。
寄りで切り撮るクーラの滝
α7III+SAL2470GM2+NDフィルター
クーラの滝の正面の滝壺に三脚を鎮め、寄りの縦構図でシャッターを切りました。
個人的にはドストライクな程に好みな滝姿です。縦一直線に一本の滝が流れ落ち、周囲の岩の形状に対する水の流動感も堪らない程に美しいです。
これを一言で表現すると、まさに「女性的な滝」でしょうね。
この後、反対側からも数枚シャッターを切りつつ、よりベストな構図を追求しました。
引きで切り撮るクーラの滝
α7III+SAL2470GM2+NDフィルター
次は、クーラの滝に対してぐっと後方に下がってシャッターを切りました。
すると、先ほどまでとはまったく違った景色が見えてきました。足元に点々と広がる美しい岩。長時間露光により水面がガラスとなり、美しく反射するクーラの滝。
そしてこの後、クーラの滝の撮影の答えが見つかりました。
最高の一枚を撮る!
α7III+SAL2470GM2+NDフィルター
自分が追い求めたクーラの滝の写真撮影の答えが出ました。
縦に流れる美しい一本の滝。周囲には世界自然遺産に登録された西表島のジャングル。そして、クーラ川の奥地を思わせる美しい川岩とその奥に広がる滝壺。これらを遠方から縦構図で寄って切り撮る事で、自分が表現したい風景写真を撮る事ができました。
ポートレートと題した自撮り!
α7III+SAL2470GM2+NDフィルター
と言う事で、ベストな構図が見つかった為、自撮りしてみました。
ツアーガイドさん、友人二人の四人行動でしたが、各々好きなことをやっており、この写真を撮る為三脚と岩の上を何往復した事でしょう。
※これまで焦点距離や絞り、シャッタースピードなど撮影設定情報を掲載していましたが、持参するカメラ機材を検討・選択するのも撮影旅行準備の楽しみ=醍醐味の為、しばらく情報拡散を控える事にします。引き続きカメラ・レンズ・フィルター情報は載せる為参考にしてみて下さい(本音は執筆時間の短縮が目的)。
今回使用したNDフィルター・レンズ・三脚はこちら↓
クーラ川のマングローブ
α7III+SAL2470GM2
クーラの滝からクーラ川を降る事しばらく。
そこには美しいマングローブの森が広がっていました。ツアーガイドさんは、自分が干潮時にここに訪れたいと言う要望を覚えていて下さり、いい時間帯に案内してくれました。その他、ピナイサーラの滝を撮影した記事はこちら↓
まとめ
西表島で最も美しい滝「クーラの滝」、いかがだったでしょうか。
クーラの滝についてインターネットで調べると、ひたすらにツアー会社や旅行・観光会社が運営するサイトが出てきます。その為、カメラマンや風景写真撮影の視点での情報が少なかった為、この記事が参考になれば幸いです。
実際に足を運んでみて、光芒は出なかったものの、水量(流動感)はちょうど良かったので、そこそこ満足しています。
最後に、焦点距離とレンズのお話をちょこっとします。この時超広角レンズ「SEL1635GM」を持っていました。また、時間も余裕もあったのですが、なんとなくクーラの滝は標準レンズ一択かなと思って撮影してしまいました。おそらく、光芒が出ていれば超広角や魚眼レンズもいいのではと思うので、また機会があれば訪れたいと思います。
ジャングルを歩きながら滝に辿り着くまでに出会った動植物の写真等は、「ツアーに参加してみた!」の記事で紹介したいですね。
それではまた。