こんにちは。
今回紹介するのは、冬の季節に写真撮影を行う為の防寒具、カメラ用グローブ(手袋)です。
自分は東京在住ですが、冬の季節には長野県や山梨県などの寒い地域に星空撮影に行く事が多々あります。そして、星空撮影は朝まで続くため、氷点下5℃以下の中でカメラを扱う事もあります。思い返せば、過去にはマイナス20度の極寒の地、中央アルプスの千畳敷カールでも星空撮影を行なっています。
そんな経験から、冬の写真撮影には絶対必須とも言えるアイテム(防寒具)、カメラグローブ(手袋)について語りたいと思い、この記事を書く事にしました。
目次
冬の写真撮影に必須のカメラ用グローブ!
星景写真がメインの自分にとって冬場の写真撮影は非常に過酷です。その理由は、基本的に三脚の前で何時間もじっとしているからです。冬山登山は常に身体を動かしている為、ある程度機能性(通気性や速乾性)のある服装が必要になります。しかし、数時間じっと耐える写真撮影において、1番の防寒対策は重ね着とホッカイロ、もはやこれ以外に何もありません。
厚い洋服を少ない枚数羽織るよりは、薄い洋服を沢山重ね着し、空気の層を作り、身体の周りを温めるのは基本中の基本です。自分が冬の中央アルプス千畳敷カールで一晩中星空撮影が行えたのも、もはやこの重ね着のおかげです。
ここからが本題!しかし、カメラを操作する上で手や指先はどうしても露出する必要があります。カメラ操作だけでなく、三脚を素手で持った際の氷のような感触、冬に写真撮影を行うカメラマンなら誰もが経験されていると思います。そこで絶対に必要になってくるのが、今回紹介するカメラグローブ(手袋)です。
自分は2017年に防寒具としてのカメラ用グローブについてかなり調査し、一つの手袋を買いました。その手袋はあまりに使い心地がよく、5年目の今も自転車通勤や街歩き、そして夜中の写真撮影で使用しています。
しかし、流石に5年も使っていると、手首の部分が傷んできます。と言うことで、そろそろ買い換えようとも思い、この場で次はどれを買うかなども情報共有していきます。
カメラグローブの選び方!
カメラグローブの選び方は非常にシンプルです。
・機能性:指が出せるか、滑り止めの有無、ミトンの有無(これ重要!記事内で紹介)
・防寒性:生地の厚さ
・手に馴染むか:身につける物として試着は大切!
・デザイン:カメラマンはあまり重要視しない部分ですが、やはり見た目は気になる!
上記をポイントに、自分の撮影エリアが山岳なのか、沿岸部なのか、気温や風速など気象と環境に合わせて選びます。自分の場合、山岳にはあまり行かないので、生地の厚さはあまり重要視しませんでした。
おすすめのカメラグローブ
現在自分が使用しているカメラグローブ
まずは自分が2017年に購入したカメラグローブと、その理由、使い方などを紹介します。
Kenko カメラマングローブ Grip Hot Shot III
こちらが自分が約5年間使用している、ケンコーが出しているカメラグローブです。カメラ関連機材を販売しているケンコーさんですが、非常にシンプルなデザインです。
実は、ケンコーやハクバなど、カメラ関連機材を販売しているメーカーでカメラグローブを作っているメーカーは意外と多いです。どれも、カメラ用に作っているだけあり、滑り止め加工や指が出せる構造になっており、機能性は申し分ありません。また、耐久性は非常に高く、5年間使用しているにも関わらず、指先や手のひら部分に全く破損箇所はありません。強いて言うなら、上にも書いたように手首の布部分だけが傷んできたくらいです。
では、数あるカメラグローブの中で、なぜ自分がこれを選んだのかですね。それは単純に、着用した時の感触(着心地)が非常に良く、自分の手に馴染んだからです。
東京都内の家電量販店には数多くのカメラグローブが置かれており、実際に試着ができます。自分はあらゆるメーカーのカメラグローブを試着してみて、硬いものや厚いものなど、いろいろなものを試しました。そんな中、ケンコーのグローブは非常に手触りが良かったのです。この辺りは、実際にお店に足を運んで試してみる必要があります。
しかし、唯一欠点があります。このケンコーのカメラグローブのは生地が薄いのです。
では、なぜ分厚いカメラグローブを買わなかったのか。それにも理由があります。実際にスキー用に近い、指先が出せるカメラグローブも販売されています。しかし、生地が分厚いと、カメラ本体が非常に持ちづらくなります。そうなってくると、落下事故の危険が出てきます。
では、どうやってこのカメラグローブで氷点下の写真撮影を乗り越えたか。そこに、自分が編み出したちょっとした技(工夫)があります。
それが、使い捨てビニール手袋です(現在コロナウイルスの関係から不足しているとの情報もあり、防寒具として医療用の物を購入する事は倫理的に問題がある為、掃除用が理想です)。
もうお分かりですか?この使い捨てビニール手袋を最初に着用し、その上から、上で紹介したケンコーのカメラグローブを着用するのです。使い捨てビニール手袋は非常に薄いので、触覚がほぼ保たれます。そして、外部からの風は完全に遮断します。これに、中等度の厚手の指が出せるグローブを着用する事で、ある程度の寒さでも耐えられるのです。もちろん、ポケットにホッカイロを入れておくなどその他の防寒対策は必須となります。
2021年今欲しい最高のカメラグローブを発見!
つい先日、家電量販店に行く機会があり、ふらっとカメラグローブを見に行きました。すると、前にはなかった製品が沢山売られていました。その中から、これは絶対に買いたいと思えるカメラグローブを発見しました。おそらくこの記事を書いた後に購入します。
Kenko カメラマングローブ Grip Hot Shot IV Sサイズ ミトン付き
こちらが今現在自分が買おうとしておるカメラグローブです。見てお分かりですか?なんとミトンがついており、指全体を覆うことができるのです。そして何より、自分が今まで使っていたケンコーのカメラグローブです。
これがあれば、星空をインターバル撮影している間など、カメラに触れない場合に指先を2倍に防寒できます。更に今現在使っている三トンのないカメラグローブ、実は朝の通勤で自転車に乗る際に使うと、ギリギリ防寒性が足りなく、指先がけっこう冷たいのです。このカメラグローブを買うことで、自分の通勤スタイルにも良い影響を与えてくれそうです。
これ、絶対に買い増すます!
【2021年12月追記!】
ここちらのミトン付きのカメラグローブを購入し、複数回写真撮影に使用しました。特に三脚前でじっとしている時間帯、ミトンに指を収めると耐寒性がグッと上がります。予想通り、購入して良かったと感じています。
その他おすすめのカメラグローブ
上で紹介した以外にも、自分の調査で良さそうなカメラグローブがいくつかあるので、この機会に紹介しておきましょう。
インターネットの他のサイトでも人気でおすすめされていたこちらのグローブ。自分が上で紹介したミトン付きのタイプと同じでカメラ操作には良さそうです。
ただ、中指から小指にかけて開いている必要があるかと疑問に思い、今回購入候補からは外しました。自分とは逆に、指が5本出た方がいいと言う方にはおすすめです。
ハクバが出しているカメラグローブの中で、厚手タイプのものを紹介します。カメラの握りやすさよりも、とにかく分厚くて防寒星の高いカメラグローブを探している方におすすめです。
このクラスになると値段も5,000円を超えて来ますが、雪山にも対応でき傍観性は確かです。
ハクバかケンコーかと言うお話になって来ますが、こちらは自分が今現在使っているケンコーのカメラグローブのハクババージョンのカメラグローブです。生地の厚さや機能性、価格帯はほぼ変わらず、ハクバが好きな方はこちらを選ぶといいです。
まとめ
今回は防寒具として、冬の写真撮影に使えるカメラグローブを紹介しました。
自分はカメラグローブに関わらず、日常生活で使える手袋を複数持っています。そんな中で、手袋の防寒性能を評価するのに一番都合がいいのが、朝の自転車通勤での使用です。
上でも述べましたが、今現在使っているケンコーのカメラグローブは、正直朝の自転車通勤でやや限界を感じる防寒性能です。逆に、洋服屋のライトオンなどで買った分厚い手袋の方が、よっぽど防寒性能には優れています。
そこで、指先が出せて、なおかつミトンで指全体を覆える現行モデルに買い替えようと思います。もし購入したら追加報告したいと思います。
【2021年12月追記!】
ここちらのミトン付きのカメラグローブを購入し、複数回写真撮影に使用しました。特に三脚前でじっとしている時間帯、ミトンに指を収めると耐寒性がグッと上がります。予想通り、購入して良かったと感じています。
欠点は、やはりミトンを外している間は少し邪魔です(ポケット収納も含めて)。その為、街中歩きなど普段使いでは持ち出していません。ただ、本格的に夜間に写真撮影に行くなど、明確な目的にはしっかり応えてくれるアイテムでした。
皆さんもぜひ、検討してみてください。