お名前は? お玉?お筆?八重?杏? [今日の「これなあに」?]
「お名前は?」 シリーズの最終回です。
お玉さん?古風で控えめだが芯の強い明治の娘という感じのお名前ですね。
森鴎外の「雁」の登場人物の名前もお玉さんでした。
八重さんというと、「八重の桜」の新島八重さんが浮かびますかね。
前述の「橋のない川」に登場する、誠太郎・孝二の従妹は七重でしたが、、、、余談。
お名前は? 竜峡小梅(リュウキョウコウメ)
お名前は? 鹿児島紅
杏さんというと、「ごちそうさん」の「め以子」はん。毎朝会っているうちに、親近感を持ってしまいました。キムラ緑子さんも、出演場面が少ないとさびしいですが、、、。
テレビの杏さんは「アンさん」ですが、この花は「アンズ」さんなのでしょう。後楽園の梅園に植えられていたので、梅の品種名である可能性も捨てきれませんが、近縁種なので並べて植えてあるのかなあと理解しておきます。
アンズについて、安直(アンチョク)ながら、wikipediaをコピーさせていただきます。
アーモンドやウメ、スモモの近縁種であり、容易に交雑する。ただし、ウメ
の果実は完熟しても果肉に甘みを生じず、種と果肉が離れないのに対し、アンズは熟すと甘みが生じ、種と果肉が離れる(離核性)。またアーモンドの果肉は、
薄いため食用にしない。
耐寒性があり比較的涼しい地域で栽培されている。春(3月下旬から4月頃)に、桜よりもやや早く淡紅の花を咲かせ、初夏にウメによく似た実を付ける。美し
いため花見の対象となることもある。自家受粉では品質の良い結実をしないために、他品種の混植が必要であり、時には人工授粉も行われる事がある。収穫期は
6月下旬から7月中旬で、一つの品種は10日程度で収穫が終了する。果実は生食のほか、ジャムや乾果物などにして利用される。種子は青酸配糖体や脂肪油、
ステロイドなどを含んでおり、杏仁(きょうにん)と呼ばれる咳止めや、風邪の予防の生薬(日本薬局方に収録)として用いられている他、杏仁豆腐(今では
「あんにん」と読まれる事が多くなった)の独特の味を出すために使用される。未成熟な種子や果実には、青酸配糖体の一種アミグダリンが含まれる。 日本には古代に中国から伝えられ、万葉集には「杏人」の原文表記があり、またカラモモともカラヒトともモモサネとも読まれていて定かではない。仮名書きのカラモモは古今集に見える。 |
以前(かれこれ20年ほどになりますか)、アンズの苗を庭に植えていたことがありました。
何回か春には花を咲かせ、黄色に輝く可憐な果実をつけるまでに育ちました。わずかな実りでしたが、それだけに美味でした。
でも造成地の庭ですので、土が浅くて硬く、十分根を張りきれなかったのでしょうか、台風でなぎ倒されて枯れてしまったのでしたっけ。記憶もあやふやなほど、昔のことになりました。
余り、スーパーなどに大量には出回らないし、買ってまで食べようとも思わないですが、姿、味ともに、好ましい果実の一つです。
室生犀星に「杏っ子」 という作品がありました。「あんずっこ」と読みます。
犀星の自伝的小説で、小説家平山平四郎は作者自身、娘の杏子(きょうこ)実の娘の朝子さんがモデルと言われます。
犀星の自伝的小説で、小説家平山平四郎は作者自身、娘の杏子(きょうこ)実の娘の朝子さんがモデルと言われます。
映画(解説はこちら)やテレビドラマにもなったそうです。(私は見ていません)
犀星全集などに掲載されている朝子さんの少女時代の写真など見ると、無垢で思慮深く高貴な感じの美貌で、高校時代、その写真の少女にちょっとあこがれました。
室生朝子さんは随筆家、作家として活動され、2002年亡くなられました。
コメント 0