今回はJR東海道本線・東海道新幹線・天竜浜名湖鉄道が乗りいれる、静岡県掛川市の掛川駅前にあるモニュメントを紹介します。ここはボリュームがかなり大きいので、北口と南口に記事を分け、今回は北口のものを紹介したいと思います。
まずは駅舎に近いところにある二宮金次郎の銅像です。二宮金次郎と言えば小学校の校庭にあり、夜中に動き出すとかいう怪談話をよく作られるアノ像ですが、駅前にも設置されているところはあり、以前にも
JR信越本線古間駅にあったものを紹介しています。しかし小学校や古間駅にあったものは石でできた像であり、ここのような銅像は初めて見たかもしれません。ちなみに設置年月日は1988年(昭和63年)3月13日で、新幹線掛川駅開業記念として設置されたもののようです。二宮金次郎である理由としては、掛川が二宮尊徳の指導を受けた岡田佐平治の出身地で、大日本報徳社があったからだそうです。
次は「奴さんからくり時計」という名前の時計台です。・・・ご他聞に漏れず動いているところを見ることは出来ませんでした。説明によれば「殿様行列の先頭をいなせな姿の奴さんが美菜さんを歓迎いたします。」とのこと。網みたいな所はスピーカーだよなぁ、どこから出てくるんだろ・・・
次は駅前交差点からの道路の歩道に設置されている女性の銅像2体を紹介します。タイトルは1枚目の薄着の女性像が「暁光」で、2枚目の裸婦像が「仰」です。作者はどちらも日展会員である静岡県在住の彫刻家・松田裕康氏であり、「暁光」が1998年(平成10年)3月11日に新幹線掛川駅開業10周年を記念して、「仰」が1990年3月11日に掛川商工会議所青年部に寄贈されて設置されています。
次は駅舎を出て右手のところにある「玄」という噴水モニュメントです。デザインしたのは彫刻家・ジュンスズキ氏であり、
同氏のホームページでも紹介されています。このモニュメントの狙いは北の市街地の発展のようですが、このモニュメントは南口にある「合体」というモニュメントとリンクしており、鉄道などによって分断されてしまった街えお改めて統合し、掛川城-駅前通-玄-合体という気の流れを創り出したいという意図もあるようです。
「合体」を含む、南口のモニュメントはまた次回記事にしますね。
- 2016/03/22(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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