天皇杯優勝の余波!ということで、今回は同じく横浜市にある相鉄線天王町駅(保土ヶ谷区)のモニュメントを紹介します。

まず紹介の前にここの駅前についてご説明を。ここの場所は江戸時代に東海道の程ヶ谷宿(保土ヶ谷宿)があった場所であり、江戸の日本橋から約八里のところとなります。駅前は「天王町駅前公園」として整備されています。

その「天王町駅前公園」には、「旧帷子橋跡」という、ここの地域に以前存在した橋のレプリカが設置されています。実際に水が流れている川があるわけではないため、砂場の上に木の板を敷いたような仕上がりとなっており、少し周りの風景と不釣合いな状態になっています。
説明版によりますと、帷子橋は江戸時代の程ヶ谷宿を代表する場所であり、数々の芸術作品にも登場してきた施設であり、歌川広重の「東海道五十三次之内 保土ヶ谷」がその代表的な作品だそうです。ちなみに現在帷子川はこの場所を通っていないのですが、それは相鉄線の建設時に川の流れを付け替えたからだそうで、もともとはこの天王町駅前に川が流れており、帷子橋もこの公園の敷地となっているところに設置されていたとのことです。
駅前のちょっとした公園に、芸術作品でも取り上げられた史跡のモニュメントがあるというのは、趣き深いところがありますね。
- 2014/01/06(月) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0