今回は政治駅として名高い、東海道新幹線の岐阜羽島駅前のモニュメントを紹介します。この駅には名鉄羽島線の新羽島駅が隣接しており、岐阜市内への移動はそちらを利用することになります（私は名鉄でここまできました）。
まずは政治駅と呼ばれる要因から。北口付近にある、地元岐阜県出身の政治家、大野伴睦氏と夫人の像です。大野氏は地元岐阜から衆議院議員に選出され、自民党副総裁も務めた大物政治家です。さて、この大野氏ですが、東海道新幹線開通の際に、この岐阜羽島駅を誘致した人物として知られており、銅像の説明板にもその旨が記載されています。この駅設置については「もともと東海道新幹線は大垣駅を通るか、通らずに都市間高速移動を実現させるか議論されている中、大野氏が折衷案として羽島市に駅を設置するよう誘導した」という説や、「降雪のある関が原を通過できなくなったときのために、折り返し駅が必要」という説もあり、一概に一政治家の権力で駅を設置したというわけではなさそうです。しかしこの像が設置されていることで、政治家の権力で駅を設置したというイメージが強くなっていることは、否定できないでしょう。
続きましてはこちらも北口ロータリーにある地元縁の人物のもの。羽島市周辺出身と考察されている江戸時代の僧侶、円空上人が作成した仏像彫刻を模したモニュメントです。円空上人は全国各地で独特な仏の木像を残している人物として知られています。このモニュメントはその作品の中でも、市内に残されていた「護法神像」をモデルにしているとのことです。街頭などと比較していただければ、この像の大きさが分かるかと思いますが、相当大きいです。このような彫刻を制作するのもかなり大変なのでしょうね。
続きましては南口広場にある「飛翔」という名のモニュメントです。銀河鉄道777のようにも見えますが、飛行機のようにも見えます。このモニュメントのように柱の上にぽつんと何かが立っているものって結構ありますよね。それで「飛翔」と名がついていると鳥かなとも思うのですが、実際に何なのかはよく分かりません。皆さんも何なのか想像してみてください（笑）
最後は南口の入口付近にある、「交通事故をなくそう」と彫られた木のモニュメントです。ものすごい形をしていますが、木そのままなので自然の造型なのでしょう。私にもこんな木の切り株を見つけて「どこかに展示したい」と思ってしまった設置者の気持ちがなんとなくわかります。「交通事故をなくそう」と言うことなので、地元警察かPTAが設置したのでしょうかね。
- 2013/10/25(金) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
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> 全国的に政治請願駅のイメージが強いですね。
> 鉄道に詳しくないミーでも聞いたことのある
> エピソードですね。やはり写真のような
> 銅像があるのも頷けます
>
> 一度自動車で近くを通ったことがありますが
> 観光バスのターミナルや、レンタカー店や
> ホテルなど意外と発展しているように思えました
>
> 関西方面からはこだまで岐阜羽島まで行き
> レンタカーを借りて、交通の不便な奥飛騨の
> 温泉地へ行けば、マイカーで自宅から自走
> するより楽だとは思います
> 名古屋駅で借りると、都心の信号など多い
> 区間がありますので、羽島がちょうどいいような
> 気がします。もちろん大人数ならマイカー自走が
> 安いですが
>
> 京都、大津の渋滞も回避できます
フウ様
こんばんは。
特急「ひだ」が大阪駅から出ていたと思いますが、
1日1本なので気軽に利用するのは難しそうです。
確かに関西方面から飛騨へいく場合は、
岐阜羽島からレンタカーが一番便利かもしれませんね。
- 2013/10/26(土) 21:58:13 |
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