今回も引き続き東急田園都市線の駅から。神奈川県横浜市青葉区の青葉台駅前のモニュメントを紹介します。
まずは・・・駅前かどうかかなり微妙なラインの場所から。駅舎の中と言えば中ですが、駅名標よりは外側です。ここにはバレエダンサーの練習着のような服を着て、ポーズをとっている女性の銅像があ弘行ります。靴も履いておりますが、バレエシューズのように見えますね。タイトルは「ゆめ」で、作者は彫刻家の茂木弘行氏とのこと。少し調べてみたのですが、どうやらこの作品は広島県の
呉市立美術館にも同じものがあるようです。製作は1991年(平成3年)とのことです。
次はバスロータリーの端の方の島の中にあるこちらのモニュメント。上の部分がニワトリの形になっています。
こちらのページでも紹介されていますが、彫刻家の向井良吉氏によって製作された「風見の鶏」という作品で、1966年(昭和41年)の駅開業時に設置されたもののようです。タイトルはまぁ、見た目通りって感じですね。ちなみにニワトリの下に出っ張ったところがあるのですが、どうやらこれはスピーカーで、昔はミュージックチャイムが鳴っていたそうです。
ここからは余談。ちょうど訪問したときに珍しいものを見かけました。
東急バスの連接バスが教習を行っていました。昨今のドライバー不足解消のため、東急バスでも連接バスを導入すると聞いていましたが、見るのはこの時が初めてでした。連接バスって運転する場合けん引免許必要なんですかね?ちなみに後ろには普通の東急バスが停まっていますが、連接バスはデザインが全然異なります。既存のバスではなく、田園都市線の2020系に似せているようです。ちなみに大井町線の6020系デザインの連接バスもあるらしいです。
- 2024/11/24(日) 03:00:00|
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しばらく遠方の記事が続いたので今回は近場から。9月に東急のQRコード乗車券「Q SKIP」の半額キャンペーンがあったので、一日乗車券を使用して普段行くことのない東急線の遠いところに行ってきました。ということで今回は、東京都町田市にある田園都市線の南町田グランベリーパーク駅前のモニュメントを紹介します。ここの駅前は商業施設「グランベリーパーク」が整備されており、休日は買い物客でにぎわいます。私がこれ以前に訪問したときは、グランベリーパークの前身のグランベリーモールすらない子供の頃(東急線のスタンプラリーが全駅だった頃)だったので、当時の殺風景さと比べて随分変わったなぁと驚きました。
まずは駅舎の額縁っぽいところに飾られているこちらを紹介します。これは南町田グランベリーパークが受賞した、まちづくりに関する賞の受賞碑です。左上は「都市景観大賞」の都市空間部門を受賞したことを示すものです。この賞は
国土交通省によれば、『公共的空間と建物等が一体となって良質で優れた都市景観が形成され、市民に十分に活用されている地区を対象』としているようであり、ここは『車中心の時代の機能別施設主義で出来ていた既存の駅前エリアを、新しい時代の発想で組み替え、人々が集い、楽しめる回遊性のある街の複合空間を、魅力的に創り出した画期的なプロジェクト』と評されたとのこと。
次に右上は「LEEDゴールド認証」を獲得していることを示すものです。これは米国グリーンビルディング協会による環境認証システムであり、ここは「LEED ND(まちづくり部門)」と「LEED NC(新築部門)」にチャレンジし、『シームレスで歩いて楽しいまちづくり、グリーンインフラを活かしたランドスケープデザイン、環境に配慮した総合的な取組に対してゴールドランクの認証を獲得』したとのこと。
最後の左下はみどりを用いた施策に取り組み、成果を上げたまちづくり活動にを表彰する「緑の都市賞」の「緑の事業活動部門」の受賞碑です。ここは『「まちのオープンスペース」を、新しい価値に据えた官民一体のまちづくりや、地域と一緒に取り組んできた、まちの中で育った木をまちづくりに活かす独自の取り組み』が評価されて「国土交通大臣賞」を受賞したとのこと。
次はグランベリーパーク口を出た向かいにある・・・
・・・スヌーピーの像なんですが、カボチャに囲まれています(笑)
ちょうど訪問したのがハロウィン装飾の始まりの時期だったということで、この辺り一帯がカボチャだらけになっていました。普段であればスヌーピー像が素のままいるはずです。
ちなみにこちらは田園都市線の下りホームに設置されているスヌーピー像。駅前の物とは首輪の色が異なります。なぜここにスヌーピー像があるのかというと、
スヌーピーミュージアムの最寄り駅となっているからです。もともとこの施設は2016年(平成28年)に2年半の期間限定で六本木に開館したのですが、大変盛況だったこともあり、2019年(令和元年)12月にグランベリーパーク内に移転してきました。東急では像の設置だけでなく、原作コミック「PEANUTS」75周年と南町田グランベリーパークのまちびらき5周年を記念して、現在2020系の1編成が「PEANUTS」のラッピングを施した「南町田グランベリーパーク号」として、10月から走行開始するような企画も行っているようです(私はまだ撮影できていませんが、いつか撮影に行きたいですね)。
- 2024/11/20(水) 15:00:00|
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前々回、前回で長野県伊那市のJR飯田線
伊那市駅、
伊那北駅の記事を書きましたが、わざわざ日帰りでここに来た理由は・・・
これです・・・いや、これはたまたま見つけたものなのですが、伊那で昔から親しまれている「ローメン」を食べたかったからです。実は10年以上前にも伊那市に来た時にローメンを食べたのですが、どんな味だっか忘れてしまったので、改めて食べようと思ったのでした。確か羊肉が入った焼きそばみたいなやつだったと、覚えています。ちなみにこの地にはローメン発祥の店があるので、この石碑が設置されたようです。
ということで今回は、ローメン発祥の店である「萬里」に入店します。当然頼むのはローメンです。1杯850円・・・相場としてはどうなんでしょう?最近はラーメン1杯1,000円もありますからねぇ・・・
ちなみにカウンター席には「ローメンのおいしい食べ方」という張り紙がありました。ん、ソースを入れる?そんなんだったっけ?そんなことを考えている間に出てきたローメンは・・・
あれ?こんなんだったっけ? 昔食べた焼きそばはもっと焼きそばっぽいものであり、このような黒石つゆ焼そばのようなスープはありませんでした。調べたところ、伊那のローメンには2種類あって、もともとはこのようなスープに入ったものだったのですが、のちにスープなしのものも登場したのだそうです。つまり私は派生形を先に食べていたということになります。しっかし、まぁ・・・全然見た目が違うので、戸惑いは隠せませんでしたね。
肝心の味の方ですが、羊肉の独特の臭みはしっかりあります(私はこれは全然OKですが、人によっては好みが分かれるところですかね)。私は酸っぱいのは苦手なのでソースを1回しだけかけて食べましたが、もともとのスープが結構甘めなので、ガンガンソースをかけたり、唐辛子を入れたりして辛めの味付けをすればよかったなと、少し後悔しました。
今度はスープなしのローメンを再訪したいところですね。
- 2024/11/17(日) 03:00:00|
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もう一つ伊那から。今回は
伊那市駅の一つ辰野寄りの、JR飯田線伊那北駅前のモニュメントを紹介します。伊那北駅も町の中心部にあり、両駅間は1kmもないので、次の列車を待つまで歩いて移動することもできます。
こちらの駅は随分前に無人駅となっているのですが、利用者数は伊那市駅とあまり変わらないほど多く、駅前ロータリーが整備されています。そこには所謂歓迎塔のモニュメントが設置されているのですが、書かれている文言が「ようこそ伊那節と勘太郎の町へ」で、伊那市駅にあったものと同じになっています。どちらも設置者がライオンズクラブですからねぇ・・・。しかし大きな違いは裏側。こちらは裏側にも文字が書かれており、「深く学び広く行動」と書かれています。伊那北駅付近には高校が多いようなので、高校生向けの言葉として学びについての言葉が書かれているんですかね。
次は上のモニュメントの横にあるこちら。伊那市駅でも紹介した伊那市のゆるキャラ「
イ~ナちゃん」が針になった日時計が設置されていました。確かにこの画像を撮影した時間は12時42分なので、だいたい時間は合っていますかね。ちなみに「近似計算による均時差」のグラフが設置されていましたが、日時計って時期によって15分以上も時間の差ができてしまうんですね。そして夏場に逆転現象が発生するというのも初めて知りました。
- 2024/11/13(水) 15:00:00|
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今回は長野県伊那市の中心部にある、JR飯田線伊那市駅前のモニュメントを紹介します。
前回の記事が茶臼山の向こうの南木曽駅でしたが、訪問はその流れではなく、一週間後改めて日帰りで訪問しました。
まずは駅前にあるこちらの金属製の、アロエのようなモニュメント。いや、アロエは関係ないんですがね。「ようこそ伊那節と勘太郎の町へ」と書かれた歓迎モニュメントのようです。裏には設置年月日が記載されていましたが、1994年(平成6年)1月17日とのこと。ちなみに伊那節とはこの辺りに伝わる山岳信仰の民謡で、「勘太郎」は1943年(昭和18年)に公開された映画『伊那節仁義(伊那の勘太郎)』の登場人物のようです。
次は先ほどのモニュメントの隣にあるこちらの裸婦像。タイトルは「希望」とのこと。過去にも同じタイトルの裸婦像は
新得駅や
玉名駅にもありましたので、同じ作品が他の場所にもあったりするかなと思い、過去の記事を見返してみましたが、流石にありませんでしたね。ポーズを考えると、同じタイトルの像よりも
別府駅の油屋熊八像が頭に浮かびました。裏面には説明がありましたが、これは伊那ライオンズクラブの15周年を記念して1978年(昭和53年)4月に、彫刻家の中村喜平氏により制作されたもののようです。中村氏は1913年(大正2年)に伊那市で生まれ、晩年までここで活躍されていた方のようです。
次は駅舎の前に設置されているこちらの石。赤みがかったものや青みがかったものなど、七種類の石が置かれていますが「天竜七石」と呼ばれている、天竜川で採れたもののようです。寄贈者は天竜上伊那愛石会という組織であり、設置は1968年(昭和43年)7月とのことです。先ほどの裸婦像よりも10年早く設置されたようで、この駅が昔から町の玄関として使用されてきたことがわかります。
最後は駅舎の前にある水飲み場なのですが、なんか足元が気になったので撮影してみました。「二つのアルプスの惠 おいしいイ~ナの水」と題し、水滴のようなキャラクターがコップで水を飲んでいます。おそらく飲料利用できる井戸水が出るのでしょうね。ちなみにこのキャラクターは伊那市のゆるキャラ「
イ~ナちゃん」と言い、水の妖精なんだそうです(お米じゃないよ!だってw)。
- 2024/11/10(日) 03:00:00|
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美濃太田から東京方面に帰ります。と、その前に少し途中下車。今回は長野県木曽郡南木曽(なぎそ)町にある、JR中央本線南木曽駅前のモニュメントを紹介します。
まずは駅舎を出て左手のところに設置されているこちら。昔の常夜燈を模した照明のようです。訪問時はまだ明るかったので点灯していませんが、暗くなると点灯するようです。
ちなみに同じ常夜燈がもう少し先の駐車場入り口を挟んだところに設置されているのですが、その前には「中山道 信濃路自然歩道」という石標がありました。この南木曽駅の辺りは、中山道三留野(みどの)宿があった場所であり、元々駅名も開業当初は三留野を名乗っていたようです。常夜燈を模した照明が設置されていたのは、宿場町であったことをPRするためのものと考えられます。
ちなみに「信濃路自然歩道」についてですが、
南木曽町観光協会の観光案内図のところでも紹介されていますが、この駅から2つ隣の野尻駅まで、与川地区を通るルートと柿其渓谷を通るルートの2つが「信濃路自然歩道」に指定されているようです。ちなみに側面には「長野県知事 西沢権一郎書」とありますので、西沢氏が知事だった1959年(昭和34年)から1980年(昭和55年)の間に設置されたものであると考えられます。
- 2024/11/06(水) 15:00:00|
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前回の記事まで岐阜県美濃加茂市のJR美濃太田駅前のモニュメントを紹介しましたが、ちょうど私がここに降り立った時にお昼時だったので、昼食とることに。
駅前に「太田飯店」という台湾料理屋さんがありましたので、入店することに。幟がありますが、「ベトコンラーメン」というのが名物とのこと。少し調べてみましたが、このラーメンは愛知県一宮市のまたは岐阜県岐阜市の中華料理店が発祥とのことで、前者が醤油味、後者が味噌味になっているようです。ちなみに“ベトコン”という名前は南ベトナム解放民族戦線から取られているようですが、味付けなどはベトナム料理とは全く関係ないそうです。ということでこのベトコンラーメンを食べてみることにします。
出てきたラーメンはこちら。丸揚げとなったニンニクが目立ちますが、これがベトコンラーメンの最大の特徴です。ニンニクってそのまま食べると結構苦いですね・・・。それ以外はもやし、ニラ、豚肉を炒めたものが乗っています。(写っていませんが)麺は少し太めの麺が採用されています。スープはたぶん豚骨系なので、愛知発祥のものに近いようです・・・が、唐辛子が入っているので結構辛めであり、細かい味の違いまでわかりませんでした。中京圏では辛い台湾ラーメンが有名ですが、こちらも十分辛かったです。食べた後は汗だくになってしまいました。
ちなみに岐阜市の味噌系もどういうラーメンか気になりますね。
- 2024/11/03(日) 03:00:00|
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前々回、
前回に続き、岐阜県美濃加茂市のJR美濃太田駅前のモニュメントを紹介します。今回は最後の記事となりますが、前回の「堂上蜂屋柿」のモニュメントの後ろの公園(大手町公園)に彫刻作品がたくさんあるので、それを紹介していきます。公園の入り口には設置図と説明も用意されていました。ちなみに作品はすべて、1988年(昭和63年)の美濃加茂彫刻シンポジウムの出展作品として制作されたもののようです。
1番目の作品はこちら。タイトルは「空の神様」で、異国の古代の神様が、広げた翼を落として安らいでいるようなデザインとのこと(翼はなんとなくわかりますね)。作者は塚本悦雄氏で、”東京都”から出典したようですが、
こちらによればこの頃は藝大の大学院に在籍していたようです。現在は青森県にある弘前大学の教授と彫刻家を兼業されているそうです。
2番目は岩をステンレスの線で囲っているようなモニュメント(古新聞をビニール紐で縛っているような感じ?)。タイトルは「始まりの中で」であり、説明には「荒野の風景の中で無限なものに向かって人間は形を生み出す。その始まりの中で」とあります。う~ん、難しい。ちなみに作者は徳島県出身の彫刻家・八木麟太郎氏であり、(
八木氏のホームページにも少し記載がありました。
次は木の枝を金属で表現したこちらの作品。タイトルは「協奏する木立ち」であり、枝はバッファローの角のように広げているらしい・・・どちらかというと、エゾシカっぽいような気もします。作者は彫刻家の眞板雅文氏とのこと。ちなみにタイトル板は”真板”となっていますが、”眞板”が正しいようです。
次は脚のような形のこちらの石像。タイトルは「三個の空間」で、作者は韓国の彫刻家・全國光(チュン ククァン)氏であり、ここにある作品の中で唯一国外のアーティストによるものとなっています。ちなみに説明には「斜めに働く力は天をめざして伸びる」とありますが、結局”三個”が何を指しているのかはわからず・・・。
5番目は布を重ねたような形のこちらの作品。タイトルは「五層の風Ⅰ」であり、「重さと体積を奪われたようなしなやかな石は、シャープでさわやかな風の表情を作る」様を表現しているそうです。。。ちなみに作者の佐光庸行氏は、
名鉄犬山駅前の「縄文石」という作品も手掛けています。
6番目はトーテムポールのように聳え立つこちらの作品。タイトルは「木曽の水うまし」・・・え!それタイトル?水なんて流れてないけど!説明のところには「内側を木曽の水が流れる」と書かれていますが・・・う~ん。ちなみに作者は彫刻家の高岡典男氏とのこと。
7番目は・・・もう彫刻なのか何なのかわかんねー(笑)。石が何個か並んだ先に、ステンレスの壁が立ちふさがっています。タイトルは「環流─美濃加茂1988」で、作者はランドアート作家の大久保英治氏です。説明には「大から小へ、小から大へ、頭を揃えて並ぶ飛び石は列島の島か、それとも木曽川の石か」と書かれていますが・・・最後の壁は結局何なのでしょうか?
最後は彫刻作品として紹介されているものではない、公園の入り口にあるこちらのモニュメント。タイトルは「飛躍」で、日本全国あちこちに設置されている定番の名前です。これは美濃太田駅北土地区画整理事業竣工記念として設置されたものであり、土台部分の裏手には事業の沿革・経緯と組合員の名前が記されていました。ちなみにこのモニュメントの形状、この駅の一番最初に紹介した「
天空の門」に似ているように思えるのですが、気のせいでしょうか・・・。
- 2024/10/30(水) 15:00:00|
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前回に続き、岐阜県美濃加茂市のJR美濃太田駅前のモニュメントを紹介します。今回からは北口のものを紹介します。
まずは駅を出て左手にあるこちらの大きなモニュメント。前回の記事で時計塔を紹介しましたが、こちらも時計は無いものの、同じ系統のモニュメントのようです。どちらも
みのかも女性活躍支援センターリオラの広告として使用されているもののようです。設置者もおそらく美濃加茂市なのでしょうね。
次は上のモニュメントの近くに設置されたこちら。木の板を彫って看板のようなものを作っているようですが、隣の説明によればこれは、美濃加茂市の特産品である干し柿「
堂上蜂屋柿」のパッケージデザインを模したもののようです。堂上蜂屋柿は平安時代からこの辺りで生産されているようで、室町幕府第10代将軍・足利義稙や、前回紹介した坪内逍遥などの歴史上の人物も好んでいたものとのこと。2007年(平成19年)3月には、絶滅の恐れがある食材を守るための取り組みである、スローフード協会の「味の箱舟」に選定されています。おそらくこのモニュメントはその記念に設置されたものなのでしょう。
次はロータリーの向かい側にある・・・”祠”です。何の祠かって?いやいや”祠”ですってば!・・・Googleマップを見てびっくり!”祠(大手町1-61)”という名前で誰かが登録していました。祠の中には庚申塔のようなものが設置されており、大きいものと小さいものの2つがあります。しかし大きいものは何も文字が書かれておらず、小さいものには何かが書かれているものの、彫が浅く読み取れませんでした。一応「昭和」という文字は読み取れるので設置時期だけはわかりましたけどね・・・
次はロータリーの真ん中にあるこちら。よくある植樹とそれを示す石碑です。石碑には「美濃加茂市制50.周年記念 平成16年植樹 美濃加茂ロータリークラブ」とあるので、時期と設置者はわかりますが、品種の記載がありません。美濃加茂市の市の木であるムクに見えますけどね。ちなみに「創立100周年」とも書かれていますが、これは美濃加茂ロータリークラブではなく、本家のロータリークラブがシカゴで発足して100年ということを示しています(厳密には1905年発足なので、平成16年=2004年時点では99年ですけどね)。
さて、大分美濃太田のネタでおなか一杯になってきましたが、ここの駅前からはまだ続きます・・・
- 2024/10/27(日) 03:00:00|
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高山からは、JR高山本線の終点まで乗り通しました。ということで、岐阜県美濃加茂市の美濃太田駅前のモニュメントを紹介します。この駅は非常に多くのモニュメントがあるので、3回に分けて紹介します。今回は駅の南口側にあるものを紹介していきます。
こちらは広めのロータリーが整備されているのですが、その中の島に上の画像のモニュメントが設置されています。赤い立方体がルの字のように組み立てられているので、遠くから見てもかなり目立ちますね。タイトルは「天空の門」であり、作者は
横浜シーサイドライン市大医学部駅の「風景の中の譜」と同じ、神奈川県の松田町を拠点に活動していた彫刻家の斎藤史門氏とのこと。1994年(平成6年)8月22日と日付がありますが、この時に美濃加茂市制40周年記念事業の美濃加茂彫刻シンポジウム'94が開催され、その出展作品だったようですね。
次は上のモニュメントの横にあるこちら。城壁のようにも見えますが、下に水があるので噴水彫刻でしょうか?(水が出ていないのでわかりませんが)ちなみにこの辺りには昔、毛利山城というお城があったとか。
次は「天空の門」の島から横断歩道を渡ったところにあるこちらの胸像。『小説神髄』やシェイクスピアの翻訳で有名な、坪内逍遥の像です。説明書きには詳しい経歴が書かれていますが、そもそも坪内逍遥は美濃国加茂郡太田宿出身であり、説明の最後にも「郷土が生んだ偉人」を書かれています。日付の記載がありますが、1991年(平成3年)10月27日とあり、美濃加茂ライオンズクラブ結成30周年記念事業として建立されたと書かれています。
こちらは胸像の向かいにある時計塔(ただの時計塔ですが一応撮影しておきました)。詳細の説明はありませんが、上部が蕾のような形になっています。
ここからはロータリーから南に伸びる、駅前通りにある星座に関する像を紹介します。駅前通りには12星座の像が設置されており、上の画像の牡羊座から始まって岐阜県道207号線(旧国道12号線)のところで折り返し、最後の魚座で駅前に戻ってくるような配置になっています。とりあえず今回は1ブロック内にあるものだけを紹介します。
その向かいの位置に設置されているのが、最後となる魚座の像。2匹の魚ということですが・・・なんだか無理な見え方のようにも思えます。この星の位置で魚と言われたら、ウナギか、アナゴか、ウツボか・・・
最後は水瓶座の像。トロイの王子ガニュメデスが水瓶を持っている様を表現しているようです。いや~・・・
布袋様に見えてしまうのは私だけでしょうか・・・
次回の記事からは北口のものを紹介しようと思います。
- 2024/10/23(水) 15:00:00|
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