10年前の碓氷峠廃止までは名前の通り、信越本線として長編成の特急列車が頻繁に行き交う重要路線でした。今の横川までの行き止まり盲腸線時代とは大違いな活気ある線区だったのを思い出します。
安中~磯辺の定番ですが、後追い気味に妙義山バックで捕らえました。
写真の最高峰が白雲岳で何度か登って撮影しました。
そんな事思いながら撮りました。
ここ3回で紹介したカットはすべて今は無きコダックのテクニカルパンを使っています。
本来このフイルムはマイクロフィルムとして文書保存に使う低感度、激微粒子、高コントラストな特殊フィルムです。
これをISO64で撮り、テクニドールリキッドで高温長時間現像して通常に近いコントラストまで落してます。
中判カメラを凌駕する微粒子と強烈なエッジ、青い空も白く抜ける独特のトーンはじゃじゃ馬フィルムながら、時々使っていました。
これを中判で使うとほぼ無粒子な大型プリントが可能です。
今となっては懐かしのフィルムですが・・・
EF62+旧客を後追いで。
遠景の妙義山がシャープに出るのもこのフィルムの特性。
あさまとローカル115系の離合。
今では考えられない賑わった光景です。
テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2007/09/30(日) 19:12:13|
- 電化区間
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
おばんでございます。
TP2415と聞くと、自分は「天文フィルム」と即答してしまいます(おいおい)
もともと感度も低いのでそんな目的のフィルムではなかったのですが、ある時期から水素+窒素ガスでフォーミングして超増感(後増感ではなく、前増感ってやつです)するやり方が天文ではやったのです。
感度は実効ISO200くらい、相反則不軌が大変小さく、粒状性もトライXの数分の一。 コントラストも高く、まるで大天文台が撮ったような写真が撮れたのです。
ただしピント・ガイドその他の精度を以前の4倍程度要求するといった超マニア用フィルムといったところでした。
むろんローアマチュアな自分は触ったことすらありませんが(爆)
ハイアマチュアのモノクロ天体写真といえばTP2415だったのです。
今はすっかりデジタルに押されてしまい、フィルムの部も少なくなりました。
そうですか、いまはないのかぁ。 時代だなぁ…
なつかすいなぁ
- 2007/10/02(火) 00:09:30 |
- URL |
- 水無月 #0J7OSD42
- [ 編集]
仕事激多忙で遅レスゴメンです。
このフィルム知ってる人も最近では少なくなりましたな。自分は当時キャパの記事で一般撮影に使えるの知り、アレンジして使ってました。引き伸ばし機でプリントするのにルーペ拡大しても粒子見えない凄いフィルムでしたね。
何回かブローニーで撮りましたが、凄い上がりでした。
因みに星撮影しなかったので水素増感は未体験です。
- 2007/10/09(火) 00:11:54 |
- URL |
- かしゃ猫@モバイル #-
- [ 編集]