かんぱねるら通信 結局小説まだ読んでない
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BLEACH・朽木ルキア総受至上主義!ただただルキアを激しく萌え愛でて溺愛しているブログです。あと時々猫の話。

結局小説まだ読んでない

ルキアさんの小説、読みつつ戻りつつ、パラパラと見つつ・・・・
なぜかまだ読み終わってません。薄い本なのに。
なんだろ。読み終わるのがもったいないのかも。なんせ、他に公式供給がない状態だし・・・(;´Д`)アウ...。

そんな中、銀魂再アニメ化のニュースにかなり嬉しくなってます。
と同時にどうしても言いたい一言。

BLEACHは? 。・゚・(ノД`)・゚・。







本日久々の更新は、侍女ルキです!
突発のつもりがまたやっちまってます。
私が悪いんじゃなくて、松原センセーのちよちゃんがいけないんだと思います。
「許す!」という方は追記からお願いします<(_ _)>
 前作はこちら






お父様、お母様、おかわりなくお過ごしでしょうか?
わたくし、雪乃が朽木の家にあがってから、すでにひと月が経とうとしています。
世間知らずなわたくしに姫君のお世話という大切なお仕事が務まるのか不安でしたが、皆さまとても親切な方たちばかりで、おかげさまでつつがなく日々のお勤めをさせて頂いております。
どうぞご心配なされぬよう、おじい様にもお伝えください。
こちらでは私たち仕えの者も、姫様と一緒にいろいろ習い事をさせて頂いています。同じ年頃の切磋琢磨しあう者がいた方が、姫様にも私たちにもいろいろ為になるのだとか。
家にいるときはあれほど習い事を嫌がっていた私ですが、姫様にみっともない姿をお見せしてはいけないという思いから、今は何事も一生懸命頑張る毎日です。

朽木さんちのひみつの事情 そのに


「あ、雪乃さん。明日のお茶のお稽古なんですけど、ルキア様のご都合で中止になったんですよ。もし他の方をお見かけした際には、同じようにお声をかけて頂けないからしら。」
一人で休憩していた私に声をかけてきたのは、私より1年先輩の蓉子さんだった。
書きかけの手紙を慌てて片づけながら、蓉子さんの苦々しい様子に思わず聞き返す。
「承知しました。 ルキア様、どうかなさったんですか?」
「明日、緊急の副隊長会議だそうよ。それでお休み返上になってしまわれて・・・」


十三番隊で副隊長を務めるルキア様はお忙しいお身体だ。
通常のお勤めとは別に、会議だ事件だと、何かあるたびにお仕事に出向かれる。
そんな大変で大切な護廷隊と同時に、ルキア様は朽木としての貴族の仕事もしなくてはならない。
必要なものから無駄に見えるものまで貴族の家にはなにかと行事があるし、当然それには準備の時間も取られる。 茶会や宴といった貴族同士の交流も行わなければならないし、四大貴族ともなればその量も半端なく、ないがしろにできないものもあるだろう。
そして、そういったものの合間をぬって、たしなみとしてのお稽古事をいくつもこなしていく。それが貴族の子女としての義務だから。

そんなわけで、ルキア様がお忙しいのは仕方のないことなのだけれど、実際に間近でみるその忙しさは本当にすごくて、どうしてもお体を心配してしまう。
それは他の人も同じなようで、今私の隣では蓉子さんがルキア様のお休みを奪った(・・・わけではないと思うのだけれど)他の副隊長の皆様に対して呪いの言葉を吐いていた。
護廷十三隊の副隊長という雲の上も同然のお方たちに対するその傍若無人ぶりに、前の私だったら目を白黒させていたかもしれないけれど、今は何も思わず聞き流している。
きっと1年後には、私も言う側に回っているのだろう。

「でもね、雪乃さんがいい人で本当によかったわ」
「え?」
ボンヤリとルキア様のことを考えていた私は我に返り、慌てて蓉子さんに意識を集中した。
「いい人、ですか?」
「そうよ。だって、雪乃さんのご実家は、いくら四大貴族朽木家へといっても侍女にあがるようなお家柄ではないでしょう?茶会でルキア様のお相手をするような方がお勤めにあがってくるなんて、何か思うところがあるんじゃないかって最初・・・・」
「思うところ・・・・?」
思うところって何を思うの?
「んー・・・つまりはね、白哉様目当てなんじゃないかってことで」
「へ?白哉様?」
白哉様って、御当主様のこと・・・・・って・・・
「えええーっっ!! 御当主様狙いって、それって御当主様と、って、その・・・ええーっ?」
あまりの予想外に、言葉が出てこない。
「あ、雪乃さんがそんな人じゃないってのはもうわかってるから大丈夫よ?」
そんな状態の私に蓉子さんがフォローが入れてくれた。
そしてここに至って、ようやく私は思いいたる。
「私が来た日、皆さますごく警戒されていましたけど、もしかしてそれを疑われていたのですか?」
「そうよ。気を悪くしたのならごめんなさい」
あっさりと認め、口ではあやまりつつも、蓉子さんの口調からは悪いという気持ちはみじんも感じられなかった。




********


そろそろルキア様がご帰宅された時の支度をする時間だ。
仕事部屋へ向かう長い廊下を二人で歩きながら、私は蓉子さんの話を聞いていた。

「現にね、前にそういう方が何人かいたらしいのよ。 奥様が流魂街出身の方だったから、下級貴族から嫁ぐことも夢じゃない、みたいに思っている方達が。 本人が乗り気の場合もあれば、おうちの方でそれを狙ってお仕えを促される場合もあるみたいだし」
そういわれると、確かに御当主様は現在独身なわけで、お子様もいらっしゃらないからいずれ再婚なさるかもしれない。侍女から見初められる場合もないわけじゃない・・・かも。
「もしそういう方なら、私たちも気を付けなければいけないじゃない?あ、決して意地悪するとかじゃないわよ。公私は別だからお仕事上はちゃんと普通に仲間として接するわ。でもそういう方ってルキア様をよく思ってない場合があるから、そういうことにも注意を払わなければならないし・・・」
蓉子さんの口調から、過去そういった類のことがあったようだ。



昔、茶会でお見かけした時のルキア様を思い出す。

当時のルキア様は、流魂街の住人から四大貴族・朽木家になりあがった異端の姫君だった。
突如起こった「朽木家当主のご乱心」は刺激に飢えた貴族たちにとって格好のネタで、誰もが噂の姫を遠巻きに見たがった。好奇心で作られた噂と下世話な憶測で彩られた、その姫君を。
他の貴族と最低限の付き合いしかしていなかった私の耳にさえその話が届いていたのだから、実際の注目ぶりはきっと半端なかっただろう。

私が実際にルキア様をおみかけしたのはそれからだいぶたった後。

私が感じたルキア様の印象は良くも悪くも「人形の姫」だった。
人形のように美しく、人形のように感情のない人。
人形のように完璧な笑みを絶やすことなく、人形のようにその微笑みに意味も理由もない。

だけど気を付けて見ていると、紫水晶の瞳の奥に強い光が揺らめくことがあった。
それは本当にわずかだったけど、あまりにもその光が鮮烈で。
それで私は・・・

「雪乃さん?」

突如呼ばれた名前に、我に返る。
そうだ。話の途中だった。ついでにいうと、もうそこは仕事部屋の前だった。

「いえ、昔そんなことがあったのかと、ちょっとびっくりしてしまって・・・」
「そうね。私も実際には遭遇したことないのだけれど。でもね、今の状態だと多分一番気をつけなくてはいけないのは、私たちの活動に気づかれてはいけない、ってことだと思うのよね」
「そこですかっ!?」
「そこよ」

しんみりしてた気持ちは、蓉子さんに思わずツッコんだことで吹き飛んでしまった。

「だっていろいろまずそうじゃない? 主のファンクラブなんて」

ねえ? と言いながら扉を開けた私たちを同様の仲間たちが出迎える。

「あら、お二人ともお疲れ様。ちゃん休息出来た?」
「今ちょうど今日のルキア様のお着替えを選んでいたところよ。どちらがいいと思う?」

静かに、それでも賑やかに楽しそうに、数々の着物を広げる先輩たち。

お父様、お母様。おおっぴらにできないのでこの事実をお伝えすることはないと思うのですけど、朽木家の侍女たちは姫君のファンクラブ作ってます。
敬虔な気持ちでお仕えするべき主に、それはそれはミーハーな気持ちを抱いております。
これも確かに、姫様を敬愛する気持ちに間違いないのですけれど。
そしてさらに

「ルキア様の帰宅、少し遅くなるらしいわ。今、隊舎前で九番隊の副隊長に捕まってるみたい」
死神としてのルキア様かっこいい!という人たちや(十三番隊内にあるルキア様のファンクラブと仲よくて、ルキア様の動向を連絡してもらっているようです)

「なんですって! ルキア様はお疲れなのに呼び止めるなんて!」
と憤慨する『死神である前に、ルキア様は朽木家のルキア様ですから!』 と主張する人たち。

「でも檜佐木様ってことは、瀞霊廷通信のことかもよ?ルキア様の特集とかでないかしらねえ」
ただひたすらルキア様ラブ!な人たちまで。

ファンクラブと一口に言っても、細かく分けると皆さま少しずつ違う主張があり、それぞれ派閥があるようです。
とはいえ皆様ルキア様を愛する気持ちに変わりはなく、自分は自分、人は人と割り切って仲良くやってらっしゃるのが、さすが朽木にお仕えする先輩方ですけど。

「でね雪乃さん、さっきちょっと言ったことだけど、今度の私たちのお茶会にぜひ一度・・・」

そう、今私の隣にいる蓉子さんもまた別の派閥に属しているようです。

お父様、お母様、雪乃は皆様と仲良く、いろいろがんばっておりますよ?
お勤めはとても楽しいのですが、この楽しさをお伝えできないのだけがちょっと残念です。
そして今度、蓉子さんのお茶会に参加することにいたしました。
またその様子を報告いたしますね。 心の中でですけど。
またお便りいたします。









ルキアさんが出てなかった!詐欺だ!ごめんっ!!

思わず伏線を入れてしまったけど回収できなかったので、きっとまた書きます。
もう自分だけ勝手にニヤニヤしててすみません



コメント
ぷひゅっ!
なんか、姐様の侍女話、リアル世界のアタシ等・ルキアスキーそのまんまでなんか楽しいんス♪ と言いつつ、アタシはどんな世界でも単独行動取りそうですが……。

「紫水晶の瞳」に萌えました☆
2012/09/20(木) 03:23 | URL | 不破不破 #6eabe.yA[ 編集]
不破不破様v
もうリアルというか願望です。
現実のルキアファンクラブはきっとこんな感じ!という投影ですよん。
私も朽木家で勤務したい・・・・

紫水晶の瞳、萌えてくれてありがとうv 
2012/09/22(土) 01:47 | URL | 小鳥遊かなえ #-[ 編集]
No title
かなえさん、こんにちは!

ご無沙汰すちゃってすみません。
いつも二つのブログへ脚を運んで下さって、コメントまで頂き感謝しています。
お気遣いも嬉しかったです。
本当にありがとうございました。

侍女さんの物語、ルキアスキーの多い現実社会とリンクしていて、とても面白かったわ^^
そうそう、WJで好きな女子キャラランキングで、ルキアは堂々の1位でしたね。
もう嬉しったらありゃしない(*≧∇≦)
世間はルキアを求めてるんです。
これでルキアを登場させなかったら、作者様は男がすたるわよ(笑)

別記事で申し訳ないけれど
・ギンルキSS待ってます
・ジャンプの2300円カレンダーは3枚で2300円です

ブログにコメ頂いた3990円の無洗米はどこで買えますか?
2012/09/23(日) 11:46 | URL | ローガン渡久地 #-[ 編集]
ローガン様~vv
コメントありがとうございます!
こちらこそ、ローガン様のブログはいつも楽しく読ませていただいております。
(昔のアニメのお話などは特に(笑) 懐かし~!!といつも嬉しいv)

侍女物語はもう現実の投影かもしれません。
「世間はルキアを求めている」に激しく同意!同意!!
その後の決勝戦でもルキア堂々の一位でしたよ!! ですよねー、とニヤニヤしました(*^_^*)
本当に登場が待たれますね。

そしてカレンダーの情報ありがとうございます。
3枚か! 3枚2300円ならそれほどお高いわけでは・・・
と心揺れましたが、結局B1とか貼る場所がありません。問題は値段ではなくサイズだと確信しました。

追記1:ギンルキ、そういって頂けると書きたくなってきました!ありがとうございます!ありがとうございます!!
追記2:お米は楽天で買ってます。決まったお店でなく、「そろそろ買わないと」という頃に、セールを探し出してきて購入。銘柄や産地にこだわらなければ、かなりお安く買えますよ~。
といっても、うちはなんとなく「ひのひかり」かな? 熊本か四国産がおおいです。
2012/09/25(火) 00:44 | URL | 小鳥遊かなえ #-[ 編集]
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プロフィール

小鳥遊かなえ

Author:小鳥遊かなえ
一推しキャラはもちろんルキア。でも基本女好き。猫飼い。
BLEACHは2009年末からと出遅れてはまりました。
同人歴は無駄に長いのですがオンラインは初めてなので、何かありましたらいろいろご指導下さい。オフはここ数年は交通ジャンルです。
MIXIにもいるので、見かけたら声かけてね。

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