研究活動

関東学院大学看護学部での研究活動を紹介します

教員による研究活動の紹介

看護学部 渡辺 真弓 講師

◆看護師の「部署」づくりに関する研究◆
〜私の研究テーマ〜
「看護師の仕事」に対してどのようなイメージを持つかという質問を高校生に投げかけたことがあります。「きつい仕事」「大変な仕事」という言葉が並びました。実際にはどうなのでしょうか。看護師の仕事や看護師という人々の本当の特徴を踏まえた上で、どのような組織づくりをすれば患者さんにとって最適な医療を提供できるかを明らかにすることが私の研究テーマです。

〜研究の成果〜
これまでの研究の成果として、病院に勤務する看護師のワーク・ライフ・バランスや仕事へのモチベーション、長時間労働についての英文を含めた論文を数本発表しています。また、病院へのアンケート調査で得られたデータを機械学習にて解析し、部署運営への活用を図っています。

〜高校生のみなさんへ
医療の仕事は患者の命を守るために多くの規制の遵守が求められますが、規則できつく縛るような組織ではなく、実は個々の自主性を重んじる組織のほうが遵守率は高くなると言われます。こういった疑問に対して、データを集め、データの声を聞き、解を追い求めるために日々奮闘しています。
*看護学部教員の主な研究業績については、教員紹介をご覧ください。

看護学研究所

目的

看護学研究所は、看護学及びその関連分野に関する基礎的及び応用的調査・研究を行い、看護学部教育研究の充実と保健・医療・福祉分野の発展に寄与することを目的としています。

事業内容
  1. 看護学及びその関連分野に関する基礎的及び応用的研究
  2. 大学内外の研究者、研究機関等との研究交流及び共同研究
  3. 研修講座、公開講座等の開催
  4. 研究成果の発表及び刊行
実績

関東学院大学看護学研究所業績集(年1冊)
看護学研究所研究助成成果発表会(年1回)

2023度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
研究助成 居宅介護支援事業所の介護支援専門員の在宅看取りにおける役割に関する研究 江波戸ゆかり(在宅看護学)
2022度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
オープンアクセス費助成 小児喘息患児とその保護者を対象としたスマートフォンアプリの開発と実用性評価 飯尾美沙(小児看護学)
2021度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
オープンアクセス費助成 学童後期のアレルギー疾患児における疾患に伴うストレスコーピングの特徴 飯尾美沙(小児看護学)
2020度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
研究助成 都市部に在住する後期高齢者における居場所の研究 上野佳代(老年看護学)
研究助成 神奈川県内の幼稚園・保育所・認定こども園を利用する子どもの家族が施設に求める災害対策 橋浦里実 (小児看護学)
研究助成 国内における「ユマニチュード」導入の現状と課題 吉見早紀子(老年看護学)
2019年度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
研究助成 認定看護師が自律して活動するための自己評価尺度の開発 末永真由美 (基礎看護学)
研究助成 切迫早産で入院した妊婦のケア実践評価尺度の開発 山本洋美 (母性看護学)
研究助成 幼稚園・保育所・認定こども園が子どもの家族と行う災害対策に関する調査 橋浦里実 (小児看護学)
研究助成 心不全患者へのテレケア導入に際しての看護師の認識とそれに影響する要因についての文献検討 荒居康子 (在宅看護学)
2018年度看護学研究所研究助成
研究形態 研究テーマ 研究代表者(領域)
研究助成 A市内の地域施設に通所する精神障害者の身体的健康の課題 栗城尚之 (精神看護学)
研究助成 一般業務と兼任の認定看護師が所属部署の看護の質改善のために自律性を発揮して活動するプロセス 末永真由美 (基礎看護学)
研究助成 幼稚園・保育所・認定こども園に通う子どもの保護者が施設に求める災害対策と看護支援における課題 橋浦里実 (小児看護学)
研究助成 海外で就業する日本人の健康を支援する看護職者の役割と求められる能力 深谷安子 (在宅看護学)
研究助成 妊活をしている女性の心理的特徴と支援の実態 山本洋美 (母性看護学)

関東学院大学看護学部教養学会

目的

関東学院大学看護学部教養学会は、正会員として看護学部専任教員(特約教員含む)及び助手、学生会員として看護学部学生によって構成されており、看護学部共通科目教育に関する調査・研究等を行い、看護学部共通科目の充実に資することを目的としています。本学会では、学生が人として、また看護専門職として成長するための土台となる教養教育の充実を図るため、講演会などを企画・運営いたします。本学会活動が学会員にとって、豊かな人間性と高い倫理観を涵養し、主体的に自己研鑽することのできる能力の育成など看護専門職者としての成長の土台づくりにつながることを期待しています。

講演会
時期 講演会名 講師 報告
2014年 1月20日 現代における笑い コラアゲンはいごうまん(ワハハ本舗) 2013年度講演会
2014年 11月5日 命の事実といのちの物語と 鈴木公基准教授(本学教育学部こども発達学科) 2014年度講演会
2016年 1月7日 「生存の技法」
~ALS等の在宅介護~
川口有美子氏(NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会理事、日本ALS協会理事)  
2016年 1月12日 ALSの現場から見た生と死 川口有美子氏(NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会理事、日本ALS協会理事)  
2018年 1月19日 「笑顔のコミュニケーション」 たきれいこ氏(スマイルコンシェルジュ)  
2022年 2月1日 「文献引用の際の倫理的配慮を含めた文献検索・活用について」(オンライン) 冨田美加先生(茨城県立医療大学 保健医療学部 看護学科 教授)  
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