2008年11月30日 (日) | 編集 |
どよ~ん。見えないって辛いのね。で、観てても辛かった(汗)
よく、わからなかった、映画の内容...。あんまり面白いとも、興味深いとも思えなくて...だんだん、何故、私が観ているのかもわからなくなってきました...ん?あっそうそう、伊勢谷さんと木村佳乃さん2人の日本人俳優を、洋画の中でどんな風なのか?観たかったんです!あら~、結構、重要な役どころなんですよ。英語で頑張ってました!
このフェルナンド・メイレレス監督、ずっとカメラを回しているそうで気が抜けないかわりにアドリブOKで、2人の時は日本語で喋っても良かったらしいデス。"お炊き上げ"もそんなトコから出た言葉なんでしょうか。
伊勢谷さんなどは、日本語のほうが棒読みに聞こえましたぜ(笑)顔も小さくて、南米人の中に居てもカッコよかったです。
ただ、何故、ここに日本人が居るの?という唐突感は否めなかったかな。
HPを見ると『原作には、各キャラクターの民族性は書かれてない。アジア系の俳優を使おうと思った』とあり。う~ん、だからか。
日常生活の会話やただ一人眼が見える医師の妻(ジュリアン・ムーア)が受け身で決してヒーローにならないで小さい世界で格闘してゆく様もリアルなのに、取り囲む状況はリアルじゃない。どうしてこうなったのか?サスペンスともSFともつかぬ世界観で、こちらも混乱しつつ観ることに...。
突然、視界が真っ白になり失明した日本人男性(伊勢谷友介)
彼を皮切りに、失明する伝染病が蔓延する。感染した患者は隔離され、そこの劣悪な環境に人間の理性が崩れ始め、本性がむき出しになっていく。そして第三病棟の王(ガエル・ガルシア・ベルナル)という独裁者も現れ、隔離病棟は無秩序状態になっていく...。
目が見えないコトの不自由さと恐怖を、実感。それから降りかかってくる不条理なまでの状況と人間模様。
教会の聖像が目隠しされているのは、何かの暗喩なのか?
人々の目が失明したのは、驕れる人間に対しての天罰なのか?
よくわからない。何故こうなったのか?詳しい説明は無しの世界。
観客も、否応無しに真白い悪夢の世界を延々と見せられる事になる。
コレが精神的にいらつく辛さがあり、観てても堪えがたくなっていく...。
それゆえに、ふっとラジオから流れる音楽や街角から流れてくるピアノに、ひどくほっとするものを感じます。
あれだけキツそうな性格だった日本人妻(木村佳乃)が、雨の中で汚れを落とす場面で歓びを感じていたり、夫(伊勢谷友介)と素直に会話をかわしていたりする。
目が見えなくなるかわりに、ささいな事に歓びを感じ、お互い助け合い、絆さえ湧いてくる。長~い絶望のあとの、希望が生まれてくるラスト。絶望だけだと思っていたら...ん~、不思議な映画だったわ。
ガエル・ガルシア・ベルナールも雑誌のインタビューに答えていたけど、原作はラテンアメリカにおいて有名でかなり読まれていて、彼も高校卒業直後に読んだそうである。なんでも『抽象的で色んな視点を提示する優れた本だ』と言っているので、原作自体そうならば、未読の日本人には解り難いのは、しょうがないのかも知れません。
抽象的寓話を元に、エンタメ要素を抜きにして真面目に作られた作品なのだ...。
あ、でもでも正直言うと面白くはなかった...かな...観ているのが辛くなってきて...。
私の頭ン中は、深淵なテーマを理解するほど高尚に出来てないのね、ぐすん...エンタメ、エンタメとがちゃがちゃしてるからな...。
伊勢谷友介さんと木村佳乃さんは良かったので、また別な洋画で観たい!ですね^^
↓クリックしてもらうと嬉しい^^
ラテンアメリカのノーベル賞作家の映画化といえば...その昔、ガルシア・マルケスの短編を2、3つ集めた『エレンディラ』を思い出します。これは、隠れた名作!私が好きな映画のひとつなので『映画バトン』(←ず~と前にもらった)のエントリーの時に語りたい!と思います。ふふ、コレのイラストも描きたいから。多分、正月ぐらいにやりたいデス。では
よく、わからなかった、映画の内容...。あんまり面白いとも、興味深いとも思えなくて...だんだん、何故、私が観ているのかもわからなくなってきました...ん?あっそうそう、伊勢谷さんと木村佳乃さん2人の日本人俳優を、洋画の中でどんな風なのか?観たかったんです!あら~、結構、重要な役どころなんですよ。英語で頑張ってました!
このフェルナンド・メイレレス監督、ずっとカメラを回しているそうで気が抜けないかわりにアドリブOKで、2人の時は日本語で喋っても良かったらしいデス。"お炊き上げ"もそんなトコから出た言葉なんでしょうか。
伊勢谷さんなどは、日本語のほうが棒読みに聞こえましたぜ(笑)顔も小さくて、南米人の中に居てもカッコよかったです。
ただ、何故、ここに日本人が居るの?という唐突感は否めなかったかな。
HPを見ると『原作には、各キャラクターの民族性は書かれてない。アジア系の俳優を使おうと思った』とあり。う~ん、だからか。
日常生活の会話やただ一人眼が見える医師の妻(ジュリアン・ムーア)が受け身で決してヒーローにならないで小さい世界で格闘してゆく様もリアルなのに、取り囲む状況はリアルじゃない。どうしてこうなったのか?サスペンスともSFともつかぬ世界観で、こちらも混乱しつつ観ることに...。
突然、視界が真っ白になり失明した日本人男性(伊勢谷友介)
彼を皮切りに、失明する伝染病が蔓延する。感染した患者は隔離され、そこの劣悪な環境に人間の理性が崩れ始め、本性がむき出しになっていく。そして第三病棟の王(ガエル・ガルシア・ベルナル)という独裁者も現れ、隔離病棟は無秩序状態になっていく...。
目が見えないコトの不自由さと恐怖を、実感。それから降りかかってくる不条理なまでの状況と人間模様。
教会の聖像が目隠しされているのは、何かの暗喩なのか?
人々の目が失明したのは、驕れる人間に対しての天罰なのか?
よくわからない。何故こうなったのか?詳しい説明は無しの世界。
観客も、否応無しに真白い悪夢の世界を延々と見せられる事になる。
コレが精神的にいらつく辛さがあり、観てても堪えがたくなっていく...。
それゆえに、ふっとラジオから流れる音楽や街角から流れてくるピアノに、ひどくほっとするものを感じます。
あれだけキツそうな性格だった日本人妻(木村佳乃)が、雨の中で汚れを落とす場面で歓びを感じていたり、夫(伊勢谷友介)と素直に会話をかわしていたりする。
目が見えなくなるかわりに、ささいな事に歓びを感じ、お互い助け合い、絆さえ湧いてくる。長~い絶望のあとの、希望が生まれてくるラスト。絶望だけだと思っていたら...ん~、不思議な映画だったわ。
ガエル・ガルシア・ベルナールも雑誌のインタビューに答えていたけど、原作はラテンアメリカにおいて有名でかなり読まれていて、彼も高校卒業直後に読んだそうである。なんでも『抽象的で色んな視点を提示する優れた本だ』と言っているので、原作自体そうならば、未読の日本人には解り難いのは、しょうがないのかも知れません。
抽象的寓話を元に、エンタメ要素を抜きにして真面目に作られた作品なのだ...。
あ、でもでも正直言うと面白くはなかった...かな...観ているのが辛くなってきて...。
私の頭ン中は、深淵なテーマを理解するほど高尚に出来てないのね、ぐすん...エンタメ、エンタメとがちゃがちゃしてるからな...。
伊勢谷友介さんと木村佳乃さんは良かったので、また別な洋画で観たい!ですね^^
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ラテンアメリカのノーベル賞作家の映画化といえば...その昔、ガルシア・マルケスの短編を2、3つ集めた『エレンディラ』を思い出します。これは、隠れた名作!私が好きな映画のひとつなので『映画バトン』(←ず~と前にもらった)のエントリーの時に語りたい!と思います。ふふ、コレのイラストも描きたいから。多分、正月ぐらいにやりたいデス。では
2008年11月29日 (土) | 編集 |
『1408号室』でウォーミングアップして『SAW5』に挑む!ぶるるっ。
お金払って頑張って観る...。劇場だと逃げずに観るハメになる...せっかく観たのに、目をつぶった...勿体ない...たいがい、私も馬鹿である...。
ぐるぐるSAWシリーズ、ジグソウのゲームから抜け出せない管理人であ~る(汗)
ちなみに、管理人のSAW歴...『1』『2』はレンタルで『3』『4』『5』は劇場鑑賞。
さて『SAW5』おや、今回はストーリーらしきものがある(←も~期待してないw)
多少は、捜査もやっているらしい(笑)
ジグソウことジョン・クレイマー(ドビン・ベル)と弟子のアマンダは死んだ。
ホフマン刑事やFBI捜査官ストラムは何とか助かるが、連続殺人事件は終わらない。
新しいゲームを仕掛けているのは、誰なのか?ジグゾウの後継者がいるのか?
ストラムFBI捜査官は、上司から捜査から外れ休養をとるように命令される。
しかし、彼は、無断で内部捜査を続けるのだが...。
『3』は最初から引きちぎられ血まみれで痛そうだったが。
『4』は脳外科手術をリアル見学してる気分。
『5』は少しスプラッター度は抑え気味。
瞬発的に"血"を見せている洗練ぶり(ホ、ホントか?!)皆さ~ん、ちょっとだけ安心してください。
これはジグソウが死んで、後継者がヤっているためか?!
何だか、機械じかけも、やわい気がするぞ(なぁんて言ってる私は、ホラー毒に侵されつつある?)
『2』『3』『4』はいかにも"続く"だが、今度の『5』のラストは一応まとまって着地点はまだキマってる、と思う。血まみれ度も低く(その分ドキドキ感は少なめ)分かりやすく観やすいほうであった。『怖くないから良かった、ほっ』って、ビビリ屋あん的ヘタレ評価であり、ホラーファンから『お前舐めてんのかっ』と言われそうだが...。
それにしても、最初の『SAW』は良かった!
命の大切さも生きる事の有難さも、なるほど伝わった。
犯人の意外さも!伏線の見事さも。
その後のシリーズは、ジグソウの『命を大事にしない奴は許さない』というポリシーも揺らぎ、瀕死のためか八つ当たり気味に、周囲の小悪党を制裁し、事件にかかわった刑事を軒並み毒牙にかけている。こちらも惰性で観ている気もしないではない...。
『SAW』を別格の作品として(コレで終わっても良かった?!)
後の『2』『3』『4』『5』はこのSAWシリーズのパズルのピースであり、単体では評価しにくい...。
このシリーズに付き合ってしまった変態で酔狂な観客は、ジグゾウが『ゲームオーバー!』と言ってくれるのを待ちましょう。
ジグソウのパズルのピースは、ひとつ残った...。だから、まだまだ続くんだろうな...。
過去レビュー『SAW4』は、こちら。
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お金払って頑張って観る...。劇場だと逃げずに観るハメになる...せっかく観たのに、目をつぶった...勿体ない...たいがい、私も馬鹿である...。
ぐるぐるSAWシリーズ、ジグソウのゲームから抜け出せない管理人であ~る(汗)
ちなみに、管理人のSAW歴...『1』『2』はレンタルで『3』『4』『5』は劇場鑑賞。
さて『SAW5』おや、今回はストーリーらしきものがある(←も~期待してないw)
多少は、捜査もやっているらしい(笑)
ジグソウことジョン・クレイマー(ドビン・ベル)と弟子のアマンダは死んだ。
ホフマン刑事やFBI捜査官ストラムは何とか助かるが、連続殺人事件は終わらない。
新しいゲームを仕掛けているのは、誰なのか?ジグゾウの後継者がいるのか?
ストラムFBI捜査官は、上司から捜査から外れ休養をとるように命令される。
しかし、彼は、無断で内部捜査を続けるのだが...。
『3』は最初から引きちぎられ血まみれで痛そうだったが。
『4』は脳外科手術をリアル見学してる気分。
『5』は少しスプラッター度は抑え気味。
瞬発的に"血"を見せている洗練ぶり(ホ、ホントか?!)皆さ~ん、ちょっとだけ安心してください。
これはジグソウが死んで、後継者がヤっているためか?!
何だか、機械じかけも、やわい気がするぞ(なぁんて言ってる私は、ホラー毒に侵されつつある?)
『2』『3』『4』はいかにも"続く"だが、今度の『5』のラストは一応まとまって着地点はまだキマってる、と思う。血まみれ度も低く(その分ドキドキ感は少なめ)分かりやすく観やすいほうであった。『怖くないから良かった、ほっ』って、ビビリ屋あん的ヘタレ評価であり、ホラーファンから『お前舐めてんのかっ』と言われそうだが...。
それにしても、最初の『SAW』は良かった!
命の大切さも生きる事の有難さも、なるほど伝わった。
犯人の意外さも!伏線の見事さも。
その後のシリーズは、ジグソウの『命を大事にしない奴は許さない』というポリシーも揺らぎ、瀕死のためか八つ当たり気味に、周囲の小悪党を制裁し、事件にかかわった刑事を軒並み毒牙にかけている。こちらも惰性で観ている気もしないではない...。
『SAW』を別格の作品として(コレで終わっても良かった?!)
後の『2』『3』『4』『5』はこのSAWシリーズのパズルのピースであり、単体では評価しにくい...。
このシリーズに付き合ってしまった変態で酔狂な観客は、ジグゾウが『ゲームオーバー!』と言ってくれるのを待ちましょう。
ジグソウのパズルのピースは、ひとつ残った...。だから、まだまだ続くんだろうな...。
過去レビュー『SAW4』は、こちら。
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2008年11月24日 (月) | 編集 |
ホテルの部屋で暴れてはいけません。
ネタバレしてます。
1408号室を開けると、そこには鎖(ブラック・スネイク・モーン)と蛇(スネーク・フライト)を巻き付けたサミュエル・L・ジャクソンが立っていた!(←コレ意外と怖い)というほら話ではなく、スティーブン・キング原作のホラー話です。
『心霊ホテル10』とか書いている売れないオカルト作家エンズリン(ジョン・キューザック)サイン会を開けば、ガラガラ。今夜もめげずに、幽霊が出そうなホテルを泊まり歩く。そんな彼の元に『絶対に1408号室に入ってはいけない』というハガキが届く。早速、取材がてらにNYのドルフィンホテルへと。出て来たオリン支配人(サミュエル・L・ジャクソン)に執拗に『宿泊はダメです!』『1時間以内に皆死んでいます!』と脅迫に近い説得をされるが...。
イラストには描いたけれど、サミュエル・L・ジャクソンは、ホントにちょっとしか出て来ない(苦笑)こ~んな強面の支配人(サミュエル)に、FBI心理捜査官よろしく1408号室で死んだ全員の状況と死亡写真をファイリングした物を見せられて迫られた日にゃ、私はとっとと引き下がるが、エンズリン(ジョン・キューザック)は遂に1408号室に宿泊する事に成功するのである。
バタンと1408号室に入った途端に始まる何か...。来るぞ来るぞ!きゃああぁ!...って意外と怖くなかった...。コーヒーショップでThe Band(ボブ・ディランのバックバンドだった)の『The Weight』がやけに音割れして響いてるなぁ~と思ったら、1408号室内ではカーペンターズの『愛のプレリュード』がもう何度も効果的に脅かしてくれるわ、ふぅ~(まぁ、こんな風にカーペンターズ使うなんてw)音にはびっくりした。
三角折りのトイレットペーパーも、あるはずの隣の窓も無く、怖がらせてくれるけど...。ん~、どちらかというと、心の奥底を覗くような怖さかな。
そして、ジョン・キューザックの1人演技を延々と堪能できるぞよ(笑)
ちょっと前に観たスティーブン・キング原作の『ミスト/The mist』と、どうしても比べてしまう。ラストのキマり方と作品の完成度は『ミスト』のほうが上だと思う。
この映画の出だしは、わくわくドキドキするのよ。
なのに、ラストは『えっ?これで終わり?それがオチ?』と、物足りない事、甚だしい。
しかし、よく考えると後味はこちらのほうが良い...と言える...かな。
原作未読のため真の意味が分からないので、あくまで自分なりの推測であるが...。
色物のオカルト作家エンズリン(ジョン・キューザック)は、少なくとも第1作目はろくでなしの父との確執を描いた"まともな小説"を執筆していた。
彼が超常現象を信じないという事は、神をも信じないという事。
愛娘の死から何も信じなくなってしまった彼が、怪現象に吹き荒れる1408号室で、次第に自分の心の奥を覗くかのように、娘も現れ、父にも出逢った。
それまで逃げ回っていた自分から、ラストには父を認めそして娘の死を受け入れたのだと思う。そうでなければ、宿泊した者が全員死ぬという1408号室から生きて戻れるワケがない、多分。
別れた妻と共に、娘の死を抱きしめ、生きてゆくのだ...。
『ミスト』の方が上手く出来ているが、ラストのあまりの救いのなさに呆然。
『1408号室』の方は深読みするとまだ救いがあると思うから、個人的に好きなのはこちらである。
あっ、でも、本当にラストはこんなもん?っていうくらい、あっけないのよ。
曖昧模糊に終わるのがスティーブン・キングなのかな?!と思って観ましょうね^^
↓クリックしてもらうと嬉しい^^
ネタバレしてます。
1408号室を開けると、そこには鎖(ブラック・スネイク・モーン)と蛇(スネーク・フライト)を巻き付けたサミュエル・L・ジャクソンが立っていた!(←コレ意外と怖い)というほら話ではなく、スティーブン・キング原作のホラー話です。
『心霊ホテル10』とか書いている売れないオカルト作家エンズリン(ジョン・キューザック)サイン会を開けば、ガラガラ。今夜もめげずに、幽霊が出そうなホテルを泊まり歩く。そんな彼の元に『絶対に1408号室に入ってはいけない』というハガキが届く。早速、取材がてらにNYのドルフィンホテルへと。出て来たオリン支配人(サミュエル・L・ジャクソン)に執拗に『宿泊はダメです!』『1時間以内に皆死んでいます!』と脅迫に近い説得をされるが...。
イラストには描いたけれど、サミュエル・L・ジャクソンは、ホントにちょっとしか出て来ない(苦笑)こ~んな強面の支配人(サミュエル)に、FBI心理捜査官よろしく1408号室で死んだ全員の状況と死亡写真をファイリングした物を見せられて迫られた日にゃ、私はとっとと引き下がるが、エンズリン(ジョン・キューザック)は遂に1408号室に宿泊する事に成功するのである。
バタンと1408号室に入った途端に始まる何か...。来るぞ来るぞ!きゃああぁ!...って意外と怖くなかった...。コーヒーショップでThe Band(ボブ・ディランのバックバンドだった)の『The Weight』がやけに音割れして響いてるなぁ~と思ったら、1408号室内ではカーペンターズの『愛のプレリュード』がもう何度も効果的に脅かしてくれるわ、ふぅ~(まぁ、こんな風にカーペンターズ使うなんてw)音にはびっくりした。
三角折りのトイレットペーパーも、あるはずの隣の窓も無く、怖がらせてくれるけど...。ん~、どちらかというと、心の奥底を覗くような怖さかな。
そして、ジョン・キューザックの1人演技を延々と堪能できるぞよ(笑)
ちょっと前に観たスティーブン・キング原作の『ミスト/The mist』と、どうしても比べてしまう。ラストのキマり方と作品の完成度は『ミスト』のほうが上だと思う。
この映画の出だしは、わくわくドキドキするのよ。
なのに、ラストは『えっ?これで終わり?それがオチ?』と、物足りない事、甚だしい。
しかし、よく考えると後味はこちらのほうが良い...と言える...かな。
原作未読のため真の意味が分からないので、あくまで自分なりの推測であるが...。
色物のオカルト作家エンズリン(ジョン・キューザック)は、少なくとも第1作目はろくでなしの父との確執を描いた"まともな小説"を執筆していた。
彼が超常現象を信じないという事は、神をも信じないという事。
愛娘の死から何も信じなくなってしまった彼が、怪現象に吹き荒れる1408号室で、次第に自分の心の奥を覗くかのように、娘も現れ、父にも出逢った。
それまで逃げ回っていた自分から、ラストには父を認めそして娘の死を受け入れたのだと思う。そうでなければ、宿泊した者が全員死ぬという1408号室から生きて戻れるワケがない、多分。
別れた妻と共に、娘の死を抱きしめ、生きてゆくのだ...。
『ミスト』の方が上手く出来ているが、ラストのあまりの救いのなさに呆然。
『1408号室』の方は深読みするとまだ救いがあると思うから、個人的に好きなのはこちらである。
あっ、でも、本当にラストはこんなもん?っていうくらい、あっけないのよ。
曖昧模糊に終わるのがスティーブン・キングなのかな?!と思って観ましょうね^^
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2008年11月23日 (日) | 編集 |
イラストを描いていると、涙が出てきました...。
ネタバレしてますので、これから観る方は読まないほうがよろしいかと。
"証人保護システム"というのがあるのを知ったのは(25歳で逝った)ブラッド・レンフローの『依頼人』でした。イギリスでは、未熟な年代に犯した罪なら、加害者側にも同じような保護システムがあるのだ、と知りました。
主人公ジャックを演じるのは、『大いなる陰謀』で"成績優秀なのに意義を見出せず、学業を怠りがちだったアロハの学生"をやっていたアンドリュー・ガーフィールド。
眉毛が濃くて少しアクの強い顔ですが、この作品の彼は良いです!
ジャック少年の頃の回想シーンで知ったのは、彼の寂しい家庭環境と教室にも馴染めず、サボったらサボったで先輩たちに虐められる日々。そんな彼の前にふっと表れた少年『Boy B』は、彼の唯一の友達となる。この少年Bは彼を虐めていた先輩の弟。
彼は彼で、兄に性的虐待を受けていて、その傷を埋めるかのように粗暴。一緒にサボったり、万引きしたり。そして、ジャックが『悪魔の少年』と言われる事件が起きる...。
主人公ジャック(アンドリュー・ガーフィールド)のセンシティブな表情に、引き込まれます。
傷つく気持ちや、正体がバレるんじゃないかと怯える気持ち。
仲間から『友情』をもらえる気持ち。
人に『愛してる』と言って『愛してる』と言ってもらえる気持ち。
今までの彼の人生で、初めての気持ちが、たくさん詰まった情景が出てきます。
出所後、新しい人生を歩き始めたジャックをサポートする保護司テリー役のピーター・ミュランも、慈愛溢れるいい顔をしています。
それを破ったのは、まさか『コイツ』?誰がバラしたのか?すぐ分かりますが、その感情の揺れ具合もよく分かるように描かれています。
コレを観た後、キツいです、辛いです。
楽しい映画が観たい人にはススめません。
どうしたらいいんだろう...。
正直、どうしていいか分からない...。
何故って...私は、日本で起きた少年Aたちの事件にゾっとしてましたから。
ただ、この映画の彼は...事件に関して、止めずに見ていて、多分言われて手を貸した状況かな...という意味での罪はあるが、主犯ではないし巻き込まれ型の犯罪の犯し方だし...。
この場合だと、刑期を終えた彼は赦されてもいいんじゃないか...などと思ったり。
ただ、そういう甘い感傷を許さないかのように、映画の中では詳しく事件を見せてくれないんです。事件も彼の友達である『Boy B』も、リアルに描かれているわけでなく、時々過去の事件として挿入されていて、とにかく出所した彼の事をさぁどうする?と私たちに問題提起してるワケなんですから。
この重い題材を退屈するかしないかの所で引きつけて、淡々と見せてくれた脚本にも驚き、アンドリュー・ガーフィールドの繊細な演技にも胸が締め付けられました。
ジャックの恥ずかしそうな表情、うつむき加減の顔を思い出すと、切なくて悲しくなってしまいます。つかぬ間の短い青春でしたね...。
↓クリックしてもらうと励みになります^^
ネタバレしてますので、これから観る方は読まないほうがよろしいかと。
"証人保護システム"というのがあるのを知ったのは(25歳で逝った)ブラッド・レンフローの『依頼人』でした。イギリスでは、未熟な年代に犯した罪なら、加害者側にも同じような保護システムがあるのだ、と知りました。
主人公ジャックを演じるのは、『大いなる陰謀』で"成績優秀なのに意義を見出せず、学業を怠りがちだったアロハの学生"をやっていたアンドリュー・ガーフィールド。
眉毛が濃くて少しアクの強い顔ですが、この作品の彼は良いです!
ジャック少年の頃の回想シーンで知ったのは、彼の寂しい家庭環境と教室にも馴染めず、サボったらサボったで先輩たちに虐められる日々。そんな彼の前にふっと表れた少年『Boy B』は、彼の唯一の友達となる。この少年Bは彼を虐めていた先輩の弟。
彼は彼で、兄に性的虐待を受けていて、その傷を埋めるかのように粗暴。一緒にサボったり、万引きしたり。そして、ジャックが『悪魔の少年』と言われる事件が起きる...。
主人公ジャック(アンドリュー・ガーフィールド)のセンシティブな表情に、引き込まれます。
傷つく気持ちや、正体がバレるんじゃないかと怯える気持ち。
仲間から『友情』をもらえる気持ち。
人に『愛してる』と言って『愛してる』と言ってもらえる気持ち。
今までの彼の人生で、初めての気持ちが、たくさん詰まった情景が出てきます。
出所後、新しい人生を歩き始めたジャックをサポートする保護司テリー役のピーター・ミュランも、慈愛溢れるいい顔をしています。
それを破ったのは、まさか『コイツ』?誰がバラしたのか?すぐ分かりますが、その感情の揺れ具合もよく分かるように描かれています。
コレを観た後、キツいです、辛いです。
楽しい映画が観たい人にはススめません。
どうしたらいいんだろう...。
正直、どうしていいか分からない...。
何故って...私は、日本で起きた少年Aたちの事件にゾっとしてましたから。
ただ、この映画の彼は...事件に関して、止めずに見ていて、多分言われて手を貸した状況かな...という意味での罪はあるが、主犯ではないし巻き込まれ型の犯罪の犯し方だし...。
この場合だと、刑期を終えた彼は赦されてもいいんじゃないか...などと思ったり。
ただ、そういう甘い感傷を許さないかのように、映画の中では詳しく事件を見せてくれないんです。事件も彼の友達である『Boy B』も、リアルに描かれているわけでなく、時々過去の事件として挿入されていて、とにかく出所した彼の事をさぁどうする?と私たちに問題提起してるワケなんですから。
この重い題材を退屈するかしないかの所で引きつけて、淡々と見せてくれた脚本にも驚き、アンドリュー・ガーフィールドの繊細な演技にも胸が締め付けられました。
ジャックの恥ずかしそうな表情、うつむき加減の顔を思い出すと、切なくて悲しくなってしまいます。つかぬ間の短い青春でしたね...。
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2008年11月22日 (土) | 編集 |
『彼が二度愛したS』でのシャーロット・ランプリングは、いやに淫蕩にイってる感じの眼付きで、何だかキワモノ的存在として扱われていたような(苦笑)
いや、それでも、私の中ではこの女(ひと)は健在である。『おばさん』と呼びたくない。若くても、おばさんっぽい女(ひと)もいる。シャーロット・ランプリングは、若くても年取っても『オトナ』の香りがする『オンナ』だと思っている。
何故なら、最初に彼女を観た映画が、強烈な印象を残したから。
シャーロット・ランプリングといえば『愛の嵐』
私が愛するのは 生きるため
そうでなければ 楽しむためよ
たまには 本気で愛することもあるわ
きっと いいことがありそうな気がして
何か欲しいと聞かれれば
分からないと答えるだけ
いい時もあれば 悪い時もあるから
何か欲しいと聞かれたら
小さな幸せとでも言っておくわ
だってもし幸せすぎたら 悲しい昔が恋しくなってしまうから
ー歌は、ディートリッヒの(オペラ『サロメ』を下敷きにした)『望みは何かと訊かれたら』からー
ナチ親衛隊の格好、裸にサスペンダーで、シャーロット・ランプリングが気だるく歌うこの場面...なんという退廃的な美、今も目に焼きついています。
『愛の嵐』はレンタルで観ました。
最初は "過去の嫌な思い出の人間に出逢ってしまって、トラウマに苦しむ指揮者の妻..."という物語かな、と私は思ったのですが、とてもそんな単純ものじゃなくディープで衝撃的でした。過去の肉体の記憶に囚われて、ヒロイン自ら官能と破滅に飛び込む。こういう性愛に嵌る人はある属性の人たちなんでしょうが、それにしても深過ぎて狂気も混じり恐ろしい。ああいう状況であったとしてもカラダ先行だとしても、官能のドアを開けてしまった先の究極の愛の形。ちょっと、耽美派が描く少女マンガのようでもありました。
シャーロット・ランプリングは、この時28歳(ダーク・ボガードは52歳)
何故か、収容所時代のベリーベリーショートヘアのほうが一番綺麗!
貧乳で中性的なのに、エロティック。目も三白眼でぞくっとするほど妖艶。
『sayuri』のゲイシャのように男を秒殺する眼付き。胸はなくとも、目で男をコロす。
『スイミングプール』はラストの着地点が『えっ』って感じだったけど、そういう作品の出来を抜きにして私の好きなテイストの映画でした。若い女優さんのほうがバンバン脱いでいたので『まさかね』と油断していたら、シャーロット・ランプリングも脱いでラブシーンを演じていたので、度肝を抜かれました。
うっ、どーして、こんなに潔く脱いじゃうかな...。
あのー私が思うに...何故、胸がない女優さんってなんて脱ぎっぷりがいいんでしょう?!
例えば、この方、ミラ・ジョヴォヴィッチ。
『フィフス・エレメント』のミラーが、一番好き!
ブルース・ウィリスもこの頃はまだ十分男臭くて、ミラの魅力を引き立てていたし、良かったな。
オレンジヘアもこのコスチームも好きだけど...こんな白いガムテープみたいな衣装で...ミラはいいのか?
いや、ミラは、他でもぱっぱっと脱ぎすぎだからっ。
不思議なくらい、無駄に脱いでいる...。
イラストを描いてて思うのは、ミラの顔はパーツも配置も良く、本当に美しい。
イラストでは描ききれない...資料の写真のほうが、ずっとセクシーな目でした。
胸より肋骨が...。
キーラ・ナイトレイも『つぐない』の時に、
何故にこのドレス?なのかと疑問。
胸のなさがカバー出来ないし、
拒否できたと思うけど...着てる...あ、いいんだ...。
でも、キーラも、目が色っぽい。
描くのが面倒くなって、画像で失礼。
ジェーン・バーキンも、映画で脱ぎまくっている。
『ビストロSMAP』でエルメスの"バーキン"をガシガシッと踏みつけてあっという間に自分流にカスタマイズして『こう使うのよ』って。誰が"バーキン"のバッグをこんな風に使えるでしょうか(第一、あたし持ってませんからっ)カッコいいっす。
ジェーン・バーキンは"バーキン"のバッグを手荒に扱う粗暴なおばさんではなく、アバンギャルドな女の子だった、とウイスパーボイスで言ってあげる。
見ないで...。
ん?『畳に画鋲』か?
ダルビッシュのヌードを描くのと、
さして変わらないような...。
貧乳、いや微乳なのに、何故、そんなに脱ぐのか?
ん~、こういう細くて貧乳の女の人って、性に対してアグレッシブでよりHなのではないでしょうか(あくまで推定)太った女の人は、どうもベクトルが食欲や睡眠欲に向くような気がする...(あくまで推定)
胸はなくとも、これらの女優さん、男の子かと思うような直線的肢体を補ってあまりある妖艶な目をして、セクシーで美しい。それでいいのだ?!
綺麗なものを描くのは、楽しい。
『微乳の麗人』...私の心の中の標本箱に、ピンでとめています、ふふ。
『巨乳と貧乳どちらに利点があるのか』←←参考までに(つか、ならないかw)
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いや、それでも、私の中ではこの女(ひと)は健在である。『おばさん』と呼びたくない。若くても、おばさんっぽい女(ひと)もいる。シャーロット・ランプリングは、若くても年取っても『オトナ』の香りがする『オンナ』だと思っている。
何故なら、最初に彼女を観た映画が、強烈な印象を残したから。
シャーロット・ランプリングといえば『愛の嵐』
私が愛するのは 生きるため
そうでなければ 楽しむためよ
たまには 本気で愛することもあるわ
きっと いいことがありそうな気がして
何か欲しいと聞かれれば
分からないと答えるだけ
いい時もあれば 悪い時もあるから
何か欲しいと聞かれたら
小さな幸せとでも言っておくわ
だってもし幸せすぎたら 悲しい昔が恋しくなってしまうから
ー歌は、ディートリッヒの(オペラ『サロメ』を下敷きにした)『望みは何かと訊かれたら』からー
ナチ親衛隊の格好、裸にサスペンダーで、シャーロット・ランプリングが気だるく歌うこの場面...なんという退廃的な美、今も目に焼きついています。
『愛の嵐』はレンタルで観ました。
最初は "過去の嫌な思い出の人間に出逢ってしまって、トラウマに苦しむ指揮者の妻..."という物語かな、と私は思ったのですが、とてもそんな単純ものじゃなくディープで衝撃的でした。過去の肉体の記憶に囚われて、ヒロイン自ら官能と破滅に飛び込む。こういう性愛に嵌る人はある属性の人たちなんでしょうが、それにしても深過ぎて狂気も混じり恐ろしい。ああいう状況であったとしてもカラダ先行だとしても、官能のドアを開けてしまった先の究極の愛の形。ちょっと、耽美派が描く少女マンガのようでもありました。
シャーロット・ランプリングは、この時28歳(ダーク・ボガードは52歳)
何故か、収容所時代のベリーベリーショートヘアのほうが一番綺麗!
貧乳で中性的なのに、エロティック。目も三白眼でぞくっとするほど妖艶。
『sayuri』のゲイシャのように男を秒殺する眼付き。胸はなくとも、目で男をコロす。
『スイミングプール』はラストの着地点が『えっ』って感じだったけど、そういう作品の出来を抜きにして私の好きなテイストの映画でした。若い女優さんのほうがバンバン脱いでいたので『まさかね』と油断していたら、シャーロット・ランプリングも脱いでラブシーンを演じていたので、度肝を抜かれました。
うっ、どーして、こんなに潔く脱いじゃうかな...。
あのー私が思うに...何故、胸がない女優さんってなんて脱ぎっぷりがいいんでしょう?!
例えば、この方、ミラ・ジョヴォヴィッチ。
『フィフス・エレメント』のミラーが、一番好き!
ブルース・ウィリスもこの頃はまだ十分男臭くて、ミラの魅力を引き立てていたし、良かったな。
オレンジヘアもこのコスチームも好きだけど...こんな白いガムテープみたいな衣装で...ミラはいいのか?
いや、ミラは、他でもぱっぱっと脱ぎすぎだからっ。
不思議なくらい、無駄に脱いでいる...。
イラストを描いてて思うのは、ミラの顔はパーツも配置も良く、本当に美しい。
イラストでは描ききれない...資料の写真のほうが、ずっとセクシーな目でした。
胸より肋骨が...。
キーラ・ナイトレイも『つぐない』の時に、
何故にこのドレス?なのかと疑問。
胸のなさがカバー出来ないし、
拒否できたと思うけど...着てる...あ、いいんだ...。
でも、キーラも、目が色っぽい。
描くのが面倒くなって、画像で失礼。
ジェーン・バーキンも、映画で脱ぎまくっている。
『ビストロSMAP』でエルメスの"バーキン"をガシガシッと踏みつけてあっという間に自分流にカスタマイズして『こう使うのよ』って。誰が"バーキン"のバッグをこんな風に使えるでしょうか(第一、あたし持ってませんからっ)カッコいいっす。
ジェーン・バーキンは"バーキン"のバッグを手荒に扱う粗暴なおばさんではなく、アバンギャルドな女の子だった、とウイスパーボイスで言ってあげる。
見ないで...。
ん?『畳に画鋲』か?
ダルビッシュのヌードを描くのと、
さして変わらないような...。
貧乳、いや微乳なのに、何故、そんなに脱ぐのか?
ん~、こういう細くて貧乳の女の人って、性に対してアグレッシブでよりHなのではないでしょうか(あくまで推定)太った女の人は、どうもベクトルが食欲や睡眠欲に向くような気がする...(あくまで推定)
胸はなくとも、これらの女優さん、男の子かと思うような直線的肢体を補ってあまりある妖艶な目をして、セクシーで美しい。それでいいのだ?!
綺麗なものを描くのは、楽しい。
『微乳の麗人』...私の心の中の標本箱に、ピンでとめています、ふふ。
『巨乳と貧乳どちらに利点があるのか』←←参考までに(つか、ならないかw)
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2008年11月15日 (土) | 編集 |
ユアン・マクレガー、描きにくかった、時間かかったわりに似てないし(涙)...。
なにしろベタベタのメガネにスーツ姿の変装。まるでハロウィンに、オビ=ワン・ケノービがヘタリーマンに化けてるのかっ?!と思いましたよ~(汗)
原題『Deception』辞書を引くと『だますこと、あざむくこと。deceitと違って必ずしも悪意は含まれない』これはジャナサン(ユアン・マクレガー)側も含めて、という意味なのか?
日曜か月曜くらいにupしようと思ってたのにぃ~相変わらずの周回遅れのレビュー、たはは(汗)今週、この映画はもう夕方の時間のみという所が多くて...まっ、劇場でなくともDVDでもいいかな、と。
あんまりupが遅くて、TVの『アイランド』も観ちゃった管理人です。
こちらは、単純、爽やか、体育会系っぽいユアン・マクレガーでありましたが、この映画のユアンは、7、3分けヘアにスーツで、キッチリしすぎて何だか笑えます。
孤独な会計士ジョナサン(ユアン・マクレガー)は、ある日弁護士を名乗るワイアットと知り合う。ハンサムで如才ないワイアットと過ごすうちに、彼のおかげで生活が一変する。そして、彼が忘れた携帯から、NYエグゼクティブのための『会員制秘密クラブ』のメンバーになるはめに...。
ヒュー・ジャックマン、この人のスーツ姿、まぁ立派な肩幅で素敵。
悪くてセクシーで綺麗なオトコが、板についています。
ずっとずっと"色悪"の役でもいい(笑)
テニスの後、着替える時にチラっと見せる体も凄い。
無駄に筋肉つけすぎなのでは?と思ったくらい(笑)
いやいや、今度、ウルバリンのスピンオフ映画をやりますもんね。楽しみ
前半は、生真面目でシャイなジョナサン(ユアン)と得体が知れないけど魅力的なハンサム男ワイアット(ヒュー)というそれぞれのキャラもハマっていて、謎の金髪美女S(ミシェル・ウィリアムズ)も絡まって、ドキドキします。
後半は、私でさえ分かる仕掛け。結構、トリックのネタが安易じゃない?なんて。
ヒューの悪役はなかなかいい感じなのに、後半のヒネリの物足りなさゆえにヒューも小悪党に見えてきて...ちょっと勿体ない。『タロットカード殺人事件』のヒューも、ツメが甘い色悪だった(苦笑)役とはいえ、最後、がっかり。
綺麗なオトコって悪が似合うので、もっと凄いヒューの悪役がみたいものです。
思うに、この映画はサスペンスとしてトリックはそう複雑じゃないので、都会の孤独な夜を泳ぐ美男美女を楽しんだほうがよいかと。映像は美しく、どの俳優さんも綺麗に見えましたし、ベッドシーンもスタイリッシュでカッコよい見せ方です。
あ、でも、ほとんど、ベッドシーンはユアンばっかで...。
ユアンって『スターウォーズ・エピソード』シリーズのオビ=ワンにしろ『ミス・ポター』にしろ、いい人で温かいイメージでしょ...今回は、こりゃあまた全然セクシーじゃないのね、ぐすん。ユアンの白ブリーフ姿ははもういいから、ヒューを出せ!と思いました。なんでも、ヒューは今回のプロデュースに奥様が参加していた為、濡れ場は極力無かったんだとか、残念...。
シャーロット・ランプリングにジョナサン(ユアン・マクレガー)は『シャイな男の子は大好きよ』と言われてましたが、ホント、シャイな男の子に見えました(笑)
ユアン君に『チェンジ!』と拒否る権利は無かったようで(笑)
シャーロット・ランプリングさん、相変わらずです。健在です(ナニがw)
次のエントリーは『シャーロット・ランプリング』をネタに描きたいと思います^^
いいオトコといいオンナは出て来ますが、善男善女は出て来やしません。
オトナのためのエロティック・サスペンス・ドラマでした。
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なにしろベタベタのメガネにスーツ姿の変装。まるでハロウィンに、オビ=ワン・ケノービがヘタリーマンに化けてるのかっ?!と思いましたよ~(汗)
原題『Deception』辞書を引くと『だますこと、あざむくこと。deceitと違って必ずしも悪意は含まれない』これはジャナサン(ユアン・マクレガー)側も含めて、という意味なのか?
日曜か月曜くらいにupしようと思ってたのにぃ~相変わらずの周回遅れのレビュー、たはは(汗)今週、この映画はもう夕方の時間のみという所が多くて...まっ、劇場でなくともDVDでもいいかな、と。
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こちらは、単純、爽やか、体育会系っぽいユアン・マクレガーでありましたが、この映画のユアンは、7、3分けヘアにスーツで、キッチリしすぎて何だか笑えます。
孤独な会計士ジョナサン(ユアン・マクレガー)は、ある日弁護士を名乗るワイアットと知り合う。ハンサムで如才ないワイアットと過ごすうちに、彼のおかげで生活が一変する。そして、彼が忘れた携帯から、NYエグゼクティブのための『会員制秘密クラブ』のメンバーになるはめに...。
ヒュー・ジャックマン、この人のスーツ姿、まぁ立派な肩幅で素敵。
悪くてセクシーで綺麗なオトコが、板についています。
ずっとずっと"色悪"の役でもいい(笑)
テニスの後、着替える時にチラっと見せる体も凄い。
無駄に筋肉つけすぎなのでは?と思ったくらい(笑)
いやいや、今度、ウルバリンのスピンオフ映画をやりますもんね。楽しみ
前半は、生真面目でシャイなジョナサン(ユアン)と得体が知れないけど魅力的なハンサム男ワイアット(ヒュー)というそれぞれのキャラもハマっていて、謎の金髪美女S(ミシェル・ウィリアムズ)も絡まって、ドキドキします。
後半は、私でさえ分かる仕掛け。結構、トリックのネタが安易じゃない?なんて。
ヒューの悪役はなかなかいい感じなのに、後半のヒネリの物足りなさゆえにヒューも小悪党に見えてきて...ちょっと勿体ない。『タロットカード殺人事件』のヒューも、ツメが甘い色悪だった(苦笑)役とはいえ、最後、がっかり。
綺麗なオトコって悪が似合うので、もっと凄いヒューの悪役がみたいものです。
思うに、この映画はサスペンスとしてトリックはそう複雑じゃないので、都会の孤独な夜を泳ぐ美男美女を楽しんだほうがよいかと。映像は美しく、どの俳優さんも綺麗に見えましたし、ベッドシーンもスタイリッシュでカッコよい見せ方です。
あ、でも、ほとんど、ベッドシーンはユアンばっかで...。
ユアンって『スターウォーズ・エピソード』シリーズのオビ=ワンにしろ『ミス・ポター』にしろ、いい人で温かいイメージでしょ...今回は、こりゃあまた全然セクシーじゃないのね、ぐすん。ユアンの白ブリーフ姿ははもういいから、ヒューを出せ!と思いました。なんでも、ヒューは今回のプロデュースに奥様が参加していた為、濡れ場は極力無かったんだとか、残念...。
シャーロット・ランプリングにジョナサン(ユアン・マクレガー)は『シャイな男の子は大好きよ』と言われてましたが、ホント、シャイな男の子に見えました(笑)
ユアン君に『チェンジ!』と拒否る権利は無かったようで(笑)
シャーロット・ランプリングさん、相変わらずです。健在です(ナニがw)
次のエントリーは『シャーロット・ランプリング』をネタに描きたいと思います^^
いいオトコといいオンナは出て来ますが、善男善女は出て来やしません。
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2008年11月06日 (木) | 編集 |
張飛の虎ひげや逆立つ眉毛や、関羽の美髭を見ると、嬉しくなるけれど...。
孔明役の金城武が、案外良くてビックリ!この人の映画や演技とか、それほど印象に残らないけど、顔はぼぉ~としてロマンチックで好き。なんか、こぉ~、女なんか好きにならないみたいなBL的匂いがして(コレは腐世界に堕ちた私の勘w)
"美周郎"と言われた美しさとは話が違うけど(笑)...周瑜役のトニー・レオンも演技力があり、この2人の存在感が映画を助けていた、と思う。
キャスティングも二転三転してたらしく、結局トニー・レオンが戻って来たのは正解だった、と思う。最初 "曹操"役は、渡辺謙の名前も挙がっていたらしいが、セリフの問題もあり...果たせず。渡辺謙の "曹操"映えたのに!きっと!残念!
そうそう "曹操"役の人!(←別におやじギャグではない)チャン・フォンイー。
この人『さらば我が愛/覇王別姫』でレスリー・チャンの相手役ですよ!
"小豆"をかばっていた"石頭"の少年の頃は凄く良かったのに、大人の彼は無難にまとまっていて喰い足りない気がしたが、今回も同じ。悪くはないが今ひとつ。腹黒い管理職って感じで部下とも案外上手くいってて、随分そつがない曹操(笑)もっと部下にも畏怖され、苛烈でスケールの大きい曹操が見たかった。
脚色と分かっても、小喬に横恋慕して呉を攻める...っていうのも何だかな...。
『英雄、色を好む』の曹操であるが、側室200人(北方三国志8巻P.57)息子は25人(三国志人物鑑定事典P.88)も居たっていうから、1人の女の為というより天下制覇の為に呉を攻めた、と私は考えるが...。『レッドクリフ』のノベル化された本を立ち読みしてたら、のっけから大喬と小喬の姉妹が周瑜と孫策(孫権の兄)のハンサムコンビに拉致られるトコから始まるので、呉の周瑜近辺をズームアップした物語なのだな、と今更ながら思い知らされる。三国志は長いから、映画化するのは至難の業なんだと、自分に言い聞かせてはいる...どうどう。
私が"三国志"で見たかった内なる光景や場面と、映画で見た場面がちょっと違っていた気がする。映画の尺は決まっているので、ここ長々やってていいのか?と心配になってくる...。琴のセッションとか虎狩りとかサッカーらしきもの?とか小喬のシーンとかとかとか。
『小喬、もちっと包帯はフツーに巻いてくれぬか?さっさと巻かぬと傷に触るが』と、私がトニー周瑜だとイラっとして言いそうになるが、さすが『ラストコーション』から駆けつけたトニー・レオンはねっとりと優しい(笑)官能映画は好きな私のはずなのに、男っぽい映画に女が出て来ると、なんか面倒臭い...。
関羽や張飛や超雲のお披露目武闘シーンは、楽しかった^^
関羽役の人は、チンギス・ハーンの末裔であるモンゴル人の俳優だそうである。
雰囲気はあった。でも、関羽はなにしろ身長九尺(207cm)なんで、カメラワークで大きく見せる工夫をして欲しかったかな。
張飛の虎髭や逆立つ眉毛は、よいわね~。
蛇矛を使わず、素手でぶん殴ってたわね(笑)
趙雲、強くて美男でカッコいい!と思っていたが、この映画の趙雲は...
美の記号である白馬に乗ってるものの、純朴な野球部のコみたいで(笑)
美しくないがゆえに、好感が持てる好漢(←おやじギャグではない)で、良かった!!
本も読んでないゲーム脳の息子に...
『小喬がエロかった』と言うと
『えー、そりゃあロリだな』(←語彙、少なめw)
(ゲームの小喬は小っちゃい)
で、周瑜を見て...
『えっー!周瑜がこんなおじさん?!』
と驚いていた。
←あ~、まぁ、ゲームの周瑜は、こんなだもんね。
(腐女子向き?!戦国武将物も超美形で凄いコトになってますぅ~)
アジアの俳優を知らなくて、ゲームしかやらないコにはびっくりなんでしょうね、たはは。
↓↓↓
トニー・レオンは、周瑜にしては地味~なんだけど『周瑜と趙雲だけは美形にしろ』と思ってた私も、この作品は彼の演技力は必要不可欠だと、認める。
トニー・レオンと頑張った金城武と2人がいなければ、もっとパっとしない映画に仕上がったと思う。
関羽や張飛を見れて嬉しかったし『八卦の陣』の戦闘シーンは魅せてくれたけど...ちょっと長くて、割と並列に描かれているので正直タルくて。私は、一個の映画としては満足できなかった...。
『Part1』だろうが続編だろうが、メリハリとそれなりのまとまりがあって、この作品を単独で楽しむ引力が欲しかったかな...『次回分解』(次に続く)に、期待!
今、観なくても...『Part2』公開の直前に、この映画を観て続けて楽しんだほうがいいんじゃないかな、と思う。
まっ、いろいろ考えたりツッコんだり、楽しいトコはあるんですが(笑)
『Part2』は観ますよ!『赤壁の戦い』を観たいから!
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おまけ......
だいぶ前に『北方三国志』を読んでいる時はマイブームだったけど、今はあまり中国物は読んでないですね。あっ、最近は『食べてはいけない中国食品』などの中国本を読んでいます...。
横山光輝のは2冊買ってキャラの見分けがつかなくて、挫折。たはは。
それに集めると、本棚を占領するのが...怖いんで。
横山御大、申し訳ありません...。
『蒼天航路』は、絵が苦手なんで未読。
最初に読むには、吉川英治のが一番スタンダードで良い、と思う。
従来のイメージ通りだし。
私は、うっかり先に北方三国志を読んでしまったので、あまりに定型的な張飛などに物足りなくて。
かつ、今、平成の時代に読むには何ともまどろかしい文体に感じてしまって...。
2巻までで挫折(汗)
宮城谷昌光の小説は好きだったので、これ3巻までソッコウ単行本で買ったんだけど『えっ?これ三国志?』っていうくらい、後漢の宮廷の血で血を洗う権力闘争が延々~と続く(汗)辛い、疲れる、読むほうにも我慢を強いる...。
曹操の祖父の話やらで...。やっと登場した劉備も、あまりよく書いてないので、ちと違和感を感じる...。『三国志(正史)』から書かれているそうで...あ、だからか、曹操メインか...。
三国志は、自分なりの視点やアプローチでかなり解釈も描き方も違うんだけど、いわゆる血湧き肉躍る英雄たちの三国志を読みたい人には、おススメしない。
表紙カバーに付いてる3巻分のシールを贈ると『三国志の絵地図』をもらえるけど、コレがあまりにもショボかったので、がっくり。
気持ちが萎えたぞ、文藝春秋。宮城谷三国志は3巻で挫折。
唯一、完読したのがコレ。
最初は素っ気ない文体が読みづらかったが、慣れると心地よい。
『赤壁の戦い』まで読み進んだ時、すっごく高揚感があった!
まさに、きたぁー!!って感じ。
ちなみに北方三国志には『桃園の契り』は無い。
『今日逢った奴がそんなことやるかよ』とリアリティーが無いから、だそうで(笑)
ハードボイルド小説の作者らしく、ちょい悪(だいぶ悪?!)男である呂布や張飛がカッコいい!凄く魅力的に書けている。草原で馬と生きる成玄固(←北方氏の創作)や馬超にも心惹かれる。
非常~に男っぽい。でも、かなり、北方謙三視点。
『三国志読本』で北方謙三氏は『劉備が泣くのが許せなかった』とか、登場人物がすべて潔い男たちで、気持ちのいい男たちばかりなのは『僕は、そういう男たちが好きだし、そうでない男たちは嫌いなんです』と言っていて、笑ってしまった。
くぅー!なんて男臭いんだ!(笑)
北方三国志を書いた人もまた、今、風化しつつある漢(おとこ)である。
私が、この北方三国志で一番好きだったのは『赤兎馬』だなぁ!
赤兎馬と呂布の結びつきは、泣ける...。
孔明役の金城武が、案外良くてビックリ!この人の映画や演技とか、それほど印象に残らないけど、顔はぼぉ~としてロマンチックで好き。なんか、こぉ~、女なんか好きにならないみたいなBL的匂いがして(コレは腐世界に堕ちた私の勘w)
"美周郎"と言われた美しさとは話が違うけど(笑)...周瑜役のトニー・レオンも演技力があり、この2人の存在感が映画を助けていた、と思う。
キャスティングも二転三転してたらしく、結局トニー・レオンが戻って来たのは正解だった、と思う。最初 "曹操"役は、渡辺謙の名前も挙がっていたらしいが、セリフの問題もあり...果たせず。渡辺謙の "曹操"映えたのに!きっと!残念!
そうそう "曹操"役の人!(←別におやじギャグではない)チャン・フォンイー。
この人『さらば我が愛/覇王別姫』でレスリー・チャンの相手役ですよ!
"小豆"をかばっていた"石頭"の少年の頃は凄く良かったのに、大人の彼は無難にまとまっていて喰い足りない気がしたが、今回も同じ。悪くはないが今ひとつ。腹黒い管理職って感じで部下とも案外上手くいってて、随分そつがない曹操(笑)もっと部下にも畏怖され、苛烈でスケールの大きい曹操が見たかった。
脚色と分かっても、小喬に横恋慕して呉を攻める...っていうのも何だかな...。
『英雄、色を好む』の曹操であるが、側室200人(北方三国志8巻P.57)息子は25人(三国志人物鑑定事典P.88)も居たっていうから、1人の女の為というより天下制覇の為に呉を攻めた、と私は考えるが...。『レッドクリフ』のノベル化された本を立ち読みしてたら、のっけから大喬と小喬の姉妹が周瑜と孫策(孫権の兄)のハンサムコンビに拉致られるトコから始まるので、呉の周瑜近辺をズームアップした物語なのだな、と今更ながら思い知らされる。三国志は長いから、映画化するのは至難の業なんだと、自分に言い聞かせてはいる...どうどう。
私が"三国志"で見たかった内なる光景や場面と、映画で見た場面がちょっと違っていた気がする。映画の尺は決まっているので、ここ長々やってていいのか?と心配になってくる...。琴のセッションとか虎狩りとかサッカーらしきもの?とか小喬のシーンとかとかとか。
『小喬、もちっと包帯はフツーに巻いてくれぬか?さっさと巻かぬと傷に触るが』と、私がトニー周瑜だとイラっとして言いそうになるが、さすが『ラストコーション』から駆けつけたトニー・レオンはねっとりと優しい(笑)官能映画は好きな私のはずなのに、男っぽい映画に女が出て来ると、なんか面倒臭い...。
関羽や張飛や超雲のお披露目武闘シーンは、楽しかった^^
関羽役の人は、チンギス・ハーンの末裔であるモンゴル人の俳優だそうである。
雰囲気はあった。でも、関羽はなにしろ身長九尺(207cm)なんで、カメラワークで大きく見せる工夫をして欲しかったかな。
張飛の虎髭や逆立つ眉毛は、よいわね~。
蛇矛を使わず、素手でぶん殴ってたわね(笑)
趙雲、強くて美男でカッコいい!と思っていたが、この映画の趙雲は...
美の記号である白馬に乗ってるものの、純朴な野球部のコみたいで(笑)
美しくないがゆえに、好感が持てる好漢(←おやじギャグではない)で、良かった!!
本も読んでないゲーム脳の息子に...
『小喬がエロかった』と言うと
『えー、そりゃあロリだな』(←語彙、少なめw)
(ゲームの小喬は小っちゃい)
で、周瑜を見て...
『えっー!周瑜がこんなおじさん?!』
と驚いていた。
←あ~、まぁ、ゲームの周瑜は、こんなだもんね。
(腐女子向き?!戦国武将物も超美形で凄いコトになってますぅ~)
アジアの俳優を知らなくて、ゲームしかやらないコにはびっくりなんでしょうね、たはは。
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トニー・レオンは、周瑜にしては地味~なんだけど『周瑜と趙雲だけは美形にしろ』と思ってた私も、この作品は彼の演技力は必要不可欠だと、認める。
トニー・レオンと頑張った金城武と2人がいなければ、もっとパっとしない映画に仕上がったと思う。
関羽や張飛を見れて嬉しかったし『八卦の陣』の戦闘シーンは魅せてくれたけど...ちょっと長くて、割と並列に描かれているので正直タルくて。私は、一個の映画としては満足できなかった...。
『Part1』だろうが続編だろうが、メリハリとそれなりのまとまりがあって、この作品を単独で楽しむ引力が欲しかったかな...『次回分解』(次に続く)に、期待!
今、観なくても...『Part2』公開の直前に、この映画を観て続けて楽しんだほうがいいんじゃないかな、と思う。
まっ、いろいろ考えたりツッコんだり、楽しいトコはあるんですが(笑)
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だいぶ前に『北方三国志』を読んでいる時はマイブームだったけど、今はあまり中国物は読んでないですね。あっ、最近は『食べてはいけない中国食品』などの中国本を読んでいます...。
横山光輝のは2冊買ってキャラの見分けがつかなくて、挫折。たはは。
それに集めると、本棚を占領するのが...怖いんで。
横山御大、申し訳ありません...。
『蒼天航路』は、絵が苦手なんで未読。
最初に読むには、吉川英治のが一番スタンダードで良い、と思う。
従来のイメージ通りだし。
私は、うっかり先に北方三国志を読んでしまったので、あまりに定型的な張飛などに物足りなくて。
かつ、今、平成の時代に読むには何ともまどろかしい文体に感じてしまって...。
2巻までで挫折(汗)
宮城谷昌光の小説は好きだったので、これ3巻までソッコウ単行本で買ったんだけど『えっ?これ三国志?』っていうくらい、後漢の宮廷の血で血を洗う権力闘争が延々~と続く(汗)辛い、疲れる、読むほうにも我慢を強いる...。
曹操の祖父の話やらで...。やっと登場した劉備も、あまりよく書いてないので、ちと違和感を感じる...。『三国志(正史)』から書かれているそうで...あ、だからか、曹操メインか...。
三国志は、自分なりの視点やアプローチでかなり解釈も描き方も違うんだけど、いわゆる血湧き肉躍る英雄たちの三国志を読みたい人には、おススメしない。
表紙カバーに付いてる3巻分のシールを贈ると『三国志の絵地図』をもらえるけど、コレがあまりにもショボかったので、がっくり。
気持ちが萎えたぞ、文藝春秋。宮城谷三国志は3巻で挫折。
唯一、完読したのがコレ。
最初は素っ気ない文体が読みづらかったが、慣れると心地よい。
『赤壁の戦い』まで読み進んだ時、すっごく高揚感があった!
まさに、きたぁー!!って感じ。
ちなみに北方三国志には『桃園の契り』は無い。
『今日逢った奴がそんなことやるかよ』とリアリティーが無いから、だそうで(笑)
ハードボイルド小説の作者らしく、ちょい悪(だいぶ悪?!)男である呂布や張飛がカッコいい!凄く魅力的に書けている。草原で馬と生きる成玄固(←北方氏の創作)や馬超にも心惹かれる。
非常~に男っぽい。でも、かなり、北方謙三視点。
『三国志読本』で北方謙三氏は『劉備が泣くのが許せなかった』とか、登場人物がすべて潔い男たちで、気持ちのいい男たちばかりなのは『僕は、そういう男たちが好きだし、そうでない男たちは嫌いなんです』と言っていて、笑ってしまった。
くぅー!なんて男臭いんだ!(笑)
北方三国志を書いた人もまた、今、風化しつつある漢(おとこ)である。
私が、この北方三国志で一番好きだったのは『赤兎馬』だなぁ!
赤兎馬と呂布の結びつきは、泣ける...。
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