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プラスティック・メモリーズ #04 うまく笑えなくて

プラスティック・メモリーズ Say to good-bye (1) (電撃コミックスNEXT)

プラスティック・メモリーズ 第4話。
ギフティアに育てられた子どもたち。
以下感想

優しい嘘

ギフティアに育てられた子どもたち。

今回のツカサとアイラは、幼くして身寄りをなくした少年から、
親代わりを務める唯一の家族を奪っていく、
というこれまた非常に胸が痛むお仕事を任される。
ギフティアのほうは驚くほど明るくおしゃべりなのですが、
少年のほうは反抗期真っ盛りといった印象。
マーシャの、頑張って明るく振舞っている感が観ていて辛くなってきます。

マーシャの持ち主、ソウタが半ば記憶喪失みたいになっているのは、
ギフティアに育てられたことに対する一種の防衛反応みたいなもの。
「せめて思い出だけは嘘だと思ってほしくない」と、
ツカサとアイラはソウタの誕生日パーティーの手伝いをするが・・・。
ソウタと同じ境遇のミチルが手を貸してくれたからなんとかなったものの、
このポンコツコンビじゃ調理の補助すらまともにこなせない。
アイラに至っては役割分担に忠実すぎてほぼ何もしてなかったですねw

生前、母親が得意としていたいちごタルトを見て、
「思い出なんてみんな嘘」だと頑なだったソウタも心を開く。
まだ8歳という彼の年齢を考えれば、むしろものすごく物分かりがいい。
人生ハードモードすぎるってのにホント立派なものですねぇ。

まとめ

てなわけで今回の案件はギフティアに育てられた子ども。
ツカサとアイラの恋を描いていくのも悪くはないとは思いますが、
やっぱり今回のように回収業務を通して、
人間とギフティアの様々な関係を見ていくほうが面白いですね。

ツカサとアイラの頑張り、というかミチルのフォローのおかげで、
ソウタとマーシャの問題も無事解決したのですが、
2人の最後の瞬間を台無しにしようとする畜生が現れる。
耐用期限の切れたギフティアの悲しき末路が描かれることによって、
改めて回収業務の必要性がわかってくることとなりそうですね。
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