好きなモノに囲まれて… 読書感想文『天使の囀り』
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読書感想文『天使の囀り』

寄生獣を思い出しました。
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・読みやすさ
★☆☆☆☆
・恐怖度
★★★☆☆
・大どんでん返し度
★☆☆☆☆
・感動度
☆☆☆☆☆
・総合評価
★★☆☆☆

<あらすじ>
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。
-BOOKデータベースよりー


「寄生獣」なんて書いて、ネタばれしたかも!って焦りましたが、そんなの通り越して情報量が膨大なので構わないでしょう。←いいのか?
個人的に貴志作品は読んでいる方です。「黒い家」と「ISOLA」です。どちらも映画化されましたね。

読書に明け暮れている私でも、今作はなかなか手ごわい小説でした。とにかく情報が凄いです。アマゾンの事、生態系の事、HIVの事、そして囲碁の事(笑)
ページをめくるスピードが遅い×2。端折りながら読んでしまう私を許してと言わんばかりの凄さ。貴志作品ってこんなんでしたっけ?

物語も中盤に差し掛かった所で、ようやく大きな動きが出てきますが、ここからは猛スピードで進んでいきます。面白いです。先が気になって仕方ありません。
セミナーハウスの探索なんて、もうドキドキしてしまって「これだよ、待っていたのは!」と興奮してしまいました。
膨大な謎も、ひとつ残らず回収する手腕、見事としか言いようがありません。読み応えだけで言えば、最高でした。ただ、やはり私には冗長な説明部分は苦手かもしれません。
おバカでごめんなさい。


グロい描写があるとネットでは言われていますが、私はちーっとも感じなかったですね。ホラー映画への耐性が出来ているからでしょうね。けど、映像化されるとどうでしょうか。無理でしょう(キッパリ)。




次回作はこちら
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