隙のない、未来のゾンビ映画
各著名人や評論家が絶賛するのを鼻で笑ってはいけない。
素直に面白かった。本当に面白かった。韓国映画は本当に質が高い。ホラー映画も漏れなくそう。日本もこういうゾンビ映画を作って欲しい。プロット自体は大したことはないんです。普通ですよ。しかし緊張感が最後まで持続し、心揺さぶられるラストまで突っ切る。当たり前のシチュエーションやキャラなのに仕上がりは完璧。
あのスティーブンキングに「ウォーキングデッドよりはるかに面白い」と言わしめた本作。数々のゾンビ映画を観てきましたが、間違いなくマイベスト5にランクインだな。面白すぎたので、いつもより画像も文章も多め。素晴らしいシーンが盛りだくさんなんですよ。
紹介しきれないシーンばかりでもどかしいです!
韓国北部。
バイオ会社がある農村地帯の道路で、防除作業がおこなわれています。地元住民が憤慨ですよ。
「またかよ!」と。
どうやら初めてではないようですね。
度々、バイオ会社が謎の
漏れを発生させてるみたい。畜産関係は大打撃だそうです。
事故に遭った鹿もほら!
即死なのに1分も経たないうちに起き上がる。目、真っ白やけどwww

素晴らしいオープニング!
魅力ある登場人物の紹介をさせていただきます。
本作の主人公であるソグ。見た目は「大沢たかお」と「イノッチ」を足した男前。

ファンドマネージャーである彼は、日々誰かの株を操作する冷酷さ。仕事ができても相手を敬う気持ちがなければねぇ。家庭でも同様なのか、妻の不信に繋がり別居中です。一人娘のスアンの面倒はソグの母が見てくれているけど懐いていないようです。
この晩、妻は「自分がいるプサンに娘を呼ぶ」と言いますがソグは反対します。小さな娘を列車に1人乗せるわけにはいかない。子供への愛情はあるけれど、まあ下手クソ!
プレゼントをあげれば「それ、前にも買ってくれた」と墓穴を掘るし。
スアンは言います。
「パパは、いつも約束を守ってくれないよね」
父ソグのために練習していた学芸会での歌発表。
曲は「アロハ・オエ」ですが、途中で歌えなくなるスアン。仕事で行けないソグの代わりにビデオ撮影した母によると

「あなたが学芸会に来るのを楽しみにしていたのよ」
ソグは仕事の合間を縫って、朝一番のプサン行きに同行する決心をします。とんぼ返りの予定ですが「ちゃんと話し合いをしなさい」と母に釘を刺されます。確かに、逃げてばかりじゃ夫婦関係は修復しないね!
早朝。
駅に向かう車中で「学芸会で最後まで歌えなかったのは駄目だぞ」とソグは言う。本人は学芸会を見に行った風に話すけど、そんな言い方ないわ。スアンの冷たい顔・・・。ソグはどうして娘の機嫌が悪いのかわからない。残念な男である。
と!

激しい炎が町を照らす。
行き交う消防車に「何があったんだろう」と見つめる。
パンデミックはすでに始まっているのよ~♪本作でKTX(韓国高速鉄道)の協力なしでは、あのリアルさは無理だったでしょう。

迫力が違います!実際の車両・駅・ホームを使っての撮影は奥行きが出るし、ゾンビとの距離感が最高にリアルだから。日本でも積極的に映画会社に協力して欲しいなっ。
ソグ親子以外にも、最後まで皆のために必死に戦う高校生たちも乗車しています。
メインはヨングクとジニのカップル。男子の憧れジニの心を射止めたのはヨングク。設定は「タッチ」に似てます。達也と南の純なヤツね。

そして高校球児のポテンシャルが最後まで大活躍なんですよ。
若いって良いわ~。眩しいわ~。
そして第二の主人公とも言うべき夫婦、サンファとソンギョン。
もう最高の夫婦なんです!
強面のサンファは妊娠中のソンギョンに頭が上がらない。夫婦揃ってオシャレさんだし、こちらメインでも面白かったかも。
ソグ親子も無事に指定席に到着します。と、電話が鳴る。部下からです。
「各地で暴動が起きている」部下が株価の懸念をしているんだと早とちりしたソグは「すぐ会社に戻るから」と切ってしまいます。そして爆睡。おいおい、ちゃんと内容を確認しろよ。
「変な奴が乗車している」との苦情を受け、係員がトイレに向かうと。

ひどく怯えた男がいる。
話しかけても会話にならず「みんな、死んだ。はははは」とヤバい。
「お嬢ちゃん、勉強しないとああなるぞ」

第3(?)の主人公とも言うべきバス会社の常務ヨンソクが、スアンに話しかけます。スアンは「そんな事を言う人は駄目だってママが言ってた」と反論。いいぞ!スアン!
「ははは、じゃあ君のお母さんが勉強できないんだね」
こいつ、最悪やな。ご想像通り、このヨンソクがゾンビとは別の
絶対悪として君臨します。
他にも魅力的な登場人物がいますが省きますね。
そして「招かざる客」も、鉄道員の隙をついて乗車します。

ファーストゾンビ。
意識はかろうじて残っていますが、虫の息。どこで襲われたんだ?列車内にいた客はまったく気が付いてませんが、既に構内はゾンビだらけです。間一髪だったんだ!
ゾンビを乗せてKTXはプサンに向けて発車しました。
目的地のプサンは大丈夫?途中駅の状態は?まだこの時点ではわからない。
グリーン車にはテレビが備え付けてあるんですね。
部下が危惧してた暴動が拡大しているようです。乗客は不安そうにニュースを観ている。
暴動ではなくてゾンビが襲ってるんですけどネ♪カクカクと動き、スタミナ残量など気にならない本作のゾンビ!

ひとたび襲われると1分も経たないうちにゾンビ化します。冒頭の鹿と一緒ですよ。限られたスペース(列車)で発生したら、想像つきますよね?
「逃げろ~!!」
逃げるったって、こんな細い通路を一気に通れるはずがない!次々と襲われる乗客たち。
ウゲッウゲッ!!
体が反り返ったかと思うと、ガーッと歯を剥き出して走る×2!
ゾンビ化に時間が掛からなければ対処はできるけど、ゾンビ映画至上最速かもしれない。助かる見込みは薄いわ。
ソグも惨状を目にし、スアンを抱えて後方に逃げます。

血だらけの客や係員が襲ってくる現実!状況がまったく呑み込めない。何が起こっている!?
もはや雪崩。
この波に飲み込まれると助からんぞwww
さっきまで横に座ってた客の変わり様に生者は唖然とする。
ただ、ゾンビは目の前の者に食らうだけで、ドアを開ける知識は持っていなかった!これがサバイバルとして大いに役立つ事となります。ゾンビに勝つためには・・・
知力・体力・時の運なのです!
ご存じ、ウルトラクイズの名言。ドアを目隠しすると、ゾンビは静かになりました。見える物にしか反応しないようです。とりあえず恐怖を目で感じる事はなくなった。解決にはなってないケド。
サンファはソグに掴みかかります。
実は皆に促されてサンファ夫婦を締め出そうとしたのはソグでした。スアンが「助けてあげて!」と言わなかったらアウトだよ。

けどさ、締め出せと命令したのはヨンソクですけどね。例のバス会社の常務。
ここで早速、善と悪の構図が出来上がりました。
善:スアン(子供ながら絶対的な常識人)悪:ヨンソク(自分のためなら他者をも見殺す極悪人)ヨンソクの言わんとしていることもわかる。
途中下車する予定の駅にもゾンビが溢れ返っているから。

誰かを助けるにはリスクがあまりにも高過ぎる。
今はこの列車が安全圏
(他車両にゾンビはいるが)なのだ。けど、助かる見込みがある場合は助けるべきですよね。サンファを助けるには十分時間はありましたし。
妻のソンギョンに「皆、怖いはずよ!」と嗜められる。お腹に子供がいる女性は強いです。サンファは引き下がりますけど、ソグには一定の距離感を保つ。
SNS時代の情報はあてにならない。
政府は鎮圧に向かっていると国民を安心させるけど・・・

安全な場所などない気がしてきました。情報が錯綜して誤った判断をしなければいいのですが。
さらに安全な最後尾に全員が移動中、ソグはスアンのために簡易椅子をあてがいます。しかしスアンは老人に席を譲りました。

「優しい子だねぇ、飴をあげるわ」
「ありがとうございます」
深々とお礼を言うスアンを引っ張って行くソグ。
「いいか、スアン。あんなことはしなくていい。今は自分の事だけを考えて行動するんだ」
「・・・どうして?人に優しくしちゃだめなの?」
「・・・そうだ。だから二度とするんじゃない。わかったか?」
返事をしないスアン。
うう、なんてピュアな子なんだろう!そのやり取りを見ていたサンファ。
ソグが離れた時に「お前の父親か?」と尋ねる。頷くスアンに「本当にお前の父親か?」と意地悪を言う。ソンギョンに戒められてもサンファは気にせず「ファンドマネージャーなんて人間じゃないぞ」とスアンを責めます。
「・・・知ってます。父の仕事が嫌われていることも」
こんな状況下でも冷静に受け答えができ、父ソグとは真反対な常識を持つ幼女に、夫婦は少し心が安らぎます。お腹の子に挨拶していいわとソッと手を当てたスアン。

あっ!
スアンが喜びます。赤ちゃんが動いたからですね!スアンの笑顔がムチャ可愛いのです。
「名前をまだ決めてないのよ、この人は」
ソンギョンはサンファを見ます。カカア天下とは言え、敬う信頼の目でした。スアンは両親とは違う温かい空気を感じて幸せになります。
本当に良いシーンです。
列車は仮駅に到着。
運転手によるとこの駅は既に軍が制圧して安全だと。

確かにホームにゾンビはいませんが、生存者もいない。軍も見えない。誰もいない。乗客は恐る恐るホームに出て、軍が待つ場所まで向かいます。
ところが。ヨンソクの秘密情報によると、このエリアは危険らしい。運転手に今すぐ列車を出発させろと言う。また自分勝手な発言だよ。しかし大多数の人が列車を降りてしまった。その人たちを見殺しには出来ないと運転手は追いかけます。運転手さん!あんた良い人!
ソグも個人投資家の大尉から秘密情報をゲットしていました。
自分とスアンが助かるために、皆と違う道を進みます。スアンは不安がりますが気にしません。我々が助かればそれでいいのだ、他は知らない。
駄目だった(T_T)
ソグ、茫然。
助かる道が閉ざされた。もうおしまいか・・・。
振り返る。遠く離れて待たせていたスアン。
危ない!!!
サンファ(ノ゚ω゚)ノ*.オオ
ありがとうサンファ!スアンを助けてくれた!ソンギョンと共にスアンを列車まで連れ行きます!良い夫婦!しかし、次々とゾンビに襲われる人々がいるために、構内は地獄さながらの光景。
しばらくご無沙汰の高校球児たちも、皆を誘導します。
列車に乗り込もうとすると上からゾンビが降ってくる(笑)

スピード感溢れる逃亡劇にハラハラしっ放し!
最後まで生存者を誘導してゾンビを食い止めていた、サンファ・ヨングク・ソグの3人。
彼らの到着を待たず、列車を発車させろと命令するヨンソク。

頼むからお前だけは普通の死に方しないでくれよ←死ぬの決定なの?
列車は走り出す。
間一髪3人は乗車できたものの、愛する者と4車両も離れていた。しかも彼女たちはトイレで籠城しているらしい。
行くしかねぇだろ!!
最初に行動を起こそうと決意したのは高校球児のヨングクでした。自らの腕にテーピングを巻き、噛まれても大丈夫なように完全防備。それを見たサンファ(彼はもともと行くつもり)は、フンッと笑うと「俺が先頭だ」と格好いい台詞を吐くんですよ。
ソグは・・・最後尾で後衛に回ります。先ほどスアンを助けてくれた恩義もあるのでしょうか。
1車両ずつゾンビを撃退(と、言ってもかわすだけ)して進む3人。

こんな狭い場所での戦闘はバイオ2のラクーン警察署を彷彿とさせる!わからない人はぜひプレイして下さい。
先ほども言いましたが、知力・体力を駆使すればゾンビを出し抜ける。
サンファと行動を共にしていたソグの心境も変わってきました。こんな張りつめた雰囲気でも余裕を忘れないサンファ。

「父親っていうのはな、嫌われ役だよ。けどないつかは・・・わかってくれる」
サンファ、まだ父親になってないのに少ない時間でソグ親子の関係性を見抜いたんだ!良いパパになれるぞ!
無事に愛するメンバーと再会したソグたち!
愛があれば乗り切れるんだよね!あとは、他の生存者たちがいる車両に移るだけです。ヨングクがジニに電話をしても繋がりません。確かジニは例のヨンソク達と一緒だ。
ええ!携帯を取れないように口を塞がれてる!

ソグ達が入ってこないよう、ドアを固定してるし!なんちゅー奴(ら)だよ!
ソグ達がいなければ構内で死んでたかもしれないのにさ!
そうこうしている間にもゾンビは襲ってくる。
いくら最強のサンファでも全員を食い止められるはずがない。そして事故が起きます。
サンファが噛まれたのです(涙)こんなショックなことってあります?
第二の主人公と信じてただけに、この時間帯でゾンビ化はショック過ぎるっ!ソグもさすがに動揺します。
サンファは伝えます。
「ソンギョンを・・・頼む!だから早く行け!」
人を犠牲にしてのし上がり、家庭を顧みることもなかったソグはこの言葉に衝撃を受けます。自己犠牲という精神の尊さ。神々しさ。自分の愚かさの露呈。

愛する者と新しい命を救うために、命を賭したサンファに感謝しつつ、ソグは踵を返します。
夫の姿を硬直して見つめていたソンギョン。
死ぬの?夫は死ぬの?
「・・・ソヨンだ。子供の名前はソヨンにしてくれ」
それがサンファの最期の言葉でした。
ジーンッとするのを堪えて、今後の展開にハラハラしっ放し。ホラー映画でも定番となる自己犠牲。特に韓国映画は不幸な人はとことん不幸に描く天才だから、クソな奴を描くのもお手の物。

自分たちが助かりたいがために、ソグ達を感染者扱いにしてしまう。
残りの乗客も「あっちに行け!」と謎の結束で別車両に追いやる。
もちろん、ソグ達は善人者ですので視聴者が望むような展開に繋がります。

ソグ達を締め出した奴らはゾンビの餌食となります。ザマーみろ!協力する気持ちがないとこうなるんだよ!扉1枚隔て、先ほどまで悪態をついていたメンバーの悲鳴を聞くのも辛いけど。助けられないよね・・・。
一方、運転手は新しい列車を探します。ゾンビの目を盗んで乗客を安全なエリアまで運ばなければという一心。ソグ達と同じ善良な市民だよー。こういう人が助かって欲しいんだよなぁ。

運転手の導きで、ソグ達もKTXを捨て運転手を追いかけます。
うう、早く早く!!!
悪の権化、ヨンソクはしぶとく生き残っていた!!

トイレに隠れてたんだよね~運の良い奴。他に生き残ったメンバーを囮にして自分だけ逃げるんですよ。いいぞ、どんどん最悪な人間になれ。
お前の最期が楽しみでしようがない←私の性格も歪んできたな
このヨンソクのせいで、高校生カップルが犠牲になります。
この列車旅で付き合う手前までいってたのに。若い恋を潰しやがって!

ジニがゾンビ化し、そのままヨングクも。ヨンソク、マジで
最悪なんですけどっ!
o(o・`з・´o)ノ運転手を出し抜き、ヨンソクは列車に乗る。一人だけ助かろうという精神は最初から最後まで一貫していた。そろそろ正義の鉄槌をお願いしたいね。
ソグ達も急いで乗ります。

おお、ゾンビが金魚のフンのように付いてくる!!
運転席から出て来たヨンソク。

ゾンビになってた。ゾンビに八つ裂きにされるのを期待してたから大ショック!普通過ぎるやろ(笑)
悪は悪なりの散り方があるでしょうにっ!
ソグとヨンソクの戦いが列車上で繰り広げられますが、非常に嫌な予感がする。なんだろう、ソグが噛まれる気がす・・・
噛まれた~(涙)今まで人の不幸で生きてきたソグ。
そうか、ここで因果応報の結末となるのか。
愛するスアンに告げます。
「これからはソンギョンさんの側を離れてはいけないよ」

事情を察したスアン。大粒の涙がこぼれます。
「行かないで、パパ!」

ソグはめまいに似た感覚に襲われます。ゾンビ化が始まったようです。本作のゾンビ化は早いですからね。早くこの場を離れなければ。しかしスアンが服を離さない。
愛する者と離れる辛さ。
この時初めて、妻の気持ちを知った気がする。

自分の愚行を・・・彼女は・・・
運転席を飛び出たソグ。ゾンビ化が始まった!!

泣き叫ぶスアン。
ヤバイ、ちょっと感動してきた(笑)
列車、後部に来たソグ。
思い出されるのはスアンが生まれてきた時の風景。この記憶も、もうすぐ消えていく。

消えていく前に・・・
親子の絆を持ったまま逝きたい・・・
ソグは列車から身を投げます。
その間、ずっとスアンが父を呼ぶ声が響く。
うう、感動する!どうかスアン達だけでも助かって欲しいよ。ソンギョンのお腹の子も無事に生まれてきて欲しい。皆の思いを2人が背負っているのだから。
涙を必死に堪えて観ていると・・・
列車が止まる。(゚△゚;ノ)ノソンギョンが停止させたのです。線路上に広がる死体。ここから先は列車では進めないようです。

嫌な予感しかしないよ。・・・この先にまだ不幸が降りかかるの!?
先に見えるトンネルを抜けたらどうなる??
トンネル先には軍がいました。
今回の軍はゾンビじゃない(笑)少しずつですがゾンビを制圧していっているみたい。ソンギョンとスアンをいち早く見つけた軍は、

「ゾンビか生存者かの判断がつかない」ので
射殺命令が下ります。
Σ(´Д`*)もー、嘘でしょー?
ここまで来て生者に殺されるって遠く昔は
「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」と同じじゃないか!皮肉な最期というオチは嫌だよ。絶対に彼女たちは生き延びて欲しいモン!!
引き金が引かれる瞬間・・・!!!
アロハ~オエ~♪暗闇の中、必死で歌うスアンの声!
天国の父親に聞こえるよう大きな声で、アロハ・オエを一生懸命歌う。
「射撃中止!!生存者発見!!」
救出に軍が駆け寄ります。
ソグやサンファが命を賭して守った命は、こうして無事に救出されましたとさ。
★★★★★★★
とても感動しました。
本当に感動しました!!
いつも以上にレビューがくどくなってしまったのも、感動の熱意がなせる業と思っていただきたい。是非、観賞して欲しい作品です。目新しさは0だし、ゾンビと言っても肉は食わないし、グロはほぼ皆無に近いのに、最後まで緊張感を維持し続ける。ピースが上手に組み合わさったのでしょうね。韓国映画お得意の人物描写も秀逸。
アニメ監督出身らしい、スピーディでカメラワークも絶妙。かなりこだわって作られたのは一目瞭然です。
大きな賞を獲っていないのが不思議なくらいだ。
テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画