戦後日本総決算
闇よ去れ!今 稲妻の拳骨が投げつけられている インドラの
この宇宙に漂う孤島を見つけてユングを研究している三姉妹に会う
ニーチェに輪をかけて 臭う神を殺害したし3・11後の日本総決算で
この宇宙に漂う孤島を見つけてユングを研究している三姉妹に会う
ニーチェに輪をかけて 臭う神を殺害したし3・11後の日本総決算で
夜のDK
部屋の暗い方角に銀河の中心への入口があって 今夜夢見る寝間
沸き立つ昼に舞い上がった出来事が10:00過ぎに積もり始めた部屋
DKのテーブルの上でランプを点けて3度目の「新人間革命」
沸き立つ昼に舞い上がった出来事が10:00過ぎに積もり始めた部屋
DKのテーブルの上でランプを点けて3度目の「新人間革命」
内面宇宙
この銀河人として生命授かって残りの時空を何のために使う?
新月に無意識の領海を階級章が外された海兵がゴムボートで追撃
眠りネコを膝にだっこして脳波をお互い干渉し合うネコと私
新月に無意識の領海を階級章が外された海兵がゴムボートで追撃
眠りネコを膝にだっこして脳波をお互い干渉し合うネコと私
大空と雲
仏の悟りは大空と雲 時空を悠然と流れてゆき地球を飾る
唱題で躍動している霊・魂・体 銀河輝く胸の内
誰人も本来 南無妙法蓮華経という「仏の種」を有している
唱題で躍動している霊・魂・体 銀河輝く胸の内
誰人も本来 南無妙法蓮華経という「仏の種」を有している
東雲の光
シュールな絵
唱題の余韻の残る部屋の中 解き放つ念の重さを香に乗せ
自転車に初めて乗れた子供がキリコの絵の中に居て
地平線の見えるシュールな空間でクリケットに興ずる少女は制服を着ている
自転車に初めて乗れた子供がキリコの絵の中に居て
地平線の見えるシュールな空間でクリケットに興ずる少女は制服を着ている
サイババを悼む
プラットホームで赤子を抱いて光速で過ぎる母子この世への受胎の始メ
食卓に冷野菜が用意され情熱の火照りを冷ましている男の腕
サイババの眼光で射抜かれた寺院に守るべき小鳥たちのさえずり
食卓に冷野菜が用意され情熱の火照りを冷ましている男の腕
サイババの眼光で射抜かれた寺院に守るべき小鳥たちのさえずり
朝の風景
スターチャイルド
進化の加速度が上がりスターチャイルドが産まれつつある善の勝利
ノスタルジーの余熱 田園風景が滅びて都市の夜景が新たな抒情を誘う
五体満足を与えられて何の目的にその存在を使うのか
宇宙万年 仏らに危害を加えた者らが堕ちてゆくよ
ノスタルジーの余熱 田園風景が滅びて都市の夜景が新たな抒情を誘う
五体満足を与えられて何の目的にその存在を使うのか
宇宙万年 仏らに危害を加えた者らが堕ちてゆくよ
空を飛ぶもの
隊旗 風に掲げると鷲に変身する合唱が響く広間 歓喜の熱
夕刻にカルガモの三角飛行の軌跡なぞれば希望の匂いがする
小鳥が小枝に止まり華やいだおしゃべり天蓋が聴き耳を立てて
夕刻にカルガモの三角飛行の軌跡なぞれば希望の匂いがする
小鳥が小枝に止まり華やいだおしゃべり天蓋が聴き耳を立てて
悲しみが襲っても
あらゆる悲惨と闘う8回戦ボーイのアンニュイを太陽は知っている
風を聴いて! 大空を滑空するグライダーに託す 希望・嗚咽・闘志
亡くなった人の分まで生きなくちゃね 日本の花の季節に決意する
風を聴いて! 大空を滑空するグライダーに託す 希望・嗚咽・闘志
亡くなった人の分まで生きなくちゃね 日本の花の季節に決意する
闘魂
松の木にはためく隊旗団結の日本を思い唱題す
暗黒舞踏家が放射能をものともせず踊るフクシマの作業員に異形の分霊
列島を覆う巨大テント欲しきこの艱難から我らを守れよ己
暗黒舞踏家が放射能をものともせず踊るフクシマの作業員に異形の分霊
列島を覆う巨大テント欲しきこの艱難から我らを守れよ己
カフェ・ヨーロッパ
人生の片割れを捜す旅ラブバードがさえずる家で
宇宙卵から産まれた子供たちが地球文明を照らす日の午後
正装をした将校たちのパレードに「ゲルニカ」が掲げられている
国定公園エリアへドライブして貝殻を拾ってくる子供たち
宇宙卵から産まれた子供たちが地球文明を照らす日の午後
正装をした将校たちのパレードに「ゲルニカ」が掲げられている
国定公園エリアへドライブして貝殻を拾ってくる子供たち
悲しみと日常
一つのヤマを越えて祝い今だ道半ばと鏡に告白する
ランタンに火を灯す夢の中で飛行して髪が乱れて影が濃くなる
巨匠の小説をレモン齧りながら読む夜明けの風は
ランタンに火を灯す夢の中で飛行して髪が乱れて影が濃くなる
巨匠の小説をレモン齧りながら読む夜明けの風は
霊界の勲章
胸に輝く勲章が文豪に記述されてアストラル上に浮かび上がってくる
環境音楽に郷愁が宿り恍惚と無音で満たされた教室の夕焼け
草木が前衛理論の合唱を始めてこの世が立替えられる
仏・菩薩の白光の体が人体と重なって気づく人もいる
環境音楽に郷愁が宿り恍惚と無音で満たされた教室の夕焼け
草木が前衛理論の合唱を始めてこの世が立替えられる
仏・菩薩の白光の体が人体と重なって気づく人もいる
南の島
南の小さな島で三姉妹が文芸誌を編集している部屋がおしゃべりをする
カンディンスキーに霊感を受けて星を採ろうとする画家がいる
わがままな権力者が来世サルに退化の業を積んでいる
カンディンスキーに霊感を受けて星を採ろうとする画家がいる
わがままな権力者が来世サルに退化の業を積んでいる
旭日に微笑む
悲しみを越えて
霞む都市
窓から見える山並みの春色弾む鞠 転がってゆく麓まで
二つの影が寄り添って河口を眺めて水の黄金たゆたう時
人々の流れるターミナル雑踏をコーヒー啜り見詰める水の惑星
二つの影が寄り添って河口を眺めて水の黄金たゆたう時
人々の流れるターミナル雑踏をコーヒー啜り見詰める水の惑星
夢三首
祭典に寄せて
梯子を架けた書庫に旭日が差して予言を始める為にメモを取る青年
白い体操着の青年らが徒競争のために鉢巻きを締めている
騎馬戦をする若者が太陽を追いかけて鉢巻きのように収奪する
白い体操着の青年らが徒競争のために鉢巻きを締めている
騎馬戦をする若者が太陽を追いかけて鉢巻きのように収奪する
拝火教徒の秘密
拝火教徒が秘密の部屋で原子の火についての講義を始めている
深い峡谷の東屋に人々が集まり人工衛星からの地球の映像を見ている
ヒッピーの娘が「我が闘争」を批判的に読み下している新月の夜
深い峡谷の東屋に人々が集まり人工衛星からの地球の映像を見ている
ヒッピーの娘が「我が闘争」を批判的に読み下している新月の夜
寂しい春
広場でロックコンサート魂沸騰憧れの中に留まる夜更けて
右腕にブレスレット着けている恋の行方は春風に聞く
薫る春 風胸に受け眩しい光は霞む都市 白亜こそ幻
春芽吹いている午後の陽に窓際で追憶の桜の枝噛む
右腕にブレスレット着けている恋の行方は春風に聞く
薫る春 風胸に受け眩しい光は霞む都市 白亜こそ幻
春芽吹いている午後の陽に窓際で追憶の桜の枝噛む
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