Logos Factory ウォーホール左派 2010年02月
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Logos Factory ウォーホール左派
ロシアの作家ウラジミール・ソローキンに因んで
DATE: 2010/02/28(日)   CATEGORY: 自由詩
読書して
一時の夢ならば生死を賭けろ


ただ狂えと言う賢者にもこの妙法


過剰攻撃性 昇華する机上のノート


風にページがめくられて遠い話は


裸で生まれたように そのまま そのように そのように


心の構造を組み立てて写真に撮る


そのままの己 根付かせる読書のこやし


根源孤独 骨に響いて会話音


インドの神様を薄めて拝んでいる


夜に聞き耳を立てて心音を追う
DATE: 2010/02/28(日)   CATEGORY: 自由詩
2・27日の意識の流れ
波打ち際に源郷響き仏座す


風の都で焼香して空を広げる


南方へ回帰する群れる魂おたまじゃくし


アメリカ人が文化大革命の腕章をしている


中国人がヤクザなアメ車を乗り回す


地獄では腐った骨に花の咲く日本兵


およそ倫理的でない存在の地獄堕ち


地獄の責苦 快楽とうそぶく馬鹿者には


健忘症の日本神話 己の邪悪知ってか知らずか


兎の皮剥ぎ師は神に嘉される


耕作地の終わる所に夢見の宮を建て


海辺で月見あげて空に舞う


肉体の無い存在に過剰イメージは地獄


蝶の飛ぶのを見計らって願かけル


雑草が風になびいて快楽主義


性的な幻想に浸りきって茂み


風に揺れる草花見とれている午後


南下してゆく魂の揺れに透明度増す風


機械駆使して進化などしてしまおう青年


飛び去ってしまうほど思想を削ぎ落とす


進化・退化 昇天・堕天・宙吊り自由の意味


南洋の日本兵 肉片ムカデに食べられムカデに転生


地獄の記述始めるとすえたそれが臭う


地獄想えば出現し仏界想えば出現する心 この心に


最善の生命状態を目指しているのに嘘つく野郎


権力の野望に憑かれて嘘で塗る壁の白さ


魂の灯吹き消して嘘ばかりつく保身者


蒔いた種を己で刈る世界は一つ


ミゾオチのフロンティアに植樹して


ジャングルに小屋建てて小鳥と読書に励む


ほとんど自分にしか興味がない蠅取り蜘蛛飛び


自身の特異点刺激して言葉を湧出する


その輝いている魂を見せてくれ


あなたの中の娘を俺にくれないか


娘 桃のような魂 食べ頃


男の中に娘の住んでいる桃源郷


七色の虹の尻尾につかまって


常に学習する事で進化の加速度を増す


エントロピーに逆らう生命は進化を意志して


小休止に水飲んで整えたら前へ進もう


権力に憑かれて月夜にピエロが踊ってる
DATE: 2010/02/19(金)   CATEGORY: 自由詩
風の吹く
情熱の風吹いて微笑


今日の私は7日目の神のように嬉しい


無意識を博物館に展示する


一夜漬けの死者の書より今の行為


書物に魂の尊貴を授けられ


繰り返し再生されるCDの神聖さ
DATE: 2010/02/19(金)   CATEGORY: 自由詩
灰色の時
6:30に目を覚ます
高曇りの空見あげて
限りなく灰色の現実を始めよう

俺が詩を書くからって
仙人の杖を持っているわけじゃない

俺が一風変わっていても
己の心に素直なだけだ

ちょっとしたプロテクター着けて
体当たり 喰らいつけ

朝の時どもを あなたに捧げるように
書きためている
ジャムを塗ったトーストが栄養
脳髄を刺激して
もっとあなたの事 書きたくなる

時計は灰色の靄の中
時計は灰色の靄の中



午後は時を貯金に行く
やわらかな日差しに包まれて
桜の老木に咲けと言い聞かす

日常が灰色だからって
心に花が咲かないわけじゃない

俺は午後の喫茶で
読書する意味と時間を詰め込んで

眼鏡を鼻の頭に乗っけて
しかめっ面の老眼鏡

昼間の時を貯め込んで
言葉の放出に備えてる

一杯のコーヒーが目覚めを誘う
脳髄を刺激して
明日に向かう糧を食べている

時計は灰色の靄の中
時計は灰色の靄の中
DATE: 2010/02/19(金)   CATEGORY: 自由詩
火傷の腕
国防色まとう腕章の紅


火葬される己見て転生誓う


歩行にまつわる話メロディーが降る
DATE: 2010/02/18(木)   CATEGORY: 自由詩
春浅い日の詩集
同じ詩人の詩集
何冊か並べてある
版が違えば全く別物

同じ詩人の人生
何度か見てみる
年譜が語る道しるべの輝き

同じ詩人に行ったり来たり
何度読んでも満たされない
真似る息づかいに遠い一歩


春の日向また本に目を落とす
自分の力を試してみたい
模倣の数で
見えてくる形もあるはず

憧れと焦燥は
早春の川原を流れる風
心地いいねと呟くと
優しく頬を撫でる

春浅い日の風と詩集

そっと首かしげて
春の野を聴くと
街の喧騒は幻聴のように響いて
人と人の営みが
川の水に記憶されるから
川原で混沌と交わる
川の流れ絶えずに



同じ詩人の詩集
何冊か並べてある
版が違えば全く別物

同じ詩人の人生
何度か見てみる
年譜が語る道しるべの輝き

同じ詩人に行ったり来たり
何度読んでも満たされない
真似る息づかいに遠い一歩


巡る 巡る季節の舞台
書物の木曜日に
そっとメモるペン先に
宇宙の軌跡が宿るから

暮れてゆく夕べに
ふと放浪の憧れが染みわたる
携える本を選んだら
夜更けるまで読み続ける

春浅い日の風と詩集

街のまたたき窓辺の希望
そっと手を当て
未来を描いてみる
どの子もみんないい子だから
夜の窓には花が咲いて
僕は見ていた聴きとった

まだ春浅い日に変わる世界が
DATE: 2010/02/18(木)   CATEGORY: 自由詩
ミィーサマ
蛇の記述読みながら眠ってしまう寒日


窓越しに降る雪を聴いて ぽたり ほたり


蛇の子を孕んでいる娘に口づける


神蛇の母 卵に巻きついて眠っている


娘のやわ肌から鱗一枚一枚剥がしてやる


蛇様と書いてミィーサマと読ます ここ日本


精子臭い体が女を求めてとぐろ巻く
DATE: 2010/02/18(木)   CATEGORY: 自由詩
雪のシヴァ神
夜光虫 記憶輝く夜景の都


2・26 こんな一日 朝からの雪に鮮血


土足で畳に上がるクーデター


雪降る空にシヴァ神の踊る
DATE: 2010/02/16(火)   CATEGORY: 自由詩
革新嫌いの日本警察
日の出遅れるは人間の不義理ゆえ


音楽で三ツ目が開き作句する


手の平にチャクラ開く練習している


仏足跡にヒントあり開け護摩


DKで降霊して地獄で仏


地球進化の中順繰りに地獄の消えゆくか


置き去りのすえた地獄にこの妙法


ラーメン啜り今の政局考える


革新勢力嫌いの警察権力


世俗主義貫くトルコ国軍と革新嫌う日本警察
DATE: 2010/02/16(火)   CATEGORY: 自由詩
鵺(ぬえ)三句
王の寝間 天井から染みてくる鵺


黒雲の中で鵺 射る矢 血塗りの歴史


鵺の居る所いつも夜で冷気降りている
DATE: 2010/02/15(月)   CATEGORY: 自由詩
三叉路のやしろ
三叉路のやしろは蛇の鱗が散乱


海浜の靄 女神ひたひたと濡れている


庭土に埋まった体の性欲は粘い
DATE: 2010/02/13(土)   CATEGORY: 自由詩
日本茶
魂の進化祈るように文芸書読む


30年ぶりに日本茶飲む


雪原で飛びかう声の雲を割る
DATE: 2010/02/13(土)   CATEGORY: 自由詩
太陽が恋しい
片端の里で神に祭り揚げられる


蛇の鱗の長じゅばん羽織る娘


核サイロでミサイルに絡みつく 龍
DATE: 2010/02/12(金)   CATEGORY: 自由詩
王を値踏みする
擬(まが)いの王の擬(まが)いの日本史


青龍刀が頭蓋を砕き天皇を穴に捨てる


樹木に伝い降りてきた神がはにかむ


宣(の)る広告共同機構が甘く呪う民衆


擬(まが)いの王の個人的告白 嘘の王 偽善の王


暴動が管理されてロックコンサート


「私は独立した一個人である」と復唱した広場


生と死が絡み合って蛇の交尾のようだ



DATE: 2010/02/12(金)   CATEGORY: 自由詩
そろそろインド
割り箸折って皇居飛び越える


二度と受胎しないようにバラバラにする


老人天皇 一家共々インドの掘っ立て小屋でO脚の半裸さらす


天皇一家のマニファクチャー鋳造するムンバイの安土産


日に焼けた天皇一家ふいごの土間に白い猿股から骨皮の足
DATE: 2010/02/11(木)   CATEGORY: 自由詩
建国記念日に一首!

大東亜共栄圏インドの黄泉でふいご吹く天皇らしき
DATE: 2010/02/11(木)   CATEGORY: 自由詩
建国の日に神憑き
神憑きした御幣に榊の深緑


抜け羽烏そぼ降る雨に針のように鳴く


人形をを暗い夜の雨で打ち捨てる
DATE: 2010/02/11(木)   CATEGORY: 自由詩
夢の鱗粉
芯を定めて構成する波鮮やか


雨の高層ビル煙っていて唯一人


夢の中で薫る梅花灰が咲く


宮古島栄えあれと経あげる


蝶がミゾオチから飛び立って夢の鱗粉撒き散らす
DATE: 2010/02/11(木)   CATEGORY: 自由詩
羽根生えて
羽根生やす雀とともにこの曇天


雪降るかも知れぬ言うべきを言った後


白梅に灰色の空そっと降り
DATE: 2010/02/10(水)   CATEGORY: 自由詩
泊っていけよ・・・
泡沫政治屋より実権は官僚にある


鵺(ぬえ)飼う壺の埋めてある場所に芒


崇徳院の御霊に怯える日々の再び


我 将門新皇の湿った骨食ったり


官僚ブッ潰すか 日本ブッ潰すか


何千回何万回言ったろう 速やかな実力行使
DATE: 2010/02/10(水)   CATEGORY: 自由詩
騙されないぞ!
ひっそりと見守る世界の息づかい


高い所で一日書に目を通す


右翼のノウガキに裏金の臭う


道理に合わない官僚 来世の障害者


左眼傷つけて技術者ぶる


頭蓋を割ってやってサル食うノーミソ


正義は行為で定義セヨ


生死をかけた「ごっこ」文芸戦線


広告共同機構 宣(の)る呪い


我が墓に香をたむけよ役人地獄


日本役人地獄にて 滅びの始め


オマワリの娘と寝る時ゃピストルが必要だ
DATE: 2010/02/09(火)   CATEGORY: 自由詩
因果応報
崖っぷち線路に爪立て戯言虚言


土の匂い春始めほのぼの節分過ぎ


昔読まれた本 今再び


黄金の大日如来の膝の上


南方で骨集める因果応報


橘・梅・桜 温帯で色楽しむ


古木の土色に姫君が咲いている


惜しげもなく紅茶葉取り換える午後3時
DATE: 2010/02/08(月)   CATEGORY: 自由詩
髪を切る
刈り上げて言論戦の目前に


精子持つ者が碁盤を囲んでいて


韻律が ガギグゲゴ を従えて
DATE: 2010/02/08(月)   CATEGORY: 自由詩
夢で見た風景
銀河制覇する物語語る旅人


繁華街の路地裏に大蛇はう霊界


尻の筋肉がキュと盛り上がる冬日


温める卵のような朝日だ
DATE: 2010/02/07(日)   CATEGORY: 自由詩
一夜の雪
人知れず一夜の雪や思いの数


富士 旭日 妙法とどろき 今民衆


雲の影 山麓に映り村眠る
DATE: 2010/02/05(金)   CATEGORY: 自由詩
整理番号V-57
夕日落ちるまで見ていたい本閉じて


転生の楽しみを抱いて一日行ズ


祭壇しつらえるでもなく切り花置く


人類の春 60億を超えた個体数


蛍光灯 太陽光の違いに注意


蛍光灯・太陽光・霊光 もっと光を


独自の生成神話持つ者に席順を与え
DATE: 2010/02/05(金)   CATEGORY: 自由詩
土の匂い
丘登り望む大地に朝の靄


富士山の天辺に銅鐸が埋められている


地面を掘って裸の大地が湯気を立て
DATE: 2010/02/04(木)   CATEGORY: 自由詩
青銅の時
香・煙草 焚き込めて待つ部屋


ダライ・ラマ虎となってチベットに吼える


人面を着装するほど荒れてはいず


前衛芸術が一つのテクニックに納まる時


青銅の古代中国が中共を呪祝する時


福徳を積んで来世に繋げる


商標を腕章にして整列する


青銅器が四足で動き出す中華文明


まるでテレパシーだ銅鐸ばかり作る


群れて歌歌う南方の血脈


銅鐸とともに寝るは日本運命共同体

DATE: 2010/02/03(水)   CATEGORY: 自由詩
俺 中華童子
白蛇様が鉄塔の下に鎮まって雪


新書食べるほどの勢いで読む寒日


言語に取り囲まれて魂は島


東北アジア文明圏で新機軸を模索する


川のずっと上流で神様とお話をする


小説の行間に複雑な数式の見えて


地政学の遊びと 妙法保つ人の居る場所


常にしゃれこうべ机上に置く学徒の明日


中華童子は二龍を駆って天昇ル


DATE: 2010/02/03(水)   CATEGORY: 自由詩
少年は来た
印・中・韓・日思想は移動し私は歩む


日蓮仏法 日昇る国からの贈り物


少年は未来から来た中共の龍昇り
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