カケラ
台風を待ちながら
雑詠8句
残暑に解けているヒモ結ぶ
こことそこ無名の余白に虹が架かる
日没が誘う秋の夜の暮れるを待つ
孔雀さまよえる詩人に園開く
命の華らに梵天の配慮は水やり
静かに息を整えると秋がくる
樹木みつめても在る事に変わりナシ
スタンドの灯じっと見つめる様な秋
こことそこ無名の余白に虹が架かる
日没が誘う秋の夜の暮れるを待つ
孔雀さまよえる詩人に園開く
命の華らに梵天の配慮は水やり
静かに息を整えると秋がくる
樹木みつめても在る事に変わりナシ
スタンドの灯じっと見つめる様な秋
月面歩行
秋の十一句
影長く夕暮れても一人の街
書物に忠誠尽くせば背が伸びる
孤高なる生はち切れて射す秋陽
単独行もの言わぬ行なり詩文よ
言葉の海に網打って意味を捕る
金色のまつ毛またたいて世界を試す
雷消えた秋に無害の雲ゆく
蝉の声 染みた耳朶に秋風の通う
ビルの間から見るいやに牧歌的な雲
空 仰げる人は決して狂気に落ちぬ
書物に忠誠尽くせば背が伸びる
孤高なる生はち切れて射す秋陽
単独行もの言わぬ行なり詩文よ
言葉の海に網打って意味を捕る
金色のまつ毛またたいて世界を試す
雷消えた秋に無害の雲ゆく
蝉の声 染みた耳朶に秋風の通う
ビルの間から見るいやに牧歌的な雲
空 仰げる人は決して狂気に落ちぬ
夜を見る者
見捨てられた街
魚群の日
高き塔 自由の名を聞く都市煙る
上腕骨 燃えて滴る髄の文字
海の深度が落す魚影
時刻む魚群 深まる海の意味
明るさに愛と慈悲のみ栄えてる
音楽が満ちて今日の満月薫る
上腕骨 燃えて滴る髄の文字
海の深度が落す魚影
時刻む魚群 深まる海の意味
明るさに愛と慈悲のみ栄えてる
音楽が満ちて今日の満月薫る
風 語り
進化セヨ!
魂の裸体
蛇人間
ヤマタノオロチ殺害のスサノウも同じ蛇虫
民衆だます自作自演
神道の虫ずが走る天皇も
皇居の穴に巣くう蛇虫
腹の虫に乗っ取られたり日本人
神道好みでこだわる形式
民衆だます自作自演
神道の虫ずが走る天皇も
皇居の穴に巣くう蛇虫
腹の虫に乗っ取られたり日本人
神道好みでこだわる形式
葡萄の房
在って在る葡萄の房が黒々と重い
楽土の建設 妙法に永遠の命
勤行や焼香を秋に添える
神のため臍から咲かす蓮の華
風鈴の音が伝え得る寂光土
ビルの谷と寂光土に同じ風吹く
楽土の建設 妙法に永遠の命
勤行や焼香を秋に添える
神のため臍から咲かす蓮の華
風鈴の音が伝え得る寂光土
ビルの谷と寂光土に同じ風吹く
霞 喰う
雑詠12句
蟻が秋の日に急いでいる
木陰との透明な距離を測る
蝶は影を地に落とし明度を増す
漸近線 描くたび神に近づけり
風船を手放すたび青空は青く
色狐 寝間に押し入り人食らう
油なめ毛づくろい 狐 ペロペロポッポ
銀河の旅ガイア愛しく過ぎ行けば
秋らしい匂いの雲だ
四季ととも感性の祭典なれば詩文よ
崖っぷち火口を降りて無意識ニ入ル
光速で海わたる橋は通過点
木陰との透明な距離を測る
蝶は影を地に落とし明度を増す
漸近線 描くたび神に近づけり
風船を手放すたび青空は青く
色狐 寝間に押し入り人食らう
油なめ毛づくろい 狐 ペロペロポッポ
銀河の旅ガイア愛しく過ぎ行けば
秋らしい匂いの雲だ
四季ととも感性の祭典なれば詩文よ
崖っぷち火口を降りて無意識ニ入ル
光速で海わたる橋は通過点
夏の晩歌
晩夏
空蝉
心器
可食的な神道の皮を剥ぐ
コロニー
大胸筋
蝉しぐれ
詩人
太陽の友
救済の太子
戒名料
引導も渡せぬ坊主に戒名料
*引導=道案内する事。
仏法では仏や菩薩などが、迷っている
衆生を導き悟りに入らしめる事。
49日の法要は単なる金もうけ・・・
意味なし!間違った供養をすると
自身の為にならない!
*引導=道案内する事。
仏法では仏や菩薩などが、迷っている
衆生を導き悟りに入らしめる事。
49日の法要は単なる金もうけ・・・
意味なし!間違った供養をすると
自身の為にならない!
サードミレニアム
リザード
推敲09・6~7
光求め緑透けるほど見据えている
潮騒に誘われてゆく雲の先
月の出が遠回りした道照らす
神 息し丸木船乗る海潮の青
褐色の肉体は笑顔 南の人
南海に褐色の人あり太陽あり
見上げては翳す手の影 炎天下
梅雨空や鳥らの飛翔の影黒き
列島ドーム全天候 遊べ遊べ
しめやかに夜に雨降る低き声
今日綴る短詩の命ダイニング
狐火の妖艶に燃ゆる少女を拾う
島島を北上始め南風
雷落ちて大樹の幹に露したたり
風ひたり 鳥矢のように木をかすめ
寝息して地球の自転の風もなく
雨の地に木の葉に雫重くあり
ヒラヒラと蝶空に吊られ止みがたし
濡れた木を炎上さすほど祈り抜く
火星赤 天空の黒に血の滴り
虚ろなるグラスの光溢れ出て
陽光の踊っている日 風薫る
洗面し鏡はまなざし送るべき
蛍光下 鶏眼の浮く白き部屋
印度亜の大陸独語 雨匂う
風止まり木々押し黙り炎天下
潮騒に誘われてゆく雲の先
月の出が遠回りした道照らす
神 息し丸木船乗る海潮の青
褐色の肉体は笑顔 南の人
南海に褐色の人あり太陽あり
見上げては翳す手の影 炎天下
梅雨空や鳥らの飛翔の影黒き
列島ドーム全天候 遊べ遊べ
しめやかに夜に雨降る低き声
今日綴る短詩の命ダイニング
狐火の妖艶に燃ゆる少女を拾う
島島を北上始め南風
雷落ちて大樹の幹に露したたり
風ひたり 鳥矢のように木をかすめ
寝息して地球の自転の風もなく
雨の地に木の葉に雫重くあり
ヒラヒラと蝶空に吊られ止みがたし
濡れた木を炎上さすほど祈り抜く
火星赤 天空の黒に血の滴り
虚ろなるグラスの光溢れ出て
陽光の踊っている日 風薫る
洗面し鏡はまなざし送るべき
蛍光下 鶏眼の浮く白き部屋
印度亜の大陸独語 雨匂う
風止まり木々押し黙り炎天下