雨の木の影
そして雨に濡れた
木は影さす
雨の木の影は遠景の都市を覆い尽くし
雫の滴りが大地に潤いを与えていた
雨雲の空
そそり立つ木々には滋潤
幹には伝う雨
影が色濃く大地に降りる
滲む街のイルミネーションの影
私に影のように寄り添う
雨の木の影が確信を与えてくれるから
木々は寄り添ってくれて
影が抱いてくれるから
静かに雨の日の街路樹の道を歩く
木は影さす
雨の木の影は遠景の都市を覆い尽くし
雫の滴りが大地に潤いを与えていた
雨雲の空
そそり立つ木々には滋潤
幹には伝う雨
影が色濃く大地に降りる
滲む街のイルミネーションの影
私に影のように寄り添う
雨の木の影が確信を与えてくれるから
木々は寄り添ってくれて
影が抱いてくれるから
静かに雨の日の街路樹の道を歩く
読書の姿勢
伏臥の悦楽がやってきて
無音の法悦に浸りながら
大気の肌に触れたなら
読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達すると、解放に到達したようなものである。
芸術家の苦悩も、諸君にとっては一つの見せ者である。
一つの曲が聞こえてきた。彼は静かな気持ちで作曲していた。
ああ!美しい音楽だ!
横になったまま
コーヒーとタバコをテーブルに投げ置き
ひと肌の大気しっとりと湿った感覚を味わって
寝息のように静かに呼吸をして
このずっしりと重たい全集物を制覇しようとして
ゴロンとした ライオンの昼寝のような態勢で
足先を尻尾のように無意識に動かしながら
大気の鳥たちのさえずりを耳にして
活字を追っている
獲物を待つ
彼らのように
無音の法悦に浸りながら
大気の肌に触れたなら
読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達すると、解放に到達したようなものである。
芸術家の苦悩も、諸君にとっては一つの見せ者である。
一つの曲が聞こえてきた。彼は静かな気持ちで作曲していた。
ああ!美しい音楽だ!
横になったまま
コーヒーとタバコをテーブルに投げ置き
ひと肌の大気しっとりと湿った感覚を味わって
寝息のように静かに呼吸をして
このずっしりと重たい全集物を制覇しようとして
ゴロンとした ライオンの昼寝のような態勢で
足先を尻尾のように無意識に動かしながら
大気の鳥たちのさえずりを耳にして
活字を追っている
獲物を待つ
彼らのように
試みられた生
ニュースも見ない
気晴らしのバラエティーなどもってのほか
パソのスイッチは錆ついて
空を ほらこのとおり見上げて
小鳥の声が存在感を増し
たまの音楽はクラッシック
ベトーベンにフォーレに・・・
読まれるべき書物は
ロマンロラン「ジャン クリストフ」
一週間で読了をもくろみ
一週間を沈黙に支配させて
心の奥底
活火山の火口へと
灼熱のマグマ溜まりへと
探査ソナーを降ろす
言葉の生成物を待って
一日は過ぎる
気晴らしのバラエティーなどもってのほか
パソのスイッチは錆ついて
空を ほらこのとおり見上げて
小鳥の声が存在感を増し
たまの音楽はクラッシック
ベトーベンにフォーレに・・・
読まれるべき書物は
ロマンロラン「ジャン クリストフ」
一週間で読了をもくろみ
一週間を沈黙に支配させて
心の奥底
活火山の火口へと
灼熱のマグマ溜まりへと
探査ソナーを降ろす
言葉の生成物を待って
一日は過ぎる
歌う革命!「権力 コロコロ どんぐりコ」!
暴動だ!暴動だ!暴動だ!
昨今の石油高・・・
ここで一気にコスト高を物価に転嫁したら?
なあ権力者・・・
さすれば今でも大変なのに
大衆は餓死するか・・・・??・・・??・
暴動だ!暴動だ!暴動だ!
そこで吾輩の持論である
「自衛隊の初めての実戦は治安出動であるのである」
オイ!軍隊 おまえらの業を知れ!!????? ・・!・
ここで一気にコスト高を物価に転嫁したら?
なあ権力者・・・
さすれば今でも大変なのに
大衆は餓死するか・・・・??・・・??・
暴動だ!暴動だ!暴動だ!
そこで吾輩の持論である
「自衛隊の初めての実戦は治安出動であるのである」
オイ!軍隊 おまえらの業を知れ!!????? ・・!・
私は確かに この地を歩き
午前中 やるべき事を済ませたなら・・・
軽い昼食と読み止しの本が本棚から取り出され・・・
午後は街に出る
見慣れた商店街
人通りが心もち多いのか
気候が良い分 空気と肌の触れ合いを楽しめる
そんな昼過ぎの歩道に
私は足をつけて この地を散歩する
人々のざわめきと
整然とした二足歩行
歩みの触覚 視覚と聴覚
穏やかな感覚に満たされている
さぁ 夕食の買い物を済ませたなら
いつもの喫煙喫茶
ショルダーバックから
バラモン教典「ウパニシャド」
「かなたの世界は、まことにカウタマよ、祭火である。
その薪は太陽にほかならない。光線が煙。昼が炎。
月がおき火。星辰が火花である。この祭火の中心に
神々はソーマ王を供物として注ぎ込む。」
日々
私は確かに この地を歩くのだが
日常はいたって単調に灰のように過ぎて
鈍い色の日 日に一点の花を咲かす行為
良書の読書
そのフィードバックとしての詩作
この情報社会で
「言論」は現実的な行為(カルマ)=意識による「夢見」
思いは手を持ち奴らの頬を確実に打つから
言葉は翼をもち瞬時に貴方に届くから
言論行為は夢見のカルマ
パソコンのインターフェイスを見つめ キーボードを打ちながら
夢見てる
私は確かにこの地を歩むのだが・・・
軽い昼食と読み止しの本が本棚から取り出され・・・
午後は街に出る
見慣れた商店街
人通りが心もち多いのか
気候が良い分 空気と肌の触れ合いを楽しめる
そんな昼過ぎの歩道に
私は足をつけて この地を散歩する
人々のざわめきと
整然とした二足歩行
歩みの触覚 視覚と聴覚
穏やかな感覚に満たされている
さぁ 夕食の買い物を済ませたなら
いつもの喫煙喫茶
ショルダーバックから
バラモン教典「ウパニシャド」
「かなたの世界は、まことにカウタマよ、祭火である。
その薪は太陽にほかならない。光線が煙。昼が炎。
月がおき火。星辰が火花である。この祭火の中心に
神々はソーマ王を供物として注ぎ込む。」
日々
私は確かに この地を歩くのだが
日常はいたって単調に灰のように過ぎて
鈍い色の日 日に一点の花を咲かす行為
良書の読書
そのフィードバックとしての詩作
この情報社会で
「言論」は現実的な行為(カルマ)=意識による「夢見」
思いは手を持ち奴らの頬を確実に打つから
言葉は翼をもち瞬時に貴方に届くから
言論行為は夢見のカルマ
パソコンのインターフェイスを見つめ キーボードを打ちながら
夢見てる
私は確かにこの地を歩むのだが・・・
空気を吸う
湿り気を帯びた
黒潮からの風が流れくる
幾分か柔らかさを含んで
太平洋の西のはずれ 日本列島 梅雨
空気が清々しい 今年
寒暖の激しさは何処へ
二酸化炭素の濃度が増えて
肺が大きくなる
森林浴が効果をあげている
おいしい空気を食う
霞 食う仙人
山々は遠く 霞み
街々は ひっそりと眠り
ふとベランダで深呼吸したくて
実家の海辺で海風を胸いっぱい
土地 土地の地の気息
川が流れ 松林がある 幹線道路は遠い
地と大気のブレンドされた
その土地ならではの空気を吸う
黒潮からの風が流れくる
幾分か柔らかさを含んで
太平洋の西のはずれ 日本列島 梅雨
空気が清々しい 今年
寒暖の激しさは何処へ
二酸化炭素の濃度が増えて
肺が大きくなる
森林浴が効果をあげている
おいしい空気を食う
霞 食う仙人
山々は遠く 霞み
街々は ひっそりと眠り
ふとベランダで深呼吸したくて
実家の海辺で海風を胸いっぱい
土地 土地の地の気息
川が流れ 松林がある 幹線道路は遠い
地と大気のブレンドされた
その土地ならではの空気を吸う
太陽光
白いシャツの腕をまくりあげ
太陽を肌の上に滑らせる
二の腕の火傷のあとが
額を太陽光にむけて
第三の眼を養う
速読の技術
午前中の爽やかな空気を腹いっぱい溜める
心をまとめると雑念が泡のように
浮かんでは消え 消えては浮かぶ
矢のように磨ぐ
魂の中心あるいはホロスコープ
魂の傾向と対策
運命論を乗り越えろ!
克己の重厚な重みを体現し
鉛の愛で満たされて
鈍く この太陽光に反応し
焔のように揺らめく
反射光
ゆら ゆら ゆら 太陽光
遠いアスファルトの陽炎が
ゆら ゆら ゆら
揺れている
太陽を肌の上に滑らせる
二の腕の火傷のあとが
額を太陽光にむけて
第三の眼を養う
速読の技術
午前中の爽やかな空気を腹いっぱい溜める
心をまとめると雑念が泡のように
浮かんでは消え 消えては浮かぶ
矢のように磨ぐ
魂の中心あるいはホロスコープ
魂の傾向と対策
運命論を乗り越えろ!
克己の重厚な重みを体現し
鉛の愛で満たされて
鈍く この太陽光に反応し
焔のように揺らめく
反射光
ゆら ゆら ゆら 太陽光
遠いアスファルトの陽炎が
ゆら ゆら ゆら
揺れている
日本の雨季
湿り気のある空気が押しつけて
暗い灰色の空から落ちてくる
細い糸のような雨
歩道にあたり
無残に砕けて
この大地を黒く潤す
雨の残骸が田畑で生きて
静かな雨脚に日本の雨季はしなやかに弧を描いて過ぎて
忘れていたこの生の断片が浮上して
雨垂れの音に思い出は脈絡もなく弾けて
大地に染みて鎮まった
憧れる心の行く先は
遠い青く煙る
あの山々の彼方
見たことのない街を漂泊して
必ず出会う遠景の山々の懐に憩う
「誰かを捜して」
しとやかな雨が降りる 街で・・・
漂泊の魂が部屋で遠くを見つめ
日本の雨季を感じながら
ありありと見知らぬ 街 を歩いている
暗い灰色の空から落ちてくる
細い糸のような雨
歩道にあたり
無残に砕けて
この大地を黒く潤す
雨の残骸が田畑で生きて
静かな雨脚に日本の雨季はしなやかに弧を描いて過ぎて
忘れていたこの生の断片が浮上して
雨垂れの音に思い出は脈絡もなく弾けて
大地に染みて鎮まった
憧れる心の行く先は
遠い青く煙る
あの山々の彼方
見たことのない街を漂泊して
必ず出会う遠景の山々の懐に憩う
「誰かを捜して」
しとやかな雨が降りる 街で・・・
漂泊の魂が部屋で遠くを見つめ
日本の雨季を感じながら
ありありと見知らぬ 街 を歩いている
あじさい
大地に白糸のような雨が降りしきり
その花は静かな雨垂れを聞いている
丸くて 弾みそうな華唇の群れ
たおやかな雫が留まり留まり 大地に帰る
良い羊のむらがりの曲線美
パステルカラーの気変わり
五月雨て さみだれ 清く
あじさいは
その花は静かな雨垂れを聞いている
丸くて 弾みそうな華唇の群れ
たおやかな雫が留まり留まり 大地に帰る
良い羊のむらがりの曲線美
パステルカラーの気変わり
五月雨て さみだれ 清く
あじさいは
紫陽花
梅雨の合い間 合い間に
カンと響くような乾いた空気の日に
移り気のように 淡く
心模様が小さな声を立てている
軟らかな手毬の感触
煌びやかな蝶が羽を休め 行き交い
正しく極楽浄土のおもむき
紫陽花の咲く
この山道
雨よ 降れ
傘の花が咲くほどに
そんな昼下がりには
水滴は玉の零るる
紫陽花はしっとりと濡れて
カンと響くような乾いた空気の日に
移り気のように 淡く
心模様が小さな声を立てている
軟らかな手毬の感触
煌びやかな蝶が羽を休め 行き交い
正しく極楽浄土のおもむき
紫陽花の咲く
この山道
雨よ 降れ
傘の花が咲くほどに
そんな昼下がりには
水滴は玉の零るる
紫陽花はしっとりと濡れて
飛行の夢
青空に白雲の流れ
こうして天空は流動し呼吸をする
空とこの大地が接合する場所
なだらかな斜面に牧草が茂り
遠い過去から 吹き上がる風
そして長い髪が絡み合って
巨大な帆を作り上げ
僕たちの体は宙を昇る
風 荒ぶ天空
太陽の輝きが偉大な空
雲と雲の間をすり抜けて昇る
二人は飛べる
大地 海 都市 山々
夢で見たとおりに鈍く煙っていて
うごめいている 生命
息づかいの波が地球を満たしている
天空の風 上昇の意志 輝く太陽
そして流動する空の分子の一つ 僕ら
飛行の夢を見て あなたと二人
この睡眠のなか
地球と天空を祝福しよう
深い寝息がおぼろに聞こえて
こうして天空は流動し呼吸をする
空とこの大地が接合する場所
なだらかな斜面に牧草が茂り
遠い過去から 吹き上がる風
そして長い髪が絡み合って
巨大な帆を作り上げ
僕たちの体は宙を昇る
風 荒ぶ天空
太陽の輝きが偉大な空
雲と雲の間をすり抜けて昇る
二人は飛べる
大地 海 都市 山々
夢で見たとおりに鈍く煙っていて
うごめいている 生命
息づかいの波が地球を満たしている
天空の風 上昇の意志 輝く太陽
そして流動する空の分子の一つ 僕ら
飛行の夢を見て あなたと二人
この睡眠のなか
地球と天空を祝福しよう
深い寝息がおぼろに聞こえて
大きな雲の切れ間から
この広野の緑
太陽と空
黙ったままでこの手で触れられそうな
あれは黒雲 これは白雲
青空の透明な胸から
まるで物語のように
ナイロン糸で吊るされた 雲の形態
君に確かに語っている
天空の地形図
二人 もの言わず
繊毛の緑の草々の香りを
秘密のように胸にしまっておいたままで
大きな雲の切れ間にじっと耳を傾けて
この 太陽と空と雲らの行方を見とどけよう
輝きの青の白のそして黒
太陽と空
黙ったままでこの手で触れられそうな
あれは黒雲 これは白雲
青空の透明な胸から
まるで物語のように
ナイロン糸で吊るされた 雲の形態
君に確かに語っている
天空の地形図
二人 もの言わず
繊毛の緑の草々の香りを
秘密のように胸にしまっておいたままで
大きな雲の切れ間にじっと耳を傾けて
この 太陽と空と雲らの行方を見とどけよう
輝きの青の白のそして黒
純粋抒情
高原を渡り始めた
透明な夏の風が
秘密の小道を過ぎてゆく
爽やかな空気と小川は流れて
僕たちの秘められた池へ続く
清楚な美しさ
清々しい山々
空気に宿された力
水の記憶の彼方に
あなたの瞳に湛えられた
夢見がちの国の片鱗を
追憶の理想を
この高原は見せて
風景は小池に映り込み
夏の風が湖面を揺らす
透明な夏の風が
秘密の小道を過ぎてゆく
爽やかな空気と小川は流れて
僕たちの秘められた池へ続く
清楚な美しさ
清々しい山々
空気に宿された力
水の記憶の彼方に
あなたの瞳に湛えられた
夢見がちの国の片鱗を
追憶の理想を
この高原は見せて
風景は小池に映り込み
夏の風が湖面を揺らす
夏の押韻
あなたと過ごす
また夏が巡り来ます
松林の間から
輝きで溢れた
あの海を望み
ほら きらきら輝いて宝石のよう
見つめる海の予感で心がはち切れそう
遠い砂浜には
昼顔が群生して
海風に遠く揺れて
あなたは霞む水平線をみつめ
軽やかに その長い髪はなびいて
僕の記憶のかなたへ流れゆく
また夏が巡り来ます
松林の間から
輝きで溢れた
あの海を望み
ほら きらきら輝いて宝石のよう
見つめる海の予感で心がはち切れそう
遠い砂浜には
昼顔が群生して
海風に遠く揺れて
あなたは霞む水平線をみつめ
軽やかに その長い髪はなびいて
僕の記憶のかなたへ流れゆく
灰の空
暗く 美しい
雨色の漏れ来る
この灰を深く塗りこみ滴る
まだるい色の顔料は雨粒に溶けて
曇天の空を 一つ 一つ埋めてゆき
重い筆勢の抽象絵画のように
空に架かっている
目視できる範囲が画布
並木に雫が滴る
色とりどりの傘が行き
車は渋滞に巻き込まれ
ビルディングが灰に湿って くすみ始めて
みんな みんな 灰の画布に
鈍い色彩に塗り込められて
鋭利だった物質の輪郭は
この雨に打たれて滑らかになって
灰の空に融解していった
雨色の漏れ来る
この灰を深く塗りこみ滴る
まだるい色の顔料は雨粒に溶けて
曇天の空を 一つ 一つ埋めてゆき
重い筆勢の抽象絵画のように
空に架かっている
目視できる範囲が画布
並木に雫が滴る
色とりどりの傘が行き
車は渋滞に巻き込まれ
ビルディングが灰に湿って くすみ始めて
みんな みんな 灰の画布に
鈍い色彩に塗り込められて
鋭利だった物質の輪郭は
この雨に打たれて滑らかになって
灰の空に融解していった
「梅花 落つ」を読んで
霧雨 降る 青山通りに歩み
国連大学のビルは時雨れ
青学の研究棟が そびえ立つ
巽書店の100円コーナーは「華」
柳田国男
中国文学史
「唐詩の鑑賞」はある
楊けいの「梅花 落つ」
私の住む部屋の窓の外には一本の梅の木があり、
その梅の花はすでに5回も開花したのに、わが夫は
なお帰還してくる様子もない。[中略]このようにして
美しい梅花も落ち散るように、私の美貌もしだいに
衰えてゆく。
男の詩人が女の人の身になって作する
古典漢詩伝統の手法だ
男が夫人の立場で謳うのだ
作品は読者を持ち そこそこ流通していた
きっと中国の男はフェミニストなのだろう
伝統的に女性を守る事を良しとしたのだろう
それが高じて纏足などになったのではあるまいか
やさしさの裏表
守るべき在りかた
作詩する「私」の視点 立場 演劇性
女性の心を謳う
放浪の孤独者 あるいは まれびと
古代神官の儀式のように
また 言論の闘志の如く
私 私の視座は・・・
ほう 神々しい八百万の者らの来臨
私に限っては
仮面はいらないよ
国連大学のビルは時雨れ
青学の研究棟が そびえ立つ
巽書店の100円コーナーは「華」
柳田国男
中国文学史
「唐詩の鑑賞」はある
楊けいの「梅花 落つ」
私の住む部屋の窓の外には一本の梅の木があり、
その梅の花はすでに5回も開花したのに、わが夫は
なお帰還してくる様子もない。[中略]このようにして
美しい梅花も落ち散るように、私の美貌もしだいに
衰えてゆく。
男の詩人が女の人の身になって作する
古典漢詩伝統の手法だ
男が夫人の立場で謳うのだ
作品は読者を持ち そこそこ流通していた
きっと中国の男はフェミニストなのだろう
伝統的に女性を守る事を良しとしたのだろう
それが高じて纏足などになったのではあるまいか
やさしさの裏表
守るべき在りかた
作詩する「私」の視点 立場 演劇性
女性の心を謳う
放浪の孤独者 あるいは まれびと
古代神官の儀式のように
また 言論の闘志の如く
私 私の視座は・・・
ほう 神々しい八百万の者らの来臨
私に限っては
仮面はいらないよ
豊熟の胸よ!
この大空 濁色の夢
灰に湿された曇天
豊熟な大気の湿りに保たれた
か細い清乳
豊熟の胸より滴り落ちる
霧雨の土地
しとやかな木々の緑 潤い
伸びる葉 葉に零れる 雫
豊潤で薫立つ 雨 今 降りる
灰の空 豊熟の胸 滴る 清乳 雨
風もひたりと止まり
この曇天の豊饒
大地を愛でる
豊かな季節
梅雨の一日
灰に湿された曇天
豊熟な大気の湿りに保たれた
か細い清乳
豊熟の胸より滴り落ちる
霧雨の土地
しとやかな木々の緑 潤い
伸びる葉 葉に零れる 雫
豊潤で薫立つ 雨 今 降りる
灰の空 豊熟の胸 滴る 清乳 雨
風もひたりと止まり
この曇天の豊饒
大地を愛でる
豊かな季節
梅雨の一日
温浴
ベランダに鉢植え
やわらかな大気がゆっくり空に侍りつつ
曇天は寝息を立てて
温浴の風 静かに降りて
ビルディングの静かな午後が始まる
鳥のさえずりが空間を示して
立ち木の常緑は静かに燃えて
この午後は灰色の夢
常温温浴の空気に目を閉じる
あなたたちの会話が聞こえて
秘かな笑い声とよもやま話
ビルディングの一角
東京を見透かす この丘で
静かな温浴の風にベランダで当たる
やわらかな大気がゆっくり空に侍りつつ
曇天は寝息を立てて
温浴の風 静かに降りて
ビルディングの静かな午後が始まる
鳥のさえずりが空間を示して
立ち木の常緑は静かに燃えて
この午後は灰色の夢
常温温浴の空気に目を閉じる
あなたたちの会話が聞こえて
秘かな笑い声とよもやま話
ビルディングの一角
東京を見透かす この丘で
静かな温浴の風にベランダで当たる
梅雨空
雨は崩されてゆく
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた
土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった
飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らして
排気ガスが舗装道路に溢れて
二酸化炭素は壁のよう
無色の灰
透明の煉瓦を積む
この街で
カラフルな傘が回る
アスファルトの道
灰の上に足跡が残り
それもやがて雨に洗われるよ
街が静かに寝息を立てている
この梅雨空に
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた
土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった
飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らして
排気ガスが舗装道路に溢れて
二酸化炭素は壁のよう
無色の灰
透明の煉瓦を積む
この街で
カラフルな傘が回る
アスファルトの道
灰の上に足跡が残り
それもやがて雨に洗われるよ
街が静かに寝息を立てている
この梅雨空に
大気
大気ら 愛の鉛のように躍動して
大気 豊穣な胸のように揺れる
灰白色の空は疾風に満ち満ちて
風と会話を交わす
神々しい者らを礼拝する
神と神々の御手に触れ
疾風は頬を切る
髪 乱れ
神々しい線画の存在が この曇天を満たす
風で満たす
乱舞の四天王
空のスクリーンに映る 神の気息
いきり立つ存在の舞踏
沈香 燻らし
白光の南無妙法蓮華経 唱えつつ
この空を見つめる
大気 豊穣な胸のように揺れる
灰白色の空は疾風に満ち満ちて
風と会話を交わす
神々しい者らを礼拝する
神と神々の御手に触れ
疾風は頬を切る
髪 乱れ
神々しい線画の存在が この曇天を満たす
風で満たす
乱舞の四天王
空のスクリーンに映る 神の気息
いきり立つ存在の舞踏
沈香 燻らし
白光の南無妙法蓮華経 唱えつつ
この空を見つめる
「約束」 梅雨入りに寄せて
密やかに しめやかに
貴方と交わされた 約束
このとおりに曇天
静かに雨が落ちるのでしょうか
祈念した
風 やわらかく 雨 細く
日蓮よ!
立正安国論のご予言どおり
「一身の安泰を願うならば、四表の静謐
(一国の周囲の平穏、世界の平和)を祈るべきである。」と
私は祈りに 祈る
貴方のご予言を信じて
龍神に 梵天に 帝釈天に 四天王に
三世諸仏よ ダキニ天よ
人々を安泰ならしめよ
毎朝夕 伽羅香燻らし
この曇天の 空 見つめて
日本はもうすぐ 梅雨入り
貴方と交わされた 約束
このとおりに曇天
静かに雨が落ちるのでしょうか
祈念した
風 やわらかく 雨 細く
日蓮よ!
立正安国論のご予言どおり
「一身の安泰を願うならば、四表の静謐
(一国の周囲の平穏、世界の平和)を祈るべきである。」と
私は祈りに 祈る
貴方のご予言を信じて
龍神に 梵天に 帝釈天に 四天王に
三世諸仏よ ダキニ天よ
人々を安泰ならしめよ
毎朝夕 伽羅香燻らし
この曇天の 空 見つめて
日本はもうすぐ 梅雨入り
自衛省をコキ使え!!??・・・
四川大地震に我、防衛隊を派遣と
言われていたのにお流れだ・・・
防衛隊員はヒマ ヒマ ヒマ
結成以来60年実戦したことが無い・・・
アフガニスタンに派遣されタリバンでも
殺害てこい!!!
その前に防衛隊員は自殺か???・・!!
言われていたのにお流れだ・・・
防衛隊員はヒマ ヒマ ヒマ
結成以来60年実戦したことが無い・・・
アフガニスタンに派遣されタリバンでも
殺害てこい!!!
その前に防衛隊員は自殺か???・・!!
小鳥
小鳥が木々の間でさえずる
東からの陽光は力いっぱいカーテンを押し
木と木の間の陽だまりの陰
微弱な風に誘われ 揺れた
飛翔の者
その素早い軌跡をガラス戸に焼きつけ
さえずりは空に昇り ふりまき
滑空の余韻 音波は寄せ来る
木々から木々へ
この両の手に収まる
デリケートな生命体は
空間ベクトルの権化
移動し続ける
空の飛翔の小鳥
東からの陽光は力いっぱいカーテンを押し
木と木の間の陽だまりの陰
微弱な風に誘われ 揺れた
飛翔の者
その素早い軌跡をガラス戸に焼きつけ
さえずりは空に昇り ふりまき
滑空の余韻 音波は寄せ来る
木々から木々へ
この両の手に収まる
デリケートな生命体は
空間ベクトルの権化
移動し続ける
空の飛翔の小鳥
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