「
Helvetica」
この「
Helvetica」という
フォントを、今日初めて知った。
前からデザイン参考書や格好いいウェブサイトを見るたびに、Windowsの
Arialフォントに似た格好いい
フォントが使われているのはわかっていたけど、今日までその名前さえ知らなかった。
・・・なんかもう、俺デザイナー失格っぽ('A`)
こんなに有名な
フォントを、全く持って知らなかったというかなんというか・・。
今や世界各地であらゆるデザインに使われているということも知って、余計にへこむ。
そんで、ついでに知ったのがWindows標準
フォントの「
Arial」は、この「
Helvetica」のパクり
フォントだったということ。・・道理で字体が似ているわけだ^^;
これってやっぱりWindowsで、それもWEBデザインから始めた人間だからこその問題なんだろうなー。macOSを使っている人間からしたら、今更何を言っていやがるんだこいつは?くらいに思われそう。
んで早速この
HelveticaをWindowsでも使いたい!!と思ったのだけれど、ネット上のどこを探してもフリーで
Helveticaを配っているところが無い!!
調べるウチに、どうもフリーフォントなんていうカタチで提供している物ではなく、歴とした商用フォントだということを知る。
実際に海外で購入できるサイトを見つけてのぞいてみたのだけど・・
myfonts.com・・$99 (;゚Д゚)!?!
・・・・・$480 ( Д)  ゚̄  ゚̄ ポーン
手がでねぇーー!!!!
まだ$20くらいならわかるけど、さすがに$480って・・。
ただそれだけ、しっかりしたフォントファミリらしいのだけれど・・。
macOSには標準で最初からついてくるくらいのメジャーなフォントなのに、Windowsで使おうとすると途端に敷居があがる。
どうしようかと悩んでいたら、こんな記事。
質問:Helveticaがほしいです。とりあえず藁をも掴む気持ちで眺めていたらこんな回答が・・
もしお持ちの Illustrator がバージョンアップなされたものでしたら,以前のバージョンの CD-ROM におそらく Helvetica が収録されているはずです。お確かめください。
まじですか!!!
そういえば専門学校時代に買ったIllustrator8があったはず!
早速押し入れからIllustrator8を引っ張り出して、ディスクの中身を見てみたら・・・
あった!!
あったよHelvetica!!!
「ねんがんの へるべちかをてにいれたぞ!」
実際に使ってみるとやっぱりHelveticaの方がしっかりくる。
今まで
Arialってすごくベーシックで格好いいフォントだと思っていたけれど、やっぱりどこか気にくわない点があった。感覚的な問題だから、どこが?って明確に言われるとわからないけど、なんとなく気にくわない、そんな部分。
このHelveticaフォントを見ると、今まで
Arialに抱いていた不満点みたいなのが全くない!
何が違うかを強いてあげれば、
ArialとHelveticaの小文字の「a」の書き方かなあ。
Arialの「a」はなんかボヤけたイメージがあるけど、Helveticaの「a」はキリっとして見える。大文字の「R」なんかは顕著に違う。
細かい部分を言えば、こんな違いもあるらしい。
Arial と類似するが,細部のデザインが異なる。Helvetica のインストールされていない Windows システムでは,これを指定すると Arial で代用されることがある。Helvetica の持つ端正な印象は,字画の末端がベースラインに対して平行または垂直に処理されている点にある。これが,Arial との決定的な違いのひとつでもある。
この辺のビシッとした作りも、やっぱりHelveticaがしっくりくる要因なんだろうね。
コレで大幅にデザインの幅が広がった!とは言い難いけれど、すごく良い物を手に入れた気分。
タイポグラフィってやっぱり、大事だよね。
<追記>
TrueTypeフォント パーフェクトコレクション古いIllustratorもなく、海外で買うのが面倒という場合は、上記の書籍にHelveticaが入っているらしい。