今朝のNHKアーカイブスには、市川團十郎さんが出演し、
自らの襲名披露の二十数年前の「NHKドキュメンタリー」と
2007年に放映された「オペラ座の弁慶」を視聴者と一緒に鑑賞しました。
番組の最後に桜井アナウンサーに人生の基本を問われて要旨次のように語る。
(但し、録画していた訳ではないので、正確さには欠けます)
「日本の芸能の基本は自己犠牲の精神です。
自己犠牲を元に人々の和をつくってゆく。
聖徳太子のこの精神が日本人の精神を貫いて来ていると思います。
歌舞伎の荒事の基本は『勧善懲悪』です。この精神は弱い人々を助け、
強いものには立ち向かうということです。
今は弱い者をいじめて強いものが大手を振っているような世相です。
荒事の 『弱い者を助け、強い者に刃向かう』 心を伝えたい」
その世界で一流になる人の言葉は、短い中にも訴えるものがあります。
この最後のフレーズが、今日のアーカイブズのタイトル(新聞のテレビ欄による)に
なっているようです。
************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒

************************************
- 関連記事
-
- “言葉と戦車” 思想家・加藤周一 Last Message ! (2008/12/15)
- 【篤姫】 最終回終了 (2008/12/14)
- 「弱きを助け強きをくじく」 市川團十郎さんの言葉 (2008/12/13)
- 「小児救命」 たらい回し or 受け入れ不能 (2008/12/12)
- 今週も 【OLにっぽん】 だが、最終回! (2008/12/10)