観劇レビュー&旅行記 【風のガーデン】
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【風のガーデン】

亡くなった緒方拳さんが中井貴一扮する主人公の麻酔医・白鳥貞美の父親・白鳥貞三を好演している
【風のガーデン】 について書くのは3回目。

この番組の放映が始まった 10月初め
それからひと月経った 11月初め
そして今日である。

数回前の回から 石田えり さんが出演して、何かいわくありげな重要な役どころを演じそうだ。
【石田えり さん インタビュー】 は、続きをお読みください。

主人公の白鳥貞美の「膵臓癌」が、ますます末期症状に近づいて来る中で、
父・白鳥貞三は、貞美のワゴン車を訪れる。
しかし、貞美は麻酔のせいか熟睡している。
父は、そこにある「レントゲン写真」を見て、貞美の症状を察し、
教え子の一人で貞美の友人である医師・水木三郎(布施博)に問い質す。

詳しい病状を知った父(緒方拳)は、改めて日中に貞美を訪ね話し込む。

Garden0901m.jpg

その話が、末期癌のステージ(病状レベル)だったり、終末ケアのはなしだったりで、
生身の緒方さん自らの病気の進行を自覚しながらの台詞だと思うと、つらい。

しかし、そこを弱々しいながらも淡々と演じていて、さすが俳優魂に徹していると
感動を呼ばずにはおかなかった。


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  第9話 ストーリー

  キャンピングカーで貞美(中井貴一)の病気を察知した貞三(緒形拳)は、それを確かめるために札幌の水木(布施博)のクリニックを訪れた。そして貞美が余命数カ月であることを知る。衝撃を受けた貞三は、その足で義姉・春江(草笛光子)に会いに行く。春江に思いを打ち明け、どうするべきか助言を求める貞三。
 ガーデンでは、岳(神木隆之介)が貞美に花の講義中だ。岳が花を指さしては教えてくれる花言葉は父・貞三が作ったものだと知り、心動かされる貞美。それらはルイ(黒木メイサ)のこと、岳のこと、亡き妻・冴子のことをよみこんだ花言葉で、貞美のものはなかった。その後、森で1人エゾエンゴサクの球根掘りをしていた貞美の前に修(平野勇樹)が現れた…。

 ルイは、貞三から貞美の病のことを聞かされ呆然とする。岳には伏せておこうと貞三が話した後、家に岳がいないことに気付き…。

 やがて、エリカ(石田えり)も貞美の病気を知る。生前葬を開いたことを悔やみ、動揺したエリカは貞美のキャンピングカーを訪れた。とりとめもない話をしていたエリカが急に話を止めた。その視線の先には貞三がいた。驚きで動けない貞美。エリカが立ち去った後、貞美と貞三は数年ぶりに言葉を交わした。
 



【石田えり さん インタビュー】 (公式サイトより コピペ)

Q:ここまで小玉エリカを演じてこられて、いかがですか?
 楽しかったです。私は現場が楽しくないと作品も良くならないし、作品が良くないと現場も楽しくないと思っていて。両方、大事な要素なんです。今回、私は途中からの参加でしたが、スタッフもキャストも温かく受け入れてくれいい雰囲気の中で演じられました。大変なこともあったけど、全体的にとても楽しかったのでそれが映像にも出てると思います。

Q:エリカはどのような人物だと捉えていますか?
 一言でいうと、自由な人ですね(笑)。とにかく自由奔放であることを目指したんですが、そう思えば思うほど自分の閉じた部分や硬さが目立ってしまって演じるのは難しかったです。それでも役の影響なのか、最近は自分も開放された気分なんです。いいタイミングでエリカを演じられて良かったです。

Q:エリカの“自由さ”は、どんなところから感じましたか?
 すべて、ですね。最初はどういうキャラクターにしようか考えていたんですが、倉本さんの脚本を読んでいるうちに“そのままでいいんだ”って思えたんです。台本を読んで私が感じたエリカはとても自由だった。私が言うのはおこがましいですが、本当によくできてる台本なんですよ。すべてが台本で解決されましたから。読んでる時は、会話の途中で突然こんなこと言うんだ!って私自身が驚かされることも多々ありましたが、そこがおもしろくて、やってみるとすんなり楽しく演じられる。これ以上はないっていうくらい思い切り演じきりましたね。そうやって1回つかむと、演じるのがだんだん楽しめるようになってきました。

Q:倉本さんから要望はありましたか?
 最初の本読みの時に「難しいです…」と泣きついたら、一言「そのまま演じればいいんだよ」という答えが一言だけ返ってきました(笑)。

Q:エリカと貞美は どのような関係だと思いますか?
 昔…といっても高校生の頃ですが、恋人だった時期があってエリカは大変な思いをしていて、恨んだり最低な奴だって憎んだこともあるはず。でも30年という時間が経ってますから。今はそういうものを通り越して、男と女というものを超えた関係なのかなって。だって30年間人を恨み続けるなんて疲れちゃうでしょ(笑)。最低の部分も知っていながら、貞美を人として好きなんだと思います。おそらく貞美も同じ気持ちでエリカと接してると思いますよ。この年齢でそういう関係になると、この先ずっと揺るがないだろうし、長い時を経ていい関係になっている2人ですね。

Q:一風変わった貞美の歓迎会や後半に出てくるある行事を企画したり、エリカさんは行動派ですね。
 そこが私と大きく違うところです。私もみんなの集まる賑やかな場所は好きですが、自分から率先して集めたりすることはないですもん。どちらかといえば家にこもって誘われるのを待つタイプです(笑)。

Q:やがて、エリカも貞美の病気を知ることになります。
 本当に心を許せる友人って何人もいるわけじゃないし、その1人である貞美が病気であることを知った時のショックは大きいですよね。ただ、私個人的には大切な人とは死別しても、必ずまた生まれ変わってめぐり会えると信じているので、その時は悲しいけれど立ち直れると思ってます。

Q:石田さんなら、貞美に対してどういう行動をすると思いますか?
 何をするかというより、何をしてあげられるか、を考えると思います。といっても実際はずっと一緒にいて見ていてあげることくらいしかできないのかもしれないですけど。当人にしてみたら四六時中そばにいられるのはかえって迷惑かな(笑)。ほどよい距離感を保ち、必要としている時に声をかけてあげられる存在でありたいですね。そして、最期は明るく「またねー!」って賑やかに送ってあげたいなと思います。

Q: 死を目前に富良野に帰ってきた貞美を どう思いますか?
 最期の時間を家族や仲間と過ごせるのはとても幸せなことだと思います。私は、場所は気にしないけれど周りに人がいて欲しいです。だって1人は寂しいですから。

Q:石田さんが感じた、この作品の魅力を教えてください。
 倉本さんがよく“喜怒哀楽は分かれているものじゃない”と話されているんですが、まさにそういう作品だと思います。悲しい時にも楽しさはあるし、怒っている時だって悲しいことはある。その場その場に存在するのは1つの感情だけじゃなく、いろんな感情がハーモニーになっているんじゃないかなって。それがおもしろく見られる作品だと思います。


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