小西真奈美が主役を勤める医療現場の問題をタイムリーに描くTVドラマ
【小児救命】
今日は、その8回目だった。
前回の展開で、激務に耐えかねたりして、次々に医師が立ち去り、24時間患者をみることをモットーにオープンした 「青空こどもクリニック」 も 【7-11】 状態に陥ってしまう。
今日のストーリーでは、救急患者は全て受け入れることを基本としていた「青空こどもクリニック」への深夜の救急受け入れ要請に対して、「対応できる医師が一人しか居らず、ただいま術中で受け入れ不可能です」と断ってしまう展開となった。
今、全国で起こっている“たらい回し”という状況が、麻生首相が言うような医師の「我が儘勝手」のせいではなく、受け入れたくとも受け入れられない実情にあることを、今回の展開では解り易く表現した。

今日のストーリーの最後は、狩矢先生(塚本高史)のプロポーズを受け入れると伴に、狩矢先生も 「青空こどもクリニック」 に勤務するようになり、24時間診療を復活するところで終わった。
このドラマ、今急速に診療体制が崩壊しつつある、「産婦人科・小児科」を中心に扱うドラマであり、現在の政府の医療政策にも迫らざるを得ないことは明らかなので、今後の展開に要注目である。
************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒

************************************
以下、小西真奈美さんのインタビューを公式ブログからコピペ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【小西真奈美さん インタビュー】
小西さんが演じる宇宙はどんな女性ですか?
宇宙はすごく前向きで明るく、情熱とバイタリティーを持った女性だと思います。なおかつ、思ったことを常に行動に移せるパワーに溢れているんです。ただ、行動派といっても、よく考えずに思いついたことをどんどんやっていく破天荒な感じではなく、すごく強い信念のもとに突き進んでいくんですよね。そしてもうひとつ、彼女の明るさや前向きさは、過去に大きな痛みを経験しているからこそ得たもので、そこに何かすごく強い芯を感じます。だからこそ、宇宙の信念や芯の強さからは彼女自身の深みを感じますし、そういう部分をすごく大事にしながら演じていきたいな、と思っています。
宇宙は小児科医としても相当な腕を持っていますよね?
そうなんです。でも、そういう技術的なことよりは、“人に対して温度のある接し方ができる先生”になれればいいな、と思って演じています。
実際に医術指導も受けていらっしゃいますが、指導してくださる先生の印象的な言葉などはありますか?
先生から「この台本に書かれていることは実際に自分たちが日々やっていることなんですが、それを皆さんが何の無理もなく、緊迫感をもって演じて下さるのを見てとても驚きました。これからも頑張って下さい。期待してます」というお言葉を頂いたんです。その言葉はすごく嬉しかったですし、励みになっています。
撮影現場、特に「青空こどもクリニック」での撮影の雰囲気は?
「青空こどもクリニック」のセットはすごく細かい作りになっていて、その中にみんなと一緒にいるだけでチームの和が生まれる感じがするんです。「また仲間が増えた!」という気持ちになって、すごく嬉しいですね。そういうセットを作ってくださった美術スタッフの方々に、本当に感謝しています!
子どもたちとのシーンはいかがですか? 大人だけのシーンとは違って大変なことも多いのでは?
本当は寝てなきゃいけない時に元気だったり、泣くシーンで笑ってたり…大人と違ってスムースにいかない部分はありますけど(笑)、逆に言えばそれこそが子供ならではの行動なんですよね。もともと撮影に入る前から「子どもって自由だな」っていう気持ちで接しようと思っていたので、大変だとは感じていません。むしろ、そういう自由な子どもたちと一緒に撮影することで、大人である自分が想像もしてなかった“いいもの”が生まれることが多いんですよ。子どもたちは素直だから、感じていることが自然と表情に出てきますし、私もカメラの前だけでなく空き時間にもなるべく彼らと接するようにしていたいなって。そうすることで、自然にいい雰囲気が作品にも出ればいいな、と思いますね。
小西さんが小児科の問題で気になっていることはありますか?
子どもたちの病気や医師・病院の数に関することももちろんですけど、最近はそれ以上に親御さんたちの心理状態が気になりますね。きっと親御さんたちの不安ってとても強いと思うんですよ。今は核家族も多くて、おじいちゃんやおばあちゃんの知恵を借りることもできないし、特に都会だと近所に誰が住んでいるかも分からないことが多いじゃないですか。子どもが病気になっても、周囲に頼れる人があまりいない状況なんですよね。だから、もしかしたら多くのお母さんが子どもを連れて病院に駆け込んでくる理由は、そこにあるんじゃないかなって感じるんです。医師の数や病院の数の問題はきっと国が動かなければ改善されないことでしょうけど、そういう親御さんたちの不安に関しては個人レベルで何か手を差し伸べてあげられるんじゃないかなって…。私たちにも何かできるかもしれないと感じるからこそ、すごく気になるんです。
主題歌「いつかまたここで」をお聴きになった感想は?
最初に聴かせて頂いたのは、まだ撮影が始まってない頃だったんです。でも曲を聴いた瞬間に、頭の中にドラマの映像が浮かんできて…。雰囲気をすごく高めて、なおかつ最後に余韻を残して、作品自体をまとめてくれる歌ですよね。初めて聴いた時から“これは『小児救命』にとって素晴らしい歌だな”と感じました。
最後に、今後に向けての意気込みをお願いします。
この作品はもちろん宇宙が中心となって動いていく部分もありますが、患者さんとの出会いや「青空こどもクリニック」のスタッフとの触れ合い、啓翠会総合病院の人たちとのシリアスな部分――いろんなやりとりの中で宇宙の人間性も、周り人たちの人間性も見えてくる群像劇になっていると思うんです。だから、共演者の皆さんと一緒に芝居した時に感じるものをすごく大事にしながら、みんなで臨場感溢れる作品を作っていきたいですね。私自身もどんどんいい作品になっていく予感がしていますので、視聴者の皆さんも毎週楽しみに観て頂けると嬉しいです。
- 関連記事