観劇レビュー&旅行記 映画 「敬愛なるベートーヴェン」 と 「大フーガ」
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映画 「敬愛なるベートーヴェン」 と 「大フーガ」

記念すべき、第600号の記事である。

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前にも、どこかで書いたと思いますが、私が
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 「大フーガ」
を初めて聴いたのは、
映画 「敬愛なるベートーヴェン」 (原題:Copying Beethoven)の中でした。

Copying Beethoven TopM

         「敬愛なるベートーヴェン」公式サイトは、ここをクリック

子どもの頃からBeethoven おたくのつもりでしたが、そう言えば弦楽四重奏曲は殆ど聞いたことがなかった訳です。

その映画で聴いた印象は強烈でした。
最初はベートーヴェンさんの音楽とは思わず、現代作曲家による「映画音楽」を、ベートーヴェンの曲を弾く弦楽四重奏団の映像と重ねてあるのか思ったほど。

なにしろ映画の冒頭に流れるのですが、ベートーヴェンの臨終のシーンなものですから・・・

映画が終わる頃に、それがベートーヴェンさんのオリジナル楽曲であることが解り、なおさら愕然としたものです。

映画の表現はこうです。(映画の終盤です)

 サロンで新曲(おそらく弦楽四重奏曲第13番と大フーガ)の初演が行われている。
公爵や伯爵のような“高貴な”人々や評論家らしき人、音楽学生のような人々が聴き入っている。

演奏する弦楽四重奏団も顔をしかめて弾いている。

 観客は、そう長く聴かないうちに一人、また一人と立ち去ってしまう。最後は数人になってしまう。
前からベートーヴェンの贔屓だったらしい老人は、「ベートーヴェンもいよいよおかしくなったらしい」というようなセリフを吐いて(正確には覚えていないが)、立ち去る。

 演奏後、ベートーヴェンは唯一の理解者である(音楽学生で若く美人の女性)写譜師の アンナ・ホルツ に感想を聞く。
ホルツは、「私の考えは違う」 と 「大フーガ」 を否定する。
ベートーヴェンは「それで良い。私の真似をせず、自分の音楽を創りなさい」とうなずく。  

 およそ、こういう話でした。

「敬愛なるベートーヴェン」 公式サイトは、ここをクリック
私自身この公式サイトは、今日初めて訪問したのですが、
何とこの公式サイトのTOP画面の 【Enter】 をクリックすると、BGMとして「大フーガ」が流れはじめ、そのまま聴いていたら全曲演奏されてしまいました。 映画のサイトのサービスとしては破格です。
なにしろ映画本編でも全曲は演奏されませんでしたから。
これを聴いていただくと、如何に難解な曲かがお解かり頂けると思います。

長くなりましたが・・・

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こちらは、【RUDOLF2006】 さんの記事
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