観劇レビュー&旅行記 私は貝になりたい
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私は貝になりたい

本日(正確には昨日;2007年4月24日)午後10時から
「私は貝になりたい」を見た。
2時間以上あったが、久々にテレビに正対して見た。

 私は、子ども心に、フランキー堺主演の「私は貝になりたい」を見て大きな衝撃を受けた覚えがあるが、今回これについてネットなどで調べると、1958年に放送されたという。
 まだ6歳の頃のことだが、まだ部分的に覚えている。
この番組については、ここをクリック。 (【懐かしの映画館】 のページ)
同じく、ここをクリック。 (【Hollywood-Theater】 のページ)

 今回のドラマは、題名は同じく「私は貝になりたい」であり、BC級戦犯の話である点は共通しているが、話の内容は全く異なり、フランキー堺がやっていた『床屋さん』ではない。

 主演は、中村獅童。捕虜収容所の所長として部下がアメリカ人捕虜を殺害したことの責任を負って、戦犯として追究され、絞首刑判決を受けると言うストーリーである。

 ドラマ全編に亘って、『戦犯』とは何か? 戦争そのものの犯罪性、理不尽な上官の命令による捕虜虐殺などを描き出し、戦争に対する批判的視点が一貫している。
 日本軍による捕虜虐待を裁きながら、収監された『戦犯』に対するアメリカ人による凄まじい虐待が行なわれていたことも再現される。
 イラクやアブグレイブ収容所で行なわれていた米軍による捕虜虐待が今も続いていることも暗に示唆しているようだ。

 もう一つ驚いたのは、A級戦犯は数名しか絞首刑になっていないのに、BC級戦犯として5千7百名が逮捕され、なんと937名が絞首刑に処されたと言う。
 これは、番組終了前に予想通りクレジットとして流されて解った。
(メモ紙を用意して待っていた)

 A級戦犯のように、何十万人も死に追いやった者が、一部では処刑を免れたり無罪になっているのに、軍の命令で嫌いや行なった行為に対しても絞首刑としたのである。
 一方で、商工大臣として、中国・朝鮮人などを炭鉱や鉱山での強制労働で多数死に追いやった岸信介などは、容疑者とはなったが、命びろいして、戦後総理大臣にもなっている。 その孫が、安倍首相であることは御存知のことと思う。

なお、この番組のリンクは、ここをクリック

 また、来年には、中居正広主演で再映画化されるという。
その記事は、ここをクリック。 (スポニチ)

Wikipediaによる解説は、以下を参照。
「私は貝になりたい」
「加藤 哲太郎」

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