観劇レビュー&旅行記 2019年08月
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観劇レビュー&旅行記

【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。

浅利慶太さんの戦争への想いを伝える【李香蘭】をNHKが紹介!

2019年8月1日(木)

きのうの朝(2019/7/31)午前7時25分頃から
NHKのニュース番組「おはよう日本」で
劇団四季・元代表で一年前の死去した浅利慶太さんが率いる
浅利慶太演出事務所の 【李香蘭】の開幕を紹介していました。

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浅利慶太氏亡き後は、妻で劇団四季女優の野村玲子さんが
想いを伝えようと厳しく指導される様子が取材されていました。

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今回もタイトルロール・李香蘭には野村玲子さんが配役とのこと。

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特攻で戦死する青年の想いをどれだけ俳優が自分のものに
するかの葛藤をひとりの俳優に密着して紹介していました。

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10分近くあったように思います。

番組の終盤には、特攻兵の心の叫びを明瞭なセリフで語っている様子が
描かれていました。


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急な放送だったので録画はしておらず、途中から
スマホで写メを撮りました!


この公演に関連してでしょうか?
朝日新聞WEB版でも李香蘭を取り上げていました。


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銃殺されたヨシコ、運命分けた戸籍 李香蘭、晩年の肉声
朝日新聞デジタル :編集委員・永井靖二 - 2019年7月27日18時15分


 銃殺されたヨシコとは、スパイ容疑で処刑された川島洋子で
李香蘭=山口淑子さんは中国軍に捕まったが日本人と判明して
処刑は免れたと云う間一髪の処だった!

****************


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KBC-TV【やすらぎの刻~道】で しのちゃん が軍国少女から反戦少女に変身

2019年8月2日(金)

 TV朝日系のドラマ【やすらぎの刻(とき)~道】の中で
作家・菊村栄(石坂浩⼆)が老後のボケ防止と手慰みに
放映される意図も無く書き繋いでいるドラマ【道】。
そこでは太平洋戦争末期の状況を描き続けている。

 根来しの は強烈な軍国少女で、付き合っていた三平が
「戦争で殺し殺されるのが嫌だ怖い」と言っているのを聞き
軟弱だと考えて関係が悪くなり、一人家を出てしまっていた。

 その根来しの から久しぶりに根来家に手紙が来た。

 今、しのは横須賀の海軍病院で看護婦の助手として
働いて兵士の無残な姿と死に毎日接する中で戦争の
不条理と悲惨さに気付く。

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 三平は、その手紙を頼りに横須賀の海軍病院を訪ね
短い会話を行うが、しのは次のような反省の言葉を述べる。

「この前、敵兵が負傷して倒れていたら助けるか放置するかを
聞かれた時『見放す』と答えたが今は考えが変わった。
今なら敵兵でも助けると思う」(セリフそのままではない)

そして、戦争に反対する言葉を続けるのです。

 しの役の清野菜名さんもようやく反戦の言葉を力強く言えて
スッキリしたことでしょう!


【やすらぎの刻~道】 第17週

 昭和18年正月、音信の途絶えていたしの(清野菜名)から根来家に手紙が届いた。
しのは今、神奈川・横須賀にある海軍病院の看護助手として働いているという。
三平(風間晋之介)は、すぐに会いにいくが…。

【キャスト】

根来(浅井)しの………清野菜名

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山梨県の山間の集落に生きる少女。
14歳のとき、わけあって根来家に引き取られてきた。
明るくお転婆な性格で、度胸も満点。特技は薙刀。




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『あいちトリエンナーレ』政治家の暴言に触発された暴力的脅迫で公開中止に!

2019年8月4日(日)

 3年毎に定期的に開催されている『あいちトリエンナーレ』

美術館だけではなく、街中も展示スペースになる県民の芸術祭典。

今年は、『表現の不自由展・その後』
という展示にも力を入れていたらしい。

様々な美術展などで公開できなかったものや、公開中止になった作品を
敢えてこの会場で展示すると云う積極的取り組みであった。

その会場では所謂『慰安婦像』 = 「平和の少女像」も展示されていた。

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 これに対して、河村たかし名古屋市長が撤去を要請。
政府の菅官坊長官も補助金の打ち切りと云う圧力を掛けた。

慰安婦問題の少女像 きょうかぎりで芸術祭展示中止へ
NHK-2019年8月3日 15時13分


 主催者の大村秀章・愛知県知事は名古屋市長の発言は検閲に通じると
厳しく批判したが、ネトウヨと思われる組織的抗議で電話やFAXの対応に
係員が追われ、京アニの放火事件を想起させる脅迫も起こる中で
観覧者などの安全を配慮して『表現の不自由展・その後』を中止する
ことにした。

ガソリン放火など脅迫多く あいちトリエンナーレ少女像中止で知事会見
毎日新聞 - 2019年8月3日 21時21分


  【私の facebook 投稿より】

 京都アニメーションの悲劇に見られるような
『ガソリンを撒く』との匿名の卑怯な脅迫に対し
安全の為に中止さざるを得なかった『断腸の想い』

安倍政権幹部からの批判は想定内であり
ある意味、それがこの展示の意義を深め
マスメディアが、それを報道することで
国民の関心が拡がることも期待していた
とも想われるが、『放火の示唆』には
対応するしか無かったのだろう。

テロ脅迫で表現の自由を抑圧しようとするのは
許せないことだ!

映画【新聞記者】で描かれていたように
内閣情報調査室で一斉にネトウヨに扮して
攻撃している可能性も疑われる!
いずれにせよ二百人程からの展示への抗議の声は
せいぜい数人による仕業であろう‼️



「表現の不自由展」中止に...
そもそもの名古屋市長の発言に強い批判
「芸術への政治介入」と青木理さん

HuffPost - 2019年08月04日 13時52分



  【茂木健一郎さんのツイートより】

 ぼくは、日本が素敵な、尊敬される国であり続けることを心から願っているけれども、「少女像」のような作品に対して、国内の一部でしか通用しない論理を振りかざして撤去するよりも、現代の普遍的な感覚にのっとって平穏に展示を続ける国である方が、国際社会から尊敬と敬愛の対象になると確信する。



  【平野 啓一郎さんのツイートより】

2019年8月4日 12:39

海外でテロがあったり、邦人が誘拐されたりした時には、「テロリストの脅しには屈しない!」と散々言ってるんだから、あいちトリエンナーレの脅迫に対しても、政府は同じ態度を取ったらどうか?



  【田村智子・日本共産党副委員長の投稿より】

 この数日、息を詰めるような思いで愛知トリエンナーレの企画展示についてのニュースを見ていた。
河村市長の発言が報じられた時には、自分の意見を国民の意見とする発言の裏に「非国民」という言葉が見えるよう。とてもとても怖い。

異なる意見の表現を排除する、それは民主主義の土台を揺るがす大問題ではないのか。
嫌悪、対立、分断ではなく、熟考し対話をと呼びかけた企画展も排除してしまうのか。

「表現の不自由展・その後」ーー中止はあまりに辛く恐ろしい。
脅迫を止めるのではなく、煽るに等しい行動をとった河村市長、中止への後押しをしたに等しい菅官房長官。その後ろから「弁士中止!」の怒声が聞こえてくるようだ。

脅迫が集中した「チマチョゴリの少女像」、静かに座るこの少女像に、なぜそんなにも憎悪するのか。「消え失せろ」と求めるのでなく、憎悪の理由を表現すべきではないのか。

戦争がどれだけ女性たちの尊厳を踏みにじってきたか、時代も国境も超えて、多くの女性たちの胸に深い深い怒りと哀しみが受け継がれている。忘れて欲しくない、消されてなるものか、それは私自身の叫びでもある。
どんなに「消え失せろ」と命じられても、決して消えることはない。



  改めて【私の facebook 投稿より】

 テロ行為を示唆する野次馬投稿を利用して表現の自由を圧殺!
寧ろ、そのような馬鹿げた投稿に苦言を呈すべきところを
公的立場の者からの煽るような発言は由々しき事態。

『京アニ』事件は悲惨なものだったが、これを脅迫に利用する
テロ容認者こそ「威力業務妨害」等で取り締まるべきなのに
彼らは泳がせたまま言論・表現規制に利用する。

映画【新聞記者】で表現されたように『内閣情報調査室』の
職員が上に命じられて、一斉に脅迫メールや電話を仕掛けている
のではないか?と疑いを持つ。
菅官房長官の発言と内調の関係性も想起するに充分に思える。

既に事前・事後「検閲」時代が再開している!



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KBC-TV【やすらぎの刻(とき)~道】現代編で 李香蘭 が話題に

2019年8月6日(火)

 先だっては、戦争編『道』で猛烈な軍国少女だった しのちゃんが
傷病兵の世話をする中で反戦少女に変わったことを書きましたが
今回は、その『道』を書いている作家・菊村栄(石坂浩二)が入所している
高級老人ホーム内での現代編の話題。

 その高級老人ホームに集う元女優たちが李香蘭について語ります。
 大空真弓扮する桂木夫人は李香蘭と交流があったと話し、
満州人として活躍していたので戦後『敵性中国人』として死刑判決を
受けたが、日本から戸籍謄本が届いてようやく死刑を免れたという
史実を語ります。
大空真弓さん自身も李香蘭こと山口淑子さんと交流があったかも。


 
 李香蘭の話題に続いて持ち歌だった『夜来香』や『蘇州夜曲』など
を競い合って歌う場面がありました。
 認知症の傾向があっても歌は覚えているという
演出のようでした(作家・菊村栄役の石坂浩二のモノローグ)。

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【やすらぎの刻(とき)~道】 第18週

 このドラマは、既に第一線を退いたような役者を多数出演させているのが特徴。 
往時のギャラなら、これだけ揃えれば相当高くつくはず。

 浅丘ルリ子、加賀まりこ、八千草薫、大空真弓、等など凄い配役!

     *****************

 一方、浅利慶太演出事務所では浜松町の『自由劇場』で
ミュージカル『李香蘭』を8月12日まで上演しています。

ミュージカル『李香蘭』へのリンク

     *****************

 また朝日新聞WEB版では『李香蘭』特集記事を掲載しています。


チャプリン、J・ディーン…李香蘭、世界を駆けた交遊録
朝日新聞:編集委員・永井靖二 - 2019年8月7日07時00分
(有料会員限定記事)

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 戦時下の大陸で中国人女優「李香蘭」として一世を風靡(ふうび)し、戦後も幅広い分野で活躍した山口淑子さん(1920~2014)が亡くなってまもなく5年。未完に終わった晩年のインタビューの公開に遺族が同意し、朝日新聞デジタルで肉声を含めて公開されている。その生涯は、彫刻家イサム・ノグチや喜劇王チャプリン、若くして亡くなった俳優ジェームス・ディーンら華々しい顔ぶれや要人に彩られている。

 「白頭山の抗日遊撃隊時代に、あなたの写真や絵を、たくさん見ました」

 1975年7月、北朝鮮の国家主席・金日成(1912~1994)は、山口さんに打ち明けた。

 山口さんが参議院議員になって2年目、自民党訪朝団(団長・田村元)の一員として平壌で宴席に招かれた時のこと。自伝などによると、金主席の真正面に席を指定された山口さんに、主席は「李香蘭さん……」と日本語で呼びかけた後、朝鮮語でそう告げたという。満州映画協会(満映)の看板女優として日中友好をうたう国策映画に出演していた李香蘭だが、当時抗日ゲリラの幹部だった金日成も、実はファンの一人だった。

「満州の夜の帝王」と
 その満映の理事長は、甘粕正彦(1891~1945)だった。元憲兵大尉で1923年9月、関東大震災の混乱に乗じ、無政府主義者の大杉栄らを虐殺したことで知られる。





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NHKドラマ【マンゴーの樹の下で】で岸恵子さん扮する女性の少女時代を清原果耶さんが演じる!

2019年8月8日(木)

NHKドラマ【マンゴーの樹の下で】

フィリピン在住の商社マンや通訳・タイピスト
など資源調達にあたる人たちが日本軍に巻き込まれて
戦闘に参加させれられ飢餓状態をさまよう姿を描く
ドキュメンタリー調のドラマでした。

ドラマ最後では、日本が降伏し、その時初めて主人公・奥田凛子は
フィリピンの現地の人々から恨まれていたことが判ったという展開。

それを岸恵子扮する奥田凛子が回想するという構成のドラマで
奥田凛子の少女時代を清原果耶さんが演じていました!

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  田宮蓮司 役・伊東四朗:ヒロイン奥田凛子 役・岸 惠子/清原果耶(少女時代)


清原果耶さんが注目されたのはNHK朝ドラ【あさが来た】の脇役で、若くして
中番頭喜助さんの嫁になる(15歳くらいの設定で実年齢に近かった)
使用人の役でしたが、清楚な姿が印象的でした。

その後もNHKに可愛がられていたようで、夜ドラ【透明なゆりかご】では
助産師を目指すアルバイト女学生?を演じていましたし、先日は
朝ドラ【なつぞら】で広瀬すず演じる奥原なつの妹役で出ていました。

そして、今回の戦火に翻弄される重たい役柄の主役をGETしたのです!

当ブログで清原果耶さんに触れた関連記事


NHK 朝ドラ 「あさが来た」 今の注目女優は 小芝風花!
 【観劇レビュー&旅行記】 2016年2月19日(金)
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-4111.html


映画 【ユリゴコロ】を見ました!
【観劇レビュー&旅行記】 2017年10月1日(日)
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-4714.html


清原果耶さん主演の映画【愛唄 ー 約束のナクヒト ー】を見ました!
【観劇レビュー&旅行記】 2019年2月4日(月)
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5174.html


清原果耶さんが脇役で出演している映画【デイアンドナイト】を見ました!
【観劇レビュー&旅行記】 2019年2月6日(水)
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5175.html


NHK朝ドラ【なつぞら】に 清原果耶 さんが出演! 妹・千遥役で
【観劇レビュー&旅行記】 2019年7月1日(月)
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5275.html



【マンゴーの樹の下で 関連記事】

戦後の昭和・平成を生き抜いたヒロインを
岸 惠子と清原果耶がリレーで演じる
特集ドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」

NHK-2019年8月8日(木)[総合]後10:00~11:13

元号が令和に代わり、最初の「終戦の日」関連の特集ドラマ
太平洋戦争の中で最も凄惨せいさんを極めたフィリピン攻防戦の渦中に、6000人以上の民間の日本人女性がいました。窮乏生活の本土に比べむしろ安定した暮らしが営まれていましたが、昭和19年、米軍の猛攻が開始されるや状況は一変します。マニラ湾を出港する船はすべて撃沈、帰国の途を閉ざされた彼女らは軍の指示に従い、ルソン島内を北へと向かいますが、多くはその旅の途中で命を落としました。
辛くも生き残った女性たちが書き残した戦争体験をもとに、ドラマを描きます。

戦後の昭和・平成を生き抜いたヒロイン・凛子を、岸 惠子さんと清原果耶さんがリレーで演じます。さらに、連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインを演じた安藤サクラさんが“朝ドラ”後初めてNHKドラマに出演し、伊東四朗さんの娘役を演じます。

【物語】
地域で長年親しまれてきた駅前の小さな写真館が、平成の時代に入り、店をたたもうとしている。その店は、凛子(岸 惠子)と綾(渡辺美佐子)という二人の女性によって営まれてきた。だが綾が亡くなり、凛子はそろそろ潮時かと思い始めている。不動産会社員・門井(林 遣都)は、ここぞとばかりに売却を説得する。そこに田宮(伊東四朗)が訪ねて来る。彼は、現像機器のメンテナンスでこの店に通いながら、長年二人を支え続けてきた。そして田宮は密かな恋心を凛子に抱きつつけていた。

そこに一通の手紙が届く。昭和20年のマニラ空襲で亡くなったはずの、綾の弟からの手紙だった。フィリピン人社会に紛れ込み溶け込むことで生きてきた弟が綾の住所を探し出し、送ってきたのだ。凛子の胸に、あのルソン島の日々、そして、凛子と綾だけの秘密がよみがえってくる…。

特集ドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」
【放送予定】8月8日(木)[総合]後10:00~11:13
8月中にBSプレミアムで89分版を放送予定

【作】長田育恵(「豊饒の海」「地を渡る舟」など。紀伊国屋演劇個人賞受賞の演劇界の俊英)

【音楽】清水靖晃

【出演】

岸 惠子(主人公 奥田凛子 役)
清原果耶(昭和19・20年の奥田凛子 役)
渡辺美佐子(凛子の友人 日下部 綾 役)
山口まゆ(昭和19・20年の日下部 綾 役)
伊東四朗(凛子に思いを寄せる写真問屋 田宮蓮司 役)
ほかに 林 遣都、大東駿介、福田転球、安藤サクラ など

【演出】柴田岳志

【制作統括】佐野元彦、雫石瑞穂、高橋 練



フィリピン攻防戦を生きた女性たちを
過去と現代の視点で描く
特集ドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」

NHK-2019年8月2日


特集ドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」




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映画 【神宮希林 わたしの神様】をKBCシネマで見る!

2019年8月10日(土)

 今日の昼前11:45上映の 【神宮希林 わたしの神様】を
KBCシネマで見てきました!

 題名に希林と付いていたので、樹木希林さんの遺作映画かと思って
KBCシネマまで出向いたら、その映画【命みじかし、恋せよ乙女】は
来週(2019年8月16日)公開でした。

 どんな映画かも解らないままに取り敢えずチケットを購入して
入場して映画が始まると『東海テレビ』制作で伊勢の『赤福』協賛
と出たので、題名の「神宮」が『伊勢神宮』らしいと判りました。

 樹木希林さんには何の関係も無かったんだと思って映画本編に
入ると、いきなり老女の歩く後ろ姿が・・・!

 風貌は樹木希林さんにも似ているなと思って見続けていると
やはり、その方は樹木希林さんで、最初に紹介されたのは
逆に伊勢神宮とは全く関係無い『樹木希林さんの御自宅』でした。

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 御自宅紹介が10分ほど続いた後、場面は急に伊勢神宮に!

 2013年から取り組まれている伊勢神宮【式年遷宮】を樹木希林
さんの目を通して見て行くというドキュメンタリーでした。

 その中では、東北大震災と大津波の跡地を訪れる場面もあり
「原発事故が無かったら復興はもっと速く進んでいたでしょう」
と樹木希林さんがしみじみ語りました。

 原発事故や津波で奪われた命を歌う歌人・岡野弘彦さんの歌も
紹介されました。

 2013年頃の樹木希林さんは歩く速度も軽快で速く、伊勢神宮の
坂道や階段を苦も無く登っていました。

 樹木希林さんの映画は満席が続いていますが、この映画の観客は
30名程度。新作では無いからでしょうか?



【神宮希林 わたしの神様】公式サイト
http://www.jingukirin.com/introduction/


映画.com による作品紹介
https://eiga.com/movie/79988/

【解 説】
 女優の樹木希林が、20年に一度の式年遷宮の年である2013年に、人生で初めてのお伊勢参りに向かった旅をとらえたドキュメンタリー。
 東京・渋谷の自宅から出発した樹木は、人々と触れ合いながら祭事にも参加し、神宮とは何かの答えを求めて歩く。また、かねてから樹木が会いたいと願っていた、神宮と和歌に造詣の深い歌人・岡野弘彦さんに会うため、静岡県伊東市にも足を伸ばし、旅を通して生きることや命、家族、愛について思いをはせていく。2011年11月に東海テレビで放送されたドキュメンタリー番組を再編集し、劇場版として製作された。

2014年製作/96分/日本
配 給 : 東海テレビ放送
公開日 : 2014年4月26日

出 演 : 樹木希林

【スタッフ】
監 督 : 伏原健之
プロデューサー : 阿武野勝彦
撮 影 : 中根芳樹 谷口たつみ
編 集 : 奥田繁
音 楽 : 村井秀清
音楽プロデューサー : 岡田こずえ




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映画「ピータールー」をKBCシネマで見る!

2019年8月11日(日)

 きのう、KBCシネマで日本映画【神宮希林】を見た後、引き続き
前日、2019年8月9日に公開されたばかりのイギリス映画
【PETERLOO】 を午後1時20分からの上映で見ました。

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 200年前に民主主義と普通選挙を求める非暴力に徹した
老若男女6万人が参集した集会を騎馬兵や銃剣で武装した
軍隊を出動させて弾圧した英国の歴史上の汚点を映画化した
ドキュメンタリー的映画でした。

 【PETERLOO】とは所謂『ワーテルローの戦い』から当時の記者が
名付けたもので、今はウォータールー【Water Loo】と言う
ナポレオンとの最大決戦に因んだもののようです。

 映画の中で、この事件の一部始終を現認した記者は
『Peterloo Massacre』 (ピータールー虐殺)と見出しを付けた
記事を数日の内に出そう、と宣言します。

 観客は50人ほどだったでしょうか?





映画【PETERLOO】 公式サイト
https://gaga.ne.jp/peterloo/



Movie Walker による作品紹介
ピータールー マンチェスターの悲劇 - 8月9日(金)公開

 英国史上最も残忍かつ悪名高い事件で、現代民主主義の原点となった“ピータールーの虐殺”の全貌を、英国の名匠マイク・リー監督が映画化した歴史ドラマ。
 200年の時を経て、当時そこで何が起きていたのかを、歴史家ジャクリーヌ・ライディングの協力を得て徹底的にリサーチ。
 史実を忠実に再現するなど、リー監督の渾身の一作となった。

******************
作品データ
 原 題 : PETERLOO
 製作年 : 2018年
 製作国 : イギリス
 配 給 : ギャガ
 上映時間 : 155分
******************


【キャスト・スタッフ】

 役  名  :  配  役
Nellie  : マキシン・ピーク
Henry Hunt  : ロリー・キニア
Joseph  : デヴィッド・ムースト
Joshua  : ピアース・クイグリー

監督  : マイク・リー
脚本  : マイク・リー



【KBCシネマのディスプレイ】から

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山田洋次監督の推薦文

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この集会参加者は6万人だったそうで、映画でも実際に6万人を
動員して相当史実に忠実に再現撮影されたとのこと。

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この紹介記事では犠牲者が6万人と書いていますが、
広い意味での犠牲者であって死者数では無いようです。

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こちらの紹介記事では死者が15名、負傷者が数百名と書いていて、
こちらの方がリアルな数字かもしれません。


 マイク・リー監督から日本の観客に宛てたメッセージ
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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

映画【超実写版?ライオン・キング】を見ましたが・・・ガッカリ

2019年8月12日(月)

 先週のNHK【SNS英語術】の中で紹介されていたこともあり
最初はそれほど興味なかったのですが、とりあえず
映画【超実写版?ライオン・キング】を見てみることにしました。

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 なんで、これが『実写版』なんだ! というのが最初の感想。
NHK【SNS英語術】の中でのインタビューでは、これらの動物は
全てCGやSFX・VRで作成されていると語っているように実写は
何もなく、すべて電子データで作成されているものです。

 それが、実際の動物の動きを完全に捕捉しているようでリアル!



 まさに、そこに数多くの動物が走り回っていると云う感じです。 

 劇団四季のミュージカル版 は、先だってキャナルシティ劇場で
観ましたが、舞台上で役者がライオンや様々な動物に扮しているので
日本語を語っていても特に違和感がありませんでした。
しかし、超リアルに描かれている動物が英語をしゃべるのは
極めて違和感がありました。

 私は、動物がしゃべるんだから別に英語版でなくても良いと思って
日本語吹き替え版の時間に合わせてトリアス久山に行ったのですが
夏休みで子ども連れが多いためか最前列しか空いていなかったので、
1時間後の英語版に変更しました。 
おそらく日本語でも同じような違和感だったと思います。

 上映後に、この映画のキャスト表を見て、ナラの英語版声優が
ビヨンセ(ノウルズ)であることを知りました!

 この映像の制作には膨大な人員と時間が費やされているようで、
エンドクレジットでは、延々とアニメーターの名前が続いていました。
音楽も3回くらい変わる長丁場で、エンドクレジットで居眠り(笑)。
意外に、中国人・韓国人・日本人を想起する名前は少なかったです。

 上映前の予告編では、ミュージカル版【CATS】の『実写版』が
紹介されていましたが、こちらは役者が猫衣装を着て演ずるという
本来のミュージカル版を映画化したもののようでした。


   映画館で見た予告映像より相当長い 2分半 Version

   テイラー・スウィフトさんも出演されているとのこと!


「中間選挙に行こう!」と呼び掛けたテイラー・スウィフトさんの投稿!
 観劇レビュー&旅行記 - 2018年10月12日(金)

 
*****************

LION KING 公式サイト

Movie Walker による作品紹介

 第67回アカデミー賞で最優秀主題歌賞など2部門に輝き、ミュージカル版もロングランヒットを記録する、
ディズニーの不朽の名作アニメを最先端のVR技術を駆使して映画化。
父を亡くした子ライオン、シンバが自らの運命に立ち向かっていく様が描かれる。『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴローが監督を務める。

*******************
作品データ
 原 題 : THE LION KING
 製作年 : 2019年
 製作国 : アメリカ
 配 給 : ウォルト・ディズニー・ジャパン
 上映時間 : 119分
*******************

【映画のストーリー】 結末の記載を含むものもあります。

 雄大なアフリカの大地。ジャングルの王ムファサのもとに誕生したシンバは、いつか自分も父のような王になる日を夢見るものの、好奇心旺盛でまだ未熟な彼はなかなかその一歩を踏み出せないでいた。
 一方、「勇気と無謀は違う」と厳しく説くムファサは、この広大なサバンナで未来の王を担うことへの責任と使命を愛する息子に教えようとしていた。
 だが、シンバはある悲劇によって父を失い、さらに王位を狙うスカーの企みにより王国を追放されてしまう。ひとり飛び出したシンバは、新たな世界で多くの仲間たちと出会い、自分が生まれてきた意味、そして王としての使命は何なのかを学んでいく……。

【スタッフ】
監 督  : ジョン・ファヴロー
製 作  : ジョン・ファヴロー 、 ジェフリー・シルヴァー 、 カレン・ギルクリスト
脚 本  : ジェフ・ナサンソン
音 楽  : ハンス・ジマー
オリジナルソングス  : ティム・ライス 、 エルトン・ジョン



NHK【SNS英語術】の公式ページから
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2019年8月9日(金)の放送内容
Featured Content 〜K's Interview〜
『ライオン・キング』
今回のゲスト:guest
ジョン・ファヴロー:Jon Favreau
アメリカ出身の映画監督・俳優 1966年生まれ

主な監督作
「アイアンマン」
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
「ジャングル・ブック」

 動物たちの王国「プライド・ランド」の王、ライオンのムファサとサラビの間に生まれた、次代を担うシンバの成長を描く「ライオン・キング」。
 世界的名作の実写版映画化に挑戦したのが、ジョン・ファヴロー監督です。
 最新CG技術を駆使して、生き物のリアルな動きと生き生きとした感情表現を生み出しました。
 作品に込めたメッセージは「サークル・オブ・ライフ」。自分は世界の一部であり、その中で自分の役割を果たすことの重要性や、自然と生命のつながりを訴えかけます。
 ファヴロー監督に映画化のねらいと信念を伺いました。

作画についての重要部分
Jon Favreau:
 And so, even though it's the most technological film I've ever done, it's also the most ... there's the most human artistry in it, because the computer doesn't make it look like this. The computer gives you tools to make it look like this, but it requires classically trained artists who understand light and shadow, who understand the movement of animals. Everything here is keyframe. There's no photography here. So anything, every blade of grass, every leaf on a tree, every mountain structure, every environment, and every movement is presented by artists.

これまで私が制作した中でもっともテクノロジカルな映画ですが、そこには最も人間的な芸術性があります。このような映像を作り出すのはコンピューターではありません。コンピューターはこのような映像を作るツールを与えますが、伝統的な訓練を受け、光や影、動物の動きを理解するアーティストが必要です。一枚一枚が手描きです。撮影はありません。ですから全てが、草の葉の一枚一枚、木の葉の一枚一枚、あらゆる山、あらゆる環境、あらゆる動きが、アーティストによって描かれているのです。

作品のメッセージについての重要部分
Jon Favreau:
Simba when he's little thinks, when I get to be king, I can do whatever I want. And he says, "No, no, no ... none of this belongs to you. It's our job to protect it." And I think that that's a wonderful message for every generation.

シンバは小さい頃、こう考えていました。王になったら何でもやりたいことができると。ムファサは言います。「そうじゃない、ここにあるもの(土地や自然)は君のものではない。それを守ることが私たちの仕事だ」と。あらゆる世代にとって、すばらしいメッセージだと思います。



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紫電改「体当たり」の真相 B29と壮絶な空中戦(西日本新聞)

2019年8月13日(火)

 2019年8月16日前後にアクロス福岡で
 【福岡県戦時資料展】(8/14-16)
 【平和のための戦争展】(8/16-18)
  がありますが、戦時資料に関連して・・・

西日本新聞では、終戦直前の1945年に大分県竹田市に飛来した米軍の
B29と交戦した日本軍の 『零戦』 に代わる最新鋭機 『紫電改』 について
何度も記事を書いています。

近年、竹田市の山中から数々の破片が発見されているとのこと。

最新記事は本日2019年8月13日付け。

以下、紹介します。

**************


紫電改「体当たり」の真相 B29と壮絶な空中戦、少年航空兵の最期
 西日本新聞 - 2019/8/13 7:30 (2019/8/13 8:06 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/534088/


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「史実残す」胸に紫電改検証
 大分で残骸展示、兵庫で原寸模型
 戦後74年「遠い過去にさせない」

 西日本新聞 - 2019/8/7 11:32 (2019/8/7 15:12 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/533403/


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紫電改の撃墜映像を公開
 大分・宇佐市の市民団体
 築上町での「悲劇」裏付け

 西日本新聞 - 2019/5/5 6:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/507725/


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「紫電改」の悲劇語る残骸
 B29と交戦、墜落の旧日本軍機
 ガラス片など50点発見

 西日本新聞 - 2018/11/30 6:00
  (2019/1/15 17:48 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/469484/


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紫電改の空中戦映像か
 宇佐の市民団体公表 45年、米軍撮影

 西日本新聞 - 2017/5/1 17:55
  (2019/6/24 14:11 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/327563/


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***************
サンテレビ ニュース映像

【特集】73年ぶりに復元 紫電改に託す思い
2019/07/02 に公開

かつて日本海軍の切り札と呼ばれた戦闘機「紫電改」の
レプリカが全国で初めて加西市で作られました。
73年の時を経て再会を果たした人々は、
紫電改にどんな思いを託したのでしょうか?

***************
【飛燕修復】
2016/10/30 に公開




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【日本国憲法は先人の智慧の結晶】 私の過去のブログから再掲

2019年8月14日(水)

明日は、1945年8月15日に昭和天皇が『終戦の詔書』をNHKラジオで放送した
いわゆる『終戦の玉音放送』が放送され、国内的には太平洋戦争が終結した
日です。 国際的には9月に戦艦ミズリー上で署名した時になります。

TVも特集ドラマやドキュメンタリー、取材ニュースなどを放送しています。

この悲惨な戦争を経て、国際連盟は国政連合に改組され、
日本では1947年に【日本国憲法】が制定されました。

安倍政権の与党や補完勢力は、参院選で敗北したにも拘わらず
選挙で国民の信任を得たとして憲法『改正』に前のめりになっています。

アメリカ押し付け憲法を『戦後レジーム』と言い、それからの脱却を
訴えていた主張は最近は後退し、アメリカの要求に従って参戦する
ことを可能にするものであることが表に出ています。

以下は、私がブログを始めた最初の時期に書いた
【日本国憲法は先人の智慧の結晶】の連載への
リンクと各回の見出しです。
(当時の書き方は改行の少ない『ベタ書き』でした)

**********************

日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 1
【1880年の婦人参政権!(1880年9月)】

JUNSKY blog -2006/3/6
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-18.html


日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 2
【坂本龍馬の「船中八策」(1867年10月)】

JUNSKY blog -2006/3/7
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-19.html


日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 3
【植木枝盛の民権自由論(1879年4月)】

JUNSKY blog -2006/3/8
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-20.html


日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 4
【植木枝盛の国憲案(1881年8月)】

JUNSKY blog -2006/3/9
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-22.html


日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 5
【江藤新平の民権闘争(1872年)】

JUNSKY blog -2006/3/10
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-23.html


日本国憲法は先人の智慧の結晶 - 6
【占領軍の押し付けではなく日本人民の智慧と闘いの結晶】

JUNSKY blog -2006/3/13
http://junskyblog.blog.fc2.com/blog-entry-25.html



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2019年(令和元年)【全国戦没者追悼式】 徳仁天皇は明人上皇の言葉を踏襲

2019年8月15日(敗戦祈念日)

 74回目の「終戦の日」を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が
日本武道館(東京・千代田)で開かれた。天皇陛下が皇后さまとともに
即位後初めて出席し「世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」
とお言葉を述べられた。
過去への「深い反省」など上皇さまの表現をほぼ踏襲し、戦後生まれの
象徴として戦没者を追悼された。(日経新聞より)

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【天皇陛下おことば全文】

本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来74年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


          *************

 5月の即位後初めての参列となる天皇陛下は、式典でおことばを述べられ
「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ」と昨年の追悼式で
上皇さまが用いた表現を引き継いで、平和を祈念した。(毎日新聞)


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【表現の不自由展・その後】中止決定後も脅迫メール770通

2019年8月16日(金)

 記事によると脅迫メールが大量に届き始めたのは、
8月5日以降だと云う。

 既に8月3日には展示中止を発表しているから中止を
知ったうえで『便乗犯』と云うか『ダメ押し』と云うか
「ネトウヨ的な人々」または「内閣情報調査室」などが
組織的に行っているのだろう!

 しかし、悪質である。



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     **********

【表現の不自由展・その後】
不自由展、愛知県に脅迫メール770通 職員射殺予告も

朝日新聞デジタル - 2019年8月14日22時10分
#表現の不自由展・その後

 企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)をめぐり、愛知県は14日、「県有施設等にガソリンを散布して着火する」などと書かれた脅迫メールが9日までに770通届いたと発表した。東署に威力業務妨害容疑で被害届を提出し、すべて受理されたという。

 県によると、メールは犯行予告ととれるものもあり、ほかに「県庁職員らを射殺する」「県内の小中学校、高校、保育園、幼稚園にガソリンを散布して着火する」などの内容だった。5日に届き始めたという。

 1日に始まった企画展では、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品などを展示。テロ予告や脅迫も含め、抗議の電話やファクスなどが相次いだことを受け、3日に中止が発表された。



*****************

【関連記事】

「表現の自由は日本の民主主義の根幹」大村知事一問一答
朝日新聞デジタル - 2019年8月6日06時00分

(一部引用)

【税金でやるからこそ表現の自由を】

「行政、国、県、市。公権力を持ったところだからこそ、表現の自由は保障されなければならない。そうじゃないんですか。税金でやるからこそ、表現の自由は保障されなければいけない。この内容は良くて、この内容はだめだと言うことを、公権力がやることは許されていないのではないでしょうか。国だけじゃなく、県も市も、公権力が、この内容は良くてこの内容はだめだと言うのは、憲法21条からして、違うのではないでしょうか」

「もう一度申し上げますね。憲法21条は『一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない』。日本維新の会は、憲法で保障された表現の自由を認めない方々なのか、憲法21条を理解されていないのかと、思わざるを得ない。そのことは強く申し上げたいと思います」

 「行政、役所、公権力だからこそ、表現の自由は守らなければならないのではないかということだと思います。私だけでなく、皆さんそう思っておられるのではないでしょうか。自分の気に入らない表現があっても、表現は表現として受け止めるのが、いまの日本国憲法の原則ではないでしょうか。戦後民主主義の原点ではないでしょうか。改めてそう申し上げたいと思います」

 「『国の補助金をもらうんだから国の方針に従うのは当たり前だろ』と平気で書いておられる方がいますけど、皆さん、どう思われますか、これ。本当にそう思いますか。私は全く正反対だと思います。税金でやるからこそ、表現の自由、憲法21条はきちんと守られなければいけないんじゃないでしょうか」



『あいちトリエンナーレ』
政治家の暴言に触発された暴力的脅迫で公開中止に!

 観劇レビュー&旅行記 - 2019年8月4日(日)



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映画【西から昇った太陽】(平和のための戦争展2019企画)を見る!

2019年8月18日

 8月16日(金)から18日(日)まで「アクロス福岡2階交流プラザ」で開催中の
【平和のための戦争展2019】の企画の一つである自主製作映画上映会。
 最終日の8月18日にセミナー室で上映されました。
 日曜日の朝、10時30分からの上映にも拘わらず多くの方が参加していました。

 映画の題名は 【西から昇った太陽】

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 南太平洋ビキニ環礁でアメリカが実施した水爆実験の高度の放射能に汚染された
死の灰を被り死去した久保山愛吉さんと長期に療養しながら亡くなった同僚、そして
どうにか命を繋いだマグロ漁船『第5福竜丸』生存者3名の証言を再構成し、
インタニューの間をアニメーションで繋いだ映画でした。

 アニメ部分は動画とは言えず、静止画を繋いだようなもので稚拙でした。
冒頭にある長崎原爆被災シーンも実態とは掛け離れていたように思います。
アメリカ人が制作したと云うことですが、理解の程度が反映しているのでしょう。

 マグロ漁船第5福竜丸乗員3人のの証言は、初めて聴くもので、
それだけでも充分伝わりました。

 彼らは、困難な中、反核運動に積極的に参加していることが
映画最後のクレジットで紹介されました。

 上映後、福岡市東区和白中学校放送部が2年前に制作し
NHKコンクールで授賞した「福岡にも基地があった」が上映されました。
この中では、57年前に香椎の住宅地に米軍のジェット機が墜落し、
4名が亡くなったことを紹介していました。

 東区に住んでいますが、この具体的な話は初めて聞きました。




【西から昇った太陽】広報サイトより

1954年3月1日、第五福竜丸の乗組員たちは太平洋上で巨大な水爆実験を目撃した。「西から太陽が昇ったぞ・・・!!」
映画「西から昇った太陽」は、水爆実験に遭遇するという怖ろしい出来事が漁師たちにもたらした苦悩と人生の困難を、当時を体験した乗組員3名のインタビューと1000枚を超えるイラストによるストップモーションアニメで再現しました。
米・ピッツバーグに拠点を置く製作チームは2014年から度重ねて来日し、3人の第五福竜丸元乗組員を取材。過去の資料や映像、写真だけに頼らない、体験者の生の声を映像化することを目指しました。
イラストとCGの独特な味わいと、静かな語りから悲しみが立ち昇る、アメリカの若手作家たちによる新しい第五福竜丸の物語です。

監督・プロデューサー:キース・レイミンク
製作:ダリボルカフィルム
演出デザイン・イラストレーション:Josh Lopata
アニメーション:Jsutin Nixon
音楽:Troy Reimink
現地インタビュー:Peter Bigelow



‪第五福竜丸のアニメ 米の大学で教材に‬
‪ 「若い世代が知るきっかけに」 ‬

‪毎日新聞 ー 2019年7月3日‬
‪https://mainichi.jp/articles/20190703/k00/00m/040/110000c‬


‪(ひと)キース・レイミンクさん‬
‪ 第五福竜丸の映画をつくった米国人監督‬

‪朝日新聞デジタル ー 2019年3月27日05時00分‬
‪https://www.asahi.com/articles/DA3S13951534.html‬


(朝日新聞・東京)第五福竜丸の被曝
‪米国人監督がアニメで再現‬

‪朝日新聞デジタル ー 2019年2月28日03時00分‬
‪https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190227004668.html‬




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テーマ:自主制作映画 - ジャンル:映画

母校【九州大学・芸術工学部】が新たな再編へ 潮流に呑まれて?!

2019年8月19日(月)

 8月18日(日)の西日本新聞の紙面によると
我が母校 九州芸術工科大学:【KID】Kyushu Institute of Design
(2003年に九州大学・芸術工学部に再編:私は4期生)
が時代の潮流に合わせてか呑まれてか再び再編されようとしている。

 安倍政権になって、全国の大学が再編され重点大学にだけ予算を
傾斜配分し、それ以外の大学は産学共同で民間企業から研究費を
引き出せと言う状況になっている。

 旧・国立大学でこそ為し得た『いつ成果が現れるか分からない』
基礎研究はないがしろにされ企業の利益につながる『実用研究』が
中心課題になっている。

 九州大学・芸術工学部の再編が、どういう方向性かは、この報道だけでは
解らないが、短絡的な目先の利益にだけは走って欲しくない。

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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

アクロス福岡円形ホールで「 琴・三絃・尺八」演奏会を聴く

2019年8月20日(火)

平和のための戦争展から円形ホールに移動して13時からの邦楽演奏会を聴く。

月例演奏会とのこと。

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満席で立ち見が出る盛況。
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趣味でやっている方々の発表会のようですが結構お上手。

中学生らしい二人の演奏は素晴らしい出来でした。

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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽

「アクロス弦楽合奏団演奏会」を聴く!

2019年8月21日(水)


 邦楽の発表会の後は、アクロス福岡シンフォニーホールで開催された
「アクロス弦楽合奏団第13回定期演奏会」に移動。

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素晴らしい演奏会でした。

撮影禁止なので、写真はアクロス福岡情報誌より。

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今日の演奏風景ではありません。


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

故・三笠宮崇仁親王が語っていた歴史修正主義批判!

2019年8月22日(木)

 以前より反戦論者で知られ裕仁天皇とも距離を置いていたと言う
故・三笠宮崇仁親王が語っていた歴史修正主義批判!

以下、3年前の『リテラ』の記事の叉引き


逝去した三笠宮が語っていた歴史修正主義批判!
日本軍の南京での行為を「虐殺以外の何物でもない」と
 リテラ:宮島みつや - 2016年10月28日 07:30


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 昭和天皇の末弟で、今上天皇の叔父にあたる三笠宮崇仁親王が、昨日27日、心不全により逝去した。享年100歳だった。一部メディアは、崇仁親王の先の戦争に対する反省の念や、戦争反対への思いなどを伝えているが、その発言は、マスコミが報じている以上に踏み込んだものだった。崇仁親王は、いまこの時代を支配している右傾化に対して、早くから警鐘を鳴らしてきたとさえ言える。


 それを象徴するのが、右派の"南京大虐殺はなかった"という歴史修正主義に対する強い批判だろう。

 1915年生まれの崇仁親王は、陸軍士官学校に進み、軍人となり、日中戦争時の1943年1月から1年間、「若杉参謀」の名で参謀として中国・南京に派遣された。このとき崇仁親王は「支那派遣軍総司令部」で「支那事変に対する日本人としての内省」という文書を書き、日本の侵略主義を批判したのだが、その文書が発見された1994年には、月刊誌のインタビューで"南京大虐殺はなかった"という論についてどう思うか聞かれ、このように述べている。

「最近の新聞などで議論されているのを見ますと、なんだか人数のことが問題になっているような気がします。辞典には、虐殺とはむごたらしく殺すことと書いてあります。つまり、人数は関係ありません。私が戦地で強いショックを受けたのは、ある青年将校から『新兵教育には、生きている捕虜を目標にして銃剣術の練習をするのがいちばんよい。それで根性ができる』という話を聞いた時でした。それ以来、陸軍士官学校で受けた教育とは一体なんだったのかという疑義に駆られました」(読売新聞社「This is 読売」94年8月号)

 このインタビューが収録された当時は、羽田内閣の永野茂門法相が毎日新聞のインタビューで「南京大虐殺はでっち上げだと思う」「太平洋戦争を侵略戦争というのは間違っている」などと発言するなど、戦中日本の戦争犯罪を公然と否定する流れが、すでに一部の右派だけでなくかなりの勢いを持ち始めていた時期である。

 とくに、日中戦争初期の1937年12月の首都・南京陥落以降に日本軍が行った捕虜や民間人の殺害行為については、論者・研究者によってその人数に20万人から数百人、そして「そもそも虐殺は存在しなかった」といういわゆる"マボロシ論"まで論じられていた。その"数字"をとりたてる流れは現在も続き、現日本政府もまた「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難である」としている。

 だが、崇仁親王はこうした"数字"の論に対して"むごたらしく殺せば人数は関係ありません"と、はっきりと批判したのだ。さらに同インタビューでは、自身の南京での従軍経験としてこうも述べている。

「また、南京の総司令部では、満州にいた日本の部隊の実写映画を見ました。それには、広い野原に中国人の捕虜が、たぶん杭にくくりつけられており、そこに毒ガスが放射されたり、毒ガス弾が発射されたりしていました。ほんとうに目を覆いたくなる場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう」

 言うまでもなく、崇仁親王が戦争犯罪を正視し、歴史修正主義をけん制したのは、再びこの国が戦争をすることがないようにという強い思いがあったからだ。1956年の著書『帝王と墓と民衆』(光文社)に付した「わが思い出の記」のなかでも、南京に配属された当時を振り返り、こう記している。

〈わたしの信念が根底から揺りうごかされたのは、じつにこの一年間であった。いわば「聖戦」というものの実態に驚きはてたのである。罪もない中国の人民にたいして犯したいまわしい暴虐の数かずは、いまさらここにあげるまでもない。かかる事変当初の一部の将兵の残虐行為は、中国人の対日敵愾心をいやがうえにもあおりたて、およそ聖戦とはおもいつかない結果を招いてしまった〉
〈わたしがここで言いたいのは、聖戦という大義名分が、事実とはおよそかけはなれたものであったこと、そして内実が正義の戦いでなかったからこそ、いっそう表面的には聖戦を強調せざるを得なかったのではないかということである〉

 昨年、ユネスコの世界記憶遺産に「南京大虐殺」が登録されたことに対して、ユネスコへの分担金を留保するという"報復"に出た安倍首相にこそ聞かせたい言葉だ。だが、そうした誠実な態度を貫き通した崇仁親王に対し、これまで右派は「赤い宮様」などと揶揄し、「左翼」と批判してきた。前述した著書の一部が新聞で紹介されたときには、"これは日本軍を傷つけるものだ"という趣旨の脅迫まがいの手紙が当時品川区にあった三笠宮邸に届いたこともあったという。

 しかし、崇仁親王はイデオロギーから発言したわけではない。崇仁親王がオリエント史などの歴史研究を愛し、大学の教壇にも立ったことはよく知られているが、その根本には、たとえそれがどれほど自分にとって正視し難い事実であったとしても、歴史には真摯に向き合わなければならないという覚悟があった。そしてなにより、崇仁親王自身が皇族という極めて特殊な立場にありながら、"権威"が大衆を惑わすこと、そして、自由な言論が封鎖されることこそ、民主主義にとって一番の障壁であると、60年以上前から指摘してきた。

 マスコミはあまり取り上げないが、崇仁親王の思いが、皇室と国民の垣根を越える"民主主義"にあったことは明らかだ。たとえば1952年の「婦人公論」(中央公論社、当時)2月号に掲載された「皇族と自由」と題した聞き書きのなかで、崇仁親王は、昭和天皇の地方巡幸の際に警官が万歳しない人に対して叱りつけたという話を受けて、「これでは少しも人間と人間との感情が流れてきません。こんなとき号令をかけられた人がなぜ抗議しないのでしょう」「同じ人間同しなのですからハダカとハダカでぶつかり合ってほしい」としたうえで、「これが民主主義の基礎であることはいうまでもありません」と語っている。

 あるいは1966年の「女性自身」(光文社)のインタビューでは、皇室の民主化の停滞を嘆きながら、侵略戦争の認識についてこう述べている。

「太平洋戦争が終わったときには、もうこれで地球上から悲惨な戦争はいっさいなくなったのだと思いましたが、現状をみると、まことにあさはかな考えだったことがわかります。
 どんな大義名分をつけても、しょせん戦争は殺人です。人を殺すことは最大の罪悪です。戦争放棄を明記した新憲法の精神は、いつまでも大切にしなければなりません」

 しかし、2016年の日本はどうか。安倍政権はメディアに圧力を加え、言論弾圧まがいの行為を繰り返し、さらに憲法を変えてこの国を戦争へと導こうとしている。そして、天皇の「生前退位」についても一代限りの特別法でお茶を濁し、抜本的な天皇や皇族の人権問題には決して触れようとしない。さらには、国民の多くはそんな安倍政権を支持し続け、歴史修正やその強権政治への国内外の批判に対しては、束になって「反日」だと襲いかかる。まるで、みずから民主主義を手放そうとしているかのようだ。

 非民主的な存在である皇族のほうが国民や政治家よりよっぽど自由や人権、民主主義について考えを巡らし、また、負の歴史を正面から見据えていた。その歪な現実を、わたしたちはよく受け止めなくてはならない。
(宮島みつや)



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裕仁天皇(当時)との『拝謁記』 入手したNHKがマスメディアに公開

2019年8月23日(金)

 先日NHKスペシャルで放送していた初代宮内庁長官の田島道治氏の
御遺族が秘密裏に所有していた裕仁天皇(当時)との『拝謁記』の存在。

 膨大な情報の中からポイントを抽出してNHKのスタッフが纏め上げた。

 NHK放送の方向性は総体として『裕仁天皇は平和を求めていた』が
軍部の『下剋上』(裕仁)によって戦争が拡大していったこと。

 および、終戦処理のサンフランシスコ条約締結の式典で
天皇は反省の弁を『どうしても、どうしても』書き込みたかったが、
吉田茂首相に反対されてできなかった。
 という処。

 NHKは、この『拝謁記』を独占するのではなく、各メディアに公開した。

昭和天皇、戦争を悔い退位に言及
 改憲再軍備も主張、長官の拝謁記

 共同通信 - 2019年8月19日(月) 19:16 配信


 それを受けて西日本新聞の紙面で取り上げられた中には
旧軍のようなものはだめだが軍備は必要であり、その点は憲法を変えた
方が良いと思う、との趣旨を述べたという。

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 また、沖縄が犠牲になることもやむを得ないと米軍基地化を事実上
認めるような発言があったとのこと。

 しかし、これらの発言は日本国憲法の規定からしても採用されることはない。

 西日本新聞では 【君主ひきずる象徴天皇】 との見出しを書いている。

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【裕仁天皇 拝謁記】 さすがに沖縄の新聞は目の付け所が本土とは異なる!

2019年8月24日(土)

 きのうの当ブログでは、NHKが遺族から入手しマスメディアに公開した
初代宮内庁長官・田島道治氏の【裕仁天皇 拝謁記】 に関する
西日本新聞などの報道を紹介しましたが、沖縄の新聞のWEB記事を見ると
目の付け所が異なります。

 以下、ご紹介します。


一部の犠牲やむを得ぬ 昭和天皇、
 米軍基地で言及 53年宮内庁長官「拝謁記」

 琉球新報 - 2019年8月20日 07:30

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【東京】初代宮内庁長官を務めた故田島道治氏が、昭和天皇とのやりとりを詳細に記録した「拝謁(はいえつ)記」が19日、公開された。全国各地で反米軍基地闘争が起きる中、昭和天皇は1953年の拝謁で、基地の存在が国全体のためにいいとなれば一部の犠牲はやむを得ないとの認識を示していたことが分かった。

 専門家は、共産主義の脅威に対する防波堤として、米国による琉球諸島の軍事占領を望んだ47年の「天皇メッセージと同じ路線だ」と指摘。沖縄戦の戦争責任や沖縄の米国統治について「反省していたかは疑問だ」と述べた。

 田島元長官の遺族から史料提供を受けたNHKが19日、遺族の意向を踏まえ一部を公開した。

 それによると、対日講和条約発効により琉球諸島が日本から切り離され米統治となった一方、日本が独立した翌年の53年11月24日の拝謁で昭和天皇は沖縄への具体的言及はないものの基地問題について発言した。

 昭和天皇は「基地の問題でもそれぞれの立場上より論ずれば一應尤(いちおうもっとも)と思ふ理由もあらうが全体の為ニ之がいいと分れば一部の犠牲は已(や)むを得ぬと考へる事、その代りハ一部の犠牲となる人ニハ全体から補償するといふ事にしなければ国として存立して行く以上やりやうない話」だとした。戦力の不保持などをうたった日本国憲法を巡っては「憲法の美しい文句ニ捕ハれて何もせずに全体が駄目ニなれば一部も駄目ニなつて了(しま)ふ」との見方も示していた。

 同年6月1日の拝謁では「平和をいふなら一葦帯水(いちいたいすい)の千島や樺太から侵略の脅威となるものを先(ま)づ去つて貰ふ運動からして貰ひたい 現実を忘れた理想論ハ困る」と述べた。旧ソ連など共産主義への警戒感を強め、米軍基地反対運動に批判的な見解を示していた。

 51年1月24日には「(沖縄不返還のマッカーサー方針について)そうすると徳川時代以下となる事だ。これは誠に困つた事でたとへ実質は違つても、主権のある事だけ認めてくれると大変いゝが同一人種民族が二国(にこく)ニなるといふ事はどうかと思ふのだが此点ニ関し演説で何といふか」とも述べていた。

 田島氏は48年、宮内庁の前身である宮内府長官に就任、49年から53年まで宮内庁長官を務めた。在任中、昭和天皇との会話の内容や様子を手帳やノート計18冊に書き留めていた。



昭和天皇、無条件降伏「いや」 軍部の暴走は「下剋上」
 初代宮内庁長官の拝謁記

 沖縄タイムス - 2019年8月20日 14:00

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 初代宮内庁長官だった故田島道治の昭和天皇との「拝謁(はいえつ)記」には、昭和天皇が戦前の軍部の暴走を「下剋上」とたびたび批判する記述がある。一方終戦の決断が遅れたことには「無条件降伏は矢張りいや」だったと漏らしていた。
(以下略;有料記事)





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【東京裁判】デジタルリマスター版を見る! KBCシネマで

2019年8月26日(月)


 昨日の午後3時過ぎからKBCシネマで公開中のドキュメンタリー映画
【東京裁判】デジタルリマスター版 (小林正樹監督)を見て来ました。
午後3時10分に上映開始。1回の休憩を経て終映は8時20分で
休憩を含めて5時間超!

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ナレーションは若き日の佐藤慶さん、
付随音楽は、あの武満徹さんでした。

ただ古い映像をリマスターしただけではなく、モンタージュ技法や
音声技術の最新技術を使用して見やすくしたそうです。

例えば、映画の初めの方で全文が音声と字幕で紹介される
裕仁天皇による【終戦の詔書】は、映画発表当時は字幕が
付けられなかったそうですが、リマスター版では付いていて
解り易くなっているほか、音声も雑音が処理されて聴きやすく
なっています。

映画の大半は、東京裁判を記録した膨大なアメリカのフィルムから
要所要所を切り取って編集されていますが、その背景が解るように
当時の記録映像が挿入されています。

私は初めて見た気がします。

【関連記事】 (2019年8月31日追記)

「東京裁判」の同日同刻 塩田 芳久
 西日本新聞【社説】- 2019年8月31日(土)
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539436/


以下は、KBCシネマのスタッフが作ったディスプレイから。

ディスプレイの全体
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新聞記事から
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デジタル・リマスターを監修した小笠原清さんのインタビュー新聞記事
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映画誌から
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映画誌から
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映画誌から
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東京裁判でA級(平和の罪)戦犯被告と判決のリスト
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新聞記事から切り貼り
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     ***************

  映画.com による作品紹介

「人間の條件」「切腹」の名匠・小林正樹監督が、戦後日本の進路を決定づけたともいえる極東軍事裁判・通称「東京裁判」の記録を、膨大な映像群からまとめあげた4時間37分におよぶ歴史的ドキュメンタリー。
 第2次世界大戦後の昭和23年、東京・市ヶ谷にある旧陸軍省参謀本部で「極東国際軍事裁判」、俗にいう「東京裁判」が開廷。
 その模様は、アメリカ国防総省(ペンタゴン)による第2次世界大戦の記録として撮影され、密かに保管されていた。
 50万フィートにも及んだ記録フィルムは25年後に解禁され、その中には、法廷の様子のみならず、ヨーロッパ戦線や日中戦争、太平洋戦争などの記録も収められていた。
 それらの膨大なフィルムを中心に、戦前のニュース映画や諸外国のフィルムも交え、小林監督のもと5年の歳月をかけて編集、製作。
 戦後世界の原点をひも解いていく。1983年製作・公開。2019年には、監督補佐・脚本の小笠原清らの監修のもとで修復された4Kデジタルリマスター版が公開される。

*******************
作品データ
 英文題 : 極東国際軍事法廷
International Military Tributal for the Far East
 製作年 : 1983年
 製作国 : 日本
 配 給 : 太秦
 上映時間 : 277分
 デジタル・リマスター : 2019年
*******************

【スタッフ】

監督 : 小林正樹
プロデューサー : 荒木正也 、 安武龍
原案 : 稲垣俊
脚本 : 小林正樹 、 小笠原清
資料撮影 : 奥村祐治
音楽 : 武満徹
総プロデューサー : 須藤博
編集 : 浦岡敬一
録音 : 西崎英雄
音響効果 : 本間明
ナレーター : 佐藤慶
スーパーインポーズ : 山崎剛太郎
助監督 : 戸井田克彦
監督補佐 : 小笠原清
資料監修 : 細谷千博 、 安藤仁介

【映画のストーリー】(Movie Walker より引用)
【東京裁判】
 Movie Walker 17140  

 昭和23年1月22日。ポツダム宣言にもとづいて、連合軍最高司令官マッカーサー元帥が、極東国際軍事裁判所条例を発布し、戦争そのものに責任のある主要戦犯を審理することにした。
 満州事変から中国事変、太平洋戦争におよぶ17年8ヵ月間、日本を支配した指導者百名以上の戦犯容疑者の中から、28名が被告に指定され、法廷は市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部、現在の自衛隊市ヶ谷駐屯地に用意された。裁判官及び検事は、降伏文書に署名した9ヵ国と、インド、フィリピンの計11ヵ国代表で構成され、裁判長にはオーストラリア連邦代表、ウイリアム・F・ウェッブ卿が、主席検察官にはアメリカ合衆国代表、ジョセフ・B・キーナン氏が選ばれた。
 一方弁護団は28人に対する主任弁護人が全部そろわず、キーナン検事団とはあまりにも格差がありすぎた。

 5月3日。開廷した裁判所では、まず起訴状の朗読が行われ、第一類・平和に対する罪、第二類・殺人、第三類・通例の戦争犯罪および人道に対する罪--に大別され、五十五項目におよぶ罪状が挙げられた。

 この裁判の一つの特徴は、戦争の計画や開始そのものの責任を問う「平和に対する罪」を設定したことである。

 弁護側は、戦争は国家の行為であり、個人責任は問えないと異議の申し立てを行ったが、個人を罰しなければ国際犯罪が実効的に阻止できないとの理由で、裁判所はこれを却下した。
 こうして23年4月16日まで、実に416回の公判が行われ、11月12日、判決がいいわたされるまで、2年6ヵ月の歳月と27億の巨費が費やされたのである。
 28名の被告のうち、大川周明は発狂入院して免訴となり、元外相松岡洋右と、元帥海軍大将永野修身は公判中死亡した。
 残る25名のうち、土肥原賢二大将、坂垣征四郎大将、木村兵太郎大将、松井石根大将、東条英樹大将、武藤章中将、広田弘毅元首相の7人が絞首刑を宣告され、他の被告は終身刑または有期刑であった。

 判決については、インド、オーストラリア、フランス、オランダ、フィリピンの5判事が少数意見を提出して、異議を記録にとどめた。なかでもインドの判事パルは、裁判の違法性と非合理性を指摘して全員無罪を主張した。

 処刑は昭和23年12月23日未明、巣鴨拘置所で実施された。終身刑および有期刑を宣告された被告のうち、梅津美治郎陸軍大将、小磯国昭陸軍大将、白鳥敏夫元駐伊大使、東郷茂徳元外相4人は、服役中病死し、残りの被告は、講和条約調印後に仮釈放された。

 そして、昭和23年4月7日、東京裁判に参加した11ヵ国政府は戦犯者の刑の免除を発表し、東京裁判は名実ともに解消された。








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映画【命みじかし 恋せよ乙女】をKBCシネマで見る!

2019年8月26日(月)

樹木希林さんの精魂を込めた遺作、ドイツ映画
【命みじかし 恋せよ乙女】 を昨日KBCシネマで見ました。

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樹木希林さん本人もかねてから死を意識されていたように
出番がそれ程多く無い演技もまさに全身全霊を掛けた感じでした。

ストーリーは、ファンタジーでもなく、恋愛ものとも言えず、怪奇映画でも無く
何か異様な雰囲気の漂うものでした。

終盤に なって来ると結末を予測できる感じになって来ましたが
ネタバレになりますので書きません。


【命みじかし 恋せよ乙女】 公式サイト

Movie Walker による作品紹介

樹木希林の遺作となったドイツ発のヒューマンドラマ。人生を見失った男が、日本人女性との出会いを機に、再び人生を取り戻していく姿を描く。主人公に影響を与える日本人女性ユウを舞踏家の入月絢が、樹木はその祖母を演じる。監督は『フクシマ・モナムール』など日本を舞台にした作品を数多く手がけるドーリス・デリエ。

・・・・・
作品データ
原題 :KIRSCHBLÜTEN & DÄMONEN
製作年 :2019年
製作国 :ドイツ
配給 :ギャガ
上映時間 :117分
・・・・・

【映画のストーリー】 結末の記載を含むものもあります。
両親を亡くして、酒に溺れ、仕事も家族も失ったカール。そんな彼の元へ突然、ユウと名乗る日本人女性が訪ねて来る。風変わりな彼女と過ごすうちに人生を見つめ直し始めるが、ユウはある日突然、姿を消してしまう。彼女を捜しにミュンヘンから、日本へとやってきたカールは、茅ケ崎に住むユウの祖母から驚くべき真実を知る。

【キャスト・スタッフ】
役名:配役
カール :ゴロ・オイラー
ユウ :入月絢
トゥルディ :ハンネローレ・エルスナー
ユウの祖母 :樹木希林


監督 :ドーリス・デリエ
製作 :アニータ・シュナイダー 、 ヴィオラ・イェーガー
製作総指揮 :ルート・シュタットラー
脚本 :ドーリス・デリエ
撮影 :ハンノ・レンツ
音楽 :カーステン・フンダル
美術 :デボラ・ライシュマン 、 トニー・クロスビー
編集 :フランク・ミュラー
音響 :ライナー・プラープスト
字幕翻訳 :吉川美奈子
衣装 :トニー・クロスビー 、 ナターシャ・クルツィウス=ノス




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「若い世代に届く歌を」美空ひばり さんの想い!

2019年8月27日(火)

演歌からポップス、英語でのジャズやブルース、
更にはオペラアリアまでオールラウンドの歌手であった
美空ひばり さんが亡くなって30年になると云う。

まさに昭和(1925年〜1989年)と共に生き、若かりし頃に
戦争を体験した戦中世代であった。

晩年の広島平和コンサートでは『一本の鉛筆』で「戦争は嫌だ」
と歌われていた。

この毎日新聞のニュースでは、
「若い世代に届く歌を」と思われていたと云う。
残念ながら有料記事なので全体が読めないが。

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‪特集ワイド:会いたい・2019夏‬
‪ 美空ひばりさん 晩年「若い世代に届く歌を」 ‬

‪毎日新聞 ー 2019年8月26日‬
‪https://mainichi.jp/articles/20190826/dde/012/040/004000c‬

美空ひばりさん 歌手(1989年6月24日死去、享年52)

 「令和」に入って間もない今年5月29日、「美空ひばり生誕祭」が東京・浅草公会堂で開かれた。ひばりさんが生きていれば、82歳を迎えたはずの日だ。
会場では、ひばりさんのレコードやカセットテープ、CDなどの総売上枚数が1億1700万枚に達したことが、日本コロムビアから発表された。
亡くなった時点の総売上枚数は9690万枚だったから、実に、没後に2000万枚以上も売り上げたことになるから驚きだ。
シングルの累計売上枚数1位は「川の流れのように」(作詞・秋元康、作曲・見岳章)だ。亡くなった1989年に発売された生前最後のシングル作品である。

 「あの曲に出合えて、おふくろの夢は見事にかないました。当時『この曲をどう思う?』って聞かれて、いい…
(以下略;有料記事)




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芸能人と芸能事務所との不当な関係 公取委が事例を示す!

2019年8月28日(水)
 
 公正取引委員会が、芸能人と芸能事務所の関係について
名指しは避けているようですが、吉本やジャニーズなどのような
契約もなく奴隷的従属関係による業務を強要したり、逆に
独立するとテレビ局に圧力を掛けたりするような慣例について
『事例』を挙げて「独占禁止法違反」(犯罪行為)になることを
示したとのこと。

今朝の西日本新聞の紙面から。


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公取委、芸能分野の問題行為例示
 西日本新聞-2019/8/27 12:59
 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/538280/

 公正取引委員会は27日、芸能人の契約に関し、独禁法上問題となり得る行為をまとめた。独立・移籍した芸能人の活動を前の事務所が妨害したり、事務所が一方的に著しく低い報酬での取引を強要したりするケースを挙げた。公取委は関係者に周知し、取引の適正化を図る。

 公取委が27日、自民党に示した。所属事務所が一方的に契約を更新するなどを含めて、強い立場を利用して不利益を強いる「優越的地位の乱用」に当たる可能性があると指摘した。

 契約を書面でなく口頭のみで結ぶことも「独禁法上問題となる行為を誘発する原因となりうる」として、望ましくないとした。
(以下略)



     *************
香取慎吾『スッキリ』生出演も…
いまだ続く元SMAP・能年のテレビ排除 
のん社長は「江戸時代の女衒の世界」と批判

リテラ-2019.08.28 08:11
https://lite-ra.com/2019/08/post-4928.html

@litera_webさんから

  (前略)
 周知の通り、SMAP解散・ジャニーズ事務所退所の後、新しい地図の3人はだんだんと地上波テレビから排除されていった。今年3月に稲垣のレギュラー番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系)が終了して以降、『ブラタモリ』(NHK)での草なぎのナレーションを除いては、3人の活躍の機会はなくなっていた。

 27日、公正取引委員会は、「移籍、独立をあきらめさせる」「正当な報酬を支払わない」「出演先や移籍先に圧力をかけて芸能活動を妨害する」といった具体的なケースを例示したうえで、それらの行為が独禁法上問題になり得るとまとめた。報道によれば、同日に公取委はこれを自民党に示したという。

 公取委といえば、7月に元SMAPメンバー3人がテレビに出演できないよう局に対して圧力をかけていた可能性があるとしてジャニーズ事務所に対して注意をしていたと報じられたばかり。香取の『スッキリ』出演が認められた背景には、公取委の指摘が入ったことにより、テレビ局も態度を改めざるを得なくなったという側面があるのかもしれない。

 ただ、公取委が指摘する「独立・移籍した芸能人の活動を前の事務所が妨害する」といった事例の被害者は新しい地図の3人だけではない。

 その典型例と言えるのが、のん(能年玲奈)だろう。
   (中略)

【衣装合わせまでしたのにドラマ出演がドタキャンに!
 のんエージェント社長の証言】

 https://lite-ra.com/2019/08/post-4928_2.html


   (中略)

 いまなお続く不当な干し上げの状況に関して、のんとエージェント契約を結んでいる株式会社スピーディの福田淳氏は、朝日新聞デジタル(8月20日付)のインタビューで非常に重要な指摘をしている。

【大手芸能プロの「タレント育成にお金がかかる」
 という主張は詭弁】

 https://lite-ra.com/2019/08/post-4928_3.html


   (中略)

「タレントの育成にもお金がかかっている」というのは、事務所の人権蹂躙を正当化する詭弁に過ぎない。このように、タレントを縛りつけ、さらに稼がせるための方便は枚挙にいとまがない。大手プロの既得権益を守るための詭弁を前に思考停止せず、福田氏のように冷静に検証する視点は重要だろう。

「江戸時代の女衒の世界」「インドやアフリカの児童労働」と福田氏が評した芸能事務所による「奴隷契約」。その被害者は、のんや新しい地図の3人だけではない。公取委の一連の動きが芸能界の悪しき慣例を断ち切る流れにつながっていくよう、これからも注視していく必要がある。

(編集部)




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京都アニメーション放火テロの全犠牲者名が公表!

2019年8月29日(金)

 京都アニメーションへの非道で悲惨な放火テロ事件で殺された
35名の犠牲者の内、これまで氏名を秘匿されてきた25名の
氏名が公表されました。

 既に遺族の了承を得て公表されていた10名に続いて
全ての犠牲者の氏名が公表されたことになります。

 遺族の中には「35分の1ではなく、一人ひとりに生活と京アニでの仕事が
あったことを知って欲しい」との趣旨の念願もあったようです。

 今、NHK-朝ドラ【なつぞら】によってアニメーション造りの工程の一部が
多くの視聴者に知られるようになり、放火で殺された人々がこれらの業務を
こなす有能な人々であったことが解るようになりました。

 それぞれの人々の御冥福をお祈り致します。

     ****************

【関連記事】

京アニが示した「世界」 
 西日本新聞【社説】::大串 誠寿・デザイン部次長 - 2019年8月28日(木)
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/538525/



西日本新聞の紙面から

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裕仁天皇(当時)『拝謁記』 公開に関する記事

2019年8月30日(金)

 当時の裕仁天皇(昭和天皇という呼称は死去後のおくり名)の言動を
田島道治・初代宮内庁長官がリアルな覚書としてノートに詳しく残していた。

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 死の直前に家族に対して焼却するように依頼したと言うが余りの重要さに
遺族が秘密裏に保管したまま『忘却』していたそうである。

 昭和も30年前の1989年に終わり、平成も今年終わって令和になったことで
この重要な記録を公開するべきだと御遺族が判断しNHKに持ち込んだ。

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 NHKでは、ニュースで【第一報】(番戦にも思えたが)を流し、
【Nスペ】で詳しく報道した。

 その数日後、この重要資料を独占せずマス・メディアにも公開した。

 NHKでは、情報を再構成した新しい番組をETV特集で放送する予定。


【「昭和天皇は何を語ったのか~初公開“拝謁記”に迫る~」】
 NHK-ETV - 2019年9月7日 23:00 ~ 24:30



     ******************

昭和天皇拝謁記 平和希求へ新たな教訓に
 西日本新聞 - 2019年8月22日


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昭和天皇の「肉声」記録 軍部増長に「反省」の重み
 毎日新聞【社説】 - 2019年8月20日


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  (西日本新聞 紙面から)


拝謁記
昭和天皇、戦争への悔恨 「反省といふ字どうしても入れねば」 表明実現せず

 毎日新聞2019年8月20日


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  (西日本新聞 紙面から)

戦後「象徴」手探り 拝謁記「君主」にじむ
 毎日新聞2019年8月20日


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【「東京裁判」の同日同刻】西日本新聞【社説】

2019年8月31日(土)

 先日見た 映画【東京裁判】 に関連して西日本新聞が社説を掲載しています。



「東京裁判」の同日同刻 
 西日本新聞【社説】- 2019年8月31日(土)
 編集委員:塩田 芳久
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539436/

 第2次世界大戦に勝利した連合国が、日本の戦争指導者を裁いた極東国際軍事裁判の全貌を伝えるドキュメンタリー映画「東京裁判」(小林正樹監督、1983年)。劣化したフィルムを最新の技術でよみがえらせたデジタル修正版が完成し、この夏全国で公開された。映像も音声も鮮明になり、時代の空気まで伝わってくる。

 映画の監督補佐と脚本を担当した小笠原清さん(83)は構成上の三つの柱をこう語った。「一つは裁判の流れ、一つは被告たちの罪状とつながる歴史事象、もう一つが裁判の行われている時代の日本と世界の状況。この柱で東京裁判が持つ歴史的実像を立体的に示そうとしたのです」

 2年半もの裁判の進行を追いつつ、満州事変や日中戦争などの戦時映像を織り込み、昭和天皇のマッカーサー訪問やインド独立といった裁判中の重大事を記録したフィルムも配置した。東京裁判に付随する縦と横の時間まで取り込んだ構成が、上映4時間37分を長く感じさせない。

 あの戦争を多面的に描いた「東京裁判」を見て、作家、故山田風太郎氏のノンフィクション「同日同刻」を思い出した。太平洋戦争開戦の41年12月8日と、45年8月1日から終戦までの15日間、日本や連合国の指導者、軍幹部、民衆、文学者らは何を考えてどう行動したのか、膨大な資料を基に時系列に描き出した。この本で、真珠湾攻撃の日を太宰治は「日本も、けさから、ちがう日本になったのだ」、火野葦平は「新しい神話の創造が始まった」と書いたことを知る。長崎に原爆が投下された8月9日はソ連対日参戦の日で、大陸で幾多の家族が引き裂かれたことを知る。

 当たり前だが、年号と一緒に覚える年表上の「歴史的出来事」は、点ではなく、線や面でつながった事象の総体である。しかし私たちは点のみを記憶しがちだ。深く考えるには遠い出来事と思うからかもしれない。それでいいのか、と「東京裁判」も「同日同刻」も問うているのだが。

 東京裁判の判決が出た48年11月12日のことを、山田氏が日記に残していた。死刑判決を受けた東条英機が取り乱さず3度うなずいたことに触れ「この態度に(中略)慟哭(どうこく)せざる日本人があろうか」と書いた。永井荷風も「旧軍閥の主魁(しゅかい)荒木東条等二十五名判決処刑の新聞記事路傍の壁電柱に貼出さる」と記した。

 この日を天上から俯瞰(ふかん)すれば、人間一人一人が無数の軌跡を描いているのが見えるはずだ。歴史の忘却にあらがって、どこまで目を凝らせるだろうか。 (編集委員)




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