2018年4月1日(日)
早くも4月1日新年度の始まりです!
既に1年の1/4が経過してしまいました。
私個人としては、5年間の一括雇用延長期限を満了しましたが、 会社の御要望で(?)更に1年間の雇用延長をして頂きました。
さて、その新年度である日曜日の行動は、終盤を迎えた 九州国立博物館で開催中の展覧会 【王羲之と日本の書】を鑑賞しました。
午後1時ごろ到着を目標にしたので、丁度朝から見ていた方々の 退館と入れ替わりで駐車場も空きが出る処で、待ち時間無しで 駐車でき、スムーズに入館できました。
展示目録では展示点数は116点。
但し、入れ替え展示もあるため、目録で本日の展示数を数えて見たら78点でした。
絵画ならば、一点あたり1分間も眺めないでしょうが、 「書」なので草書などで読めないのに読もうとする為 (一部は活字でパネル表示もされている)流れが悪く 随分ゆっくりとした観覧者の動きでした。
主役の王羲之(Wang Xizhi :4世紀の能筆)の真筆は 世界中に現存していなくて5、6世紀頃に極めて正確に模写したもの だけが残っていて後世に繰り返し模写されてきたとのこと。 空海(8世紀)などもこの模写を勉強したようです。
【妹至帖】 まいしじょう:1幅 (搨摸)唐時代・7〜8世紀 (原跡)王羲之筆 東晋時代・4世紀
(こちらは、九州国立博物館の公式サイトより 王羲之書の模写)
王羲之は、楷書・行書・草書の三体で『千字文』を残したそうで、 この【三体千字文】の模写が後世の書家の模範となったようです。 中国は勿論、日本など漢字文化圏の諸国で模範となったとのこと。
そう言えば、私も大学生の頃、王羲之のものではありませんが、 『三体千字文』を練習したものです。
父親も叔母も達筆で、従姉妹には書道の先生も居るのに 高卒当時の私は悪筆で、「親に顔向けできない」と一念発起!
相当上達して、今に至っております。
展示会の話題に戻ると、展示数が余りにも膨大かつ達筆すぎて それを読もうとしたりしたものだから疲れてしまいました。
展示品の撮影は相変わらず禁止。 なので、この展示会の写真は有りません。
しかし、1階ロビーとホールで開催していた別の書道展は 撮影できましたので、こちらの写真を。
それも殆ど解読不能な達筆で、唯一と言っていい程の書がこちら。
楷書の『般若心経』(笑)
【王羲之と日本の書】
平成30年2月10日(土)〜 4月8日(日) 休館日: 毎週月曜日 ただし2月12日(月・振休)は開館、2月13日(火)は休館 開館時間: 日曜日・火曜〜木曜日 9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで) 金曜日・土曜日【夜間開館】 9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで) 観覧料: 一 般 1,600円(1,400円) 高大生 1,000円(800円) 小中生 600円(400円) 【夜間割引料金】 一 般 1,400円 高大生 800円 小中生 400円 (夜間開館当日17時以降に当館内券売所で販売。夜間割引料金で購入されたチケットで17時以前に入場することはできません。)
テーマ:書道
- ジャンル:学問・文化・芸術
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