もう朝日新聞の歌壇のコーナーに掲載されてから二年半。どう詠んでも採り上げられることはなく、心が折れそうになりながらも投稿を続けてきたしつこさが報われ、今日12月27日の歌壇に載って、報われた思い。
選んでくれたのは前回と同じ佐佐木幸綱先生。
ただ後ろから二番目と、選ばれた中では低評価だが、選ばれただけで……。
このブログヘは今投稿した順で載せていますので、まだまだですが、もし読んでいただけるのなら、うれしいです。
さて、今日は3月中旬に投稿した短歌。
しでこぶし花びら哀れひよどりが蕾ついばみ「あ」また来ている
我が家に咲いているシデコブシがヒヨドリの格好の餌になっており、蕾がついばまれること詠んだ短歌。
花がまともに咲かず、ヒヨドリをこさせないのにはどうしたらいいか、頭を悩ませている。
=我が家の庭を彩る花たち=
、
ストック
手間がそれほどかからないスットク。、ガーデニング初心者でも育てやすく、我が家でも庭を飾っている。
≪山口和雄の短歌集≫
似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ
梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う
宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える
広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に
現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会
金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁
歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる
田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
(2018年6月24日朝日歌壇掲載)
がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く
ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道 続きを読む »