短歌を詠む 2020年10月
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Author:山口和雄
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柚子風呂を今年諦めがっくりと手入れさぼった天罰くだる

 
 春先の枝切りを手抜き。そのあとも、もういいかと思い、ほとんど世話をしなっかったツケが夏になって柚子の実(み)に。

柚風呂

 葉が茂りすぎ、陽が当たりにくかったことが原因かとも思うが、とにかく、まともな実がほとんどなく、ほとんど全滅。

 結果、柚子風呂を諦めることになったことを詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

プリンセス・てんこう
プリンセス・てんこう

 女性マジシャンのプリンセス・テンコーから名前をとった薔薇「プリンセス・テンコー」が蕾をふくらませ、今にも咲きそうに。

 蕾だけを見ていると、白い花かと思うが、よく見るとピンクがかっており、咲いてくると若干とはいえるが、薄いピンクが入った大輪の花で、甘いフルーツの香りも魅力である。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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宮に住む狸が庭にひょっこりと神の使いか化かしに来たか


 我が家の裏、間には5~6軒の家があるが、その先は小高い山になっており、山の上には神社が。

 決して山深いわけではないが、人が神社以外に入り込むことはほとんどなく、狸が生息しているようである。

狸

 家々の間を抜けて、我が家の庭に現れることも。

 その狸を見て詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

アンジェラ
アンジェラ

 とにかく丈夫で、黒星病やうどん粉病などにかかることがほとんどなく、丈夫な薔薇「アンジェラ」。

 挿し木しても本当によくつき、増やしやすさも我が家の薔薇の中でも一、二を争う。



≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

   

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糸垂らし蜘蛛がゆらゆら 仰け反る吾蛍光灯の紐に怯える


 物を見間違えることは、よくあること。見間違えたものがどうということのないものなら、あ!、間違えたかで済むが、時として『ドキ』とすることもある。

蜘蛛

 このときも、単に蛍光灯の紐が揺れていただけだが、蜘蛛が糸を垂れて、ゆらゆらしていると誤解。本当にドキッとして仰け反ったのを覚えている。
 
 そんな何でもない場面を切り取った短歌である。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

ボンボネッラ
ボンボネッラ

 薔薇を育てていて、いつも困るのは病に弱いこと。特に黒星病は難敵で、ほとんどの薔薇が消毒しても消毒してもかかってしまい、葉を落とすことになる。

 その黒星病に強いのがわたし的にはこの「ボンボネッラ」の何よりの魅力である。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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ゆっくりとゆっくりと歩こ焦ってもますますダメに なるようになるさ


 また、同じ方から同じようなコメントを寄せられていたので、その時に、直接反論はせず、ブログに書かせていただいた文をここにもう一度、掲載さしていただきます。

  【かなり厳しいコメントを頂いて、まあ、丁寧な感謝の言葉を書いて、コメントには返事しておいたが、俳句と短歌を単に五・七・五と五・七・五・七・七の差だけで、ほとんど同じと考えているようで、ちょっと同じような感覚で、私のブログを詠まないでほしいと思い一言。

 まず初めに、『「言ひおほせて何かある」とは、俳聖・芭蕉が<蕉門十哲第一の門弟>榎本其角の一句「下臥につかみ分けばやいとざくら」を評して述べた言葉でありますが、≪山口和雄の短歌集≫所収の数首・・・』からはじまる私の短歌への批評は、俳句の立場からの批評で、的外れとしか言いようがないというのが正直なところ。

 短歌と俳句は全く別物というのが基本で、いくら芭蕉でも短歌を視野に入れての評ではないでしょう。】

 さて、短歌に戻らしていただきます。

 何事も焦っては上手くいくものも上手くいかず、ろくなことはない。

 失敗の元。

ゆっくり

 焦ることなく、なるようになるさと、ゆっくりゆっくり歩けばいいとの思いを詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

マサコ
マサコ

 薔薇の名前に皇族の名前をいただいて、付けられているケースは多いが、この「マサコ」も皇太子妃の時代に雅子皇后から名前をいただいた薔薇。  

 大輪ロゼット咲きの花はソフトピンクの優しい雰囲気で、魅了させられる。

 このマサコも散ったと思ったらすぐまた咲いてきて、いつも咲いているような印象を受ける。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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植木鉢蛙が跳びだし心臓もバクバク打ちて飛び出しそうに


 我が家の庭には可愛い、小さなカエルが住み着いているようで、庭の片隅にちょこんと居たり、植木の葉の根元に居たり、そうそう毎回見かけるわけではないが、年に2~3回は見ることがある。

蛙

 居るのが分かっていたなら別段どういうこともないが、いないと思って植木鉢に手を出したら、蛙が飛び出してきて、本当にビックリ。心臓もバクバク。

 その時のことを詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

クロードモネ
クロードモネ

 「バラの殿堂入り」した薔薇はいろいろあるが、この「クロードモネ」もその一つ。

 ついこの前に咲いていたと思ったら、また咲いてきて本当によく咲いており、玄関前を彩っている。

ダリアー3 ダリアー4
  ダリア

 夏の終わりから秋にかけて花を咲かせる「ダリア」。ちょっと今年は夏の終るのが遅く、今がちょうど見ごろを迎えている。

 去年までは鉢で育てていたため、ちょっと淋しかったが、地植えにした今年は見事な咲きっぷりを見せている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

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真っ昼間ギャギーンドボと気分落ちパソコン閉じてエイと逆立ち


何のこともないのに、何かパソコンの中から飛び出してきたような得体のしれないものが、気分を落ち込ませ、思わずパソコンを閉じて目をつぶっていた。

コンピューター

いい年をこいて、エイッと逆立ちをして気分転換をはかったことがあり、一年ほど前に詠んだ短歌。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

ラブアンドピース
ラブアンドピース

咲き始めは明るい黄色い花の周囲を淡いピンクが縁取り、しばらくすると、覆輪のピンクが徐々に濃くなり、さらに咲き進むと、ピンクが燃えるような感じで広がる「ラブアンドピース」。

花の色が徐々に変わり、長く咲き続けることもあり、魅力満点。一番花が咲き、紹介した時も書いたが、長いこと私のホームページトップの背景を飾っていた、私のお気に入りの薔薇の一つである。

コスモス
コスモス

秋を迎えると、そこかしこで見かける「コスモス」。秋桜と書いてコスモスというように、桜の花びらのような花を付け、秋を彩る代表的な花で、それほど本数は多くはないが、我が家の庭も彩っている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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蜜蜂の喜びつどう石蕗の花冬に備える蜜を見つけて


この短歌を詠んだのは昨年の11月18日。本当にブンブンと蜜蜂が石蕗(つわぶき)の周りを飛んでおり、ちょっとビックリ。


11月も中旬になると、花も少なくなり、冬に備えて蜜を集めたくても花を探すのも大変。

我が家の石蕗を見つけて大喜びしているような蜜蜂を見て、詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

クリスチャンディオール
クリスチャンディオール

1958年に作出されたと聞く「クリスチャンディオール」。

モダンローズとはいっても、もう古株の中の古株だが、かつて赤バラが一世を風靡した時代に、その赤バラの一時代を築いた名花で、我が家の中でも大きな顔をいている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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テリトリー雀はチュチュと鳴き声で議員は贈るカニに香典


緊急入院でブログをロックアウト

 実をいうと、大量下血により緊急入院、ベッドに縛りつけられ十日ほど。やっと退院出来て、このブログも再開することができました。

 人生、何があるか一寸先は闇。トイレの中が真っ赤になる衝撃は言葉では言い表せないが、病名は憩室出血というらしく、高齢になればなるほど、リスクは高くなるようです。

 短歌の話に戻るとします
 
 どうも、政治的話の短歌はほぼ一年前に投稿したものはトンチンカンになりがちだが、ちょっと2019年の記憶を紐解くと、議員がカニに香典を選挙区に配ったニュースを思い出します。

スズメ

 ここは自分のテリトリーと物を金を配って主張する様は、スズメには申し訳ないが、ふと、スズメがチュチュと鳴いてテリトリーを主張している姿を思わせて詠んでみた一首。

=我が家の庭を彩る薔薇たち=

レッド レオナルドダヴィンチ
レッド レオナルドダヴィンチ

 病院から帰ってくると、咲いていたのが「レッド レオナルドダヴィンチ」。名前だけを聞けば、普通はレオナルドダヴィンチの枝代わりと思うが、どうも違うようである。

 病気知らずの丈夫さが半端ではない薔薇の一つで、よく咲いていてくれたと思う。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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