短歌を詠む 2020年08月
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小さくて可愛く咲きし薔薇の花大輪のはずが暑い秋に負け


 去年の秋は例年に比べ暑かったこと暑かったこと。薔薇も暑さに負けたのか、花が小ぶりなものが多く、ガッカリした株も多く、詠んだ一首。

小さい薔薇

 今年の暑さはそれどころの騒ぎではなく、このブログの薔薇と花たちでも紹介した薔薇たちの惨状は秋も花の異常に現れそうでビクビクものである。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

結愛(ゆあ)
結愛(ゆあ)

 調べてみると、直射日光には弱いようで、鉢を日が直接当たらないところに、特に夏は置くようにした方が花持ちが良くなるようだが、いま置いているのは、日光がガンガンあたる場所。 

 さっそく移動させ、しばらく様子を見ようと思う。

浜木綿
浜木綿

 我が家へこの浜木綿が来てからもう半世紀たつという古株。

 去年は咲き終わった後、根元の方から葉が枯れてきて、もうダメかと思ったが、枯れた個所を徹底的に手入。

 今年に入り葉が伸びてきて、咲いてくれるかなと思っていたら咲き、ほっと。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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悪なすび悪の名がつく悪い奴抜けば抜くほどのさばりやがる


 下の写真のような可愛い花を咲かせる植物が急に庭に咲き始め、こんなの見たことがない、雑草なのかなと思い調べてみると、なんとワルナスビという悪者を思わせる名の花。

わるなすび

 茎や葉には鋭い棘を持ち、実には毒を持つという、良いところが見当たらない植物と判明。

 しかも、繁殖力もすごく、庭にのさばり始め詠んだ一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

レッドレオナルドダヴィンチ
レッドレオナルドダヴィンチ

 花の可愛さはもちろんだが、病気知らずの丈夫さが半端ではない薔薇をあげろと言われたら、まず思い浮かぶのがレオナルド・ダ・ヴィンチ。

 そのレッドがあると聞いて、手に入れたのが、この「レッド・レオナルド・ダ・ヴィンチ」。

 入手して判ったことだが、てっきりレオナルド・ダ・ビンチの枝代わりと思っていたところ、枝変りではないというのでちょっとビックリ。

丈夫さは半端ではなく、黒点病、うどん粉病にも強く、寒さにも負けない。
 
マリーゴールドー2
マリーゴールド

 「聖母マリアの黄金の花」という意味を持つ「マリーゴールド」。

 栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえる花で、栽培も容易であり、花壇の定番品目ともいえる。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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2019年11月9日、やっとやっと日経に採用されました


一面を朱に染めあげる曼珠沙華この世の光届けとばかり

 やっとやっと日本経済新聞に三枝昻之先生の選で2019年11月9日掲載されました。

 朝日歌壇に採用されたのは2018年6月24日のことだけに、だいたい1年半は採用されることがなく、わたし的にはいい短歌を詠んだつもりでも、駄作ばかりと判断された結果が…。 

曼珠沙華・彼岸花

 彼岸花ともいう曼珠沙華。

 その赤い色は強烈で、お彼岸の時季に咲くこともあり、あの世からも見えるようにさえ思えてきて詠んで見た一首である。

 もうお盆も過ぎたというのに、まだまだうだるような暑さ。

 熱中症にはくれぐれも注意して過ごしてください。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

プリンセス・アイコ
プリンセス・アイコ

 薔薇もいき絶え絶えという感じだが、このプリンセス・アイコは暑さなど何のその、いつもと一緒のような花を咲かせている。

山百合
山百合

 もともと小高い丘というか、山というか、雑木林のような場所を切り開いた土地の上に立っている家で、庭のあちらこちらに山百合が自生しており、今年も賑やかに咲いてきた。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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生きるとは死を待つだけの日常が静かに流る老人ホーム


 102歳になる義理の叔母さんが老人ホームにいて、時々訪れているが、ゆっくり、ゆっくりと時が流れており、死が訪れるのをただ待っているような印象を受け、詠んで見た一首。

老人ホーム

 なにか寂しい気分にいつも襲われるが、今はコロナ禍を警戒、面会ができず、どう過ごしているか、心配である。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

アンティークレース
アンティークレース

 深みのあるアンズ色とグリーンの花びらが印象的な魅力ある薔薇だが、この「アンティークレース」は完全に暑さにやられたようで、その面影さえ花からはうかがえない。

 ここにアップしようか迷ったが、夏の薔薇はこうしたこともある好例と思い載せてみた。

雑草
オオマツヨイグサ(大待宵草)?

 今年になって初めて庭に現れた雑草で、この草は何だと思っていたら、幾本も1m~1.5mぐらいまで高くなってきて、抜くのを少しためらっていると、上のような花が咲いてきて、他の株も咲かせてみるかという気に。

 色々調べてみると、どうも「オオマツヨイグサ(大待宵草)」ではないかと思えて仕方がないが、夕方咲いて朝にはしぼむ花と聞くと、昼にも咲いているだけに、ちょっと違うようである。

 でも、花は可愛く、しばらくは黄色い花を楽しもうかと思うう。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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威銃次々響く轟音に胸のつかえも吹き飛び消える

   
 少し俳句もやっていて「威銃」という秋の季語があるのは知っていたが、実際に聞いたことはなく、爆竹の音を聞いて少し近い音がするのかなと思いながら、詠んでみた短歌。

轟音

 稲田に悪さをする雀や害獣を追い払うために空砲のような音をたてることをいうらしいが、そうした轟音は心のもやもやも吹き飛ばしてくれる。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

シャリファアズマ
シャリファアズマ

 一昨日ピンク色が抜けて普通のアイスバーグのようだと紹介したピンクアイスバーグと同じように、この「シャリファアズマ」もピンクがかなり薄い花になっているのも、少し変な季節のせいか。

 でも、ものは考えようで夏といえば花が小さくなる薔薇が多い中で、ピンクアイスバーグもシャリファアズマも花の大きさは小さくなっておらず、その面では悪くはないのではないか。

クロサンドラ スーパーキャンドル
クロサンドラ スーパーキャンドル

 これも前回取り上げたサンタンカ ゴールデンジャイアントと同じようにオレンジ色の強烈な印象を与える花。  

 木とはいっても結構小さいだけに鉢植えが合っており、我が家では水道の側に置き、外を歩く人にも目につくように置いている。 

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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遠雷や眠りの中に住みつきし稲妻落ちて飛び起きる吾


 夜の夜中、バシバシ、ドカーンと雷がすぐそばに落ちた、と思い飛び起きたら、布団の中。

稲妻

 よく耳を澄ますと、遠くで雷の音がしており、その音を聞いての夢だったようだが、その生々しい現実感は、今でも覚えているほどである。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

ピンクアイスバーグ2020-8-5
ピンクアイスバーグ

 白い花を付けた薔薇を見かけ、アイスバーグかなと思ったが、こんなところに鉢を置いた覚えがなく、名札を見ると、何とピンクアイスバーグ。

 すっかりピンク色が抜け、白い花に。

 こうしたこともあり得るのが薔薇と思えば、その多様性を楽しむのも一つの薔薇とのお付き合いか。

サンタンカ ゴールデンジャイアント
サンタンカ ゴールデンジャイアント

 寒さに弱いことから鉢植えがノーマルといわれる「サンタンカ ゴールデンジャイアント」。

 花の時季は8月までと聞くので、そろそろ終わりに近づいており、最後のひと踏ん張りとゴールドの花を家の入り口辺りで咲かせている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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地下街を我が物顔で歩きをり高速道の煽りのごとく


 地下街を歩くのは久しぶりで、ちょっとまごまご歩いていると、後ろからどけどけというが如くに歩いてきてぶつかりそうになりながら追い抜いていく人が。

地下街ー1

 高速道路での煽りが問題になっていたころで、まるで地下街の煽り歩行かと思いながら詠んでみたのがこの一首である。

=我が家の庭を彩る薔薇と花たち=

結愛
結愛

 少しうすい感じのピンクの花が二番花として咲いてきたが、一番花は鮮やかなピンクの花で、咲く時期によって花の感じが違うのも薔薇らしいといえば、薔薇らしい「結愛」。

 名前からも判るように日本生まれで、香りも強いのが魅力でもある。

シクラメン
シクラメン

 シクラメンというと秋から春にかけて咲く花と思っていたら、何をとち狂ったか、いくら木陰の涼しい場所に鉢を置いていたといって夏も盛りに咲いてきてビックリ。

 まあ、花は季節外れにも咲くことがあり、シクラメンも少しへそを曲げたか。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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