短歌を詠む 2020年05月
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梅雨寒の震えしことの懐かしさ猛暑襲いて汗ダラダラと


 これは去年の話だが、梅雨の時季はとにかく寒く、震えながら過ごしたことを覚えている。

2020-5-29 猛暑

 ところが、梅雨が明けると、ころッと変わり、猛暑続き。

 汗は吹き出し、梅雨寒が懐かしくなったことを一首に詠んでみたのがこの短歌である。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 今日はすでに紹介したベルサイユのバラが最初の花は散ったものの、他の枝から花が咲き始めアップ。

 下野が咲いてきたので、こちらの方もアップしてみた。

ベルサイユのバラ
ベルサイユのバラ

 とにかく赤が強烈で庭の奥の方に鉢は置いてあるが、道路からも目につくようで、名前を聞かれることも。

下野
下野

 バラ科は梅から、桜、こてまりと、とにかくいろいろな花があるが、この下野もバラ科で、属しているのはシモツケ属。

 初夏の今、紅色の小さな花を枝先にたくさんつけ、庭を彩っている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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下を向き悪態ついて唾飛ばす じっと空見て一歩踏み出す


 “こなくそ”と唾を飛ばさんばかりに思わず悪態をつくこともあるが、それでへこたれていてはお終い。

2020-5-27 悪態

 決心を固めてまず一歩踏み出すことの大切さを短歌に詠んで見た。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 紹介していない薔薇はあるが、さすがに今日は咲いてこず、ちょっと寂しい。

 これからは咲いている薔薇、花をアップしていこうと思う。

安曇野
安曇野

 何でかは判らないが、今年は薔薇が綺麗で、この安曇野もここまで一杯花を付けたことはなかったように思う。

露草
露草

 万葉集でも歌われているほど、日本人に親しまれている「露草」。山野草の一つということだが、昔は山野であった名残なのか、我が家の庭にはこの時季、あちこちに咲いてくる。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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救急車家に近づき止まりをり右も左も老人世帯


 もう今の家に暮らすようになって40年近くになり、周囲に住む方々もすっかり年を取り、高齢者ばかり。

2020-5-26 救急車

 しばしば救急車が近づいてきてとまることがあり、どこの方が呼んだのか、気をもむことも多い。

 そんな様子を一首に詠んでみた。
 
=庭を彩る薔薇と花たち=

 新しく咲いてくる薔薇が少なくなっているが、そんな中で見つけたのが2品種。

 花もいろいろ咲いてきており、目についた2つの花をアップしてみた。

ジャクリンデュプレ2020-5-26
ジャクリーヌ・デュ・プレ

 いろいろの薔薇を育てていると、枯れてしまう薔薇も。

 このジャクリーヌ・デュ・プレも枯らしてしまった薔薇の一つ。

 挿し木をしておいてよかったとしみじみ思う。

 花も咲かせるまでになり、これからも大切に育てていこうと思いながら写真をパチリ。

  花は半八重のカップ咲きで、純白の花に赤いシベが映え、思わず目を引き寄せられる。

ロサカニーナー2020-5-26
ロサカニーナ

  北半球に約200種あるといわれるバラの野生種。

 各地にいろいろな野生種が自生しているが、ヨーロッパで代表的な野生種が、ゲーテの詩「野バラ」でよく知られている「ロサ カニーナ」。

アグランジア・プライダルシャワー2020-5-26
アグランジア・プライダルシャワー

 今までのあじさいの常識を覆す、新品種「ラグランジア・プライダルシャワー」。

 すべての側芽が花になり、これまでのアジサイに比べて6倍以上の花をつけるという。

ウツギ2020-5-26
ウツギ

 このウツギは今年102歳になった叔母が数年前に育てるのが無理になったことから、譲られた花。

 花の形、白さが際立っており、大切に育てている花である。 

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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杭一本土地境界を決める杭 打ち間違えし人生の杭


 「杭を残して悔いを残さず」とは土地家屋調査士や不動産屋でよく使われている言葉だが、人生も同じように大切な杭。

 打ち間違えようものなら、悔いが残ることに。

2020-5-25 杭

 自らの人生を振り返るとき、幾度、杭を打ち間違えたことやらと、後悔ばかりが残る。

 今更ながらの思いを詠んで見た一首。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 まだまだ咲いてきている薔薇。これで68品種をブログにアップすることになるが、まだ咲いていない薔薇もあり、見逃さないようにチェックするのも大変である。

ルージュ・ピエール・ド・ロンサール 2020-5-25
ルージュ・ピエール・ド・ロンサール

 ピエール・ドゥ・ロンサールの赤い花の品種があると聞いて手に入れたいと思っていた「ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール」。

 オールドローズに似た花の姿、ロゼット咲きの10cmを越える大輪の真紅の花、満開時の花付きは見ごたえ満点。

 バラ園で見かけた時、目が釘付けになってしまった。

 探していたところ、可児の花フェスタ記念公園のバラショップで見かけ新苗をゲットしたもの。

 今ではすっかり我が家の庭に馴染んでいる。

チョーサー 2020-5-25
チョーサー

 1970年作出というからイングリッシュローズの初期に生み出されたバラで、その後生まれたイングリッシュローズの中には、この「チョーサー」を親として作出されたバラも多いと聞く。

 親にしたいと思うだけの魅力あふれるバラで、淡いピンクがかったロゼット咲きの大輪のバラは透明感があり、心を引きつけるものがある。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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夏の蝶二匹仲良くふわりふわり葉には気付けば毛虫うようよ


 アゲハ蝶が二匹(正式には蝶々は頭というらしい)ふわりふわりと飛んでおり、ほのぼのとした気分に。
 
 夏の庭の一コマだが、とんでもない間違い。

2020-5-24 夏の蝶

 夏の蝶たちは蜜を吸いに来ているだけでなく、卵を産み付け、気が付けば毛虫が葉を食い荒らすことに。

 そんな蝶の姿を一首に詠んだのがこの短歌。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 今日はまた二品種の薔薇が咲いているのを発見。

フレジェ2020-5-24
フレジェ

 アイボリーホワイトとストロベリーピンクの絞りが印象的な「フレジェ」。

 イチゴを使ったケーキ「フレジェ」から名を付けたと聞くが、付けたくなった気持ちが判る花の色である。

 花は大輪というには少し小さいが、花付きが良く、多花性で多くの花を咲かせてくれる。

インフィニティ・ローズ2020-5-24
インフィニティ・ローズ

 デンマーク生まれの薔薇はなかなかお目にかかれないが、その数少ない薔薇の一つ。

 約一ヵ月に渡り花を楽しめるという花持ちの良さはビックリするほどのミニバラである。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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止むとやり降ると止めるの繰り返し薔薇の手入れも儘ならぬ梅雨


 雨が止んだチャンスに庭に出て薔薇の剪定をやり始めると、すぐに雨が降り始め中止する繰り返し。

2020-5-23 梅雨の庭


 梅雨の時季の庭仕事はぜんぜんはかどらない。

 そんな梅雨の一コマを詠んで見た。

=庭を彩る薔薇と花たち=

  今日は花を見かけた薔薇は二品種。さすがに季節が進むとそろそろ咲く薔薇も少なくなってきた。

ミミエデン 2020-5-23
ミミエデン

  白い蕾が開くと、内側に可愛いピンクの花びらがギッシリとつまっており、何とも言えない可愛らしいバラ「ミミエデン」。

 小さな楽園という花言葉をイメージして誕生したといわれるが、花を見ていると、確かに小さな楽園がそこにはあるような思いになる。

ピンクアイスバーグ 2020-5-23
ピンクアイスバーグ

 白バラで知られる「アイスバーグ」の枝変りというだけに、同じように強健。特に黒点病に強く、照り葉でうどん粉病にも強いピンクアイスバーグ。

 四季咲きで、半八重咲きの中輪の花が次々と咲き楽しませてくれる。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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お笑いのテレビを見つつ涙する涙腺崩壊故障中なり


  これもかつて患った脳内出血の後遺症なのか、涙腺がもろくなったこと、もろくなったこと。

2020-5-22 泪する老人

 テレビでお笑いの番組を見ていて他の人は笑っているのに、涙が流れるなんてことがしばしば起き、涙腺が崩壊してしまったことを実感。

 崩壊中というと、いつかは治るかもしれないという幻想をもつが、実際は治る見込みもなく、そんな自分を詠んだのがこの一首。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 今日は2品種の薔薇が顔をみせたが、まだ顔を見せていない花もあり、次に何が咲いてくるかが楽しみ。

アンティークレース 2020-5-22
アンティークレース

 中心あたりのアンズ色がレース模様を折りなし、外側のグリーンを帯びた色合いが醸し出すクラシカルな雰囲気が見る人の心を引きつけて止まない「アンティークレース」。

 花持ちよく、一枝の花の付き方もバランスが良く、アレンジメントにも適し、切り花向け品種として人気が高いのも分かる。

2020-5-22あずみの 
安曇野

 10~15日の間咲き続け花持ちがよく、花期はおよそ1カ月の間と、長く楽しめる「安曇野」。

 写真のように赤い小輪一重咲きで、花の中心部分は白く、大きな房になって咲く つるミニバラである。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
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家の隅そっと忍びし蝙蝠に退去促し玄関開ける


 一軒の家は妻の両親が住んでいたが、二人とも死去。

 今はお客が来たらそちらの家に迎えるようにしているが、普段はあまり利用していなかったら、玄関の天井の隅に蝙蝠が。 

コウモリ2020-5-21 

 玄関を開けて、何とか出ていってもらったが、その時の模様を一首にしたのがこの短歌。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 はっと気が付くと、新しい薔薇が咲いてきており、今日は2品種が。他にも少し品種の違うサラサウツギが2種咲いてきたのでアップすることに。

2020-5-21シトロンフレーズ
シトロンフレーズ"

 Citron(シトロン)とはフランス語でレモンのこと。Fraise(フレーズ)とはイチゴのことで、名前そのままに咲き始めはクリームイエローのレモン色をしていた花びらが咲き進むにつれてピンクを帯び、イチゴ色に変わっていくシュラブローズ。

 半八重咲きで、シベの黄色もレモン色にもイチゴ色にも似あう。
 
2020-5-21のぞみ
のぞみ

  終戦後満州より引き揚げる途中なくなった4歳の「のぞみ」ちゃんを忍び、伯父さんの小野寺透作氏が1968年に新しく作出したバラに「のぞみ」と名付けたという世界平和を願うバラである。

 まったく薬剤散布をしなくてよいという訳にはいかないが、春と秋に数回程度、薬剤散布をすれば順調に育つ耐病性の強さ。

 半日陰でも育てることができ、涼しい地域では長く咲き続ける強健さ。育てやすいバラといえる。

サラサウツギ-あ
赤系の色が薄く白に近い色のサラサウツギ

サラサウツギーい
ピンクが可愛いサラサウツギ

 ウツギの八重咲き種であるサラサウツギ。

 白が目立つものと、ピンクが目立つものがあり、その両方が庭を彩っているが、花は一斉に咲き、満開になると見事である。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
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右折車の動きに目凝らしクラクション歯剥き睨むもにっこり笑う


 新号が青に変わり、交差点を直進、クルマのアクセルを踏み込もうとした瞬間に、対向車が強引に右折してきて、思わずクラクションを。

2020-5-20 右折車


 相手車の運転手が歯を剥きこちらを睨むも、にっこり笑ってすれ違った模様をまとめて詠んだのがこの一首。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 少し薔薇も峠を越えた感じだが、それでも咲いてくる遅咲きの薔薇もあり、今日は2品種をアップ。

ポールズ・ヒマラヤン・ムスク2020-5-20
ポールズ・ヒマラヤン・ムスク

 咲き始めは濃いピンクだが、咲き進むにつれて桜のような淡いピンクになり、小輪の八重咲きから半八重咲きの花がボンボン咲きの大きな房になって咲いている様は見事の一言である。

 ただ油断すると10m以上伸びる大型のランブラーローズだけに、狭い場所には不向きで、我が家ではポール仕立てにしているが、大きなパラゴーラや壁面に向いているといえそう。

2020-5-20ベルサイユのばら
ベルサイユのばら

 名作漫画「ベルサイユのばら」に因んで名づけられたのもわかる、明るさと深みを兼ね備えた赤色は、庭の中にあっても目につき、今では我が家の欠かせない薔薇となっている。

≪山口和雄の短歌集≫

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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紫陽花は額が変種と思いきが手まりが変種思い込み知る


 額紫陽花は本紫陽花(手まり)の変種と思っていたら、どうも江戸時代に額紫陽花がヨーロッパへ渡り、品種改良されたものらしく、その後、日本へ逆輸入。

2020-5-19 紫陽花


 人間、思い込みはよくあるもので、そうした誤った知識で知ったかぶりをしないようにしようとの思いを込めて詠んだ一首。

=庭を彩る薔薇と花たち=

 まだ咲いてこない薔薇もあるが、もう50品種以上が庭を彩っている。

2020-5-19クリスチャンディオール
クリスチャンディオール

 赤バラの一時代を築いた名花の一つに「クリスチャンディオール」があるが、1958年に作出されて以来、長い間親しまれてきたのも分かる明るい真紅の剣弁高芯咲きの花は魅力にあふれている。

2020-5-19ティークリッパー
ティークリッパー

 よい香りが濃厚に漂い、強香なのは判るが、さてこの香りは何の香りかというと、いろいろな香りが入り混じって「はてな、これは何の香り」と悩んでしまうイングリッシュローズ「ティー・クリッパー」。

 そこでいろいろと調べたら、ティー系と、イングリッシュローズの香りであるミルラ香、そして、フルーツ系がミックスされた香りという。

 私など判るわけがないのも当たり前である。

2020-5-19 ポンポネッラ
ポンポネッラ

 アンジェラと同じドイツのコルデス社が2005年作出した品種というのが分かる花。

 コロコロとした姿から濃い桃色のディーカップが花開いていき、丸弁カップの非常に可愛い花が房咲きになる。

≪山口和雄の短歌集≫

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     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

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