こういう時だからこそ、柔道の創始者である嘉納治五郎師範の教えである「精力善用」と「自他共栄」を思い起こして……と思います。
鳥取県が出している鳥取県版新型コロナ警報は、相変わらず県内全域に特別警報が出たままです。
(2022年3月2日 特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第147回)資料から)
早く稽古を再開したいのですが、鳥取県が出している資料から、10代の感染確認が多いことが分かります。
(2022年2月23日 特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第143回)資料から)
この時期、入試や卒業式が近いので、学校に新型コロナが入ると大変です。
柔道教室の中の話ではなくなりますし、校区を越えた影響が出る可能性も考えないといけないので、リスクを最小限に……と思います。
これはNHKが出している鳥取県の感染者の推移です。
(情報:NHKまとめ(NHK「新型コロナウイルス特設サイト」)から/2022/03/04現在)
棒グラフは、その日の感染者の確認数、折れ線グラフは1週間の平均値です。
一度、下降傾向になったのですが、リバウンドし、また下降傾向になって来ました。
こうして数字やグラフを見ると、もう少し我慢かな……と思います。
一人でも出来ることはたくさんあります。
再開した時に動けるように、少しずつでも動いておこうと思います。
全国で見ると鳥取県の新型コロナへの感染は、低い状況です。
(情報:NHKまとめ(NHK「新型コロナウイルス特設サイト」)から/2022/02/17現在)
ただ鳥取県は、かなりの危機感を持っているようです。
昨日、行われた特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議では、米子市に発出していた市中感染急拡大特別警報を鳥取市にも発出しました。
実際、一度は下降していた新規感染者数がリバウンドしているのが現状です。
(「特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議」資料から)
感染者数だけでなく、感染経路不明者数の推移も少し上向いています。
(「特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議」資料から)
第6波の特徴は、若年層の感染が多く見られることですが、それは鳥取県においても同様で、
・年代別新規陽性者の推移……若年層が多い
・クラスターの推移……学校、保育所等が多い
という傾向にあります。
(「特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議」資料から)
新型コロナは、無症状や軽症状が多いのが特徴ですが、悪化し始めると急激に重症化することがあります。
また重症化リスクは高齢者の方が高いことは事実ですが、子供の重症化例や死亡例がないわけではありません(厚生労働省検疫所(FORTH)「特集:小児と青年におけるCOVID-19の現状について」)。
色々な要素があるのでしょうが、鳥取県は学校活動にも制限を掛けることにしたようです。
(「特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議」資料から)
まだ対象は東西部ですが、鳥取県内全域への特別警報が続いていますので、中部に波及しなければ良いが……と思ったりします。
ただ前回、書きましたが、文部科学省から学校での活動に「基本的には実施を控える」ことや「慎重に実施を検討する」こと等について発出されていますから、どうなることやら……。
(「特措法に基づく鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第139回)・第90回鳥取市新型コロナウイルス感染症対策本部合同会議」資料から)
そうならなければ良いのですが、新型コロナには厄介なことに後遺症が残ることを考えると、厳しい対応は仕方ないのかもしれません。
現時点、色々と制限が多いですが、一人で出来る練習もたくさんあります。
健康と生命を守る……その視点が一番だと思いながら、再開できる日を待とうと思います。
(鳥取県新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特設サイトから)
それ以降、子供たちの中での感染リスクを考慮して、柔道教室は中止しています。
鳥取県内の状況は、日々、感染者数は上下するものの、特別警報は続いています。
(鳥取県新型コロナウイルス感染症対策本部(第131回/2022/02/03)資料から)
第6波では、若年層の感染が多く確認されていますから、現時点では柔道教室をいつ再開できるか……は、ハッキリしません。
新型コロナによる若年層の重症化例は多くはありませんが、ないわけではありません(厚生労働省検疫所(FORTH)「特集:小児と青年におけるCOVID-19の現状について」)から……。
ところで新型コロナの発生後、色々なところから対応・対策のガイドラインが出ています。
例えば……・
・スポーツ庁「スポーツ関係の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインについて」
・スポーツ庁「新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について」
・スポーツ庁「学校の体育の授業におけるマスク着用の必要性について」
等……。
これらはスポーツ庁が出しているものですが、鳥取県においては、独自に
・鳥取県「鳥取県運動部活動における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン (5月21日改訂版)」
・鳥取県「大会参加及び大会実施におけるガイドライン(7月1日改訂版)
等、各種ガイドラインを発出しています。
柔道連盟からも新型コロナウイルス感染症関連の情報が出されています。
その後、アップデートされているものもありますが、なかなか全部に目を通すことができていません。
そのような中、文部科学省から「オミクロン株に対応した学校における新型コロナウイルス感染症対策の徹底について【教育委員会等】(令和4年2月4日)」が発出されました。
その一部を抜粋します。
(中略)
(中略)
(後略)
ここには若年層での感染が多く確認されていることから、学校での活動に「基本的には実施を控える」ことや「慎重に実施を検討する」等が書かれており、
(1)各教科等
・体育、保健体育における「児童生徒が密集する運動」や「近距離で組み合ったり接触したりする運動」
(2)部活動等
・密集する活動や近距離で組み合ったり接触したりする運動
・大きな発声や激しい呼気を伴う活動
が挙げられています。
これを読むと、「現下の全国的なオミクロン株の感染拡大の時期において」という前提ですが、学校活動に対しても「基本的には実施を控え」たり「慎重に実施を検討する」ことが求められているぐらいの状況なのだと感じています。
早く「現下の全国的なオミクロン株の感染拡大の時期」がおさまって、柔道教室が再開できる日が来てほしいものです。
全柔連からは、3月3日より高校生以下については、活動の自粛を要請され、5月6日付けの通知では、
・道場などでの集団練習の自粛
・屋外でのトレーニングは社会的距離を確保する
よう求めています。
緊急事態宣言が解除されたから……と言っても、柔道の特徴が所謂「3密」になりやすいことから、今後、どうしていくか?悩ましいところです。
一部の報道によると、全柔連から全国各地での稽古再開に向けたガイドラインが22日か23日に公表される予定とのことで、その方針を見て、稽古を再開しようと思います。