アメリカン・パイで風邪で宝塚で。
夕べ、帰りがけに立ち寄った書店で、敬愛する萩尾望都氏の名作「アメリカン・パイ」の文庫版を発見、さっそく購入。
(5年ほど前から出版されていたようですね:苦笑)
んで、晩酌しながら読んだわけです。
「ポーの一族」や「11人いる!」などの影に隠れてあまり論じられる事のない作品ですが、とっても良いんですよね。
不治の病に冒されたフランスはボルドーのお嬢さんが、自分の生きる意味を求めて出奔。
アメリカはマイアミで売れないロックミュージシャンと出会う・・という筋立て。
マイアミ・アメリカ・ロックという、萩尾作品に合わない要素ばかりですが、主人公の女の子・リューやブ男のミュージシャン、グラン・パの織りなす人間模様はまさしく萩尾ワールドで。
酒を飲みながら味わうように読み込めば、涙腺もゆるむってもんですよ。
それで、座敷で知らない間に寝てしまって・・・風邪をひいたようです(汗)。
あとがきを書いてらっしゃるのが宝塚の演出家である小柳奈穂子さん。
まったく知らなかったんですが、この作品、2003年に宝塚で上演されたんですね〜。
さっそくニコニコ動画にてその時のダイジェストを観てみました。
どなたが演じられたのか知りませんが、リューはイメージに近い。
グラン・パはさすがにイケメンな感じの男役の方でしたが・・・(^^;)。
あぁ〜、全編通して観てみたいなぁ。
再演、しないでしょうか。
あぁ、くしゃみが止まらない〜(- -;)。
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