うかい鳥山で九頭龍お燗!
誕生日ということで、妻とふたり高尾へ。
京王線の高尾山口駅。
と言ってもいつもの登山ではなく。
駅前からシャトルバスで初めて行く「うかい鳥山」へ。
いつか来てみたいと思ってたんです。本当は登山の時によく前を通った「うかい竹亭」にしたかったんですが、この日は満席で。
竹亭より少し先にある鳥山にしました。
シャトルバスに乗って10分弱くらいでしょうか。
山里の雰囲気があります。
エントランス横の水車に氷がたくさんついていてビックリ。
もっと寒い時期は水の流れごと凍るらしいです。
予約の時間まで少しあるため、エリア内を散策。
すごいんですよー。
起伏のある広い敷地のあちこちに小屋というか東屋的な建物があり、そこが客室なんですね。
そんな“個室”が10ヶ所くらいあるんじゃないでしょうか。
藁葺き屋根も多く、昔話に出て来そうな可愛さがあります。
さてそろそろ時間です。ふたたびエントランスの棟に戻ると本日の席まで案内されました。
起伏のある敷地内。中居さんがスタスタ歩くので、こちらも少し足を早めて付いていきます。
少し息がはずむ頃に少し大きめの棟へ到着。
2階へ案内されます。2組分のテーブルのあるお部屋。
窓から冬枯れの景色が見渡せて良い感じです。
大きなお盆に皿を乗せて行き来する従業員の方も見下ろせます。
こりゃ結構重労働だろうな。
本日のメニュー。
いろり炭火焼き 牛鶏コース。
まずは一品目のだいこん田舎煮。
大根はすっと箸が通る柔らかさ。くっきり濃いめのお出汁。
ゆりね白味噌仕立て。
ほっこり柔らかい百合根と、こちらも味付け強めの汁です。
百合根ってこういう食べ方したことないので新鮮でした。
佐久鯉洗い。
山葵醬油がおすすめでしたが、酢味噌も出てきたのでかわるがわる。
若干の歯応えのする、野生味のある鯉でした。
川魚塩焼き。
こちらもワイルドな印象の歯応え。頭からまるごといただきます。
ちなみに窓の外から見下ろせる場所に焼きものの調理場があって、職人さんが炭火で作業していました。
この川魚も、ここから運ばれて来たんでしょうね。
こういう様子が見れるのは、ひじょうに楽しい。
酒です。はじめは“うかいの竹酒”を飲んでいました。その名の通り竹の筒に入った酒だったのですが、写真を撮り忘れた(汗)。
次にお願いしたのがお燗酒。通常は山形の上喜元らしいのですが、この日は九頭龍との事でした。
黒龍のお酒は冷酒のイメージが強いのでどんなもんかなと思いましたが、味のはっきりした旨味のある酒でした。
へ〜、こんな感じなんだな。元旦の酒といい今年は九頭龍づいているのかも。
白湯鍋。
ダイナミックな骨付き鶏肉。肉は箸でほろっとほぐれます。
こちらも旨味はっきり、強い味。
炭火が運ばれてきました!いよいよメイン。
牛串。鶏串。そして椎茸。
牛肉はランプ肉。差額で霜降りサーロインにもできるそうでしたが、デフォのランプ肉で。
焼けて来ました〜。
基本は中居さんが焼いてくれるのですが、自分でもくるくる回しちゃいます。
山葵とタレをつけていただきます。
なかなか歯応えのある肉ですが、美味しいです。
鶏串も大ぶりで食べごたえ十分でした。
椎茸も香りがいい。
麦とろごはん、そしてなめこ汁。
やはり、おかわりしちゃいますね〜。
おかわりしなければ良かったんですが、食べ終わった途端ものすごい満腹感に襲われまして。
デザートの「みかん」。
ゼリーの中に浮かぶまるごとの蜜柑。黒豆が乗っています。
美味しいのですが、満腹感が強すぎて食べ終えるのがきつかった。
うかい鳥山さんのお料理、なんというか野趣にあふれたくっきりした味が多く、
単品ごとになかなか美味しいのですが、それぞれの“強さ”がボディブローのようにだんだんと効いてくる感じですね。
そして最後はデザートを食べるのに苦労をするという・・・。
ダウンでした。マットに沈みました。
誕生日の席という事で、お店からこんな可愛いプレゼントをもらってしまい恐縮。
石鹸でできているそうです。
いや〜、面白い経験をさせてもらいました。
高尾の山里に広がる炭火強食テーマパークといった感じでした。
今度は竹亭さんにも行ってみたい!
夜は荻窪の「なごみの湯」へ行って高校時代の仲間たちと過ごしたんですが、
食事処でも満腹感が消えず、ひたすらサワーばかり飲んでました(汗)。
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