Intel 12600K + Windows11
PCの構成
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Intel 12600K
GIGABYTE Z690UD AX DDR4 BIOS F23
Crucial 2x4GB DDR4 2400MHz Memory
GIGABYTE RADEON RX550 2GB GDDR5
WD SN770 1TB NVMe SSD
AINEX CC-09 CPU Cooler
Case Fan x2
Corsair 110Q PC Case
Windows11 64bit 22H2
USB Keyboard
USB Mouse
1xHDMI 2560x1440 Display
Realtek RTL8125 2.5Gbe LAN on board
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以下は、CIBEBENCH R15の結果だ。
(1)Eコアが無効で、HTが無効の場合。
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OpenGL::139.81ps::97.9%::Max 123w/h
CPU::
1スレッド::257cb::74から76w/h
2スレッド::511cb::90から91w/h
3スレッド::759cb::106から108w/h
4スレッド::985cb::115から120w/h
5スレッド::1171cb::119から120w/h
6スレッド::1339cb::119から120w/h
アイドル時は37から38w/h
消費電力は、PC全体のもので、ディスプレーは含まない。
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4スレッド以上では、PL1の制限に達して消費電力は増加しないが、どういうわけかcb値は増加していく。
(2)Eコアが無効で、HTが有効の場合。
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OpenGL::139.93fps::97.9%::Max 124w/h
CPU::
1スレッド::255cb::74から75w/h
2スレッド::484cb::88から90w/h
3スレッド::649cb::96から100w/h
4スレッド::858cb::107から115w/h
5スレッド::981cb::114から118w/h
6スレッド::1187cb::120から121w/h
7スレッド::1313cb::119から120w/h
8スレッド::1443cb::118から119w/h
9スレッド::1515cb::119から120w/h
10スレッド::1603cb::118から120w/h
11スレッド::1678cb::119から120w/h
12スレッド::1678cb::119から120w/h(タイプミスではない)
アイドル時は37から38w/h
消費電力は、PC全体のもので、ディスプレーは含まない。
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4スレッド以上では、PL1の制限に達して消費電力は増加しないが、どういうわけかcb値は増加していく。(1)と比較すると、2から6スレッド時のスコアがかなり低い。
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OpenGL::140.03fps::97.9%::Max 123w/h
CPU::
1スレッド::258cb::74から75w/h
2スレッド::512cb::90から91w/h
3スレッド::757cb::104から106w/h
4スレッド::987cb::115から119w/h
5スレッド::1164cb::119から120w/h
6スレッド::1382cb::119から120w/h
7スレッド::1556cb::119から120w/h
8スレッド::1648cb::119から120w/h
9スレッド::1709cb::119から120w/h
10スレッド::1760cb::119から120w/h
アイドル時は38から39w/h
消費電力は、PC全体のもので、ディスプレーは含まない。
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(1)と比較すると、1から5スレッドのスコアはほぼ同じ、6スレッドは少し高い。
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OpenGL::139.97fps::97.9%::Max 123w/h
1スレッド::257cb::74から75w/h
2スレッド::510cb::90から92w/h
3スレッド::761cb::105から108w/h
4スレッド::980cb::119から121w/h
5スレッド::1158cb::118から119w/h
6スレッド::1367cb::119から120w/h
7スレッド::1520cb::119から120w/h
8スレッド::1619cb::119から120w/h
9スレッド::1649cb::119から120w/h
10スレッド::1709cb::119から120w/h
11スレッド::1727cb::119から120w/h
12スレッド::1744cb::119から120w/h
14スレッド::1913cb::119から120w/h
15スレッド::1990cb::119から120w/h
アイドル時は38から39w/h
消費電力は、PC全体のもので、ディスプレーは含まない。
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(1)と比較すると、1から4スレッドのスコアはほぼ同じ、5スレッドは少し低く、6スレッドは少し高い。
これは、CINEBENCH R15を、9スレッドで実行した後に取り込んだCPUの使用率のグラフだ。Pコア(上側の12コア)だけでなく、Eコア(最下段の4コア)も使用されている。Pコアだけでも、12スレッドまで実行可能だが、9スレッドであっても、4Eコアが使用されている。Eコアは有効に、HTも有効にしてある。
これは、CINEBENCH R15を、12スレッドで実行した後に取り込んだCPUの使用率のグラフだ。Pコア(上側の12コア)だけでなく、Eコア(最下段の4コア)も使用されている。9スレッドのときよりも、Eコアの使用率が上昇している。Eコアは有効に、HTも有効にしてある。
スレッド数別のcb値と、CPUの使用率のグラフから推測すると、Eコアを無効にすると、Intel Thread Directorが機能を停止する、あるいは機能不全になるかのように見える。Windows11で、12600Kを使用する場合は、Eコアと、HTを有効にしておいたほうがよさそうだ。このような簡単な実験では、これという欠点は見当たらないが、複雑な条件でどうなるかは、また別の話だ。
Windos10で、12600Kを使用する場合は、Eコアを無効にしておいたほうが無難だろう。それくらいなら、RYZENを選択したほうが、賢いかもしれない。
RYZENの最大の長所は、Eコアが存在せず、Windows10(おそらくWindows11でも)でのRYZENの扱いが、処理能力を最大限に引き出すようになっていることだ。
Eコア付き(Intel Thread Directorあり)のIntelのCPUは、Windows11が適当で、そうではないIntelのCPUは、Windows11よりも、Windows10を使うほうが、処理能力的には、よさそうだ。ただし、EコアのないCPUを常時フルパワーで使用する場合は、どちらでも同じだ。
常時フルパワーで使用する場合は、RYZENのほうが省エネサイドだろう。ほとんどが、アイドル状態、youtube専用のような場合は、Intelのほうが省エネサイドだろう。
(4)の実験で、アイドルが38から39w/h、1スレッドで257cb、74から75w/h、16スレッドで2019cb、119から121w/hを記録しているが、パワーリミットは65/66ワットだ。過去には、パワーリミットなしのIntel 11400で、アイドルが48w/h、1スレッドで219cb、74から75w/h、12スレッドで1584cb、145から148w/hを記録している。格段の進歩をとげたわけだが、消費電力の低下は、リソグラフィーが14nmから10nm(Intel 7)へと進化した影響で、処理能力の上昇は、Eコアが4個追加された影響だろう。
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