日本と米国の違い
日本経済新聞の「私の履歴書」の今月分は、アイリスオーヤマの社長の大山健太郎氏だった。
今日(3月31日)の分に、以下のような文章が記されていた。
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私はかねて経営判断で「本質的、多面的、長期的」であることを心がけている。経営学や経済論壇は米国型の資本主義を見習えと説く。しかし「社外取締役」など表面的な部分だけ米国式をまねても結局は機能せず、長続きもしないのではないか。私は日本企業は日本型経営の良さを捨てるべきではないと思う。相手を尊重し、共助の精神を持ち自然とも共生するのが本来の日本のビジネスだ。会社経営も無理の無い仕組みの方が社員も納得でき、うまく機能するように思われる。
==========
この文を読んで、つい最近、ネット上で、目にした記事を思い出した。日本在住の、米国人がYouTubeに投稿した動画を紹介した記事で、その内容が以下のようにまとめられていた。(元記事のURLは、http://www.all-nationz.com/archives/1053193875.htmlだ。)
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<日米の”議論”の違い>
・日本文化とアメリカ文化が違うと感じたことの一つが『他人と議論する時の温度差』でした
・もちろん一般論ですが、日本で強い主義主張を見受ける機会はアメリカより少なく感じます
・インターネット上は議論で溢れていますが実生活では少ないように感じました
<アメリカの議論文化について>
・アメリカでは強い主張を評価する傾向
・特に意見がなくても、詳しくなくても、賛成反対をハッキリしなければならない雰囲気がある
・国語の授業では数えきれないほどの論証文を書かされました
・あらゆる議題(銃規制・死刑・妊娠中絶など)について小論文を書くのです
・賛成と反対のどちらか一方の立場で自説を主張し、論理的思考と自己主張力を養います
・結果として知識・関心がなくても常に立場を主張しあう習慣につながっていく
・メディアが二者択一という考えを助長し、さらに社会もそれを助長していきます
<日本人のJun氏と出会ってから>
・自分の立場を主張できることが理知的だと思っていて、これに疑問を抱くことは無かった
・しかし日本人のJun氏に意見を尋ねると賛成と反対の両意見を述べることがある
・最初は消化出来ずにいましたが、時間の経過と共に「自分には関係ないことなのに何故あんなに強い主張をしたんだろう」と思うようになり、徐々にに昔のような強い主張を抱かなくなりました。成長したのかもしれませんが、立場を聞かれてもどちらでもないと言える自分がいます。これは10代の頃ではあり得ません。
<ディベートの習慣の差>
・昔はディベートが好きでしたし、アメリカ人は楽しむために議論をします
・しかし日本でそうした議論の習慣は薄い気がしますね
・私も楽しむための議論では意見を出しますが、それ以外では強い主張をしなくなりました
<中立の立場だと批判される件について>
・日本関連で論争の的になってるネタをよく質問されますが、どっちつかずだと批判されます
・例えば捕鯨ではどちら側の意見も理解出来るし個人的には賛成・反対はありません
・こういった中立的な立場の人に怒るのはちょっと的はずれな気がします
・しかし私も色んなことに中立なJun氏にイライラしていましたから結局同じですね
<中立の立場に対する考え方の変化>
・中立=関心が無い、意見を持たない=悪だと思ってましたがそれは文化的偏見だった
・一方の意見に縛られず、他方の意見に耳を傾けることは優柔不断・無関心ではない
・昔と比べるとJun氏のお陰で大分変わったと思うし、そういう所を尊敬しているし見習いたい
・中立=日本人的ではないですが、アメリカのほうが強い主張が多いと感じます(ただしインターネットを除く)
==========
このような内容なのだが、これを見たとき、かなり驚いた。
人間は、育った環境により、マインドコントロールを受けているに違いない、と感じたからだ。
キリスト教を信仰している人がいるのはなぜかとか、イスラム教を信仰している人がいるのはなぜかとか、感じたりするのだが、その理由のひとつが、わかったような気がする。
これも、ごく最近の話だが、マイクロソフトの開発したAIの「Tay」が、ツイッター上で、やり取りしているうちに、いろいろ学習した結果、差別主義的な発言をするようになり、公開を停止された、という話があった。
一方、日本で公開された、同じマイクロソフトのAIである「りんな」は、オタク的発言をするようになった、という話もあった。
キリスト教的発言をするAI、仏教的発言をするAI、差別主義的発言をするAI、オタク的発言をするAI、いろいろなやり取りをする過程で、いろいろなバックグラウンドを抱えたAIが生まれてくる。
ただのバックグラウンドなのか、それともマインドコントロールの結果と呼ぶべきなのか、AIが人間の本質を写し出しているのかもしれない。
いつの日か、AIとAIがやり取りをする日が来るだろう。AIがAiをマインドコントロールする。そして、AIが人間をマインドコントロールする。ツイッターの相手が、差別主義者なのか、AIなのか、わからなくなる日が。
今日(3月31日)の分に、以下のような文章が記されていた。
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私はかねて経営判断で「本質的、多面的、長期的」であることを心がけている。経営学や経済論壇は米国型の資本主義を見習えと説く。しかし「社外取締役」など表面的な部分だけ米国式をまねても結局は機能せず、長続きもしないのではないか。私は日本企業は日本型経営の良さを捨てるべきではないと思う。相手を尊重し、共助の精神を持ち自然とも共生するのが本来の日本のビジネスだ。会社経営も無理の無い仕組みの方が社員も納得でき、うまく機能するように思われる。
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この文を読んで、つい最近、ネット上で、目にした記事を思い出した。日本在住の、米国人がYouTubeに投稿した動画を紹介した記事で、その内容が以下のようにまとめられていた。(元記事のURLは、http://www.all-nationz.com/archives/1053193875.htmlだ。)
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<日米の”議論”の違い>
・日本文化とアメリカ文化が違うと感じたことの一つが『他人と議論する時の温度差』でした
・もちろん一般論ですが、日本で強い主義主張を見受ける機会はアメリカより少なく感じます
・インターネット上は議論で溢れていますが実生活では少ないように感じました
<アメリカの議論文化について>
・アメリカでは強い主張を評価する傾向
・特に意見がなくても、詳しくなくても、賛成反対をハッキリしなければならない雰囲気がある
・国語の授業では数えきれないほどの論証文を書かされました
・あらゆる議題(銃規制・死刑・妊娠中絶など)について小論文を書くのです
・賛成と反対のどちらか一方の立場で自説を主張し、論理的思考と自己主張力を養います
・結果として知識・関心がなくても常に立場を主張しあう習慣につながっていく
・メディアが二者択一という考えを助長し、さらに社会もそれを助長していきます
<日本人のJun氏と出会ってから>
・自分の立場を主張できることが理知的だと思っていて、これに疑問を抱くことは無かった
・しかし日本人のJun氏に意見を尋ねると賛成と反対の両意見を述べることがある
・最初は消化出来ずにいましたが、時間の経過と共に「自分には関係ないことなのに何故あんなに強い主張をしたんだろう」と思うようになり、徐々にに昔のような強い主張を抱かなくなりました。成長したのかもしれませんが、立場を聞かれてもどちらでもないと言える自分がいます。これは10代の頃ではあり得ません。
<ディベートの習慣の差>
・昔はディベートが好きでしたし、アメリカ人は楽しむために議論をします
・しかし日本でそうした議論の習慣は薄い気がしますね
・私も楽しむための議論では意見を出しますが、それ以外では強い主張をしなくなりました
<中立の立場だと批判される件について>
・日本関連で論争の的になってるネタをよく質問されますが、どっちつかずだと批判されます
・例えば捕鯨ではどちら側の意見も理解出来るし個人的には賛成・反対はありません
・こういった中立的な立場の人に怒るのはちょっと的はずれな気がします
・しかし私も色んなことに中立なJun氏にイライラしていましたから結局同じですね
<中立の立場に対する考え方の変化>
・中立=関心が無い、意見を持たない=悪だと思ってましたがそれは文化的偏見だった
・一方の意見に縛られず、他方の意見に耳を傾けることは優柔不断・無関心ではない
・昔と比べるとJun氏のお陰で大分変わったと思うし、そういう所を尊敬しているし見習いたい
・中立=日本人的ではないですが、アメリカのほうが強い主張が多いと感じます(ただしインターネットを除く)
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このような内容なのだが、これを見たとき、かなり驚いた。
人間は、育った環境により、マインドコントロールを受けているに違いない、と感じたからだ。
キリスト教を信仰している人がいるのはなぜかとか、イスラム教を信仰している人がいるのはなぜかとか、感じたりするのだが、その理由のひとつが、わかったような気がする。
これも、ごく最近の話だが、マイクロソフトの開発したAIの「Tay」が、ツイッター上で、やり取りしているうちに、いろいろ学習した結果、差別主義的な発言をするようになり、公開を停止された、という話があった。
一方、日本で公開された、同じマイクロソフトのAIである「りんな」は、オタク的発言をするようになった、という話もあった。
キリスト教的発言をするAI、仏教的発言をするAI、差別主義的発言をするAI、オタク的発言をするAI、いろいろなやり取りをする過程で、いろいろなバックグラウンドを抱えたAIが生まれてくる。
ただのバックグラウンドなのか、それともマインドコントロールの結果と呼ぶべきなのか、AIが人間の本質を写し出しているのかもしれない。
いつの日か、AIとAIがやり取りをする日が来るだろう。AIがAiをマインドコントロールする。そして、AIが人間をマインドコントロールする。ツイッターの相手が、差別主義者なのか、AIなのか、わからなくなる日が。
AMD FX-8320E CINEBENCH R15
AMD FX-8320Eで、条件を変えながら、CINEBENCH R15を実行してみた。
使用したPCの構成
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AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
==========
以下に、結果を示すが、各項目の内容は、以下の通りだ。
(CPU倍率)(NBクロック)(CPUのスコア(8スレッド))(CPUのスコア(2スレッド))(CPUのスコア(1スレッド))
(x16)(2000MHz)(517cb)(153cb)
(x16)(2200MHz)(516cb)(154cb)
(x17)(2000MHz)(546cb)(163cb)(82cb)
(x17)(2200MHz)(549cb)(163cb)
(x18)(2000MHz)(579cb)(172cb)
(x18)(2200MHz)(578cb)(172cb)
(注)CPBはDisabledにしている。
NBのクロックは、スコアに、影響しないようだ。
(参考)CPU倍率とCPBがAuto指定の場合。(ベース16倍、最大20倍となる)
(Auto)(2,000MHz)(520cb)(176cb)
(Auto)(2,200MHz)(520cb)(176cb)(94cb)
使用したPCの構成
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AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
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以下に、結果を示すが、各項目の内容は、以下の通りだ。
(CPU倍率)(NBクロック)(CPUのスコア(8スレッド))(CPUのスコア(2スレッド))(CPUのスコア(1スレッド))
(x16)(2000MHz)(517cb)(153cb)
(x16)(2200MHz)(516cb)(154cb)
(x17)(2000MHz)(546cb)(163cb)(82cb)
(x17)(2200MHz)(549cb)(163cb)
(x18)(2000MHz)(579cb)(172cb)
(x18)(2200MHz)(578cb)(172cb)
(注)CPBはDisabledにしている。
NBのクロックは、スコアに、影響しないようだ。
(参考)CPU倍率とCPBがAuto指定の場合。(ベース16倍、最大20倍となる)
(Auto)(2,000MHz)(520cb)(176cb)
(Auto)(2,200MHz)(520cb)(176cb)(94cb)
AMD FX-8320E ベンチマーク
FX-8320Eで、条件を変えながら、ベンチマークを実行してみた。
使用したベンチマークは、AMD OverDriveに組み込まれているものだ。
使用したPCの構成
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AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
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以下に、結果を示すが、各項目の内容は、以下の通りだ。
(CPU倍率)(NBクロック)(整数計算のスコア)(浮動小数点数計算のスコア)(メモリー速度のスコア)(キャッシュ速度のスコア)(システムパフォーマンスのスコア)
(x16.0)(2,000Mhz)(79,840)(14,080)(2,090)(20,207)(11,621)
(x16.0)(2,200Mhz)(79,600)(14,650)(2,141)(20,217)(11,651)
(x16.5)(2,000Mhz)(80,000)(15,620)(2,141)(20,916)(11,867)
(x16.5)(2,200Mhz)(80,000)(15,430)(2,181)(20,902)(11,675)
(x17.0)(2,000Mhz)(80,000)(16,070)(2,185)(21,301)(11,955)
(x17.0)(2,200Mhz)(80,000)(15,500)(2,243)(21,513)(11,925)
(x17.5)(2,000Mhz)(80,000)(15,620)(2,248)(22,036)(11,989)
(x17.5)(2,200Mhz)(79,920)(14,990)(2,283)(21,183)(11,937)
(x18.0)(2,000Mhz)(80,000)(16,430)(2,283)(21,534)(12,124)
(x18.0)(2,200Mhz)(80,000)(14,980)(2,307)(22,801)(12,008)
(注)CPBはDisabledにしている。
結果は見ての通りだ。x16のケース以外は、浮動小数点数計算のスコアは、NBクロックが低い場合のほうが高くなっている。その影響で、システムパフォーマンスのスコアも、NBクロックが低い場合のほうが高くなっている。
キャッシュ速度のスコアの高低も、NBクロックの高低とシンクロしない。
x16は、8320Eのデフォルトのクロックで、ほかは軽いOCの領域なのだが、それが何か関係しているのだろうか。
この結果だけで、クロックを決めるとしたら、NBが2,000Mhzで、CPU倍率はx17かx18というところか。
(参考)CPU倍率とCPBがAuto指定の場合。(ベース16倍、最大20倍となる)
(Auto)(2,000MHz)(8,000)(14,210)(2,390)(24,231)(12,083)
(Auto)(2,200MHz)(8,000)(14,190)(2,449)(24,437)(12,110)
使用したベンチマークは、AMD OverDriveに組み込まれているものだ。
使用したPCの構成
==========
AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
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以下に、結果を示すが、各項目の内容は、以下の通りだ。
(CPU倍率)(NBクロック)(整数計算のスコア)(浮動小数点数計算のスコア)(メモリー速度のスコア)(キャッシュ速度のスコア)(システムパフォーマンスのスコア)
(x16.0)(2,000Mhz)(79,840)(14,080)(2,090)(20,207)(11,621)
(x16.0)(2,200Mhz)(79,600)(14,650)(2,141)(20,217)(11,651)
(x16.5)(2,000Mhz)(80,000)(15,620)(2,141)(20,916)(11,867)
(x16.5)(2,200Mhz)(80,000)(15,430)(2,181)(20,902)(11,675)
(x17.0)(2,000Mhz)(80,000)(16,070)(2,185)(21,301)(11,955)
(x17.0)(2,200Mhz)(80,000)(15,500)(2,243)(21,513)(11,925)
(x17.5)(2,000Mhz)(80,000)(15,620)(2,248)(22,036)(11,989)
(x17.5)(2,200Mhz)(79,920)(14,990)(2,283)(21,183)(11,937)
(x18.0)(2,000Mhz)(80,000)(16,430)(2,283)(21,534)(12,124)
(x18.0)(2,200Mhz)(80,000)(14,980)(2,307)(22,801)(12,008)
(注)CPBはDisabledにしている。
結果は見ての通りだ。x16のケース以外は、浮動小数点数計算のスコアは、NBクロックが低い場合のほうが高くなっている。その影響で、システムパフォーマンスのスコアも、NBクロックが低い場合のほうが高くなっている。
キャッシュ速度のスコアの高低も、NBクロックの高低とシンクロしない。
x16は、8320Eのデフォルトのクロックで、ほかは軽いOCの領域なのだが、それが何か関係しているのだろうか。
この結果だけで、クロックを決めるとしたら、NBが2,000Mhzで、CPU倍率はx17かx18というところか。
(参考)CPU倍率とCPBがAuto指定の場合。(ベース16倍、最大20倍となる)
(Auto)(2,000MHz)(8,000)(14,210)(2,390)(24,231)(12,083)
(Auto)(2,200MHz)(8,000)(14,190)(2,449)(24,437)(12,110)
IE11 と Chrome の違うところ
この記事は、1080p動画を再生すると、IE11とGoogle Chromeで、どのような違いがあるのか、というものだ。
(1)IE11の場合。
IE11で、Youtubeの1080pの動画の再生中に、取ったスクリーンプリントだ。
注目点は、タスクマネージャーの、CPUの使用率のグラフと数値、イーサーネットのグラフ、ディスク0のグラフだ。
(2)Chromeの場合。
Chromeで、Youtubeの1080pの動画の再生中に、取ったスクリーンプリントだ。
注目点は、タスクマネージャーの、CPUの使用率のグラフと数値、イーサーネットのグラフ、ディスク0のグラフだ。
(3)どこが違うのか。
百聞は一見に如かずで、見てもらえばわかるはずだ。
IE11でも、Chromeでも、動画再生の質に、優劣はない。ところが、処理のスタイルは、大違いだ。
注意深い人なら、TimerToolの表示にも、違いがあることに気付くはずだ。Currentの表示が、Chromeでは、1.0009ミリ秒になっていて、IE11では、15.6262ミリ秒になっている。この相違が、最も重要なところだ。
この数値は、Timer Intervalで、タイムスライスの間隔を決定する数値だ。Windowsの場合、デフォルトは15.625ミリ秒だ。Chromeは、これを1ミリ秒に変更している。その結果、タイムスライスのインターバルは、デフォルトの1/15.625という、短い間隔になる。
理由は何か? たぶん、必要だったからだ。なぜ必要だったのか? 疑問に感じたら、Chromeの開発者に聞いてみたらよいだろう。
Windowsのデフォルトでは、1秒間に1000/(2*15.625)回、タイムスライスのための割り込み処理が起動される。計算すると、32回になる。余りはないし、少数点以下もない。15.625だけ見ると、この数字は何なのか、ということになるが、実は計算された数値だ、ということがわかる。1/32から求めた値ということだ。60iとか30pとかが、頭に浮かんだかたは、デフォルトの値の理由について、推測できるだろう。
Chromeの場合は、1000/(2*1)で、500回になる。なぜこの値でなければならないのか、想像もつかない。
(4)なぜ動画再生を例に出したのか。
ネットをあたると、Chromeを起動すると、Timer Intervalが1ミリ秒に変更されるという話にぶつかる。また、Chromeで動画を再生すると、Timer Intervalが1ミリ秒に変更されるという話にもぶつかる。実験してみると、私の場合は、Chromeを起動しただけで、Timer Intervalが1ミリ秒に変更された。動画を再生してみると、処理のスタイルが、全く違ったので、これを例に取り上げた。ネット上の話から、推測すると、Chromeの動画再生と、Timer Intervalの変更には関係があるはず、という推測も理由の一つだ。
(5)問題はあるのか。
いろいろソフトが出回っているが、Timer Intervalが15.625ミリ秒の状態で、テストされていないものは、まずないだろう。一方で、Timer Intervalが1ミリ秒という状態で、テストされているものは、少数派だろう。Chromeは、そのひとつだ。
Chromeを起動した状態で、他のソフトを使用すると、およそテストされたことのない状況で、そのソフトを使用することになる。多分、普通に動くはずだ。ただし、問題があるのか、ないのかは、おそらく、誰も確かめてはいない。これが問題だ。
(6)使用したPCの主な構成。
i5 4670 (最低3.4GHz、最高3.8GHzで動作するように設定)
2x4GB DDR3 1600MHz Memory
SSD 240GB (C Drive)
Radeon HD7750 1GB GDDR5
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080
Windows8.1 64bit
(1)IE11の場合。
IE11で、Youtubeの1080pの動画の再生中に、取ったスクリーンプリントだ。
注目点は、タスクマネージャーの、CPUの使用率のグラフと数値、イーサーネットのグラフ、ディスク0のグラフだ。
(2)Chromeの場合。
Chromeで、Youtubeの1080pの動画の再生中に、取ったスクリーンプリントだ。
注目点は、タスクマネージャーの、CPUの使用率のグラフと数値、イーサーネットのグラフ、ディスク0のグラフだ。
(3)どこが違うのか。
百聞は一見に如かずで、見てもらえばわかるはずだ。
IE11でも、Chromeでも、動画再生の質に、優劣はない。ところが、処理のスタイルは、大違いだ。
注意深い人なら、TimerToolの表示にも、違いがあることに気付くはずだ。Currentの表示が、Chromeでは、1.0009ミリ秒になっていて、IE11では、15.6262ミリ秒になっている。この相違が、最も重要なところだ。
この数値は、Timer Intervalで、タイムスライスの間隔を決定する数値だ。Windowsの場合、デフォルトは15.625ミリ秒だ。Chromeは、これを1ミリ秒に変更している。その結果、タイムスライスのインターバルは、デフォルトの1/15.625という、短い間隔になる。
理由は何か? たぶん、必要だったからだ。なぜ必要だったのか? 疑問に感じたら、Chromeの開発者に聞いてみたらよいだろう。
Windowsのデフォルトでは、1秒間に1000/(2*15.625)回、タイムスライスのための割り込み処理が起動される。計算すると、32回になる。余りはないし、少数点以下もない。15.625だけ見ると、この数字は何なのか、ということになるが、実は計算された数値だ、ということがわかる。1/32から求めた値ということだ。60iとか30pとかが、頭に浮かんだかたは、デフォルトの値の理由について、推測できるだろう。
Chromeの場合は、1000/(2*1)で、500回になる。なぜこの値でなければならないのか、想像もつかない。
(4)なぜ動画再生を例に出したのか。
ネットをあたると、Chromeを起動すると、Timer Intervalが1ミリ秒に変更されるという話にぶつかる。また、Chromeで動画を再生すると、Timer Intervalが1ミリ秒に変更されるという話にもぶつかる。実験してみると、私の場合は、Chromeを起動しただけで、Timer Intervalが1ミリ秒に変更された。動画を再生してみると、処理のスタイルが、全く違ったので、これを例に取り上げた。ネット上の話から、推測すると、Chromeの動画再生と、Timer Intervalの変更には関係があるはず、という推測も理由の一つだ。
(5)問題はあるのか。
いろいろソフトが出回っているが、Timer Intervalが15.625ミリ秒の状態で、テストされていないものは、まずないだろう。一方で、Timer Intervalが1ミリ秒という状態で、テストされているものは、少数派だろう。Chromeは、そのひとつだ。
Chromeを起動した状態で、他のソフトを使用すると、およそテストされたことのない状況で、そのソフトを使用することになる。多分、普通に動くはずだ。ただし、問題があるのか、ないのかは、おそらく、誰も確かめてはいない。これが問題だ。
(6)使用したPCの主な構成。
i5 4670 (最低3.4GHz、最高3.8GHzで動作するように設定)
2x4GB DDR3 1600MHz Memory
SSD 240GB (C Drive)
Radeon HD7750 1GB GDDR5
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080
Windows8.1 64bit