木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
七ヶ浜町 - 2013年08月22日
菖蒲田浜は宮城県宮城郡七ヶ浜町という町にあるビーチです。仙台からも近く、震災前までは海水浴場として賑わっていました。しかし、震災で被災し、今なお公式には海水浴場としてオープンしていません。ただ、そのような状況の中でも、泳いでいる人たちが少なからずいます。BBQを楽しんでいる人もいます。
昨年は海まつりが開催され、今年は海まつりとビーチフェスが開催されました。個人が遊びに来るだけではなく、イベントで集客できるほどの浜に戻っています。しかし、浜が勝手に綺麗になるわけもなく、全国から来られたたくさんのボランティアと、七ヶ浜町民が手を取り合った清掃活動が結実して、ようやくここまで綺麗に。そのご苦労を想像すると、言葉で書くのが申し訳ないほどです。
少しづつ賑いが戻る浜を見て、町民は喜んでいます。かつての菖蒲田を思い出す、と。奥ゆかしい七ヶ浜の町民は、苦労した事など口に出しません。来てくださる皆様を見て眼を細めるだけです。
しかし、大変残念なことに、賑わいと共に、招かざる不届き者も戻ってきました。それが露呈したのは、ゴミの問題。多くのボランティアの手を借り、ようやく人が訪れる浜になったと思ったら、そこには大量のゴミが残されることに。ゴミを置いていったのが誰なのかはわかりません。しかも、ゴミの種類が悪質です。普通に考えられるようなゴミはもちろん、BBQコンロ、ビーチパラソル、水着など、理解に苦しむようなゴミも散乱。結局、またボランティアさんが清掃しています。
どこの浜でも、震災前はゴミ問題に悩まされていたのは事実です。しかし、震災でズタズタになった浜。多くの労力をかけて綺麗になった浜。そこを汚す人がいるとは、ちょっと信じられません。震災を経ても、わからない人はわからないのだということを実感をもって理解し、少しの憤りと、大きな悲しみをもってこの文章を書いています。ボランティアさんや七ヶ浜町民の悲しみは私以上であることは想像に難くありません。
是非七ヶ浜の海に遊びに来てください。ビーチクリーンのボランティアをしてくれとは言いません。今後も皆さんの憩いの場として浜を維持できるよう、ご協力をお願いします。
三浦 淳|情報レンジャー@宮城