後半11分、柏木陽介のクロスがペナルティエリアへ飛んだ際、西大伍がボールのないところで興梠慎三を倒してPKの判定になると、1分後に阿部勇樹がペナルティスポットからインサイドキックでゴールの真ん中に蹴り込み、浦和が先制しました。
その後は柴崎岳を投入した鹿島がエンジンをかけ直し、猛攻を仕掛けるも浦和ディフェンスを破ることはできません。西や山本脩斗、ファン・ソッコがクロスを上げるも奏功せず、44分に永木亮太が、50分に柴崎がミドルシュートを試みるも、いずれもDFに阻まれ、西川周作のところには届きませんでした。
こうして浦和は貴重なアウェイゴールを奪っただけでなく、無失点に抑えることに成功し、年間勝ち点が多い方が有利というレギュレーションの関係で、リーグ制覇を大きく手繰り寄せる勝利となりました。
ただ、試合としてはどことなく物足りなさが残りました。たしかに決勝というステージゆえの硬さは開始からまったくなかったので、両チームの選手達の激しいプレーは見られました。しかし、リーグ戦34試合を戦い終えた後で、しばしのインターバルがあって再び優勝をかけて最後の戦いをすることの難しさなのか、約4万人のキャパシティに対しておよそ2万3千席しか埋まらなかったことによる熱量の不足なのか、はたまた勝った浦和のシュート数が、前半44分のテンポのいいパス回しから武藤雄樹が放った1本を含む5本どまりだったからなのか、理由ははっきりしないのですが、晴れの舞台にしては淡白な印象を抱いた試合でした。
あとがなくなった鹿島が、浦和に簡単に逃げ切らせないために、埼玉スタジアムでどのように逆襲をするのか。土曜日の第2戦はよりスリリングな攻防を期待したいところです。
その後は柴崎岳を投入した鹿島がエンジンをかけ直し、猛攻を仕掛けるも浦和ディフェンスを破ることはできません。西や山本脩斗、ファン・ソッコがクロスを上げるも奏功せず、44分に永木亮太が、50分に柴崎がミドルシュートを試みるも、いずれもDFに阻まれ、西川周作のところには届きませんでした。
こうして浦和は貴重なアウェイゴールを奪っただけでなく、無失点に抑えることに成功し、年間勝ち点が多い方が有利というレギュレーションの関係で、リーグ制覇を大きく手繰り寄せる勝利となりました。
ただ、試合としてはどことなく物足りなさが残りました。たしかに決勝というステージゆえの硬さは開始からまったくなかったので、両チームの選手達の激しいプレーは見られました。しかし、リーグ戦34試合を戦い終えた後で、しばしのインターバルがあって再び優勝をかけて最後の戦いをすることの難しさなのか、約4万人のキャパシティに対しておよそ2万3千席しか埋まらなかったことによる熱量の不足なのか、はたまた勝った浦和のシュート数が、前半44分のテンポのいいパス回しから武藤雄樹が放った1本を含む5本どまりだったからなのか、理由ははっきりしないのですが、晴れの舞台にしては淡白な印象を抱いた試合でした。
あとがなくなった鹿島が、浦和に簡単に逃げ切らせないために、埼玉スタジアムでどのように逆襲をするのか。土曜日の第2戦はよりスリリングな攻防を期待したいところです。