「月光＆文字アート」
2024.11.08.10:39
Ｓｙさん
3色を塗り切り、Ｓｙさんと一緒に滲みを乾かすと
全面に塗った色が重なり合って、
自然にできた色むらが想像できなかった画面を作り出しました。
互いに顔を見合わせてニンマリ。
部屋を薄暗くして、懐中電灯で月を照らすと、
夜空にたなびく文字の雲が月光に照らし出され神々しい。
Ｓさんの書いた文字と作品を組み合わせた「月光」の作品が作りたく、
背景になる夜空の用紙に文字を書いて来てもらいました。
前日、Ｓさんから文字を描き終えた写真が送られてきました。
ペンの色を変えながらびっしりと書き込まれた文字。
Ｓさん自ら制作した月と夜空はどの様に見えるのか、楽しみでした(^^)
当日のＳさん。
早速、和紙に月の滲みを始める。
いつもは迷わず赤系を選ぶところ、
今回は水色から。ひたすら水色を塗り続ける。違う色も目の前にあるのだけれど・・・。
1回だけ、違う色もと声をかけたけれど、
我が道をいくＳさん。
全面が水色。水色の綺麗さに改めて感動。Ｓさんも、その画面に目を細める。
次にピンク。
Ｓさん、ピンクをどんどん塗り重ねていく。
ピンクを塗り切ったＳさん、
黄色の色水に手を伸ばし、再度塗り重ねていく。Ｓさんの背中が、ボクは3色の色を画面に塗り切るぞ！
と、言っているように見えて、
私は、自分の夜空の画面に文字を描き込んでいく。
同じ空間で、それぞれ自分の制作に没頭するって
素敵な時間(^^)/
文字を書くのが好きなＳさん。
Ｓさんの気持ち・・・少し私も分かったのかなぁ？
私なりの面白さは、
文字列の長さ、列の流れる方向、ルールは無い。
画面の中は私の自由な世界。
ペンの色を変えてみたら、気分は新鮮！
本から選ぶ文字・・・形から選んでみた。
つい、文字の意味から選んでしまう私がいる。
でも形で選ぶと自分の好きな形が有るみたい。
不思議だなぁ。
制作が終了してから
今回の文字は、般若心経から拾った文字と聞きました。
Ｓさんの書く文字は
聖書や般若心経から一文字一文字を選び出し、
書く事よりも、探すのにとても時間がかかるとか。
この日のために約2週間かけて書いてくれた文字でした。
ずっとこの制作に取り組んでいてくれたんですね。
ありがとうございました！
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