不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で【電子イラスト特典付き】 (GA文庫)
不死探偵・冷堂紅葉 1巻感想です。ネタバレ注意!
総評としては面白かった!
普段、推理小説なんて読まないがライトノベルだから気軽に読めた。
タイトルの通りヒロインの冷堂紅葉は不老不死の異能力者。現代日本の高校を舞台にしていながら主人公含めて異能力者が登場して往年のライトノベルを感じる部分もあった。
平和な学園で殺人事件が起きるわけだけど、読者は作中で語られた情報だけを頼りに犯人とその動機、トリックなどを解き明かすのが推理小説。ちゃんと読者への挑戦のページがあったのもポイントが高い。
冒頭にも述べたが俺は推理小説なんて嗜まないが、この作品においては犯人も動機も当てることは容易だった。ライトノベルならではの難易度かもしれない。
異能力が登場するが未知の犯人の未知の異能力による犯行ではないと明言されており、その点はフェア。
異能力は事件解決のための道具として使われることが多かった。その辺りがライトノベルらしいと思った。
まぁ一部のトリックについてはフェアだけどそう来るかという感じでライトノベルだからという点を忘れてはいけないと思わなくも無かった。
近年流行っている謎解きや脳トレクイズが好きな人のみにならず、思考停止でなろう小説を読んでいて脳をストレッチしたい人にもおすすめしたい。
個人的な評価★★★★☆
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!