伏見 つかさ
アスキー・メディアワークス
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アニメの放送も始まり待望の7巻は、前回の桐乃の告白の後の話から。
しかし桐乃の告白は案の定というか彼氏の“フリ”のお願いだった。フリだけど桐乃はきっと内心ウハウハだったに違いないと思うけどね。
京介が桐乃の彼氏のフリをしなければならなくなった理由は、桐乃が業界では有名な
美咲という人に海外での専属モデルとしてスカウトされ、海外に行かなくてはならないから陸上で逃げて来た手前穏便にその話を断るべく桐乃は彼氏と離れるのが嫌だからと言ったそうだ。
そういう理由で京介が彼氏として一緒に断りに行って、日曜に偽デートをすることになった。
偽デートは本当にカップルなのかその人が監視に来ているというモデル仲間(?)からの助言で。
それにしても偽デートでは都合の悪い人たちとことごとく遭う2人が面白かった。麻奈実や黒猫、桐乃の学校での友達。
都合悪すぎるのは同情するけど、桐乃の黒猫への当てつけがひどい。アニメでも桐乃はDQNで黒猫は天使だし。
ただ京介と子供向けアニメ映画を見て大喜びしたり、ブリジットちゃんとプライベートで遭遇してテンション上がっていたところは悪くなかった。
加奈子に懐くブリジットちゃんも可愛いかった。殺生丸とりんの関係のようで。
デート後京介に文句を垂れる桐乃マジDQN。好きの裏返しかもしれないけど。そして彼氏がいるかのような発言…。でも会話の流れ的に見栄っぽい気もした。
数日後このデートの件で京介はあやせの家に招かれていた。あやせがキチ▲イだと知りながらハイテンションでその誘いに乗る京介は愚かだと思う。
そして桐乃の彼氏発言についてあやせの要望もあって京介が真相を調べることに…
ゲーム研究会では夏コミ2日目にサークル参加し、3日目は黒猫や沙織たちとサークル参加することにもなった。
漫画やラノベやアニメなどでコミケの話がある度に、コミケに行ってみたい想いでいっぱいになる…。桐乃たちプライベートが充実しすぎてる。人生が楽しそうだ。
夏コミでは桐乃たちとゲーム研究会のメンバーが初遭遇した。一時的に桐乃がぼっちになっていたが、黒猫のフォローがすばらしい。服装もこのとき京介の要望でゴスロリでない私服で白のワンピースだったからマジ天使。
桐乃と瀬菜も仲良くなったし今後短編などでこの二人が絡むエピソードが読みたい。
ゲーム研究会と別れた桐乃たちと次に遭遇したのはサークル参加していた新キャラ
御鏡光輝。
御鏡は京介と同い年のイケメンで若くして桐乃をスカウトしようとした美咲のとこでアクセサリーのデザイナーとして人気を博していた。桐乃とも表で知り合いw
それなのにコミケで遭遇。御鏡は女子中学生にエロゲーの良さを語る重度のキモオタであったw
京介以外で初めて桐乃と語れる知り合いの男が登場した。物腰も柔らかいしいい人っぽいが彼氏という言葉が頭に浮かぶ。
その場では何もなかったけど、コミケの打ち上げでの席で桐乃が大胆発言をした。御鏡が自分の彼氏と…
それに怒り黒猫は帰ってしまったが、帰ってしまった黒猫の気持ちはわかる気がする。
さらに京介が打開策を考える間もなく、ある日の朝桐乃が彼氏として御鏡を自宅に連れてきて母親に紹介していた。キスもしたと言っていたしさすがにショックを受けた…
京介も同じ気持ちのようで御鏡を妬んでいた。桐乃の父も同様。
今回親父に萌えたw
娘が彼氏を連れて来たことで自室に引きこもり酒を飲んで、京介に別れさせようとしたり、職を失ってでも彼氏を殴りに行こうとしたり、駄々をこねたり。可愛いところがある。
京介は親父のそんな姿を見てか桐乃と御鏡のいるリビングへ向かった。そして御鏡に自分より桐乃を大切に思っていることを証明しろと親バカではなく兄バカな態度を取った。
とここでネタばらし。桐乃と御鏡は付き合っているフリでキスどころか、触れたことすらなかった。
桐乃は京介が麻奈実や黒猫とイチャイチャしているのが気に入らず、兄の気を引くためにこんな行動を取ったようだ。
つまり兄妹両思いということなんだね…。
黒猫と桐乃も仲直りし打ち上げもやり直しの段取りが決まり、あやせにも無事報告。
桐乃は投げつけ兄とツーショットのプリクラをちゃんと回収してあやせに1枚上げていたところがちょっと良かった。
ここまで桐乃をDQNと言っていたが、今回6巻までのどれよりも「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というタイトルがぴったりな巻だと思った。
そして最後の最後。黒猫が京介へ愛の告白 しかも京介はそれを受理しカップルに…
麻奈実ンゴwww 桐乃ンゴwww
しかしさっきまでハッピーエンドだったのにこれが桐乃たちにばれるとまたこじれるんじゃあ?
個人的な評価★★★★☆
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