マンガとかラノベ等の感想ブログ 浜村渚の計算ノート(マンガ)

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マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

フィボナッチ数列による暗号の意味は…!?「浜村渚の計算ノート」 3巻 感想 



円周率海賊団の一件をそそくさを解決し、次の事件はフィボナッチ数列に関する拉致事件だった。

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フィボナッチ数列は名前は誰しも聞いたことがあるだろう。パイナップルの模様は知らなかったが、トウモロコシとかひまわりの種とかは有名だろう。往年の名作SFスターウォーズEP3に出てくるヨーダと暗黒卿が戦った会議室の座席もたしかこれになっていた。

誘拐されたのはクロサンの洗脳を受けていない貴重な数学者の四日市潔教授。天才肌の変人だった…

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教授は二人組の犯人によって誘拐されてしまうが、教授が犯人の手掛かりとして残した暗号の解読が面白かった。

冊子の折り目の数がフィボナッチ数列になっていて、しかも8が飛ばされているから「ハチを飛ばす」→隣のミツバチを飛ばす研究をしている男が犯人の一人だと導き出すことができた。

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こんなメッセージを残しても数学に詳しい人しかわからんから、見事だった。

そしてもう一人の犯人は同じく数学者。

教授は犯人にはわからないよう自分オリジナルの文字を使って暗号を残すが、犯人はそれを解読。

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さらに逆にそれを改変して罪から逃れようとしていて、教授VS犯人、そして犯人VS渚の戦いであった。

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3人の数学者同士の知恵比べが見所な章だった。

個人的な評価
★★★☆☆



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数学的に犯人を説得…!?コミック版「浜村渚の計算ノート」2巻 感想 



前半は「悪魔との約束」の解決編。

容疑者の目星は付いたが決定的な証拠である薬品をどこに隠し持っているのかがわからない。家宅捜査も潜り抜け行き詰ったというとき、今回も天才数学少女の渚が活躍した。

解決の肝は算数だったけど、天才数学少女と一般人では同じものを見ても違って見えているんだなぁ。

極薄の水槽の中なんて相当訓練されてないと見つけられないわ…

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ただのガラスの板に見えるもんな。もちろん実寸がわからない漫画の絵じゃフェアではないけどさ。

あと、追い詰められた犯人がゼロのステッキでガラスを割って毒を撒こうしたとき、渚の説得が数学的で秀逸だった。

数学では「0で割ってはいけない」このルールを語ることにより、ゼロのステッキでガラスを割ることを止めたのだった。数学を愛する犯人だからこそこの説得が通じるんだよねw この口のうまさは面白かった。

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次の話は円周率と円周率が好きな海賊の話。

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円周率なんて小学校で習う誰でも知ってる比率だが、奥が深いね。ちゃんと理解しようとするとすごく高等的になる。

ルドルフさんが一生をかけて35桁を導いたという話にはすごくロマンを感じる。

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こういった背景も義務教育の場で一緒に習えば多少は数学嫌いな子供の増加を防げるのではないだろうか。

現代の海賊のボスはいかにもって格好で、潜入捜査をしようとする渚に入団試験という名目で数学の問題を出してきた。問題は「円周率が3.05より大きいことを証明せよ。」というもの。

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3じゃなくて3.05というところが嫌らしいからググってみたら昔の東大入試の問題じゃんw 

中学生の子供にこんな問題を出すなんて大人げないぞ…

さらに数学の特に円周率を愛するテロリストなのに、円周率の下の方の5桁くらい無くなっても構わないとか言い出す小物っぷりw まったく知性というものが感じられない魅力のない犯人だった。こんな相手じゃ渚の数学的な説得も通じなかった…

小物な犯人の思考も中学生にあっさり看破され、次回から殲滅戦が始まるようだ。

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今回の敵は小物ゆえに不快感のある敵で、偉大なる人類の英知である円周率を悪事に利用するテロリストたちの壊滅が次回楽しみである。


数学の知識もさることながら、とっさのときの口の上手さも併せ持つ主人公の有能っぷりが目立つ巻だった。

個人的な評価
★★★★☆



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天才数学者テロリストVS天才数学少女!?コミック版「浜村渚の計算ノート」1巻 感想 



少年犯罪撲滅のため道徳教育が強化され逆に理系科目、特に数学が義務教育から無くなりつつある架空の日本が舞台。

高等学校において誰もが使っている数学教育ソフトを監修した数学者「高木源一郎」通称「ドクター・ピタゴラス」は義務教育における数学の地位向上のためにテロ組織「黒い三角定規」を結成し、密かに教育ソフトに仕込んだ予備催眠信号により国民を人質にして日本政府に対して声明を出したのだった。

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黒い三角定規に対抗するために立ちあがった捜査本部は、高木のソフトによる教育を受けていない人物が選定されたが、そのメンバーは年寄と田舎や海外育ちなどで、そろって数学が得意な人はいなかった。

そこで捜査の協力者として選ばれたのは現役女子中学生の天才数学少女の「浜村渚」だった。

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要求を飲まない日本政府にしびれを切らした黒い三角定規が仕掛けた最初のテロ行為は、地図の色を4色の色で塗り分ける「四色問題」に関連付けた連続殺人だった。

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被害者の名前には必ず色が入っていて、その色で殺された地区を塗って行くと四色問題の検証になっているという数学に関連付けたふざけたテロ行為。

連続殺人が四色問題になっていることにいち早く気付いてみせた渚の数学に対する天才っぷりが際立っていた。一方で他の科目に対しては普通の中学生でそのギャップが可愛くもあった。

四色問題殺人の実行犯は催眠で操られた市民だが、指令を出したのは高木の数多いる部下。一人が捕まっても別の誰かが殺人を続けるといういたちごっこ。

だからこの四色問題を潰さなければ殺人は止まらないということで、渚が活躍した。

数学的にどうやってこれを潰すのかと思ったら、なんと市町村合併をして隣同士を同じ色にしてしまい潰したのだった。数学だけの子供だと思っていたのに、その頭の柔軟性には恐れ入る。どうやら数学だけがメインの物語というわけではなさそうだ。

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あと雑学的だけど、「0」という数字の歴史やその概念の凄さというのも読み物として興味深かった。数学が嫌いな人でもこいう話なら興味が持てるかも。

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虚数「i」の概念とかもそうだけど、数学者は頭がやわらかいんだなと思う物語だった。数学に対する見る目が変わるかもw

個人的な評価
★★★★★



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