影に(シャドー)に浸食される祀木会長は影(シャドー)の正体は人間であると語った。そして影に捕まるとその人も影になる鬼ごっこのような仕組みになっているそうだ。
管理人の住んでいる地域ではこういう鬼ごっこのことを「ゾンビ鬼」と言っていたけど、まさにそういう状態になっていた。仲間を失うごとに敵が増えるなんて困ったシステムだ。しかもその過程で性格が悪くなるというね…。
祀木会長を助けパスワードを諦めるか、会長を諦めパスワードを入手するかの二択に仲間達は迫られたが、スミオは両方手に入れることに固執した。自分を見捨てろと言っていた会長もスミオの意思を尊重しそのために行動した。
まずパスワードをゲットした後、会長は自らの能力
「三次減算」を使用した。この才能は、触れた物体に数字が刻まれ、それを変更することで物のサイズ等を変更できる能力で600センチの鉄柱を6センチにして手に取り、それを狭い焼却炉内で元の大きさに戻すことで扉を破壊し脱出した。
一見二択の究極の選択だったけど、結局二つとも手に入ったし、このe-testは必ずクリアできるように試練が与えられているような感じがする。何とかは乗り越えられる試練しか与えないというやつかもしれない。
箱の中に入っていたのは、パスワードのUSBメモリと影化を抑える薬。これで会長も影を消せて一件落着かに思えたが、会長は飲むふりをして気合で影化を抑えた。
一度みんな保健室に戻ったが、着ぐるみ姿の水沢アルが居らず、首の外れた着ぐるみだけが転がっていた。しかしそこに現れたのは
栗須リョウと名乗る生徒で、自分が水沢アルの正体だと明かした。
こいつはパスワードの写真の男で、最初エニグマが水沢あると呼んでいたのは、間違って参加させられたと語った。正体をばらせばエニグマだと疑われるからこれまで黙っていたらしい。
間違えて参加させられたなら最初に言えばいいのにね…。言い訳が言い訳にもなっていないと思うし。
栗須の証言をタケマルは疑うがスミオは信じた。ところがスミオの信用も虚しく栗須は裏切ろうとしていた。全員ではなく自分だけが確実に脱出しようとしていた。
こういうチームワークが重要な作業は一人が和を乱すと一気に崩れることがあるから危険だ。
しげる、スミオ、クリスは3人でUSBを使えるPCを探していたが、突如クリスはスミオを殴って気絶させ無理やり夢日記を書かせた。気を失うほどの衝撃だからかなりだと思うんだけど、しげるは意外と冷静だ。
日記の内容はタケマルが裏切るというものだった。意識を取り戻したスミオはしげるを残し保健室のタケマルの元へ向かった。
残ったクリスは平面世界に入れる自らの
「FLAT」という能力を使い、写真の中のPCでUSBを読みこみパスワードをゲットした。夢日記もこの能力で自分が裏切ると言う内容を書き変えたのだった。
この「FLAT」という能力はすばらしい!!!!二次元の世界に入れるなんて最強じゃないか!!!!!
超欲しい!!! PC画面上でも大丈夫なのかなwwww テンション上がる能力だ!!
スミオは保健室に戻ってやっとクリスが裏切り者だと発覚。そのころクリスはしげるを人質に脱出口しようとしていた。だが裏切りがばれたのを察しどこかに隠れたのだった。
クリスを探すスミオは写真部の部屋でクリスに写真の中に引きこまれてしまった。クリスの世界は本人以外草でさえ動かせない仕様になっていた。
明らかにアウェーでスミオはピンチ。ところがこんなピンチ時に主人公が覚醒するのが少年ジャンプ。
スミオは覚醒している状態で手が勝手に夢日記を書くという夢でも何でもない力に成長し、絵もフラッシュアニメのように動く仕様になった。そこに書かれたものは「Q-510」というパスワード。
未来の動きを予知する新しい夢日記とパスワードを得て少しだけ勝機が見えてきた。
クリスは木刀を刀に変えスミオを攻撃するが、スミオは動きを予知して反撃し、壁にパスワードを書き外の仲間が気付いてくれるのを信じた。
その願いが通じ、クリスの所業に気付いたタケマルが写真をライターで焼きあぶり出した。この攻撃により弱音を吐くクリスをスミオ励ました。裏切った相手でさえ受け入れるなんて器が広いしカリスマ性がある。
そうして、3人とも写真から脱出。するとクリス影化した。また、それについて会長は語り始めた。
クリスは祀木会長の先輩で過去の「e-test」失格者であった。そして自分が飲まなかった薬飲ませクリスの影化を解除した。しかし会長の影化と本物の水沢アルが気になるところだ。
会長の話によると、会長も過去の参加者で唯一の脱出者であった。あの写真はかつてのメンバーで、影化すると本来の性格とは真逆になっていくそうだ。クリスは善良だったため悪くなったらしい。
悪い奴はどうなるんだろう。影化したやつがまた影化で中和とかもないよな?あと影化したと思われる他のメンバーはどうなったんだろう。
会長達は過去に失敗し、クリスは祀木に助けを求めながら影化。そのままゆっくりと影化が進行し、祀木に裏切られたと思い復讐するという執念でギリギリまで完全なる影になるのを耐えていたそうだ。気合しだいで長時間影化は抑えられるようだから会長もまだ大丈夫そうだな。
会長は脱出後エニグマと会話したそうだ。そしてエニグマは全員脱出できなかったことに失望し、会長はエニグマのに手アザかタトゥーがあるのを確認しそのまま意識を失い日常に戻ったようだ。しかし会長は報酬の内容をe-testに再び参加に変更しすべてはクリスのために今に至っていた。会長すごいやつだ。
スミオは会長の話から全員で脱出すればエニグマに会うチャンスがあると知り、全員で信頼して脱出をすることを誓った。会長たちがかつて失敗した原因となったチームの崩壊はもうないような気がする。
そうこうしていると、突如チャイムが鳴り生徒総会をするから体育館に集まれとエニグマからのメッセージが流れた。体育館に集合するとエニグマが24時間経過の途中経過を発表しようとして終わった。
クリスはクリスだったため、本物の水沢アルについては謎のまま次回に持ち越し。
謎が少し明かされたように思えたけど、結局はすべて謎のままだった。それに一人増えた分パスワードが一つ足りないから現状全員での脱出は不可能に思える。
それでいてUSBメモリのパスワードを得るためにはクリスの力が必要だったしエニグマの考えが想像もつかない。話数が進めば進むほど解決されない謎ばかり増えていく物語だ。
個人的な評価★★★★☆
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!